アニメ好きで絵を描くのが好きな人にとって、憧れの職業は「アニメーター」という人も少なくないのではないでしょうか。
画力がとても高いアニメーターですが、そんなアニメーターが仕事ではなく「落書き」としてあげている絵にもとても魅力がありますよね?
素人が何時間かかっても描けないようなクオリティのものを身近にあるものでささっと描いてしまうテクニックに憧れた人もいるのではないでしょうか?
そこで今回eスポではアニメーターの落書きについて以下の内容でご紹介していきます❗
- アニメーターの落書きの特徴について
- アニメーターの落書きにある魅力
- アニメーターの落書きで人気がある作品
- アニメーターになるためにおすすめの専門学校
そのほかアニメーターの落書きは高く売れるのかということについてもご紹介していきます。
アニメーターの落書きとはどんなものか
一般的に落書きといえば、落書き帳に簡単に描いた絵を想像するかと思いますが、アニメーターの落書きもそうなのでしょうか?
それではアニメーターの落書きには普通の落書きとは違うどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
特徴1:鉛筆で描かれている
アニメーターの落書きは、クロッキー帳という絵の練習に使うノートに描いていることが多くあります。
ノートに書いているので、普段仕事で描いているようなデジタルの絵ではなく、鉛筆や消しゴムを使って描かれているというのも特徴です。
専門的な画材ではない、誰でも使える鉛筆で描いた上で高クオリティの作品を作っているというのがアニメーターの落書きに感じる魅力の一つではないでしょうか。
「アニメーター 仕事」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
特徴2:ポートフォリオや同人誌に使用
アニメーターのようなクリエイティブな仕事をする上で必要なのが、自身の作品集とも言えるポートフォリオです。
アニメーターが描いた落書きはそんなポートフォリオとして、自分の絵のサンプルを見せるときなんかに活用されています。
そのほか自分が描いた落書きを同人誌として販売しているアニメーターの方もいます。
このようにアニメーターが描いた落書きにも大きな価値があるということがわかりますね。
アニメーターの落書きの魅力
アニメーターが描く落書きにはアニメーターにしか描けないような、謎の魅力がありますよね。
その魅力の正体はアニメーター独特の落書きを描くときの特徴がありました。
それでは、なぜアニメーターの落書きに魅力があるのかその特徴をそれぞれ見ていきましょう。
すべて手書きで書かれている
アニメーターの落書きはすべて手書きで描かれています。
アニメはデジタルで描かれるのでアナログの手書きになったときに、普段とはまた違った見え方をします。
キャラクターはもちろん背景までも短時間でささっと描いてしまうアニメーターはいかに画力があるのかが分かりますね。
絵を上手に描くだけでなく、クオリティを保ったまま短時間で絵を描くのはアニメーターにとっては必須の能力です。
なので絵を手描きでささっと描けてしまうアニメーターは業界でも重宝され、能力のあるアニメーターであると言えるでしょう。
「アニメーター 画力」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
影へのこだわり
アニメーターの落書きにはしっかりと影がつけられています。
影がつくことによって絵に説得力が生まれ、よりリアルに仕上げることができるでしょう。
しかし初心者はどこに影をつけていいかわからなく、影がついていも違和感が出たりするものです。
アニメーターはどこから光を当たっているかをしっかりと定めて、現実に近い光の当て方ができるので、影をつけるだけで落書きがとても上手に見えます。
影を適切につけてイラストに命を吹き込めるアニメーターの絵はとても魅力的です。
引き込まれる世界観
イラスト一枚でそのキャラクターの世界がどんなものなのか想像するのはなかなか難しいですよね。
しかしアニメーターが描く落書きは、キャラクターの服装や背景などもクオリティ高く表現されているので、落書き一つでその作品の世界観が見えてきます。
色がついてなくてもその世界観に引き込まれてしまうというのも、アニメーターが描く落書きの魅力の一つだと言えます。
アニメーターの落書きの人気作品
実際に描いた落書きをTwitterなどに載せて高い評価を受けているアニメーターさんがいます。
そんなアニメーターさんの落書きの人気作品を見てみましょう。
吉成曜
吉成曜(よしなりよう)さんは「新世紀エヴァンゲリオン」のメカ作画監督や原画などを担当された有名なアニメーターさんです。
そんな吉成さんが出版している「吉成曜画集 ラクガキ編」は吉成さんがこれまでに描いてきた落書きを集めた画集です。
ラフスケッチを312ページも集めたこちらの画集は絵を練習する際に見ると、とても参考になることでしょう。
本田敬一
本田敬一さんは「ケロロ軍曹」、「トリコ」「進撃の巨人 The Final Season」といった数々の有名アニメの作画監督をされています。
アニメーターである本田さんは自身のTwitterにラブライブの落書きを投稿したところ、落書きのレベルじゃないクオリティの高さで話題となりました。
作画監督までされている方が描く落書きはとくにレベルが高いのがわかります。
有名なアニメーターの方の落書きを手軽に見れるのは絵を勉強している人にとって、とても参考になりますよね。
西位輝実
西位輝実(にしいてるみ)さんは「劇場版呪術廻戦 0」で作画総監督を務められた有名なフリーのアニメーターさんです。
西位さんは自身のTwitterに落書きをたくさん投稿しており、呪術廻戦の主人公である虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)の落書きを描いたこちらの作品なんかはすごくクオリティが高いのがわかります。
実際に作画の監督をされている方のラフ画を見ることができるのは、ファンからしたらとても嬉しいことでしょうね。
松浦麻衣
— 松浦麻衣?画集彩雲発売中(アニメーター?) (@odeco_a) March 7, 2022
松浦麻衣さんは「のだめカンタービレ」の作画監督や「バクマン」、「とある魔術の禁書目録」などの原画を担当するなど、さまざまな作品に関わってきた有名なアニメーターさんです。
松浦さんが描く絵はカラフルで独特な絵柄で見る人を惹きつけるイラストが特徴です。
自身のTwitterにたくさんの落書きを投稿されており、そんな松浦さんの作品を集めた画集「松浦麻衣ビジュアルワークス 彩雲」も発売されています。
ロマン・トマ
香川照之さんと一緒に作っている昆虫の絵本シリーズInsectland。原画はこんな感じです。ホタルのアダムとカブトムシのガブリエルの本が出ています。今は3冊目を描いているところ。是非よろしくお願いします!??? pic.twitter.com/f8ARQ6eHe2
— ThomasRomain ロマン・トマ (@Thomasintokyo) August 14, 2020
ロマン・トマさんはフランス出身のアニメーターさんで、「アクエリオンEVOL」のコンセプトデザインを担当するなどアニメやゲームのデザイナーなどとして活躍されています。
こちらのロマン・トマさんは自身の2人の息子が描いた落書きをイラストにした「親子デザイン工房」が話題となりました。
子供の頃に男の子なら誰しもが自分のオリジナルキャラクターを考えて絵に描いたことがあると思います。
そんな子供ならではの視点を親であり、プロのロマンさんが作品へと完成させたこちらの作品集は「昔こんなキャラクター描いたなー」っていう懐かしさと、このキャラクターがロマンさんの手によってどのように形になるのかというワクワク感を同時に味あわせてくれます。
アニメーターの落書きは高く売れる?
普通の人が描いた落書きに値段がつくことはなかなかありませんが、アニメーターが描いた落書きには値段がつくことがあります。
それでは、アニメーターが描いた落書きはどれくらい高く売れるのでしょうか?
大手の通販ショップである駿河屋.JPとフリマアプリのメルカリで比較してみましょう。
駿河屋.JPの場合
駿河屋.JPの場合、落書き本は一冊で、数百円〜2,000円程度で販売されているのがわかりました。
メルカリの場合
メルカリの場合、落書き本は1,000円〜4,000円程度で出品されているのがわかりました。
落書き上手なアニメーターになるなら専門学校がおすすめ!
高いレベルのイラストをささっと描けるようなアニメーターになるためには専門学校がおすすめです。
今の時代は書籍もたくさん出ており、独学でもかなり質の良い情報を得ることができる時代となりました。
しかしプロとして現場で通用するアニメーターになるためには人に教えてもらうのが一番です。
ということで続いてはeスポがおすすめするおすすめの専門学校
- 代々木アニメーション学院
- 総合学園ヒューマンアカデミー
- アミューズメントメディア総合学院
の3つをご紹介します。
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は1978年に設立されたエンターテイメント業界に特化した専門学校で、数多くの有名人を輩出しています。
その中のアニメーター科は現役のプロを講師に招き、アニメーターとして就職するためのノウハウを徹底的に学べます。
代々木アニメーション学院のアニメーター科の卒業生は呪術廻戦、鬼滅の刃、進撃の巨人といった超人気アニメの制作に関わっており、実績も十分です。
卒業後はアニメーターはもちろん、アニメ監督や作画監督にもなることが可能です。
代々木アニメーション学院はアニメ業界で通用するアニメーターになるためにとてもおすすめの専門学校なので、気になった方はぜひ資料請求をしてみてくださいね。
総合ヒューマンアカデミー
総合学園ヒューマンアカデミーは全国19校舎ある、さまざまな専門分野を学んで就職・デビューができる専門学校です。
総合学園ヒューマンアカデミーのアニメーター専攻ではアニメーターに必要な基礎的な知識、スキルを学ぶことができます。
そして今ではアニメ業界でも主流となった3DCGも一緒に学ぶことができ、実際に現場に立ったときに役立つスキルを重点的に指導をしてもらえます。
卒業後は3Dアニメーターや3DCGクリエイター、ディレクターなどになることができます。
画力の向上はもちろん業界で通用する人材になるためのルールやマナーを身につけることができるので、即戦力のアニメーターになりたい方はぜひ資料請求からしてみてください。
アニメーターとしてデビューするならアミューズメントメディア総合学院!
アミューズメントメディア総合学院は1993年に設立されたエンターテイメント業界で活躍できる人材を育成するための専門学校です。
アミューズメントメディア総合学院のアニメーター・監督専攻では絵が苦手な人でも、2年間「作画」「演出」「パース」「デッサン」をみっちりと学ぶことができます。
基礎をしっかりと固めることでアニメーターとして就職した卒業生もしっかりと業界で活躍されています。
アミューズメントメディア総合学院では実際にプロがアニメ制作を行う同じ工程を辿って学習する「現場実践主義」を行っています。
そのため一流のアニメーターとしてデビューするならアミューズメントメディア総合学院がおすすめです。
アニメーターを目指している方は資料請求からしてみましょう。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アニメーターの落書きについてのまとめ
今回eスポではアニメーターの落書きについて以下の内容でご紹介してきました。
- アニメーターの落書きはポートフォリオや同人誌に使われている
- アニメーターの落書きは手書きなのにリアルに表現された世界観に魅力がある
- アニメーターになるなら専門学校で学ぶのがおすすめ
アニメーターはアニメ制作のプロだけあって、落書きひとつをとってみてもクオリティがとても高いですよね。
そしてそんな落書きにもアニメーターならではの特徴があることもわかりました。
今回紹介した専門学校などで学べばアニメーターみたいな絵を描けるようになるでしょう✨
そしてアニメーターとして就職することもできると思うのでぜひ頑張ってみてください❗