「映像クリエイターには資格が必要なの?」「取得するならどんな資格がオススメなのか?」
映像クリエイターを志す方の中にはこのような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは「映像クリエイターの資格」について以下の内容について紹介していきます。
- 映像クリエイターの仕事内容
- 映像クリエイターに必要な資格の有無
- 映像クリエイターにオススメの資格
- 映像クリエイターになるには
- 映像クリエイターにオススメの専門学校
上記の他にも映像クリエイターに求められるスキルや能力についても解説しています。
映像クリエイターの仕事内容とは?
映像クリエイターの仕事内容とはどんなものなのでしょうか?
映像クリエイターはCG技術やアニメーション技術などを用いて、アニメ、映画、CMなどの様々な映像コンテンツを制作する仕事です。
映像クリエイターには映像作品の企画やディレクションを行う「制作系」と撮影や映像編集を行う「技術系」があり、それぞれのクリエイターが協力して1つの映像作品を企画から編集まで行います。
最近ではYouTubeなどの動画投稿サイトが人気になったことで、映像クリエイターの仕事がより多くの人に知られるようになり、映像クリエイター需要も高くなっています。
映像クリエイターになるために必要な資格はある?
映像クリエイターになるために必要な資格はあるのでしょうか?
結論から言うと、映像クリエイターの仕事は資格以上に、映像作品を作ってきた経験やスキルの方が重視される傾向が強いため、資格がなくても映像クリエイターにはなれるのです。
しかし、映像制作に関係する資格をもっていることで映像制作の技術やスキルを証明することができるため、映像クリエイターとして就職・転職する際に有利になります。
特に映像制作の現場で働いた経験や実績がない場合には、就職関係の書類や面接の際に強みとして紹介できるでしょう。
映像クリエイターにオススメの資格
映像クリエイターとして就職・転職する際にはどのような資格を持っていると良いのでしょうか?
ここからは映像クリエイターにオススメの資格を4つ紹介します。
それぞれの資格を取得するための試験の受験料や開催日程、難易度などを解説していきます。
映像クリエイターになる前に資格をとっておきたい方は参考にしてみてください。
画像処理検定
映像クリエイターにオススメの資格1つ目は、画像処理検定です。
画像処理検定とは画像処理の「基礎」から「アルゴリズム」「システム」「応用」の4つの側面からデジタル画像処理の知識や技術が求められる検定です。
資格を保有することでフォトレタッチソフトなど画像編集や加工を理論的に理解し、操作できる技術があることを証明できます。
受験料 |
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開催日程 | 1年に2回開催(前期、後期に各1回ずつ) |
レベル |
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開催場所 | 全国20都道府県 https://www.cgarts.or.jp/kentei/guidance/place.html |
ホームページ | https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/img_engineer/index.html |
CGクリエイター検定
映像クリエイターにオススメの資格2つ目は、CGクリエイター検定です。
CGクリエイター検定とはアニメ・ゲームなど映像制作におけるCGを使った映像表現技術やCG理論、ソフトウェアを使用する技術を測る検定です。
デザイン、構図、カメラワーク、モデリングなど映像表現における様々な知識が出題範囲となっています。
受験料 |
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開催日程 | 1年に2回開催(前期、後期に各1回ずつ) |
レベル |
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開催場所 | 全国20都道府県https://www.cgarts.or.jp/kentei/guidance/place.html |
ホームページ | https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/creator/index.html |
色彩検定
映像クリエイターにオススメの資格3つ目は色彩検定です。
色彩検定とは色に関する基礎的な知識や色の持つ効果や組み合わせ方などの専門知識を測る検定です。
色彩検定の資格を保有することで色に関する知識を、理論的、体系的に理解できるようになります。
受験料 |
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開催日程 |
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レベル |
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開催場所 | 全国11エリア |
ホームページ | https://www.aft.or.jp/ |
Adobe 認定 プロフェッショナル
映像クリエイターにオススメの資格4つ目はAdobe認定プロフェッショナルです。
Adobe認定プロフェッショナルとはアドビ製品に関する知識や操作技術を測る試験です。
Photoshop、Illustrator、Adobe Premiere Proなど映像クリエイターの現場でもよく用いられるソフトの試験が実施されています。
受験料 |
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開催日程 | 試験会場によって異なる |
レベル |
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開催場所 | 認定されたパソコンスクールや専門学校で実施 |
ホームページ | https://adobe.odyssey-com.co.jp/index.html |
どうすれば映像クリエイターになれる?
映像クリエイターになるにはどうすればいいのでしょうか?
映像クリエイターには映像制作に関する知識や技術が求められるため、映像系の専門学校や大学で映像制作に関する勉強を行う方法が一般的です。
専門学校や大学は企業とのコネクションを活用したインターン制度や充実した学習環境の中で学習できるというメリットがあります。
一方、近年ではオンラインスクールやYouTubeなどで映像制作の講座を受け、独学で映像制作会社に就職する方やフリーランスとして活躍する人も増えつつあります。
独学やスクールのメリットとしては専門学校や大学と比べて学費を安く抑えられる点があげられます。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、自分にあった方法を選択する良いでしょう。
映像クリエイターになるための専門学校進学について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
映像クリエイターになりたい方にオススメの専門学校2選
ここからはPacific Metaマガジンがオススメする映像クリエイターになりたい方向けの専門学校を2つ紹介します。
それぞれの学校のカリキュラムや特徴についてチェックしていきましょう。
代々木アニメーション学院
映像クリエイターになりたい方にオススメの専門学校1つ目は、代々木アニメーション学院です。
代々木アニメーション学院のYouTuber科は映像制作の企画から撮影、編集まで映像制作をプロの講師から学ぶことができます。
基礎的な学習だけでなく、音響やエフェクト、テロップなどの重要な編集技術を学部ことができ、よりクオリティの高い映像を作る技術を身に着けられます。
すべての学習を終えた後は、自分1人で1本の動画の企画から撮影、編集まで行う実践的なカリキュラムも用意されています。
このような充実したカリキュラムを、専用のスタジオや最新の撮影機材などが整った環境で受けられるため映像制作の現場での実践力が備わるでしょう。
アミューズメントメディア総合学院
映像クリエイターになりたい方にオススメの専門学校2つ目は、アミューズメントメディア総合学院です。
アミューズメントメディア総合学院のゲーム・アニメ3DCG学科では3DCGやゲームグラフィックに関することを学ぶことができるため、3DCGを使った映像クリエイターになりたい方にオススメの専門学校です。
3DCGに関する技術や知識をゲーム・アニメ業界で活躍するプロの講師から学ぶことができる上、2年間のなかでゲーム制作・アニメ制作を各2回、計4回の実習がカリキュラムに組まれており実践力に加え、最新の技術や知識を身に着けられます。
また、アミューズメントメディア総合学院では、ゲームや映像制作会社の採用担当者が学校内で面接を行うなど業界とのコネクションも強く、クリエイターとして就職する卒業生が多いのも特徴の1つです。
資格以外で映像クリエイターに求められるスキル&能力は?
資格以外で映像クリエイターに求められるスキルや能力には何があるのでしょうか?
ここからは映像クリエイターに求められるスキルや能力を3つ紹介します。
コミュニケーション能力
映像クリエイターに求められるスキルや能力1つ目は、コミュニケーション能力です。
映像作品は個人のクリエイターの力で完成するものではなく、制作系や技術系のクリエイターが協力することで成り立っているため、コミュニケーション能力は欠かせません。
コミュニケーション能力なしでは、チーム内で意見を出し合ったり、制作側の意図を組んで映像を作ったりや編集するといった円滑な制作ができないでしょう。
また、クライアントが希望する映像を作るためには、クライアントとのすり合わせを行う必要もあります。
このようにコミュニケーション能力はチーム内やクライアントとの関係を円滑にし、より良い作品を作るために欠かせない能力なのです。
発想力・想像力
映像クリエイターに求められるスキルや能力2つ目は、発想力・想像力です。
発想力や想像力を持っていることで映像作品を作る際に必要となるアイデアを生み出すことができます。
映像クリエイターは人々の感情を揺さぶるような映像作品を作る必要があるため、日々様々なアイデアを生み出す力が求められます。
アイデアを生み出す発想力と想像力を磨くためにも、最新の映像技術や様々な芸術作品に触れておくと良いでしょう。
構成力
映像クリエイターに求められるスキルや能力3つ目は、構成力です。
構成力とはターゲットは誰なのか、伝えたいことは何なのかを決めてから構成を考える力です。
構成力があると見た人に伝わりやすい訴求力の高い動画を作れるようになるため、映像でメッセージを伝える映像クリエイターにとってこの構成力は重要なスキルの1つといえます。
また、動画編集だけでなく構成ができることで受注できる仕事の幅も広がるというメリットもあります。
映像クリエイターの資格についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは「映像クリエイターの資格」について以下の内容を紹介しました。
- 映像クリエイターになるのに必要な資格はないが、資格を持っていることで映像制作に関する知識やスキルを証明できる。
- 映像クリエイターにオススメの資格として「画像処理検定」「CGクリエイター検定」「色彩検定」「Adobe認定プロフェッショナル」などがある。
- 映像クリエイターを目指す方の専門学校は、代々木アニメーション学院、アミューズメントメディア総合学院がオススメ。
映像クリエイターは必要な資格なしでなれる職種ですが、映像制作に関する技術や知識、経験が求められる職種でもあります。
映像制作に関する資格を保有していることで、知識や技術を証明できるため特に経験が浅い人は積極的に資格を取りに行くことをオススメします。
映像クリエイターを目指している方は、今回紹介したオススメの資格や求められるスキルを参考にしていただければ幸いです。