Onchain Audit

AI×ブロックチェーンで監査を完全デジタル化する

企業の支払い・入金・承認のすべてをブロックチェーン上で一体記録し、AIが全トランザクションを自動でチェックするガバナンス基盤です。突合・検証の瞬間にハッシュ値をオンチェーンに刻印するため、記録は後から誰も書き換えられません。

Onchain Audit

AI×ブロックチェーンで監査を完全デジタル化する

内部統制・不正防止・外部監査対応を、ひとつの仕組みで同時に実現します。

01

AIが全トランザクションを自動でチェック

サンプリングではなく、すべての取引を対象に検証。不正に対する強力な牽制機能として働きます。

02

ハッシュ値をブロックチェーンに刻印

突合時点の記録が改ざん不可能に。内部の人間でも監査法人でも、後から数字を書き換えられません。

03

内部統制の強化が、そのまま外部監査の効率化につながる

自社のガバナンスを強化した結果として、監査法人との突合工数や証憑の取り寄せも大幅に削減。

市場背景・課題

Issue 01

人間によるチェックには、構造的な限界がある

近年、上場企業の決算修正や不正会計の事例は後を絶ちません。問題は個々の企業の怠慢というより、人間によるチェックがそもそも構造的な限界に直面していることにあります。

企業の取引件数は年々増え続け、1社あたり数万〜数百万件に達する中で、内部監査や外部監査は結局のところ「全体の中から気になる箇所や優先度の高い箇所を抽出してチェックする」サンプリング方式に頼らざるを得ません。不正や誤謬は、サンプリング対象から漏れれば見つからず、見つかるときには既に数年前の取引になっていることも珍しくありません。人間の目には限界があり、この構造は人員を増やしても本質的には変わりません。

Issue 02

本来必要なのは、全トランザクションを自動でチェックする仕組み

ガバナンスの本質は「事後に見つけること」ではなく、「不正やミスが起きる前に抑止すること」にあります。全てのトランザクションが自動でチェックされ、異常があれば即座に検知される仕組みがあれば、それ自体が強力な牽制機能として働きます。「見られている」という前提が、不正を起きる前に止める——これが本当のガバナンスです。

オンチェーン監査は、企業のお金の動きをブロックチェーン上に一体記録することで、全トランザクションの自動チェックを可能にします。これは、上場企業だけの話ではありません。非上場企業でも、経営者が自社のお金の流れを透明に把握し、内部統制を強化するために自主的に監査法人に依頼するケースは少なくありません。そうした「自発的にガバナンスを求める経営」に対して、本サービスは一つの答えを提示します。

Issue 03

ブロックチェーンが作る、「改ざん不可能な監査ログ」という最終防衛ライン

従来の内部統制や監査システムの本質的な弱点は、「記録を管理する人間が記録を書き換えられる」ということです。会計ソフトの数字も、銀行明細のPDFも、ワークフローの承認履歴も、最終的にはそれを扱う内部の人間や監査法人が編集できてしまいます。万が一、内部関係者と監査法人が結託していた場合、既存の仕組みではそれを検知する手段が実質的に存在しません。

オンチェーン監査では、データの突合を行った瞬間にハッシュ値をブロックチェーンに刻みます。この時点で記録は不可逆に固定され、後から内部の人間や監査法人がどれだけ数字を書き換えようとしても、オンチェーンの原本と照合すれば必ず齟齬が検出されます。これは、万が一監査法人が不正に加担していたとしても、企業のガバナンスの正当性を独立に担保できることを意味します。

全トランザクションの自動チェックと改ざん不可能な記録という2つの仕組みが、内部統制そのものを強化します。副次的な効果として外部監査対応の工数も削減されますが、より本質的な価値は「自社のお金の流れを、自社で確信を持って把握できる」ガバナンス環境そのものにあります。

主要機能

① 全件AIリスクスコアリング

サンプリングではなく、すべての取引を対象にAIがリスクスコアを算出。契約書なし、権限外の承認、銀行明細と仕訳の不一致、予算を大幅に超過する支出、新規取引先への高額送金など22以上のコントロールポイントで判定し、「最優先」「高リスク」「要注意」に自動分類します。

② 5層突合検証(ERP×銀行×契約×稟議×請求書)

取引1件ごとに、ERP仕訳・銀行明細・契約書・稟議承認・請求書の5層を全件マッチング。金額・日付・取引先をファジーマッチし、承認権限と実際の承認者の整合性、金額の三者一致、予算比・前月比・前年比のトレンド異常までを包括的に検証します。

③ PL分析×コンプライアンス横断検知

PL全体の異常値と個別取引の異常値を同じビューから辿れる財務分析に加え、Slack・Google Workspace・勤怠システム・ERPを横断してコンプライアンスリスクを自動検知。会計監査では見逃されやすい領域(法令違反可能性、退職者アカウント、個人情報の公開設定、打刻異常等)も統合してカバーします。

④ ハッシュ値のブロックチェーン刻印

全ての突合結果をSHA-256でハッシュ化し、日次Merkle RootをSolanaに記録。1日1回の刻印でコストは数円程度に抑えつつ、改ざん不可能な監査ログを常時生成します。内部の人間でも監査法人でも、後から数字を書き換えられない状態を維持します。

⑤ AI監査レポート自動生成

監査法人向けの監査レポートドラフトをAIが自動生成。監査概要(総取引件数・ERP×銀行一致件数・オンチェーン記録率)、重要な検出事項、コンプライアンスアラート、AI推奨アクション(即時対応/早期対応)を構造化して出力し、監査法人のレビュー・承認フローに接続します。

デモ画面

画面①:取引データ一覧(AI自動ピックアップ)

画面①:取引データ一覧(AI自動ピックアップ)

全トランザクションをAIがリスクスコアリングし、「最優先」「高リスク」「要注意」の3層で自動抽出。上部のAI自動ピックアップパネルで緊急度の高い取引を即座に把握でき、下部の全件テーブルで優先度・スコア・金額でソートしたり、銀行突合・契約・承認・請求書のステータス別にフィルターできます。

画面②:取引詳細(ERP×銀行×契約×稟議×請求書の5層突合)

画面②:取引詳細(ERP×銀行×契約×稟議×請求書の5層突合)

1件の取引について、AI検出理由とリスクフラグ(役員親族・承認フロー未経由・高額・新規取引先等)を冒頭に提示。ERPデータと銀行明細を左右並列で比較し、ERP×銀行の突合スコア、契約書の有無と金額整合、稟議承認の権限チェック、請求書との三者一致、前月比・前年比・予算比のトレンド異常を1画面に統合表示します。

画面③:コンプライアンスアラート(Slack/Drive/勤怠の横断検知)

画面③:コンプライアンスアラート(Slack/Drive/勤怠の横断検知)

Slack・Google Workspace・勤怠システム・ERPを横断してコンプラリスクを自動検出。「旅行業法・宅建業法違反の可能性」「退職者アカウントの有効残存」「個人情報ファイルの全社公開設定」「打刻データの異常修正パターン」「仮払金の長期未精算」等、従来の会計監査では見逃しやすい領域を、重要度別(Critical/High/Medium/Low)に表示します。

画面④:オンチェーン検証

画面④:オンチェーン検証

突合済み件数、日次Merkle Root(Solanaに記録)、改ざん検知ステータスを一画面で把握。各取引のハッシュ値、記録先ブロック番号、検証結果がテーブル表示され、オンチェーンの原本と照合することで事後改ざんの有無を第三者が独立に確認できます。

画面⑤:監査レポート(AI自動生成ドラフト)

画面⑤:監査レポート(AI自動生成ドラフト)

監査法人向けの監査レポートをAIがドラフト生成。監査概要(総取引件数・ERP×銀行一致件数・オンチェーン記録率)、重要な検出事項、コンプライアンスアラート、AI推奨アクション(即時対応/早期対応)を構造化して出力。監査法人はこのドラフトをレビュー・承認するフローに入ります。

パートナー想定企業とユースケース

上場企業の内部監査・財務経理部門

全トランザクションの自動チェックと改ざん不可能なログにより、内部統制の強化と監査対応の効率化を同時に実現。

非上場企業の経営者・CFO

自発的にガバナンスを求める企業のためのインフラ。上場基準への対応ではなく、経営者が自社のお金の流れを透明に把握し、不正・誤送金・資金流出を構造的に防ぐために導入。

監査法人・会計事務所

改ざん不可能な原本データを前提とした、新しい監査プロセスの共同設計。サンプリングではなく全件チェックが前提の時代における監査法人の役割の再定義。

PEファンド・投資家

ポートフォリオ企業のガバナンス可視化。投資先企業のお金の流れを改ざん不可能な形で常時モニターでき、投資判断・ガバナンス支援の質を高めます。

事業を共同開発するパートナー募集

本デモは、新規事業の出発点となるショーケースです。
以下のような企業・プロジェクトと、デモをベースにした事業の共同開発を想定しています。

上場企業・非上場企業の経営層

内部統制強化・ガバナンス改革を検討中の経営者

監査法人・会計事務所

新しい監査プロセスの共同設計に関心のある事業者

会計ソフト・ERP企業

オンチェーン対応を検討している事業者

ブロックチェーンプロジェクト

L1/L2・ステーブルコイン発行体

プロトタイプについて

本サービスは、ブロックチェーンによる企業取引のオンチェーン記録と改ざん不可能な監査ログの技術的実現可能性を検証するために開発したプロトタイプです。画面に表示される取引・企業・ログはすべて架空のデモデータです。

実用化に向けて

本デモはあくまで技術的な実現可能性を示すためのものです。実際に事業として進める際には、監査基準・会計基準・金融商品取引法・会社法・税法など各種法的論点について、監査法人・外部専門家と協議しながら検討する必要があります。

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