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週刊ステーブルコイン2026年10月27日

総残高は21.1億ドル減の3,028億ドル、JPYSCは金曜に3.8億円を発行し207.2億円

対象期間: 10/19(月)〜10/25(日) / データ取得日: 2026-10-26(月) / 公開日: 2026-10-27(火)

目次

  1. 円建てステーブルコイン
  2. ドル建てステーブルコイン(全体と定点10銘柄 / USDC / USDT / デペグチェック)
  3. 1週間の出来事
    • Coinbaseが10月26日からGYENをUSDCへ転換、発行体のGMO Trustは11月11日まで額面で償還を受付
    • JPYC株式会社がSBJ銀行・LINE NEXTと覚書を締結、銀行口座からのチャージの概念実証を検討
    • 米OCCがGENIUS法の最終規則を公表、2027年1月18日に施行
  4. アナリストコメント

1. 円建てステーブルコイン|JPYSCは金曜に3.8億円を発行して207.2億円、円建て合計は249.9億円

円建ての残高は合計249.9億円で、前週から同じ範囲の比較で1.4億円(+0.6%)増加しました(注5・注10)。首位のJPYSCは金曜の10月23日に3.8億円を発行し、週間で3.3億円増加して207.2億円になりました。JPYCの流通は1.9億円減少して31.3億円で、9月のUpbit上場前(9月13日時点の19.5億円)の1.6倍の水準です。

銘柄 発行者と型 残高(10/26時点) 前週差
JPYSC SBI新生信託銀行(信託型) 207.2億円 +3.3億円(+1.6%)
JPYC JPYC株式会社(資金移動業型) 流通31.3億円 -1.9億円(-5.7%)
GYEN GMO-Z.com Trust Company(米国の信託会社) 9.3億円 ±0
その他 CJPY、JPYdf等 2.0億円 —

JPYSCの対象週の記録は、償還が4件(10月19日12時23分の0.21億円、20日12時32分の0.19億円、21日11時47分の0.01億円、22日12時21分の0.06億円、計0.46億円)、発行が1件(23日11時23分の3.75億円)です(注5)。10月23日の発行3.75億円は、前週10月16日の3.28億円を上回り、9月1日以降の1件あたりの発行額として最も大きく、8月27日の5.13億円以来の規模です。9月以降の償還は金曜に1件ずつ記録されてきましたが、今週は月曜から木曜に小口の償還が4件あり、金曜に大口の発行が入りました。金曜の大口の発行は2週続いており、2週間の純増は6.8億円です。Ethereum上の発行量を照会した値は、集計値と1円単位で一致しています。

JPYCの流通31.3億円の内訳は、Polygon上が16.4億円(前週17.5億円)、Ethereum上が7.1億円(同7.8億円)、Kaia上が6.6億円(同6.8億円)、Avalanche上が1.3億円(同1.1億円)です(注5)。発行量は4チェーン合計212.9億円で前週から変わらず、集計上の発行体管理分が179.6億円から181.5億円へ1.9億円増加しました。市場に出ていたJPYCが発行体の管理下へ戻る動きは5週目に入り、集計上の発行体管理分の増加は前週の1.5億円から1.9億円へ拡大しました(注9)。

発行体の管理アドレス2件から外部アドレスへの払い出しは、対象週にEthereum上で0.2億円(158件)、Polygon上で1.1億円(630件)、計1.3億円(788件)でした。外部アドレスから管理アドレスへ戻る転送は、Ethereum上で0.9億円(160件)、Polygon上で2.2億円(479件)、計3.1億円(639件)です(注5)。1件あたりの平均は払い出しが約16万円、戻りが約48万円です。差引1.8億円の戻り超過は、同じ2チェーンの流通の減少1.8億円とほぼ一致します。Kaia上では管理アドレス2件の残高が10月18日から10月25日(いずれも0時UTC)の間に0.25億円増加し、集計上の流通の減少0.25億円と一致しました。Avalanche上では管理アドレスからの払い出しで流通が0.18億円増加しています。

JPYCの事業面では、JPYC株式会社が10月21日、SBJ銀行とLINE NEXTの3社で業務提携に関する覚書を結び、銀行口座からJPYCをデジタルウォレットへチャージする機能の概念実証を検討すると発表しました(セクション3②)。実現すれば、JPYC EX(注11)での発行に加えて、銀行口座からウォレットへ直接チャージする経路が加わります。GYENは9月27日の点から9.3億円で横ばいですが、発行体のGMO Trustは5月15日に発行を停止しており、口座保有者からの額面での償還を11月11日まで受け付けています(セクション3①)。

図4は、上段が円建ての銘柄別残高の比較、下段がJPYCとJPYSCの推移です。JPYCは発行残高が横ばいのまま流通だけが減少しており、5週続く動きが発行体の管理下への移動であることが図からも読み取れます。JPYSCは10月17日の点と10月24日の点でそれぞれ3億円台の増加が記録されました。

円建てステーブルコイン|銘柄別残高の比較、JPYCの推移、JPYSCの推移
円建てステーブルコイン|銘柄別残高の比較、JPYCの推移、JPYSCの推移

13週前の7月25日時点の円建て合計は約125.9億円で、3か月で約2.0倍になりました(注5)。この増加の大半は、JPYSCが8月1日の点で200億円台に乗った1日の増加によるものです。JPYSCは円建て合計の82.9%、JPYCは12.5%を占めます。

2. ドル建てステーブルコイン

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