グラフィックデザイナーは広告のデザインを担当しています。
グラフィックデザイナーに憧れる方の中には、イラストを描く仕事にも興味があるという方も多くいるでしょう。
しかし、グラフィックデザイナーはイラストができた方がいいのか、イラストレーターとの違いは分かりにくいものです。
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、グラフィックデザイナーのイラストについて詳しくご紹介していきます。
- グラフィックデザイナーとイラストレーターの違いとは?
- グラフィックデザイナーとイラストレーターに必要な資格は?
- イラストを描けた方が良いのか?
- イラストが描けるメリット
この記事を読むことで、グラフィックデザイナーとイラストの関連性について理解できます。
グラフィックデザイナーを目指す人に役立つ情報もまとめているので、参考にしてみてください。
グラフィックデザイナーとイラストレーターの違い
グラフィックデザイナーとイラストレーターの違いを詳しくご紹介していきます。
似ているように感じる仕事ですが、グラフィックデザイナーとイラストレーターは違う職業です。
グラフィックデザイナーとは
主な仕事は、ポスターや看板、Webサイトなどのデザインです。
使っているソフトは、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator、Adobe InDesignなどです。
デザインに関連するスキルが求められます。
主なスキルは、以下の通りです。
- デザインの基礎知識
- デザインソフトが使えるかどうか
- レイアウト全体を構成するスキル
- 柔軟な発想力
新鮮なインスピレーションが求められる仕事で、流行に敏感であることが求められます。
イラストレーターとは
イラストレーターとは、雑誌や広告の挿絵や商品パッケージのイラストを描く仕事のことです。
紙媒体で仕事をするケースが、多くなっています。
イラストレーターが使用するソフトは、Adobe社のPhotoshopやIllustratorです。
求められるスキルは、以下のようなものが挙げられます。
- デジタルイラストが描ける
- 入稿作業がスムーズにできるか
- 色彩の知識
- 画力
デジタルで仕事をする機会が多いイラストレーターは、ツールを使いこなすスキルが必要です。
「イラストレーター 仕事」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
グラフィックデザイナーとイラストレーターに必要な資格はある?
グラフィックデザイナーとイラストレーターには、必須の資格はありません。
ただし資格を取得しておいた方が、就職や転職で有利になる場合があります。
おすすめの資格は、以下の7つです。
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
- DTPエキスパート認証試験
- 色彩検定
- アドビ認定アソシエイト
- CGクリエーター検定
- カラーコーディネーター検定試験
グラフィックデザイナーとイラストレーターを兼業する、どちらかを目指すという方は資格取得を目指して学習してもいいでしょう。
資格の勉強を通じて、必要なツールの勉強をすると効率的です。
グラフィックデザイナーはイラストを描けた方が良い?
グラフィックデザイナーは、イラストを描けなくても問題ありません。
有名なグラフィックデザイナーの中にも、絵が下手、イラスト描けないという人も少なくありません。
ただし仕事内容によっては、イラストを描くことが求められるケースもあります。
イラストに自信がある方は、アピールすることがおすすめです。
グラフィックデザイナーがイラストを描けるメリット
グラフィックデザイナーがイラストを描けるメリットを2つご紹介していきます。
制作費を抑えられる
グラフィックデザイナーがイラストを描けると、制作コストが抑えられます。
イラストが描けないグラフィックデザイナーは、外注してイラストを用意するケースが大半です。
しかし自分でイラストを描くことで、余計な費用が掛かりません。
仕事を依頼する人は、同じ品質であればコストが抑えられるグラフィックデザイナーを選ぶものです。
イラストが描けた方が、仕事の幅が広がります。
イメージに合ったイラストを探す時間を削減できる
イラストが描けると、イメージに合ったイラストを探す時間は必要ありません。
自分でイメージをしたイラストが描けるので、作業効率が良くなります。
一方イラストが描けないグラフィックデザイナーは、フリーまたは有料のストック素材を探す、外注するイラストレーターを探すといった手間が掛かります。
効率よく仕事したいなら、イラストが描けた方がいいでしょう。
グラフィックデザイナーとイラストレーターはどちらがおすすめ?
グラフィックデザイナーとイラストレーターはどちらがおすすめなのかを解説していきます。
給与面で比較
グラフィックデザイナーの仕事の平均年収は約423万円
引用元:求人ボックス
イラストレーターの仕事の平均年収は約356万円
引用元:求人ボックス
グラフィックデザイナーの仕事の平均年収は約420万円を超え、イラストレーターは350万円半を少し超えた程度です。
グラフィックデザイナーの方が、給料が高めに設定されています。
Webでのグラフィック表現やネット広告などで需要需要があるからグラフィックデザイナーの年収の方が高いのでしょう。
単純に給料面だけを考えた場合、グラフィックデザイナーの方がいいでしょう。
待遇面で比較
グラフィックデザイナーは、大学や専門学校を卒業後会社に就職するケースが大半です。
グラフィックデザイナーの多くが、生活できるだけの給料があります。
一方イラストレーターは、アルバイトをしながらイラストレーターを続けるという人も少なくありません。
イラストレーターの方が待遇は良くないといえるでしょう。
待遇面だけで考えると、グラフィックデザイナーをおすすめします。
ただし会社によっても待遇が異なるので、就職先の待遇を良く調べたうえで目指すかどうか決めてください。
グラフィックデザイナーからイラストレーターに転職はある?その逆は?
グラフィックデザイナーからイラストレーターに転職、またその逆もあります。
例えば趣味でイラストを描いていたグラフィックデザイナーが、転職してイラストレーターになるケースも少なくありません。
一方イラストレーターが待遇の改善を求めて、グラフィックデザイナーになることもあります。
自分の働き方や生き方によって、転職するか決めるといいでしょう。
グラフィックデザイナーを目指すなら専門学校
未経験からグラフィックデザイナーを目指す方は、アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科で学ぶことをおすすめします。
アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科は、昼間部週5日2年制です。
グラフィックデザイナーに必要な知識やスキルが、身に付くと評判です。
アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科で学習すると、以下のようなメリットがあります。
- イラストの描き方を学ぶ
- デザインに必要な知識も学ぶ
- 卒業生も実績がある
- 就職やデビューのサポートがある
アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科では体験授業が利用できるので、活用してみてください。
グラフィックデザイナーとして活躍する未来が想像しやすくなります。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
グラフィックデザイナーは新卒でも求人がある?
グラフィックデザイナーは、新卒でも求人があります。
未経験であっても、大手の広告代理店や制作会社に内定を獲得する人も少なくありません。
ただし、就活が上手く行かない新卒のグラフィックデザイナーもいます。
不安という方は、アミューズメントメディア総合学院 キャラクターデザイン学科をはじめとする専門学校のサポートを受けることがおすすめです。
また実際にグラフィックデザイナーとして活躍している人の就活の話を聞いて、参考になる所は真似していくといいでしょう。
グラフィックデザイナーはポートフォリオにイラストを入れたほうが良い?
グラフィックデザイナーは、ポートフォリオにイラストを入れなくても問題ありません。
入れるとイラストが描けることをアピールできますが、デザイン力が求められる会社では評価されないことが大半です。
ポートフォリオは、デザインを意識したものにするといいでしょう。
会社ごとに何が求められているのか判断の上、ポートフォリオを作成してください。
グラフィックもイラストもできる人気デザイナー
グラフィックデザイナーの中には、グラフィックもイラストもできる方も大勢います。
絵が描けないグラフィックデザイナーの中で、両方できる方の活躍は大きな刺激になるでしょう。
グラフィックデザイナーとイラストレーターを兼業したいという方の参考になる人気デザイナーを2人ご紹介していきます。
寄藤文平
一部では4日発売とされていましたが、新井見枝香さんの新刊エッセイ『本屋の新井』が書店にも並び始めています。「新井賞」「セブンルール」などにピンときた人は、ぜひ手に取ってみて下さい。寄藤文平さんの装丁が掛け値なしにいい! どこに置いてもどこで読んでも映える一冊です!#本屋の新井 pic.twitter.com/ARjGhWlA7Y
— 講談社 文芸第二出版部 (@kodansha_piece) October 3, 2018
寄藤文平さんは、アートディレクター、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍されています。
高校の時から水彩画が好きで、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科へ進学しました。
グラフィックデザイナーの先生に学んだことがきっかけで、寄藤文平さんはグラフィックデザイナーの道を進むことになります。
その後、大学在学中から広告代理店の仕事をするほど頭角を現しました。
仕事が順調に進んだので、大学を中退して仕事に専念されます。
2009年には、有限会社文平銀座を設立されました。寄藤文平さんは、第39回講談社出版文化賞ブックデザイン賞をはじめ数多くの賞も受賞する実力派です。
書籍のイラストを担当されることが多いので、本屋でチェックしてみてください。
赤|aka
突然ですが、案件の掲出写真はきちんと撮っておくのが良いと思っています
そうすると、掲出された時どう見えるのがベストかをより考えながら描けるのではないかと! pic.twitter.com/8ZaenoUXwx
— 赤 aka (@aka_outwork) January 5, 2022
赤|akaさんは、数多くのCMや展覧会を担当しているイラストレーター・グラフィックデザイナーです。
第17回グラフィック1_WALL審査員奨励に輝いています。
主な実績は以下の通りです。
- Awesome City Clubの楽曲
- SUNNY GIRLのジャケットイラストレーション
- 林真理子氏の本の装画
印象的な人物のイラストを描くことが多く、印象に残るデザイナーとして有名です。
街の広告で見かけることもあるので、チェックしてみてください。
「イラストレーター 人気」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
グラフィックデザイナーのイラストについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではグラフィックデザイナーのイラストについて以下の内容を中心にご紹介しました。
- グラフィックデザイナーとイラストレーターは仕事内容が違う
- グラフィックデザイナーとイラストレーターに必要な資格はない
- グラフィックデザイナーはイラストを描けなくても問題ない
- 給料や待遇はグラフィックデザイナーの方がいい
- グラフィックデザイナーからイラストレーターに転職、その逆もある
- 専門学校の利用がおすすめ
- 新卒からグラフィックデザイナーを目指せる
- ポートフォリオにイラストを入れなくてもいい
- グラフィックもイラストもできる人気デザイナーもいる
グラフィックデザイナーの仕事は、イラストレーターとは異なります。
グラフィックデザイナー、イラストレーターの双方に良い面があるので、将来のキャリアを見据えてするといいでしょう。
単純に給料や待遇面から考えると、グラフィックデザイナーの方がイラストレーターよりも有利です。
これからグラフィックデザイナーを目指す方で就職が不安という方は、専門学校を上手く利用してみるといいでしょう。
適切なサポートが受けられて、就活が上手く行きやすいです。
必要なスキルも学べるので、授業体験を活用してみてください。
今回の記事の内容が参考になれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。