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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

暗号資産業界が米上院議員を対象とした働きかけへ転換。議会全体から上院議員重視へ注力する方針

暗号資産業界において、米連邦議会全体へのアプローチを見直し、個別の米上院議員に焦点を合わせた戦略への転換が進められています。あわせて、主要な暗号資産ウォレットであるMetaMaskにおいて大規模なセキュリティ事象が発生し、詳細が明らかになるにつれてコミュニティ内で警戒が高まっています。政策形成に直結する政治戦略の変更と、インフラの安全性に関わる事案の双方が浮上している点で、Web3業界にとって影響が大きい局面を迎えていると見られます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

規制戦略における米上院議員への焦点移行

暗号資産業界では、議会全体を対象とした従来のアプローチから、米上院議員を対象とした直接的な働きかけへと軸足を移す動きが報じられています。

関連する報道によると、米議会で包括的な暗号資産規制法案であるClarity Actの進展が阻まれたことを受け、業界の政策推進団体が個別の選挙支援などを通じて上院議員に焦点を絞る方針へ舵を切ったとされています。包括的な立法プロセスが停滞するなか、業界のルール策定に強い権限を持つ上院議員との関係構築を最優先とする戦略に転換している可能性があります。

MetaMaskのセキュリティ事象と利用者の警戒

主要な自己管理型(セルフカストディ)ウォレットであるMetaMaskにおいて、大規模なセキュリティ事案が発生したことが明らかになり、市場関係者の間で緊張が広がっています。

外部の報道によれば、インフラに関連するセキュリティ事象への対応として、ステーキングプロトコルからのバリデータ撤退などの措置が取られたとされています。事象の全容や影響範囲に関する詳細が徐々に判明する状況のなかで、ウォレットの安全性や資産管理に対する警戒感が強まっている状況です。

ポイント

  • 暗号資産業界が連邦議会全体への働きかけから、個別の米上院議員を重視する戦略へ移行している点で注目されます
  • 立法や規制ルールの策定に直接的な影響力を持つ上院への働きかけを強めることで、政策推進の実効性を高める意図があると見られます
  • 主要インフラであるMetaMaskで大規模なセキュリティ事案が確認され、詳細の解明が進む過程で利用者の警戒が高まっています
  • 政策面での法整備を巡る動きと、エコシステムの根幹を支えるセキュリティの双方がWeb3ビジネスにおける重要論点となっている点で注目されます

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