TwitterなどのSNSでイラストを挙げている作家さんを皆さんはよく目にしませんか?
その中にはプロのイラストレーターやフリーランスのイラストレーターとして活動する方がいらっしゃいます。
今回Pacific Metaマガジンではイラストレーターについて色々と掘り下げていきたいと思います!
- イラストレーターの1日のスケジュール
- イラスト1枚に掛かる制作時間
- イラストレーターの仕事の流れ
- イラストレーターに就職するなら専門学校!
イラストレーターとはどういう仕事なのか、どういった時間で仕事をしているのか、どうすればなれるのか等も詳しく紹介します。
イラストレーターの1日のスケジュール
まずイラストレーターの1日ですがどう過ごしているのでしょうか?
今回は2つのケースについてご紹介いたします。
会社勤めのイラストレーターの場合
1つ目のケースですが会社の組織に属して仕事を行う、サラリーマンイラストレーターの話です。
会社勤めの場合多くは、勤務時間はサラリーマンの方と同じような時間に勤務することになります。
多くは9時~10時とされ、お昼休憩がだいたい1時間ほどあり昼からの再び作業を行いだいたい18時から20時くらいに勤務が終了します。
繁忙期の時は残って作業をすることもしばしばあります。
イベントがある月は繁忙期になりやすく、10月だとハロウィン、12月だとクリスマス、といった感じでそのイベント用の依頼が舞い込んできます。
それでは仕事の中身に関してですが、基本的には依頼のあったイラストの作成を行います。
会社勤めなのでお昼休憩を取りつつ、勤務時間までイラストの作成を行っています。
メールチェック
イラストレーターという職業でメールチェックをするの?という疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
多くのイラストレーターが、勤務する前や勤務後すぐにメールをチェックし依頼先の担当者と連絡を行っています。
締め切り等の確認などの仕事のやりとりはサラリーマンと同様に行っている方は多いです。
ミーティング
キャラクターデザインを担当する場合だと、社内でミーティングを同じ社員で共有し、キャラクターのコンセプトだったり、取引先からの要望にどう応えるかを相談しながらキャラクター作りを行っていきます。
一人での作業が多いイメージのある職業ですが、こういったミーティングも逐一行っていっているのは意外と感じる方も多いのではないでしょうか?
デザインやアニメーション制作も
「イラストレーターなのにそんなのこともするの?」と思うかもしれませんが、イラストを描くだけという会社は少ないです。
これに関してはイラストレーターとして採用されているのであれば、メインで作業をするということはないとは思います。
ロゴのデザインであったり、パンフレットのデザイン、名刺のデザインや、広告のデザインだったり、アニメ制作を行っている会社だと、セル画等の仕事を行うことがあるかもしれません。
中には自分の苦手分野の仕事に着手するということが出てくるので、最初の内は苦労することも多いかもしれません。
しかし、勉強になることも多くあり、たくさんの事を学べ良い経験になると思います。
今紹介した3つの仕事もありながらメインであるイラスト作成を行っていく、というのが1日の流れになります。
会社によっては裁量労働制、いわゆるみなし残業を採用していたり、フレックス制を採用してたりと会社によって勤務状況が異なる場合はあるものの、仕事の流れとしては上記で挙げた内容が多いです。
フリーランスのイラストレーターの場合
近年増えてきているのはフリーランスのイラストレーターです。
2019年にイラストレーター2661人を対象としたイラストレーター白書2019では個人で仕事を請けている方は77.8%と高い水準を示していました。
そんな独立して活動しているフリーランスの方の1日について見ていきましょう。
やはり大きな違いになってくるのは勤務時間になります。
早い人は朝の5時や6時に仕事に取り掛かる方もいれば10時や11時といった会社勤めの方より少し遅い時間帯から仕事を始めたりする人もいます。
フリーランスの一番の特徴として時間の自由度が高いという点です。
自分の働きたい時間は自分で決めれるのが最大のメリットではありますが、生活習慣が乱れがちというデメリットもあります。
メールチェック
会社勤めの方とここは同じになりますが、メールチェックはとても大事な仕事の1つになります。
会社員と違って会社と顧客だった関係がフリーランスになると個人事業主と顧客という関係になります。
イラストそのものの打ち合わせの他、依頼料や締め切り期日、できるできないの内容など情報のやりとりの頻度は会社勤めよりも多くなります。
あと、個人事業主という立場になるので信頼という点は会社員とは大きく違います。
いくら絵が綺麗で技術が高くても、連絡が遅かったり、疎かにしていると仕事を振ってくれるクライアントから契約を継続して漏れない可能性があります。
それだけでなく、評判が悪くなったり、他のクライアントから業務を振られにくくなったりしないためにも責任感をしっかりと持つことが大切になってきます。
ミーティング
これも会社勤務と変わらずクライアントとの打ち合わせを行います。
主に電話やメールでもできることがありますが、依頼のあった作品に関しては価値観の共有などで実際に顔合わせすることもあります。
休憩時間
会社勤めとは違って決まった休憩時間はありません。
休む時は何時間も休憩を行う時もあれば、休憩数分で作業を開始するといった感じで自由度が高いです。
家でいることも多いので、休憩にゲームをしたり、テレビを見たりと会社勤めでは出来ないリフレッシュを取り入れることができるのも特徴です。
以上が会社勤めとフリーランスのイラストレーターの1日の違いになります。
作業や連絡のやり取りに関してはあまり変わらず仕事である一方で、休憩時間だったり仕事の内容が選べるか選べないかが大きな違いになっていることがわかると思います!
イラスト1枚に掛かる制作時間
これに関しては人それぞれです。
ただ目安として、という話しになるとイラストの内容によって時間は異なります。
例えば「線画だけのキャラクター依頼があった場合で自由に描いてください!」となったら数時間もあれば完成している方は多いと思います。
逆に、凄く手の込んだ設定で背景も指定がある場合だと1枚に10日ほどかける方もいらっしゃいます。
1枚に何日もかけて実際に描いたことが無いと想像がしづらい部分ではあると思います。
細かい作業だとアクセサリー部分や背景の自然の描写を描き出すとあっという間に何時間も経っていたりするので、1日で絵を仕上げることは難しいと思われます。
ただ、人によって作業速度であったりクライアントの指示の有無にかかわるところなので、1枚のイラスト制作時間は条件や状況によって大きく変わる部分があります。
イラストレーターの仕事の流れ
ここでは、イラストレーターの仕事の流れについて紹介していきます。
仕事の契約
会社勤めの場合は契約は会社が行いますがフリーランスの場合は仕事を取ってくるところから始まります。
仕事を取ってくる上で重要なのは人脈になります。
人脈を得るためにSNSを活用し、会社勤めのイラストレーターであるならば前にお世話になったクライアントに案件が無いかを確認するなどして契約のために動きます。
今ではクラウドソーシングサービスがあるので、クラウドワークスやランサーズなどでも依頼が行われています。
契約に関しては書類で契約を行うところもありますが、最近ではWeb上で契約を行うところも増えてきています。
ラフ作成
依頼があったイラストのラフを作成していきます。
ここに関しての作業は、会社勤めでもフリーランスでも変わらず作業を行います。
清書の制作と納品
ラフが終わればキャラクターや、背景などにトーンなどを付けていきます。
完成したら納品になりますが、多くはCLIPSTUDIO PAINTやPhotoshopなどのソフトで作成しているので納品は電子上で行うことが多いです。
イラストレーターに就職するなら専門学校!
イラストレーターの仕事について紹介していきましたがここからはイラストレーターになるための一つの道である進学について紹介していきます。
大きい学校になるとやはり代々木アニメーション学院が有名です!
北は札幌から南は福岡まで全部で11校舎あります。
代々木アニメーション学院にはイラスト科という学科が存在します。
2年間で色々とイラストの腕や知識を磨いていきますが、ポートフォリオの制作を1年で完成できるのが魅力です。
自分の作品を会社に持っていって力量を評価してもらいながら就活を行う際に、ポートフォリオは非常に重要です。
また、キャラクターデザインや背景に必要なパースの知識、またパソコンを使ってPhotoshop等のお絵かきツールの勉強なども行っていきます。
他にも、2年次には就活に必要な説明会に参加できたり、各業界が人物像やポートフォリオを知り、対策を立たりするなどして就職支援も手厚いです。
設備が整っている学校でプロを目指したいという方は、は代々木アニメーション学院の資料請求をしてみてください!
「イラストレーターにオススメの専門学校」についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
イラストレーターの1日についてのまとめ
いかがだったでしょうか?
今回のPacific Metaマガジンではイラストレーターの1日についてご紹介しました❗️
- 黙々と作業を行うだけでなく、メールチェックやミーティングなど普通のサラリーマンと同じような仕事もある
- 会社勤めのイラストレーターとフリーランスのイラストレーターの大きな違いは勤務時間や休憩時間などの時間の使い方
- 仕事をする上で人脈は大切
一人で黙々と作業するイメージがあるかもしれませんがメールやミーティングなどのも多く、情報のやり取りや打ち合わせもあるため、サラリーマンと変わらない仕事をしている一面も見れたと思います。
イラストレーターという職業は多く需要があり、子どものなりたい職業でも人気の職種にあたります?
今後の活躍もかなり期待できる分野なので、この記事を見てイラストレーターの道に進んでみようと思ってくださる方がいれば幸いです?
「人気のあるイラストレーター」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!