イーサリアム(Ethereum)の共同創設者として知られるヴィタリック・ブテリン氏は、暗号資産ETHについて、手数料をバーン(焼却)するトークンではなく価値の保存手段として評価されるべきであるとの見解を示しました。この発言は、ステーキングされるETHの増加に伴いバリデータ報酬のバーン割合を引き上げる提案が反発を受けて撤回された直後になされたものと見られます。ネットワークの収益構造やトークン設計の方向性を巡り、資産としての本質的な位置づけを重視する姿勢が示された形です。
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手数料バーンモデルからの評価軸の転換
ブテリン氏は、ETHの価値を手数料バーン(取引手数料の一部を消滅させる仕組み)に依存するトークンとして捉えるのではなく、価値の保存手段(Store of Value)として評価すべきであると述べています。
取引需要に伴う供給量の削減メカニズムを評価の主軸に置くのではなく、資産としての保全機能を中核に据えるべきだとする考えを示したものと見られます。
バリデータ報酬を巡るバーン提案の撤回
ブテリン氏の見解の背景には、ステーキング設計を巡る議論が存在します。最近、ステーキングされるETHの量が増加するにつれてバリデータの報酬からバーンされる割合を引き上げるという提案が提出されていましたが、コミュニティや関係者からの反発に直面していました。
この物議を醸した提案は、反対意見を受けた結果、先月に正式に取り下げられています。
ポイント
- ヴィタリック・ブテリン氏が、ETHを手数料バーン型トークンではなく価値の保存手段として評価すべきであるとの見解を示しました。
- ステーキング量の増加に伴いバリデータ報酬のバーン割合を引き上げる提案が、反発を受けて先月に撤回されていました。
- 供給削減メカニズムに過度に依存せず、資産本来の価値保存機能を重視する方針が示された点で注目されます。
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