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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

米OFACがハマス資金調達ネットワークの3名と2団体に制裁。暗号資産と偽装団体による送金規模は200万ドルに

米財務省外国資産管理局(OFAC)は、暗号資産と偽装慈善団体を悪用してイスラム組織ハマスへ200万ドルを送金したとして、個人3名と2つの慈善団体に対する制裁を発表しました。制裁対象となった団体はAssociation BarakaおよびEnsemble C Mieuxの2組織です。あわせて米司法省(DOJ)は、ネットワークに関与したアルザク(al-Zaq)氏に対する起訴状を公開し、関係者6名を逮捕したことを明らかにしました。人道支援活動を装いながら暗号資産を活用して資金洗浄やテロ資金供与を図る手口に対し、米法執行機関が連携して取り締まりを強化している実態を示しています。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

偽装慈善団体と暗号資産を介した200万ドルの資金移動

米財務省外国資産管理局(OFAC)の発表によると、今回制裁対象となったネットワークは、暗号資産と偽装された慈善団体を通じてハマスへ200万ドルを送金していたとされています。制裁対象に指定された団体は「Association Baraka」および「Ensemble C Mieux」の2団体です。当局の公表資料などによると、これらの組織は表向きには人道支援名目で寄付を募りながら、実際には暗号資産などを介して資金をアルザク氏らへ送金するための窓口として利用されていたとされています。

米司法省による起訴状公開と関係者6名の逮捕

今回の制裁措置と同時に、刑事手続の面でも大規模な法執行が行われました。米司法省(DOJ)は、本件の資金移動に関与したとされるアルザク氏に対する起訴状の封印を解除し、関連する6名を逮捕したと発表しました。米当局の発表資料によると、アルザク氏は暗号資産ウォレットや資金移動サービスを活用してハマス関連組織へ資金を仲介していたとされています。行政的な制裁リストへの登録にとどまらず、暗号資産の取引追跡を通じた刑事訴追と身柄拘束へと発展した点が注目されます。

ポイント

  • 米財務省OFACが、暗号資産と偽装慈善団体を通じてハマスへ200万ドルを送金した疑いで個人3名と2団体に制裁を科しました。
  • 制裁対象となった組織は「Association Baraka」と「Ensemble C Mieux」の2つの慈善団体です。
  • 米司法省(DOJ)はアルザク(al-Zaq)氏を起訴し、本ネットワークに関連して6名を逮捕したと発表しました。
  • 暗号資産と人道支援団体の名目を組み合わせた資金調達スキームに対し、米当局が制裁と刑事訴追の両面から厳格に対処している点で注目されます。

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