テレビや映画、ゲームなどあらゆる分野でCGに触れる機会があります。
CGデザインとはコンピューターでCGを制作することであり、そんな現実ではありえない世界を作り上げているのがCGデザイナーの存在です。
今回Pacific MetaマガジンではCGデザイナーのやりがいについて以下の内容をご紹介していきます。
- CGデザイナーのやりがいとは?
- CGデザイナーの仕事内容
- CGデザイナーとして働く上で大変なこと
- CGデザイナーにはどんな人が向いているのか
- CGデザイナーの平均年収
ちなみにCGデザイナーとよく混同される職業にグラフィックデザイナーがあります。
CGデザイナーとグラフィックデザイナーの違いをざっくり分けると、CGデザイナーが映像などのデザインを行う人。
グラフィックデザイナーは紙媒体のデザインを行うという認識でよいでしょう。
今回はCGデザイナーの方に焦点を当てて紹介していきます。
CGデザイナーのやりがいってなに?
CGデザイナーはやりがいのある仕事とお伝えしましたが、具体的にはどのようなやりがいがあるのでしょうか?
やはり1番のやりがいといえば、プロジェクト完了後の達成感ではないでしょうか。
CGデザイナーはクライアントからの要望を0から形にしていきます。
クライアントとの認識違いで作業が進まないことも多くあるでしょう。
しかしそのような困難を乗り越えて一つの作品として完成させることができればその達成感はひとしおです。
さらに映画やアニメ、ゲームなどの開発に携わっていたならば、作品の最後のエンドロールに自身の名前が載ることもあるでしょう。
そのような経験はなかなか味わうことはできませんよね。
そのような点で、CGデザイナーは他の職種では感じることのできないやりがいを感じられる仕事だと言えます。
CGデザイナーの仕事で大変な点とは?
CGデザイナーはやりがいの多い仕事である一方で、大変なところももちろんあります。
CGデザイナーとして働く上で大変なところを知っておくのも大切なこと。
ということで、続いてはCGデザイナーの大変な面についていていきましょう。
人出が少ないため業務が多い
CGデザイナーは専門的なスキルが必要なため、現場は人手不足の場合が多いです。
そのため一人一人に対しての負担が大きくなる傾向があります。
このようにCGデザイナーは業務内容というよりは、その業務環境が大変というケースの方が多くなります。
新技術が次々と出てくるため技術の習得に終わりがない
CGデザインの世界は常に進化を続けており、新しい技術が次々と誕生しています。
新しい技術が生まれるたびに勉強が必須なので、常に技術の習得に励む必要があり、業務時間外でも勉強をして変化の激しいCGデザインの時代に置いて行かれないようにしなければなりません。
CGデザイナーの業務内容とは?
CGデザイナーといってもその中にはたくさんの種類の業務があります。
基本的にはCGデザイナーはこれら全ての業務を一人で行うのではなく、それぞれ分担してチームを組んで作業していきます。
続いてはCGデザイナーのそれぞれの業務について見ていきましょう。
モデリング
ゲームのキャラクターや背景などを3DCGソフトを使用し、立体的に作り上げていく仕事です。
目に見えるもの、見えないものなんでも創造することができます。
CGを作っていく上で欠かせない重要な作業と言えるでしょう。
リグ
CGで作成したモデルに滑らかな動きを作るために関節などを設定する仕事です。
リグを行うことでこの後行われるアニメーションによってモデルに命が吹き込まれ、よりリアルなキャラクターが誕生します。
アニメーション
アニメーションの工程でリグで設定したCGに動きをつけていきます。
アニメーションをつけることでキャラクターが実際に動いたり、背景が風でなびいたりとCGの世界に色がついていきます。
テクスチャリング
モデリングされたキャラクターや物には形しか持っていません。
そこで形だけのモデルに色をつけていく作業のことをテクスチャリングといいます。
テクスチャリングをすることで色や質感を表すことができます。
ライティング
ライティングとは光や照明の設定を行うことです。
対象物がどのような環境で光に当たっているかを計算して、照明の明るさなどを設定していきます。
テクスチャリングしたモデルに対してライティングを行うことで、よりリアルに仕上げることができます。
レンダリング
レンダリングはCG作成の最終工程です。
これまで作ってきた形状やライティングの具合などがどのようになるのかをコンピュータープログラムを用いて計算し表示する重要な工程です。
CGデザイナーに向いている人はどんな人?
CGデザインはCGデザイナーの技術が作品に顕著に現れます。
そのため対象物のデッサン力や発想力、センスなどがCGデザイナーには求められます。
それらを実現するために細部までこだわれる性格の人が良いでしょう。
そして、これらのスキルを身につけている人はもちろん、時代の流れが早いCGデザインの世界で常に学び続けられる向上心を持ち合わせている人、一日中パソコンと向き合って細かな修正を行える根気強い人などがCGデザイナーに向いていると言えます。
もしそれらのスキルがないと感じていても、仕事をしていく上で身についていくものなので、根気よく続けていくことが大事です。
CGデザイナーへの転職に興味のある方はぜひ、下記の記事もあわせてご覧ください!
CGデザイナーの平均年収はいくら?
CGデザイナーの平均年収は約350万円〜500万円ほどです。
基本的には役職がついたり年数が上がっていくほど、給料も上がっていく年功序列制度となっていますが、他の職種に比べて年収に大きな差異はありません。
しかしCGデザイナーは個人での需要も高く、スキルを磨いて独立する人も多くいるのも事実です。
そうなれば会社員時代よりも年収が上がることも期待できるため、そういった意味では他の職種よりも年収が上がりやすいとも言えるでしょう。
CGデザイナーになるには?
これまでCGデザイナーの業務内容や、CGデザイナーの大変なところ、CGデザイナーの平均年収などを見てきました。
ではそもそもCGデザイナーになるためにはどうしたらいいのでしょうか?
続いてはCGデザイナーになるためにおすすめの方法をご紹介します。
CGデザイナーに転職するならマイナビクリエイターがオススメ
CGデザイナーになるためにはマイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
マイナビクリエイターとはWEBやゲーム、IT専門の転職エージェントです。
WEB、ゲーム、ITに特化しているのでCGデザイナーになるためにはぜひ活用したいサービスですね。
マイナビクリエイターはキャリアアドバイザーが専任でついてくれて、面接のサポート、履歴書やCGデザイナーには重要なポートフォリオの添削などを行ってくれます。
つまりマイナビクリエイターを利用すると、一人で転職活動を行うよりも確実に就職ができるというわけです。
これらのサービスを完全無料で利用できるため、活用しない手はないですね。
そんなマイナビクリエイターについて、もっと詳しく知りたいという方はこちらのPacific Metaマガジンの記事をご覧ください。
CGクリエイターに就職するなら専門学校がオススメ
CGデザイナーとして就職するなら専門学校で学ぶことをおすすめします。
CGデザイナーは専門的なスキルが必要になるため、それに特化した専門学校が一番効率がいいからです。
専門学校以外では大学に通うという選択肢もありますが、CGデザイナーになりたいと決めているのであればCGデザイナーとしての就職を徹底的にサポートしてくれる専門学校が良いでしょう。
一方大学ではCGデザイン以外のことも学べるので、一般的な教養を身につけたいという人には大学で学ぶという選択肢もあるでしょう。
では専門学校で学ぶといってもどこの専門学校がおすすめかというと、Pacific Metaマガジンでは代々木アニメーション学院をおすすめします。
代々木アニメーション学院は40年の歴史があり、その卒業生は合計12万人にもなるエンタメや、アニメ・ゲーム、クリエイティブ職などに特化した専門学校です。
代々木アニメーション学院ではしっかりとした就職サポート、プロの講師に学べるという強みがあるのでCGデザイナーに就職したいという人にはぴったりですね。
CGデザイナーのやりがいについてのまとめ
今回Pacific MetaマガジンではCGデザイナーのやりがいについて、実際の仕事内容や業務で大変なことについて紹介してきました。
本記事の内容を振り返ってみましょう。
- CGデザイナーは作品を1から作り上げるため、完成したときの達成感が大きい
- CGデザイナーにはモデリングやリグなどさまざまな業務がある
- CGデザイナーは業務環境が大変
- CGデザイナーになるには専門学校に通うのがおすすめ
CGデザイナーは常に学び続けないといけない環境や、業務に追われる環境など大変な面があることが分かりました。
その一方でCGデザイナーになると一つのプロジェクトを完成させたときに得られる達成感、充実感は人一倍でしょう。
今や当たり前となったCG作成を支えるCGデザイナーに興味があるという方はぜひ目指してみるといいでしょう。