エンジニアという職業は知っているものの、CGエンジニアという職業には馴染みがない方が多いかと思います。
名前からはCGに関するエンジニアといった印象を受けますが、実際のところはどうなのでしょうか?
またCGエンジニアになるには、一体どういったスキル・資格が必要なのでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなCGエンジニアという職業について以下の内容を紹介していきます。
- CGエンジニアの具体的な仕事内容について
- CGエンジニアを目指している方におすすめの専門学校
- CGエンジニアにおすすめの検定資格
- CGエンジニアに必要なスキルについて
- CGエンジニアに向いている人の特徴
また記事の最後では、CGエンジニアの平均年収についても詳しくご紹介しています。
CGエンジニアの仕事内容とは?
CGエンジニアはCG分野のソフトウェア設計・開発をおこなっている専門技術者です。
CGを利用するゲームにおいては、システム設計に関わるため重要な役割をもっています。
CGエンジニアの具体的な仕事内容は多岐にわたるため、ここからは業務内容について細かくご紹介していきます❗️
CGデザイナーなどのアーティスト向けツールの設計・開発
CGエンジニアは、CGデザイナーなどのアーティスト向け2D・3Dソフトウェア、ハードウェアの設計開発もおこなっています。
CGデザイナーが業務に使用するCG作成ソフトは、実はこうしたCGエンジニアの方が開発を担当しています。
実際に使用するCGデザイナー・関係者が使いやすいと感じるソフトウェア・ハードウェアを開発する。
CGエンジニアはこういった形で、幅広い業界において間接的に重要な役割を担っている職種です✨
ゲーム自体のシステム設計・開発
CGエンジニアは家庭用ゲーム機・PCゲーム・スマホゲームなどの画像処理に関する設計開発も担当しています。
こうした部分は、同様にゲームのシステム開発をおこなうゲームプログラマーと開発領域が重なることがありますが、CGエンジニアは基本的にはデジタル画像技術の設計・開発をおこなうということで、それぞれ違いがあります?
AIなどを用いた新しいCG技術の研究・開発
CGエンジニアは新しいCG技術の研究開発も担当します。
CGを用いるアーティスト業界・映画業界・ゲーム業界に役立つような、新しい形のCG技術を模索し、研究を重ねていくこともCGエンジニアの業務のひとつとなっています。
研究開発ということで、CGエンジニアは画像処理技術に関わる論文の調査や、発表などもある場合があります?
モーションキャプチャなどのスタジオ運営・開発
CGエンジニアは、モーションキャプチャー・3Dスキャナといった大型の画像処理ハードウェアの開発や、こうしたハードウェアを扱う現場でのシステム運用なども行います。
CGエンジニアはこうしたCG・画像処理に関わる様々な業務をこなすスペシャリストとなっています?
CGエンジニアを目指す人にオススメの専門学校2選!
ここからはCGエンジニアを目指している方におすすめの専門学校についてご紹介していきます❗️
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジは、ゲーム業界で活躍するクリエイターの育成をおこなっている専門学校です。
多数のゲーム企業と連携をおこなっており、カリキュラムに含められた企業への長期インターンシップを通して、実際のプロの現場を通した実践的な学習が可能です✨
エンジニアを目指す方向けの教育もおこなっており、CGエンジニアを目指している方にもぴったりの専門学校となっています。
こちらは特にゲーム業界のCGエンジニアを目指している方におすすめです。
公式Webサイトから無料の資料請求が行えるため、興味のある方はこちらをチェックしていきましょう。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院は、ゲーム・アニメ・イラスト・マンガ・ノベルス・声優といった最新のエンタメコンテンツに関わるクリエイター育成をおこなっている専門学校です。
こちら用意されたそれぞれの学科には、業界の第一線で活躍している現役のプロの方が在籍しており、現役のプロの経験を通した実践的な指導を受けることができます✨
ゲームプログラマー学科ではエンジニア育成もおこなっており、CGエンジニアに必要なプログラミングスキル・ソフトウェア開発の専門知識を学ぶことが可能です。
こちらは実践的な経験・スキルを身につけていくことができる専門学校を探している方におすすめです。
こちらも公式Webサイトより無料の資料請求が可能となっているため、興味のある方はチェックしていきましょう。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
CGエンジニアにおすすめの資格とは?
ここからはCGエンジニアにおすすめの検定資格についていくつかご紹介していきます❗️
CGエンジニア検定
ホームページ | CG-ARTS|検定 |
実施タイミング |
受付期間:4月上旬~6月上旬 / 実施:7月中旬 |
受付期間2:9月上旬~10月中旬 / 実施2:11月下旬 | |
実施形式 | 複肢択一式 |
難易度(級など)の種類 | ベーシック・エキスパート |
費用 | ベーシック:5,600円・エキスパート:6,700円 |
CGエンジニア検定は、CG-ARTS協会の実施しているCG技術・画像処理に関するソフトウェア開発・システム開発技術を測る試験です。
CGエンジニアに必要とされているスキルの有無を測る試験となっており、こちらを取得しておくことで、CGエンジニアとしての能力を示すことができます。
ベーシックでは基礎知識の有無、エキスパートでは専門知識の有無とその応用力を測ります。
CGエンジニアを目指している方、CGエンジニアとして既に活動を始めている方は、こちらの検定資格の取得も目指していきましょう✨
画像処理エンジニア検定
ホームページ | CG-ARTS|検定 |
実施タイミング |
受付期間:4月上旬~6月上旬 / 実施:7月中旬 |
受付期間2:9月上旬~10月中旬 / 実施2:11月下旬 | |
実施形式 | 複肢択一式 |
難易度(級など)の種類 | ベーシック・エキスパート |
費用 | ベーシック:5,600円・エキスパート:6,700円 |
画像処理エンジニア検定は、CG-ARTS協会の実施する画像処理を用いたソフトウェア・システムの開発技術・専門知識を測る試験です。
CGエンジニアに非常に近い分野である画像処理に関わる専門技術を測る試験となっており、こちらもCGエンジニアとしての能力を示すことができる検定資格となっています✨
ベーシックでは画像処理の歴史などの基礎知識、エキスパートでは専門知識の有無・知識の応用能力を測ります。
CGクリエイター検定
ホームページ | CG-ARTS|検定 |
実施タイミング | 受付期間:4月上旬~6月上旬 / 実施:7月中旬 受付期間2:9月上旬~10月中旬 / 実施2:11月下旬 |
実施形式 | 複肢択一式 |
難易度(級など)の種類 | ベーシック・エキスパート |
費用 | ベーシック:5,600円・エキスパート:6,700円 |
CGクリエイター検定は、CG-ARTS協会の実施する、CGを用いた創作活動・表現に必要な様々な知識を測る検定試験です。
こちらはCGデザイナー・CGクリエイターの方が能力を示すために利用されることが多い検定資格です?
CGに関する多彩な専門知識を測る検定資格となっており、検定資格を通してCGを用いた映像表現の技術等を学ぶことができます。
こちらはCGを使った表現に関する専門知識を学んでいきたい、能力を示したいという方におすすめです。
CGエンジニアに必要なスキルとは?
ここからはCGエンジニアに必要なスキルについて、簡単にいくつかご紹介していきます❗️
CGソフトを扱うスキル
CGエンジニアはCGソフトを扱うスキルについても必要です?
CGエンジニアはCGに関するスペシャリストであることを求められるため、基本的なCGソフトの操作・知識については、知っておく必要があります。
プログラミングスキル
CGエンジニアはプログラミングを駆使して、新しいCGソフトウェア・ハードウェア・システム開発を行っていきます?
そのためCGエンジニアを目指している方は、プログラミングスキルは必須となってくるため注意していきましょう。
コミュニケーションスキル
CGエンジニアはエンジニアということで裏方のイメージが強く、コミュニケーションスキルはあまり求められない印象があります。
しかし実際には、CGエンジニアは業務中、常にクライアントや制作チームと密なコミュニケーションを取っていく職業です。
制作時はチーム・関係者と常に連携しながら作業を行っていくため、コミュニケーションを円滑にする高いコミュニケーションスキルも重要な能力となっています?
CGエンジニアに向いている人とは?
CGエンジニアに向いているのは、プログラミング言語が得意な人、話術が堪能でクライアントや関係者の要望を上手く会話で引き出すことができる人です。
CGエンジニアは基本的にソフトウェア・ハードウェア・システム開発を行う職業のため、こうした仕事内容が好きという方はCGエンジニアに向いています✨
また特にCG技術に関する設計・開発をおこなっていくため、CG技術に魅力を感じている方、CGを使った映像表現が好きという方も向いていますね。
CGエンジニアの平均年収とは?
画像処理エンジニアの年収相場は519.7万円。月給は33.5万円です。
CGエンジニアと同様の画像処理エンジニアの平均年収相場は519.7万円となっています?
2019年の日本の平均年収が「432万円」ということを考えると、CGエンジニアは一般的な正社員よりも比較的高額な収入を得ることができるようです。
CGエンジニアの収入面は比較的高めと覚えておきましょう。
CGエンジニアとは?についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、CGエンジニアとは一体どういう職業なのかという情報を中心として、CGエンジニアについて以下の内容をご紹介してきました!
- CGエンジニアはCG技術を駆使するソフトウェア・ハードウェア・システム設計・開発を行う専門家
- CGエンジニアを目指すならヒューマンアカデミーゲームカレッジ・アミューズメントメディア総合学院への入学がおすすめ
- CGエンジニアの資格はCGエンジニア検定・画像処理エンジニア検定・CGクリエイター検定がおすすめ
- CGエンジニアにはCGソフトウェア操作技術・プログラミングスキル・コミュニケーションスキルが必要
- CGエンジニアに向いているのはプログラミングスキルが得意な人・話術が巧みな人・CG技術が好きな人
- CGエンジニアの平均年収は519.7万円
CGエンジニアはゲーム業界・アニメ業界・映画業界など、幅広い業界で縁の下の力持ちとして活躍している重要な存在です。
ソフトウェア・ハードウェア・システム開発など、仕事内容の難度は高くなっていますが、やりがいも大きく収入面も良い職業となっています。
CG技術に興味のある方、プログラミングを使った職業に就きたいと考えている方は、ぜひ一度ご自身の進路として考えてみてくださいね✨
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。