暗号資産トレーダーのFrogman(フロッグマン)氏が管理するSolanaウォレットから、400万ドル相当のトークンが不正に流出する被害が発生しました。オンチェーン記録によると、トークンはシンガポール時間の未明に流出し、直後の9分間に4回に均等分割されて売却されたことが確認されています。被害者は自身のスマートフォンやメールに不正侵入の痕跡はないと説明しており、大型カンファレンス参加時におけるウォレット管理のセキュリティリスクとして業界内で注目されています。
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
オンチェーン記録で確認された迅速な不正売却
オンチェーンのトランザクション記録によると、Frogman氏のSolanaウォレットから資産が流出したのは、シンガポール時間の午前4時14分でした。Solanaは高い処理速度を特徴とするブロックチェーン基盤として知られています。
不正に送金されたトークンは、最初の流出から続く9分間のうちに、4つの等しい数量に分割されて即座に売却されました。被害総額は400万ドルにのぼると報告されています。短時間で機械的に分割・売却が実行されたことから、資金移動の手順があらかじめ準備されていた可能性がうかがえます。
デバイス侵入の痕跡は見当たらず流出原因は不明
今回の流出は、暗号資産カンファレンス「TOKEN2049」の初日の朝に発生しました。TOKEN2049は世界各国の業界関係者が集まる大規模なWeb3イベントとされています。
Frogman氏は自身のスマートフォンや電子メールのアカウントを確認したものの、システムやアカウントが侵害された痕跡は見つかっていないと述べています。現時点では秘密鍵や署名権限がどのように取得されたのか具体的な手口は明らかになっておらず、関係者の間では原因の究明が待たれています。
ポイント
- 暗号資産トレーダーのFrogman氏が、Solanaウォレットから400万ドル相当の資産を不正流出させられる被害に遭いました。
- オンチェーン記録によると、シンガポール時間の午前4時14分にトークンが流出し、その後9分間で4回に均等分割されて売却された事実が判明しています。
- 被害者はスマートフォンやメールに不正アクセスの痕跡はないと述べており、侵入経路が不明な点でセキュリティ上の懸念として注目されます。
- 大型国際カンファレンスであるTOKEN2049の初日未明に発生した事象であり、業界関係者の現地滞在時における資産保全への警戒を高める事例として注目されます。
総研プライム
ブロックチェーンを、
徹底的に読み解く。
技術の仕組み、企業の戦略、市場の構造まで。独自の調査・分析で掘り下げる専門レポート。
初月無料で読む