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週刊Hyperliquid2026年10月14日

取引高は531億ドルへ8.4%増、OIは156億ドルへ10.5%減で建玉の手仕舞いが進行

対象期間: 10/7(水)〜10/13(火) / データ取得日: 2026-10-14(水) / 公開日: 2026-10-14(水)

今週の目次

  1. 週間取引高とDEXシェア
  2. 資金フロー
  3. 銘柄別Top30とRWAシェア
  4. HYPE
  5. HIP-3市場
  6. ボルト
  7. ステーブルコイン・担保基盤
  8. 今週の出来事
    • Hyperliquid Labsが375万HYPEの解除を完了し、半分の187.5万HYPEを相対取引の買い手5アドレスへ送金したと報道
    • Hyperliquid Labsが登記上の本社をシンガポールと認め、MASは「主要な法域で規制を受けている事実を把握していない」とFTに回答
    • Paragonが半導体株指数MVCSMHを直接参照するperpを開設、指数会社MarketVectorがライセンス供与
  9. アナリストコメント

1. 週間取引高とDEXシェア|取引高は531億ドルへ8.4%増、OIは156億ドルへ10.5%減で建玉は手仕舞い

指標 数値 出典
週間perp取引高(10/7〜10/13) 531億ドル 当社集計(注1)
前週比 +8.4%(前週490億ドル) 同上
日次ピーク 10/9の113.5億ドル 同上
デリバティブDEXシェア(主要11社ベース) 45.2%(分散型を名乗る全23社では36.5%) CoinGecko(注2)
主要デリバティブDEX11社の合計取引高(推計) 週約1,175億ドル 当社推計(注2)
OI(未決済建玉、注9) 155.6億ドル(10/14朝時点。前回取得の10/7朝は174.0億ドル) Hyperliquid公式データ

perp(注9)の週間取引高は531億ドルで、前週の490億ドルから8.4%増加しました。東証プライム市場の1日平均売買代金9兆3,334億円(2026年9月、出典: 日本取引所グループ)と比べると、Hyperliquidの1週間の取引高は東証プライムの約0.9日分に相当します。月間に換算すると、JPXのデリバティブ市場全体(同月497兆円)の7%程度です(換算のレートと計算は注1)。

日次Perp取引高
日次Perp取引高

増加は暗号資産の価格が下落した局面で生じました。対象週にBTCは85,547ドルから83,292ドルへ2.6%、ETHは2,697ドルから2,507ドルへ7.1%、HYPEは91.93ドルから81.49ドルへ11.4%、SOLは120.67ドルから106.94ドルへ11.4%下落しています(Hyperliquid公式の日次終値、UTC。注8)。米国の現物ビットコインETFは10/7に4.85億ドル、10/8に2.44億ドルの純流出を記録しました(出典: Farside Investorsの日次集計)。Hyperliquidの日次取引高はこの2日に重なる10/8(JST)の83.4億ドルから10/9(JST)の113.5億ドルへ増加し、週内のピークを付けました(注8)。増加額41.1億ドルのうちETHが19.6億ドル(前週比+31.0%)、BTCが11.0億ドル(同+7.6%)で、2銘柄で全体の増加の74%を占めます。ETHの週内の値幅(高値÷安値−1)は4.8%から12.2%へ広がり、日次の取引(UTC)は終値が2,474ドルへ下落した10/8に19.5億ドルと週内で最も大きくなりました。暗号資産以外では、半導体株のSNDK(SanDisk)が4.7億ドルから10.8億ドルへ2.3倍、SKHX(SK hynix)が7.2億ドルから11.2億ドルへ56.1%増加しました。Starknetのトークンを参照するSTRKは0.4億ドルから5.1億ドルへ12.7倍に増加しています(背景はセクション3)。減少した銘柄はHYPE(-4.8億ドル、-14.2%)、ZEC(-2.7億ドル、-11.7%)、LIT(-2.4億ドル、-57.3%)、SP500(-2.3億ドル、-18.6%)、MU(-1.9億ドル、-25.9%)です(注8)。市場別では本体市場が364.8億ドルから392.9億ドルへ7.7%、外部運営市場のxyz(注9)が122.4億ドルから133.7億ドルへ9.3%増加し、xyzの比率は25.0%から25.2%です。週末の10/10(土)と10/11(日)は合わせて64.2億ドルで、前週の週末(78.0億ドル)より小さい水準でした。

OI(未決済建玉、注9)は155.6億ドルと前回取得時点の174.0億ドルから10.5%減少し、前週の増加から減少に転じました。内訳は本体市場が134.3億ドルから116.7億ドルへ13.1%減少し、外部運営市場は39.6億ドルから38.9億ドルへ1.8%の減少にとどまります。銘柄別ではETHの建玉が31.7億ドルから26.8億ドルへ減少し、価格の下落(マーク価格2,695.9ドル→2,508.6ドル、-6.9%)を差し引いても数量ベースで9.0%の減少です。BTCは35.2億ドルから32.0億ドル(数量ベース-6.6%)、HYPEは18.6億ドルから16.5億ドルへ減少しましたが、HYPEの減少は価格の下落(91.65ドル→81.53ドル)によるもので数量ベースでは0.2%の減少です(注8)。週間出来高をOIで割った回転率は本体市場3.4回転、xyz市場3.5回転で、前週(2.7回転・3.2回転)から上昇しました。取引高が増加する一方でOIが減少しており、価格の下落に伴ってETHとBTCを中心に建玉を手仕舞う売買が優勢だったと読めます(注8・注9)。資金調達レート(注9)の週間平均は年率でBTC 5.7%、ETH 4.9%、HYPE 8.0%です。前週(BTC 9.4%、ETH 10.9%、HYPE 8.4%)から3銘柄とも低下し、需給が中立のときの水準(金利成分だけの年率約11%)を下回る幅が広がりました。週平均ではperpの価格が現物価格を下回る側にあり、売り方が多い状態です(注8)。

perpを扱うDEX(注9)の中でのシェアは、主要11社ベースで45.2%と前週の43.0%から2.2ポイント上昇しました。11社合計の取引高は週約1,175億ドルと推計され、前週の約1,140億ドルから3%の増加です。Hyperliquidの日次平均出来高が7.9%増加した一方、Hyperliquid以外の10社の合計は1.4%減少しました。Lighter(報告出来高+35.0%、シェア10.3%)、Aster(+9.1%、10.1%)、Extended(+9.5%、2.7%)が増加し、GMX(Solana版。-52.6%、3.7%)、ApeX Omni(-11.8%、2.3%)、Variational(-2.2%、16.5%)は減少しています。各社の出来高は取引所の報告値で、当社が独立に検証できないものを含みます(注2)。

DEXシェア
DEXシェア

2. 資金フロー|残高は2.3億ドル減の72.4億ドル、減少は価格が下落した10/7〜10/8に集中

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