「画力を上げて思い通りの絵が描けるようになりたい」「アニメーターを独学で目指している」と考えている人も多いのではないでしょうか?
独学でアニメーターを目指す方はネットや参考書を見てイラストを描いて行くかの2パターンがあります。
今回Pacific Metaマガジンでは以下の内容をメインでアニメーターの独学におすすめの本を27冊紹介していきます。
- アニメーターの独学におすすめな本を20冊紹介!
- アニメーターの仕事について分かる本を紹介!
- アニメーターにおすすめの作品集を3冊紹介!
- アニメーターを目指せる専門学校を3選紹介!
アニメーターを独学で目指していけるほど画力がアップする本をメインにピックアップしました。
アニメーターの独学におすすめの本
アニメーターを独学で目指す方は相性の良い本を選ばなければいけません。
ここでは以下のジャンルをメインにアニメーター向けで独学にも役立つおすすめの本を紹介していきます。
- アニメーション
- 人物デッサン
- 背景のパース
- 人体の構造が分かる美術解剖学
- 動物の描き方
- エフェクト表現
いずれもアニメーターも参考にした有名な本メインにピックアップしました。
本選びの参考にしてくれると幸いです。
アニメーションの練習・勉強向きの本
こちらではアニメーションが練習できる本を5冊ピックアップしました。
アニメーションの理論が学べる教本から参考資料まで色んなジャンルの本を紹介していきます。
アニメーターが教えるキャラ描画の基本法則
こちらはPixivで活躍する現役アニメーターのtoshi氏がキャラ作画の基本法則を解説してくれている本です。
理論的に体系化された本ではありません。
こちらの本は、線画で描いた構図が多いため初心者向けより、模写を卒業して色んな構図を描きたい中級者向けの線画集と言えるでしょう。
動きが多い女の子を描けるようになりたいと思っている紳士・淑女の方におすすめです?
たとえば、走り出す、柔軟している、ジャンプしている女の子の構図パターンが豊富にあります
アタリの取り方、顔・体の作画テクニックや難しいシワの形状の捉え方、俯瞰・煽りの捉え方の基本は抑えているのも特徴です。
1つの構図から赤ペンで添削されているイラストが多いので、線の捉え方と骨格の捉え方など、筆者の考え方が参考になります。
増補 アニメーターズサバイバルキット
アニメーターズサバイバルキットは海外のアニメーターである「リチャード・ウィリアム氏」が手掛けた著書です。
Adobeのafter effectのような2D・3Dアニメーションソフトの技術的な使い方は一切載っていません。
手書きCGを元にオブジェクトの動きをセンスで捉えるのではなく、理論的にアニメーション手法を丁寧に解説してくれるのが特徴です。
たとえば、歩行アニメーションやボールがバウンドする動き方を、1秒24枚単位で連続する手書きの絵に、動きをどう入れると魅力的になるかが解説されています✨
また、アニメ―ション以外にも、体のどの部分が躍動するか色付きで記されているため、静止画の参考にもなります。
アニメーターの伝統的な基礎や応用テクニックが一冊に集約されている教本です。
体系化されたアニメーションの本を何冊も読むより、アニメーターズサバイバルキットを一冊読んでみてください。
後者の方がアニメーションの理解力とスキルが大きく上がります?
アニメーションの本 ―動く絵を描く基礎知識と作画の実際
こちらはアニメ6人の会に所属している6人のプロのアニメーターが手掛けた著書です。
アニメーターを目指す人におすすめの本です。
アニメーションの基礎知識からアニメーションができるまでの課程を包括的に解説してれます。
こちらの本一冊でアニメーションに関しての基礎知識は理解できるでしょう✨
動きの実例付きで、人間の歩行・走行アニメーション、動物が歩く、自然現象のコマ送りが満載されています。
豊富な資料とイラスト・絵コンテを使い、コマ送りや中割りの解説もしてくれるので分かりやすいのも特徴です。
アニメーションの基礎知識大百科
こちらは2009年に発売されたアニメーション知識大百科の増強改訂版です。
シティーハンターやアルスラーンの作画も務めた女性アニメーターの「神村幸子氏」が著書で、アニメーションのノウハウを集めたハウツー本。
サンプルの絵コンテなどイラストも豊富に収録されています?
絵を描かない人にも丁寧に解説されているので、読み物としても面白いものになっているでしょう。
増強改訂版は前回よりもカラーが多く内容もパワーアップ!
たとえば、アニメーション用語を現代風に刷新し、デジタル作画を始める上で何が必要なのかという基礎知識が網羅されています。
アニメ業界に携わる人にとっての優良本です。
The Human Figure in Motion
こちらは体系的な本ではありません。
アニメを使わず連続写真を使い人の動きを再現している海外のアニメーション資料です。
背景にはグリッドが描かれており、細かいコマ割りの動きをリアルな写真で確認できます?
歩行のコマ割りだけでも山ほどあります。
たとえば、普通の歩行シーンはもちろん、物を抱えて歩くシーン、階段を上り下りするシーンを載せているのが特徴です。
男性・女性のヌード、身長差の違い、正面・背面・側面から撮影しており、様々なアニメーションパターンの参考になるでしょう。
一連の動きをアニメーションに転用させるための参考資料として使え、コマ割からフレームレート、中割りが割り出せるのも大きなメリットですね?
デッサンの勉強におすすめの本
こちらではデッサンの勉強におすすめの本を4冊紹介していきます。
定番のデッサン教本からキャラ作画の方法を解説している本まであります。
コミケで販売できる画力も付きますよ。
やさしい顔と手の描き方
こちらはルーミス氏のやさしい人物画の「顔と手の描き方」を補強したバージョンです。
Pixivでは「顔 講座」で有名だった、ブロックで人の顔を捉えて描く、というテクニックが載っています。
ブロックで人の顔を捉える方法は、
- 丸を描いてアタリを取る
- 目・耳・鼻・顎の位置を決める
- 顎まで線を引く
- 球体の側面を削ぎ落し耳を描く
- 輪郭を整えていく
上記の方法を記したリアル寄りの描き方がメインです✨
年齢差の描きわけのサンプルも豊富に載っているため、人の顔を描きたいと思ったら、「顔と手の描き方」一冊で十分でしょう。
やさしい人物画
やさしい人物画はイラスト入門の決定版です。
日本では「ルーミス先生」と称賛される美術教本の一冊❗
男女の骨格の違いからプロポーションの取り方、パース、陰影の落ち方を包括的に解説しているのが特徴です。
海外の画家「A・ルーミス氏」の著書。
ルーミス氏の考える人体の美しいプロモーションや絵を描く仕事で成功するテクニックといった、哲学的な要素が解説されています。
本格的にルーミス本で学び模写をするのではなく、サブ的な本として机に一冊置いておくのがおすすめです。
「6頭身はどれくらい?」「ここにライトが当たったらどう陰影が落ちるのか?」「女性の美しいプロポーションの描き方は?」と、気になる箇所を要所、要所で確認する際に使用すると良いでしょう。
絵を描く仕事で成功するテクニック
こちらの本もルーミス氏が著書の本です。
本家のやさしい人物画では説明が難しい上に日本語翻訳が難解でした?
日本人向けに、より分かりやすく複刊された参考書が、絵を描く仕事で成功するテクニックです。
ルーミス氏が提唱する5つのPと5つのCの考え方には、納得せざる得ませんね。
監修したイラストレーターや作画監督は以下の通りです。
- 監修:神村幸子氏
- 編集:角丸つぶら氏
- 翻訳:宮本秀子氏
内容は主に背景作画技術のパースがメインです。
パースの説明箇所が一部に色付けされているため、読みやすく内容が充実しています?
やさしい人物画のパワーアップバージョンが絵を描く仕事で成功するテクニックの参考書と考えるといいでしょう。
アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術
こちらはアニメのエヴァンゲリオン、電脳コイルの有名作品をアニメーターとして手掛けた室井康雄氏が著書の本です。
室井康雄氏はコミケにも参加していると名なアニメーターで、YouTubeでも「アニメ私塾流」でイラストの描き方を解説しています。
解説が非常に分かりやすいと話題のアニメーター?
こちらの本はデッサン向けではなくイラストレーション向けの参考書と言えるでしょう。
顔の描き方や体の比率の取り方など、線画の基礎がこちらの本一冊に集約されています。
ガルパンのような可愛いデフォルメされたイラストを描きたいと思っている人におすすめです。
アニメ私塾流のYouTubeチャンネルでは、「最速なんでも描けるようになるキャラ作画の技術」の考え方や進め方を赤ペンで添削して解説しくれます。
室井康雄氏のYouTube動画と一緒に見るとより理解が深まるでしょう?
パースが学べる本
こちらでは背景を描くために必要なパースを解説している参考書を4選紹介していきます。
イラストの描き方を知らない初心者方のための優しいパース本から、中級者向けの応用テクニックに活かせる本までピックアップしました。
パース!―マンガでわかる遠近法
遠近法と言うと数学チックで難しいイメージがありませんか?
しかし、パース!マンガでわかる遠近法では漫画形式で分かりやすく、遠近法の概念について説明してくれます。
登場するキャラクターがユニークで読みやすいため、活字形式が苦手な方にも理解できる内容です?
アーティストで自伝漫画に評判の良いデヴィッド・チェルシー氏が、頭が空っぽのマグというキャラクターにパースを解説するというストーリーです。
基本の一点・二点・三点透視図法、平面図、放物線の遠近法について、デヴィッドがマグにステップバイステップで説明します。
こちらを読むことでパースに沿って背景・キャラを描く大きなヒントを得られるでしょう。
パース!2: マンガでわかるもっとディープな遠近法
こちらの本はパース!マンガでわかる遠近法の続編で、更に一歩進んだパースの説明をしています。
お馴染みのマグとデヴィッドが登場し透視図法を漫画風で説明してくるのは同じ流れです。
ただ、初心者には少し難しいパースの本かもしれません。
前作のパース1の熟読と実践は必至で、さらにパース2を読んで実践することで、パースについての知識がより向上する高度な内容だからです、
パース1と大きく違う点は、追加消失点、魚眼パース、並行投影、陰影、など背景を描くための実践的な内容が大幅に追加されました。
最終章にはフォトショップを使用したCGの作画について触れているのでかなりボリューミーな内容になっています✨
パース1の方も読んでからパース2を読んでみてくださいね。
パース塾―画力がメキメキUPする!
どんな本を読んでも遠近法が苦手と感じて挫折してしまった方はパース塾もおすすめです。
パース塾は漫画科、イラストレーター、講師も務める「椎名早見子氏」の遠近法解説書です。
漫画形式で内容が分かりやすく優しい説明になっています
何もない空間にキャラクターが立ち、額縁から見た単純な図形から、一・二・三点透視図法を体験していくストーリーです?
実践的な内容も豊富。
三点透視図法から見た街中の風景、二点透視図法から見たバスの背景、四角い箱から味付けして古びれたビルを描く、濃い内容もあります。
そのため、イラスト・マンガや風景画にも応用できるでしょう。
イラスト初心者の人も理解できる優しさなので、パース系の本で挫折した方は読んでみてください。
初めて学ぶ遠近法
初めて学ぶ遠近法はフィリッツ・W・メッツガー氏が描いている遠近法の解説書です。
海外では20年間に渡って読み継がれ、日本人の森屋利夫氏が翻訳に参加しました。
「遠近法って美味しいの?」というレベルの方でも、挫折せず理解できる独学向けの本と言えるでしょう。
たとえば、
- 消失点からどのように線を引くと街並みが描けるか
- 円柱の組み合わせで木の枝を捉える方法
- 正方形の箱を削ることで階段を描く
パースを使った背景の描き方を解説しているのが特徴です。
これらのテクニックは風景画を描く際にも応用できます。
また、CGや製図で特別な道具を使うことなく、鉛筆だけで正確なアングルを描ける点を解説してくれるのもおすすめポイントですね?
パースの基本的なことから背景・建物を描きたいと思っている方は「初めて学ぶ遠近法」も一冊持っておくと良いでしょう。
美術解剖学が学べる本
アニメーターに避けては通れない解剖学。
こちらではイラストスキルを一段階引き上げるために重要な美術解剖学が学べる本を3選紹介していきます。
医学系の解剖学はグロくて挫折してしまった方、退屈にならずに読み進めるアーティスト向けの解剖学の本をピックアップしました。
ソッカの美術解剖学ノート
美術系の解剖学でも理屈が多くて読んでいて退屈、グロくて最後まで読めない方も多いと思います。
そこでおすすめなのが、マーベル所属のイラストレーター・漫画家の「ソク・ジョンヒョン氏」が9年間の集大成として完成させたソッカの美術解剖学ノートです。
本書では、豊富な文章とコラムで詳細に解剖学の内容を解説しています。
人体構造について深く勉強したい人におすすめです。
魅力的なイラストと図を多用しているので、「ソッカの美術解剖学ノート」は医療関係以外の人にも、解剖学を飽きずに楽しみながら学べるでしょう✨
アクションシーンが多く派手な動きがある絵を描きたい絵師志望の人は、読んでおいても損はありませんよ。
スカルプターのための美術解剖学Anatomy For Sculptors日本語版
スカルプターのための美術解剖学は世界で一番使いやすいアナトミーと言われています。
その証拠に色んなイラストレーターが参考にしている人体解剖の参考書です。
たとえば、
- クロッキーの描き方を解説しているhide氏
- Vtuberのディープブリザードさん
- ポケモンカードの絵師をしているさいとうなおき氏
- 代々木アニメーション学院卒業生の浅利治武氏
- CG女子高生のSaya氏
など、日本でも有名なイラストレーターが、スカルプターの美術解剖学を参考にしてきました。
スカルプターの美術解剖学は筋肉の部位が単純な3Dイラスト化されています。
写真のモデルとカラーで表現された各部位の比較がしやすく、一目で筋肉の部分が区別できるでしょう?
分厚い本ですが、女性・男性のプロポーション、腕、膝、指、胴体がチャプターごとに構成されているため、すぐ引けるのも便利です。
参考資料として机に一冊は置いておきましょう。
アーティストのための美術解剖学
アーティスト向けの解剖学の本を探している方にはこちらの本がピッタリです。
全身の骨・筋肉の構造がアーティストのための美術解剖学の一冊に集約されています。
文章量が膨大で一冊全て熟読するものではありません。
この本の使い方は、参考資料として一冊手元に置いておき、気になった箇所だけを掻い摘んで資料にするとよいでしょう。
こちらの本の主役は膨大な量の文章ではなく奇麗にレイアウトされた豊富な図です。
胴体を単純な箱で捉えて体幹を組み立てていく方法も図で分かりやすく描かれています。
全身を描ける説明も文章より図を一目見るだけで理解ができるでしょう。
モデルも多く載っているので本を眺めているだけでも楽しく、人物の描き方がするりと頭に入ってくる本です✨
動物の描き方が学べる本
可愛い・カッコイイモンスターを描きたいと思っている人は動物から連想して描くのがおすすめです。
そこでこちらでは動物の描き方が学べる本を2選ピックアップしました。
動物画の描き方生き生きと描く秘訣
生き生きしている表情が豊かな動物を描きたい方は、K・ハルトグレン氏が著書の動物画の描き方から練習してみると良いでしょう。
哺乳類の動物がメインで鳥類は一切載っていません。
しかし、馬、牛、ゴリラ、ネコ科と数十種類の動物の描き方が満載されています?
文章よりもイラストが豊富な本。
動物の骨格のポイント、動物の動き(アニメーション)、デフォルメの描き方も解説しています。
年賀状を描く際にも参考になる教本です。
動物の構造も単純な箱で捉えて描く方法をメインに解説していますが、動いた動物を魅力的に描くライン取りの方法も解説しているため、誰もがとっつきやすい内容となっています。
動物の描き方
より深く動物の描き方を知りたいというかたは、ジャックハム氏の動物の描き方という本をおすすめします。
ジャック・ハム氏は人体デッサンから風景画の描き方を書いている著名な先生です。
四つ足の動物を基本系にして個々のパーツを分解し仕上げていく内容です。
目と目の間隔やライオンの体毛など細部のパーツの描き方まで詳しく載っているので参考になります✨
1種類の動物に対し骨格、筋肉、動き十数ページも割いてるため、深く学べる内容となっています。
馬だけで18ページも使いボリューミーなので動物の特徴がよく分かるでしょう。
動物の特徴を知ってイラストに応用したい人、動物から連想してモンスターを描きたい、と思っている人にとってもおすすめな本ですよ。
エフェクトの描き方が学べる本
アニメーションにも重要なエフェクト。
こちらでは、火や煙、水や水しぶきなど、アニメーションで定番のエフェクト表現を解説している本を2選紹介していきます。
エフェクト表現の物理学爆発+液体+炎+煙+魔法を描くイラストからアニメまで
2・3DCGで仕事をする人にとってのおすすめなエフェクト本がこちらです。
いわゆる、MdNの特集をまとめたムック本で、CGクリエイターのエフェクトサンプル集がこの本一冊に集約されています。
人物デッサンと違い物理エフェクトをまとめた本はあまり見当たりません。
しかし、こちらの本では爆発、炎、煙・雲、水・液体、魔法シーンの視覚効果をどのように制作し考えているのかが説明されています。
「どのようにエフェクトを表現して楽しむのか」、クリエイターの考えがよく分かるので、見本程度に一冊持っておくといいでしょう。
特殊効果アニメーションの世界エレメンタルマジック 第2版
アニメーションで魔法エフェクトの生み出す方法について学びたい方はこちらの本をおすすめします。
筆者は流体系を35年間専門にしていたスーパーバイザーです。
「ターザン」や「リロ&スティッチ」のディズニーアニメーションに携わってきました。
卓越した技術を持つ著者がどのように「火→爆発」「水→波しぶき・水しぶき」「魔法」の特殊効果を生み出してきたのか、著者の経験とともに丁寧に説明されています。
たとえば、煙のような漠然とした形状の自然現象をトレースし、エフェクトの動きを捉えるコツなどが載っています。
自然の原理を応用した魔法の生み出し方のヒントになるでしょう。
「アニメーター イラスト」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
「アニメーター 画力」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アニメ―ターの仕事について知ることができる本
アニメ業界のリアルを解説した本がアニメーターの仕事が分かる本です。
アニメーター業界についてフワッとした知識しか持ち合わせていない「にちい」とアニメ業界を良く知るさすらいの「にしー先生」が対話形式で話が進んでいきます。
にしー先生がアニメーターの仕事内容から、労働時間、お金の話、働き方、将来性まで客観的な図を使った解説もしてくれます。
アニメ業界の「良いところ」と「悪いところ」まで網羅しているので、アニメーターを目指す人も読んでほしい業界解説書です。
おすすめのアニメーターの作品集
こちらではイラストの参考になるアニメーターの作品集を紹介していきます。
- ウォルト・ディズニー社
- 新海誠氏
- 吉成曜氏
今をときめく人気のアニメーターの画集を3選ピックアップしました。
Disney Sketchbook ディズニーアニメーションスケッチ画集
こちらの本はディズニーアニメの原点であるオリジナルスケッチ集です。
超有名なミッキーマウスから白雪姫、シンデレラ、ピノキオ、スティッチ、モアナのクロッキー・線画集となっています。
スティッチに至っては初期構造からどう描いていくのか工程が書いてあります。
完全モノクロのためイラストの線が妙にリアルで、ディズニーアニメの制作現場の息遣いが聞こえてきそうです?
新海誠監督作品_天気の子 美術画集
こちらは新海誠氏が監督した劇場アニメーション「天気の子」の美術画集です。
天気の子の舞台となった背景がフルカラーで240点満載されています。
どの背景もスケール感と透明感がずば抜けているのを感じられ、息を飲むほど美麗な美術画集に酔いしれるでしょう?
街並みなどの背景を描きたいと思っているアニメーター志望の方に刺激を与えてくれる美術画集です。
吉成曜画集 イラストレーション編
こちらは吉成曜氏さんのアニメーション制作に携わったイラストレーション向けの画集。
エヴァンゲリオン、ヴァルキリープロファイル、天元突破グレンラガン、リトルウィッチアカデミアなどのイラストレーションがフルカラーで大量に満載されています。
ヴァルキリープロファイルなどはリアルな質感で描かれており迫力があります✨
アニメーターを目指している人は模写を対象にするのもおすすめです。
アニメーターを目指す人におすすめの専門学校3選!
アニメーターを目指すうえで独学よりも堅実な方法が専門学校です。
こちらではアニメーターを目指せる専門学校3選を紹介していきます。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院(AMG)にはアニメーション学科があります。
アニメーション学科では作画やアニメーション技法をメインに授業のカリキュラムを組んでいるのが特徴です。
アニメーション制作スキルを2年間のトレーニングでしっかりと染み込ませていきます。
AMGは実践主義な授業が大きなメリットです✨
アニメーションの制作ノウハウを実習で学べ、授業スピードが速く1年で2作品、卒業までに計4作品を制作していきます。
成長途中の株価指数のように作画スキルがグングンと上達している実感が味わえるでしょう?
卒業しても即戦力として活躍できるということです。
アニメーション学科の授業内容についてもっと良く知りたい方は資料請求してみてくださいね。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院のアニメーター学科もおすすめです。
アニメーター学科では、代アニが42年間で培った教育実績と共に、デジタル作画と作画技法を徹底指導してくれるのが特徴です。
代アニの教育力はアニメーター科の卒業生に実績として示されています。
キルラキルのアニメーションプロデューサーで、TRRIGERの代表取締役を務める「桝本和也氏」も代アニの卒業生でした。
また、液晶タブレットを購入できる資金がない方にも2年間無料で貸し出してくれるのもアニメーター学科の大きな魅力です。
自宅でも自習が可能。
卒業生の実績も多い代アニのアニメーター科について深く知りたい方は資料請求してみてくださいね。
総合学園ヒューマンアカデミー マンガ・イラストカレッジ
総合ヒューマンアカデミーでアニメーターを目指す方はマンガ・イラストカレッジがおすすめです。
マンガ・イラストカレッジには3つの専攻があるため、アニメーター志望の方はアニメーション・映像専攻を選びましょう。
最先端技術の3DCGとチーム制作をメインとしたトレーニングがアニメーション・映像専攻の特徴です。
モーション、演出、エフェクトの制作方法を反復することで、就職で役立つアニメーションの基礎を徹底的に身に着けていきます。
ヒューマンの特殊な教育方法は就職実績にもしっかりと反映されています。
2018年度の就職・進路決定率は91.6%です✨
長期インターンシップも開始しており、参加した在校生の7割~8割はそのまま就職しているようですね。
総合ヒューマンアカデミーの就職実績について気になった方は資料請求してみてくださいね。
アニメーターの本についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではアニメーターを独学で勉強できるおすすめの本を全部で27冊紹介してきました。
- アニメーターを独学で目指す方はアニメーション、デッサン、パース、美術解剖学、動物の描き方、エフェクトの本を読むと良い
- アニメーターの仕事がリアルに分かる本もおすすめ
- 作品集は模写におすすめ
- アニメーターになるには独学よりも堅実な方法が専門学校!
アニメーターと言っても様々なスキルが必要です。
デッサンの作画スキルはもちろん、アニメーション技法やエフェクトの本も現場で役に立つでしょう。
これらの本をメインにインプットして画力と表現力を付けていけば、アニメーターの入り口には立てるはずです。
実際にスキルを付ける前にアニメーターのリアルや実情も本で身に付けると良いでしょう。
本格的にアニメーターを目指したい方は専門学校も検討してみてください。
本のインプットと専門学校の実習、人脈がプラスされれば、堅実にアニメーターを目指せます。
今回紹介した本が皆さんのスキルアップに貢献出来たら幸いです。