イーサリアム(Ethereum)の提案者らは、次期ネットワークアップグレードとされる「Hegotá」の対象からステーキング報酬のバーン(焼却)提案を取り下げました。今回の取り下げは、バリデータの経済性や変更の検討手順を巡って異論が寄せられたことを受けた対応です。提案者らは今後、イーサリアムの発行方針に関する独立したプロセスを別途進める計画を示しています。また、その新たな取り組みの支援を申し出た存在として、リキッドステーキングプロトコルとされるLidoの名前が挙げられています。
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バリデータ経済性を巡る異論とアップグレードからの除外
イーサリアムの次期アップグレード「Hegotá」に向けて検討されていたステーキング報酬バーンの導入が見送られることになりました。提案の著者らによると、バリデータの採算性などの経済的影響(バリデータエコノミクス)や、どのようなプロセスでこのような根本的変更を検討すべきかという点について懸念や反発が相次いだことが理由とされています。ステーキング参加者の報酬構造に直結する変更であることから、手続きや経済的影響に対して慎重な議論を求める声が強まった結果と見られます。
別途の発行方針プロセスの設立とLidoによる支援
提案者らは報酬バーンの議論自体を断念したわけではなく、ハードフォークの選定作業とは切り離した「別途の発行方針プロセス」を計画しています。さらに、この新たな議論の枠組みを主導するにあたり、リキッドステーキングプロトコル大手のLidoなどが支援を申し出ていることが明らかにされました。イーサリアムの発行ポリシーというネットワーク全体に影響を与える重大なテーマについては、特定のアップグレード枠組みの外で、主要プレイヤーを交えたより広範な検討が進められる方針です。
ポイント
- イーサリアムの次期アップグレード「Hegotá」からステーキング報酬のバーン提案が除外された点で注目されます。
- バリデータの経済性への影響や変更手続きの進め方に対して異論が寄せられたことが取り下げの要因となりました。
- 提案者らは発行方針に関する独立した別プロセスを計画しており、議論の場が移される点で重要です。
- 今後の新たなプロセスを支援する関係者として、リキッドステーキングプロトコルのLidoが名指しされた点も注目されます。