【海外最新トレンド】世界最大級のWeb3イベント「Consensus 2025」トロント現地レポート
2025.07.09
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- レポート

執筆者
Pacific Meta編集部

世界のWeb3トレンドをいち早く把握し、お客様の事業支援に活かすため、私たちPacific Metaは海外の主要イベントにも積極的に足を運んでいます。
今回は、今年の5月中旬にカナダ・トロントで開催された、世界最大級のブロックチェーン・暗号資産カンファレンス「Consensus 2025」の現地レポートをお届けします。
目次
「Consensus 2025」とは?
– 世界のWeb3市場の未来を予測する一大イベント –
「Consensus」は、ブロックチェーン・暗号資産業界において「世界で最も影響力のあるイベント」として知られています。毎年、業界をリードする企業、規制当局者、投資家などが集まり、業界の動向を決定づける議論が交わされます。
今年は、初の米国外での開催となりました。
Consensus 2025で見えたWeb3トレンド

今回の訪問では、これからの1年で業界に大きな影響を与えると見られる以下のトレンドが鮮明になりました。
- 実世界資産トークン化(RWA)と伝統金融の融合が本格化:
- 国債や不動産などの現実世界の資産をブロックチェーン上でデジタル証券化する動きが加速しており、このテーマが深く議論されました。大手金融機関もこの分野に参入していることから、今後1年はRWAトレンドが本格化すると見られます。
- 機関投資家によるDeFi(分散型金融)参入への関心が高まり、「Institutional DeFi」に関する議論も活発に行われていました。
- Web3とAIの融合による新たな可能性:
- 「AI産業向けカンファレンス」という位置づけも与えられていた今回は、「AI × Web3」を扱うセッションやハッカソンが多数開催されました。特に、生成AIモデルの学習や推論をブロックチェーンで分散管理する試みが目立っており、この分野の技術革新が急速に進みつつあります。
- 「AI産業向けカンファレンス」という位置づけも与えられていた今回は、「AI × Web3」を扱うセッションやハッカソンが多数開催されました。特に、生成AIモデルの学習や推論をブロックチェーンで分散管理する試みが目立っており、この分野の技術革新が急速に進みつつあります。
- ステーブルコインとデジタル通貨インフラの進展、規制への対応強化:
- ステーブルコインに関する専用トラックが設けられ、規制整備に関する議論がかつてないほど本格化しました。ステーブルコインは暗号資産という枠を超え、次世代の金融インフラとしての認識が広がりつつあります。今後1年以内に法整備が進めば、銀行や決済事業者によるブロックチェーン上でのドル建て取引が一気に普及する可能性も見込まれます。
現地レポーターより

右: Ondo Finance CEO Nathan Allman氏
今回の視察を担当したPacific MetaのAndyです。
世界最大級のWeb3カンファレンスである「Consensus」の会場では、日頃から連携を深めている多くの業界関係者と再会を果たすとともに、新たな有望なプロジェクトやキーパーソンとの貴重な接点も多数構築することができました。
Pacific Metaでは、こうした国際的なイベントで培った最新の情報と強固なネットワークを最大限に活かし、お客様のWeb3事業のグローバル展開を力強く推進してまいります。
レポーター紹介

Business Development / Partnerships
Andy Hung
グローバルセールス・事業開発ディレクター。
プライム上場企業にて海外企画を経て、M&Aアドバイザーを務めたのち、主にインバウンド案件を支援。
写真で見るConsensus 2025

北米大陸有数の金融ハブであり、国際色豊かな都市であるカナダ・トロント。
私たちが訪れた5月は、爽やかな晴天に恵まれ、ダウンタウンの活気と湖の青さが印象的でした。
会場周辺には、Web3関連の広告や遊び心ある装飾が溢れ、街全体がイベントの熱気を帯びているようでした。

こちらは「Open Money Summit」でのパネル討論の様子 。世界各地から集まった参加者が熱心に耳を傾けていました。
「ウォール街はInstitutional DeFi(機関投資家向けDeFi)の準備ができているか?」と題したセッションでは、大手銀行出身者やDeFiプロジェクト代表が登壇し、実世界資産のトークン化や機関投資マネーの受け入れ態勢について議論が行われました。
こうしたテーマ設定にも、業界の関心領域が色濃く反映されています。

ユニークな展示がたくさん。

会場付近で見かけたのは、相互運用可能なブロックチェーンネットワークを構築するプロジェクト、「Polkadot」仕様にピンクに染められたユニークなバス。
よく見ると、驚くべき場所に人が乗っている…!?
このような遊び心も、Web3コミュニティの魅力の一つと言えるかもしれません!
こうしたクリエイティブな環境が、世界中から集まったWeb3関係者の交流と新たなアイデアの創出を後押ししていました。
Pacific Metaでは、このような海外の最新トレンドを常にいち早くキャッチアップし、お客様のWeb3事業のグローバル展開を力強くサポートしています。
次回のイベント訪問レポートもお楽しみに。
Web3事業の海外展開はPacific Metaへご相談ください
Pacific Metaは「Web3領域のアクセラレーター」として、国内外のWeb3プロジェクトを一気通貫で支援する会社です。コンサルティング・事業開発・マーケティング支援・資金調達をワンストップで提供しています。

- 多言語対応のグローバルチーム
メンバー70人のうち、40人が英語話者。そのほか中国語、韓国語をはじめ、幅広い言語を得意とするバイリンガル、トリリンガルが多数在籍し、国境を越えた事業展開をサポートしています。
- 世界41ヶ国との取引実績
北米、欧州、アジアなど、世界中のWeb3プロジェクトとの豊富な取引実績があります。各国市場の特性を理解し、最適な戦略をご提案します。
国内トップクラスのグローバルネットワークは私たちの強みのひとつ。
まずは情報交換からでもかまいません。お気軽にご相談ください。
執筆者
Pacific Meta

私たちは「Web3領域の総合コンサルティングファーム」として、国内外のWeb3プロジェクトを一気通貫で支援しております。
Web3事業に挑戦する国内外の企業やプロジェクトに対して、Web3の専門知識を活かしたコンサルティング/事業開発/マーケティングの支援や、グローバルチームであることを活かした国内プロジェクトの海外進出、海外プロジェクトの日本(及び東アジア)進出支援を行っております。
また、国内外を問わずWeb3に特化した顧客やパートナーとの関係を強化する場の提供を行っています。スペースの貸出から、集客支援、フルサービスのイベント企画/実行まで、幅広いニーズに応えます。ご興味のある方はこちらよりお問い合わせください。
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