日本のゲーム業界が進化することによって生まれた職業であるエフェクトデザイナーですが、人材不足が問題視されています。
今回Pacific Metaマガジンではそんなエフェクトデザイナーについて以下のことを紹介していきます。
- エフェクトデザイナーについて
- エフェクトデザイナーは人手不足
- エフェクトデザイナーの仕事内容について
- エフェクトデザイナーの年収について
- エフェクトデザイナーに向いている人とは
- エフェクトデザイナーになるためのスキルや資格について
これら以外にもキャリアアップやオススメの専門学校などにも触れていきます。
エフェクトデザイナーって何する人?
エフェクトデザイナーとはゲーム内における爆発・火花・閃光・火・水などといった部分に3DCGなどでエフェクトデザインを施すことによって迫力や緊迫感を表現することが仕事です。
エフェクトデザイナーがこのエフェクトデザインを高い水準で施すことによってゲームのクオリティが上がります。
実際にプレイしているプレイヤーも気分の高揚や感情移入ができるため、よりゲームを楽しめるようになります。
エフェクトデザイナーは人材不足って本当?
エフェクトデザイナーはゲーム業界の技術の進歩によって生まれた比較的新しい職業のため、需要に比べて人材の数が足りていないと言われています。
ゲーム自体も3DCGなどによってより映像がキレイになってきていることもあることから、エフェクトデザイナーに求められている能力についても非常に高いものとなっています。
求められている能力を満たせるようになるまでに長い時間がかかることも、人材不足である理由の一つです。
グラフィックツールも複数の種類を使えることが望ましいとされていることから、一人前のエフェクトデザイナーになるためには高い技術と知識が求められてしまいます。
加えて、比較的新しい職業いうこともあって人材の育成が間に合っていません。
そのためエフェクトデザイナーは人材不足と言われています。
エフェクトデザイナーの仕事内容
エフェクトデザイナーはエフェクト施すのが仕事ですが、エフェクトの種類には大きく分けて2種類あると言われています。
攻撃系のエフェクト作成
魔法を使用する際の爆発や光・水・炎・風など派手なエフェクトを施すことによって攻撃の派手さをあげて戦闘シーンを華やかにします。
他にも斬撃の際の火花や攻撃が当たった際のエフェクトなども攻撃系のエフェクトにあたります。
演出系のエフェクト作成
演出系のエフェクトとはキャラクターにオーラなどを纏わせることによって、普段とは違った状態であることを一目見ただけでわかるようにするエフェクトのことを指します。
他にも街が燃えている際の炎なども演出系のエフェクトに含まれます。
エフェクトデザイナーの年収
エフェクトデザイナーの年収についてはクリエイティブ系職業であるため幅が広いとされているため個人の能力や企業によって年収は異なります。
だいたい300万円から800万円がエフェクトデザイナーの年収とされています。
「エフェクトデザイナー 年収」についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
エフェクトデザイナーの仕事に向いてる人は?
エフェクトデザイナーに向いていると言われる人は以下の特徴がある人と言われています。
- 想像力がある
- 観察力がある
- 協調性がある
- 新しいテクノロジーに触れるのが好き
エフェクトデザイナーはゲームに関わる仕事がほとんどであるため想像力や観察力は必須であり、チームでの作品作りになるためコミュニケーション能力も大事です。
エフェクトデザインについては新しいものが続々と出てくるので新しいテクノロジーに触れるのが好きならば楽しみながら学ぶことができるはずです。
エフェクトデザイナーになるための必須スキル
エフェクトデザイナーになるためにはいくつかの必須スキルがあり、ここで紹介していきます。
3Dソフトを使ったグラフィック制作
エフェクトデザイナーは3Dソフトが使えなければエフェクトデザインができないので、下記のような3Dソフトを使ったグラフィック製作は練習が必要です。
- Maya
- 3ds Max
3DCGにおけるハイレベルなデザインができるので扱うことができれば、エフェクトデザインも問題なく行えるようになります。
2DCG製作
下記のようなソフトを用いて2DCG制作が行えれば、エフェクトデザインに幅を持たせることができます。
状況によっては3DCと2DCGの使い分けが必要です。
- Photoshop
- Illustrator
2DCGの基本的なソフトであり発展形のため、使いこなせれば2DCGを高いレベルで使えるようになります。
映像のデジタル合成やモーショングラフィック制作
制作したエフェクトを実際のゲーム映像に合わせるためにも、デジタル合成やモーショングラフィック制作能力も必須となってきます。
モーションにエフェクトを付けれるだけでなく、モーショングラフィックなども作成できる総合的なソフトです。
コミュニケーション能力
ゲーム制作は様々な人間が携わるチームプレイになるので、自分の思っていることを正確に伝えて相手の思っていることを正確に聞き取るコミュニケーション能力は重要です。
エフェクトデザイナーになるために資格は必要?
エフェクトデザイナーになるためには絶対必要になる資格はありませんが、取得していると就職の際に有利になる資格はいくつかあります。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustratorについての基本的な知識や技術の証明となり、ベーシックとエキスパートの2種類がありますが余裕があるならエキスパートの取得をオススメします。
グラフィックツールであるIllustrator習得率に関する資格です。
PhotoshopⓇクリエイター能力認定試験
Photoshopについての知識や技術についての証明となり、ベーシックとエキスパートの2種類ありますが余裕があるならエキスパートの取得をオススメします。
グラフィックツールであるPhotoshop習得率に関する資格です。
色彩検定
色彩検定は色に関する知識や技能についてに証明となるため、美しい映像を作るために重要とされる能力です。
色彩に関する知識などに関する資格のため取得すれば、適切な色彩の配置能力の証明となります。
CGクリエイター検定
CG制作に必要な知識や能力の証明であり、エフェクトデザイナーはCGを扱えることが最低条件であるため取得しておきましょう。
3DCGに関する基本的な知識や技術を身に着けてないと取得できない資格のため、十分な制作技術の証明になります。
エフェクトデザイナーからのキャリアパスは?
エフェクトデザイナーとしてキャリアを積んでいけば様々な職種にキャリアアップすることができます。
ここではキャリアップ先の職種についていくつか紹介します。
キャラクターデザイナー
ゲーム内のキャラクターについてデザインすることが仕事となっており、ゲームの雰囲気に合わせたキャラクターをデザインすることによってプレイヤーに感情移入をもたらすことができます。
モーションデザイナー
キャラクターの動きをデザインすることによって、キャラクターの性格や感情について表現することを求められモーションの精度によってゲーム内でのリアリティに差がでます。
テクニカルアーティスト
デザイナーとエンジニアの間に入る事によって業務を円滑化させることが重要な仕事とされており、デザイナーとエンジニア方法の意見を聞きながら打開策を考える必要があります。
アートディレクター
制作現場において制作の進行過程などを確認しながらデザイナーなどに指示を出してクライアントの要望に応えれるような作品を制作できるように監督するのが仕事です。
CGディレクター
CGを制作する現場において、依頼されたCG作品を制作できるようにCGデザイナーに指示を出すことによって作品のクオリティをあげることが仕事です。自分自身でデザインすることはあまりありません。
CGプロデューサー
制作現場において企画から公開までの各工程に携わる必要がある他にも外部組織との交渉などを行う必要がある他にもプロジェクトの内容についてメンバーに正確に説明する能力も求められます。
エフェクトデザイナーの将来性
エフェクトデザイナーはこれからさらにゲーム業界が発展していくと考えられている中で、ゲームクオリティをあげるためにはエフェクトの重要性については理解されています。
そのためこれからエフェクトデザイナーの活躍できる場面はさらに増え続けていくと言われているため将来性は十分にあると思われます。
また、実績や経験を積むことができればキャリアアップを狙えるのも魅力的です。
エフェクトデザイナーに転職するならマイナビクリエイター
エフェクトデザイナーになりたいのであれば、マイナビクリエイターに登録することがオススメです。
マイナビクリエイターとはクリエイティブ系職業の転職や就職に強いエージェントであり、規模自体も国内最大級であることから求人も多いため、自分に合った求人を見つけやすいと言われています。
Pacific Metaマガジンではマイナビクリエイターについて調査した記事もあるのでそちらも参考にしてみてください。
エフェクトデザイナーの勉強をするなら専門学校がオススメ
エフェクトデザイナーを目指すのであれば専門学校がオススメです。
今回は2つ専門学校について紹介します。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院ではゲームアニメ3DCG学科で様々なCGツールについて学ぶことができるので、エフェクトデザイナーを目指す際にはオススメの専門学校です。
特にゲームアニメ3DCG学科では、アニメ・ゲームの制作実習や発表会などを積極的に行うことができます。
実際にゲームを作成する際の手順や注意点などについても勉強することができるため、即戦力のエフェクトデザイナーを目指せます。
カリキュラムを進めていく中でエフェクトデザイナー以外の職業に関する知識や技術も学ぶことができるので、他のエフェクトデザイナーとは一味違った能力をみにつけることができます。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
総合ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
総合ヒューマンアカデミーゲームカレッジでは、エフェクトデザイナーになるための様々な知識や技術について勉強ができるだけでなく、最大の特徴は就職率の高さにあります。
就職率が高いということは、それだけ総合ヒューマンアカデミーゲームカレッジの卒業生などが就職先で活躍している証拠です。
在学中から優秀な成績や独創的なエフェクトで在院を作成することができれば、スカウトされる可能性もあります。
エフェクトデザイナーとして最先端の技術を学ぶことができるため、即戦力として企業側からも期待されています。
学校側も就職支援に力をいれており、様々な相談に親身になって応えてくれます。
エフェクトデザイナーの人材不足についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは以下のことについて紹介してきました。
- エフェクトデザイナーはゲームでエフェクトデザインを行う
- エフェクトデザイナーは新しい職業であるため人手不足
- エフェクトデザインは大きく分けて2種類ある
- エフェクトデザイナーの年収はおよそ300万年から800万円ほど
- エフェクトデザイナーに向いている人の特徴
- エフェクトデザイナーにオススメの資格やスキル一覧
エフェクトデザイナーはゲーム業界の発展によって生まれた職業であり、職業としての歴史は浅いですが、これからのゲーム業界においては必要不可欠な存在です。
求められている能力が高いですが、きちんと能力を身に着けることができればエフェクトデザイナーは将来性のある職業であるため安定して稼ぐことができると言われています。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。