米決済大手のBlockは、自律型AIによる商取引(エージェンティックAIコマース)を可能にするオープン決済標準「x402」において、ビットコインのライトニング決済を提供することを明らかにしました。同規格にはすでに米Google、米Microsoft、米AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)、米Coinbaseが支持を表明しており、Blockが新たに加わる形となります。AIエージェントが自律的に対価を支払うための共通インフラとして、大手テック企業と暗号資産大手が足並みを揃えてオープン規格を後押ししている点で注目されます。
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
AIエージェント向けオープン決済標準「x402」へのライトニング決済導入
Blockは、AIエージェントが自律的に商取引を行うためのオープンな決済規格「x402」に対し、ビットコイン(BTC)のライトニングネットワーク決済の提供を行います。ライトニングネットワークは、ビットコイン上で迅速かつ低コストな少額決済(マイクロペイメント)を可能にするレイヤー2技術とされています。これにより、AIエージェントが各種サービスやツールなどの費用をビットコインの高速決済網を通じて支払う手段が拡張されることになります。
大手テック・暗号資産企業による支援体制の拡大
x402は、自律的なAIによる取引を想定して設計されたオープン決済標準規格です。同規格にはすでにGoogle、Microsoft、AWSといったクラウド・IT大手や、暗号資産取引大手のCoinbaseが後援組織として名を連ねており、Blockの合流によってその枠組みがさらに強化されました。従来の人間による決済フローとは異なり、ソフトウェアやAIが直接かつプログラム上で支払いを完了できる基盤づくりにおいて、テクノロジー企業とブロックチェーン企業の協調が進展しています。
ポイント
- 米Blockが、AIエージェントによる自律的な商取引を可能にするオープン決済標準「x402」にビットコインのライトニング決済を提供しました。
- x402はすでにGoogle、Microsoft、AWS、Coinbaseが支持を表明しており、業界大手が共通規格の確立に向けて合流している点で注目されます。
- AIエージェントによる取引の普及を見据え、暗号資産決済インフラと大手ITプラットフォームの連携が進む転換点として重要視されます。
総研プライム
ブロックチェーンを、
徹底的に読み解く。
技術の仕組み、企業の戦略、市場の構造まで。独自の調査・分析で掘り下げる専門レポート。
初月無料で読む