漫画は日本の代表的なサブカルチャーの1つであり、いまや日本だけでなく世界中で楽しまれています。
これまで長い歴史の中で、時代に即した多くの作品が世に送り出されてきました。
そのテーマは多岐にわたり、野球やサッカーといったスポーツものから、ラーメンやワインのようなグルメもの、SFや歴史、ファンタジーなどありとあらゆるものが描かれてきました。
そんな時代を反映する漫画にも、ついにeスポーツをテーマにした漫画が登場する時代となりました。
今回Pacific Metaマガジンでは、eスポーツと漫画について以下の内容を中心に紹介します。
- eスポーツがテーマの漫画5選
- ゲーマー・実況者がテーマのエッセイ漫画
- eスポーツの漫画家を目指すなら専門学校!
eスポーツが好きなら楽しめる作品も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
eスポーツがテーマの漫画5選
現在人気のあるeスポーツ漫画を5作紹介します。
アニメ化される予定の作品もあるますので、興味をもたれたら一読してみてはいかがでしょうか?
対ありでした。~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~
「対ありでした。~お嬢様は格闘ゲームなんてしない~」は、月間コミックフラッパーで連載中の格ゲーをテーマにした漫画です。
「対あり」とは「対戦ありがとうございました」の略であり、対戦ゲームのプレイ終了後に交わされるあいさつです。
「お嬢さまは格闘ゲームなんてしない」と謳っていますが、がっつりと格ゲーをプレイしています。
「お嬢さま」と「格ゲー」というギャップ萌えに加え、「百合」要素が本作の尊さを高めています?
2022年にはアニメ化が予定されており、主役の綾は人気声優のファイルーズあいさんが演じることが決定しています。
また作者の江島絵理先生は専門学校九州デザイナー学院マンガ学科の出身で、同期には「進撃の巨人」の諌山創先生などがいます。
バトル・アリーナ
「バトル・アリーナ」は、栗原純也先生が企画・原作、皆本形介先生が漫画を担当したeスポーツ漫画です。
タイトルにバトル・アリーナとあるように、この漫画はMOBAをテーマにしています。
チームワークが重要なMOBAは高校生のeスポーツ大会にも採用されており、代表的なゲームともいえるLoLをプレイしている高校eスポーツ部はたくさんあります。
eスポーツを始めるまで特にやりたいことなかった直や、eスポーツ部を作ろうと懸命に動くみなみの姿に共感を覚える高校生eスポーツプレイヤーも多いのではないでしょうか✨
東京トイボクシーズ
「東京トイボクシーズ」は、月刊コミックバンチで連載中の東京トイボシリーズの最新作です。
前々作の東京トイボックス、前作の大東京トイボックスは、どちらもドラマ化されています。
これまではゲーム制作業界の話でしたが、今作は前作、前々作で開発されたゲーム『サムライ☆キッチン』の最新版がeスポーツとして登場します。
日本にはないeスポーツ科のある高校が舞台ということで、業界からの注目度の高い作品となっています?
また作者のうめ先生は、旦那様の小沢高広先生が原作、奥様の妹尾朝子先生が作画を担当する夫婦漫画家ユニットとして活躍されています。
利口になるには青すぎる
「利口になるには青すぎる」は、週刊ヤングマガジンに連載中のプロeスポーツ漫画です。
原作は大沼隆揮先生、漫画は内田裕人先生、そしてJCGの松本順一さんが監修を務めています?
JCGはゲームのオンライン大会などを企画する日本最大級のeスポーツプラットフォームです。
そのため話の内容にもリアリティがあり、『クレイジーラクーン』をもじった『クレイジーチキン』や、『Sengoku Gaming』をもじった『Sangoku Gaming』など、eスポーツ好きにはたまらない設定が盛り込まれています。
青天
「晴天」は、Cボ先生がイラストコミュニケーションサービスpixivに掲載されていた、未来のゲームを舞台にしたeスポーツ漫画です。
織田信長やナポレオンといった世界の英雄がペアを組み、相手の英雄ペアと戦いながらコウトリナと呼ばれるボールをゴールラインへと運ぶゲームは、ハリー・ポッターシリーズのクィディッチに格ゲーをミックスしたようで、実際に遊んでみたい気にさせてくれます。
また晴天と呼ばれる人間には実現不可能といわれる連続コンボは、1フレームで技をつなげる格闘ゲーマーのsako選手のsakoスペシャルを彷彿とさせます。
粗削りな絵柄ながら迫力ある大胆な構図に読者は圧倒され、その世界に引き込まれることでしょう?
ゲーマー・実況者がテーマのエッセイ漫画
プロゲーマーとゲーム実況者を描いたエッセイ漫画を2作品紹介します。
Pacific Metaマガジンでお馴染みのプロゲーマーもたくさん登場します?
突撃!となりのプロゲーマー
「突撃!となりのプロゲーマー」は、格ゲーを愛してやまないくつぎかずや先生が、格ゲーのプロゲーマーに密着して聞いた話をもとにして描かれた格ゲーエッセイ漫画です。
ときど選手やかずのこ選手など、世界を舞台に活躍する有名な格ゲー選手が多数登場します?
また選手にインタビューするだけでなく、自腹を切って格ゲーの祭典『EVO』に参戦したりするなど、タイトルに負けない突撃ぶりを見せてくれます。
パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々
「パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々」は、人気のゲーム実況者『ガッチマン』さんの奥様であるトラちん先生によるエッセイ漫画です。
もともとは娘さんの話が中心の家族実録系の漫画でしたが、様々な紆余曲折を経てゲーム実況者の生態紹介漫画へと変わり書籍化されました。
動画投稿サイトでは見えてこないゲーム実況者の普段の生活など、非常に興味深い内容になっています✨
ガッチマンさんについては、下記の記事もご覧ください✨
https://pacific-meta.co.jp/magazine/gamer/streamer/1652/eスポーツの漫画家を目指すなら代々木アニメーション学院!
代々木アニメーション学院は、アニメや漫画などのサブカルチャーを専門的に学ぶことのできる43年の歴史をもつ専門学校です。
クリエイター学部マンガ科ではプロの講師の指導の下、短期間でキャラクターや背景の描き方などを学べます。
また紙とペンを使わずに最新のデジタル機材とソフトを使って、デジタルコミックの作成方法を学ぶカリキュラムもあります。
描く以外にもヒット作を研究することで、その作品のよさを自分のものにするためのコツなどをつかんでいきます。
絵心がないという方でも、シナリオ・小説科では文章表現やストーリーの構成方法を学ぶことで、漫画原作者への道も開けてきます✨
大学にもマンガを学ぶことのできる学科はありますが、代アニの最大の強みは少年マガジンや少年サンデーなどの大手漫画出版社と提携することで、学生の作品審査を行っていただく実践的指導を受けられることではないでしょうか。
かつては漫画家のアシスタントになって一から漫画の描き方を学ぶというのが漫画家になるための第一歩でしたが、現在は即戦力として活躍できる専門学校で漫画を学んだ漫画家もすくなくありません。
eスポーツの漫画についてのまとめ
かつてゲームセンターに「炎のコマ禁止!」と張り紙が貼られるくらい一世を風靡した、元祖eスポーツ漫画ゲームセンターあらしからおよそ40年。
その間にゲームは年齢や性別、国籍を問わず世界中で愛されるコンテンツへと成長し、eスポーツへと呼び名を変え、世界大会の中継が当たり前に配信される世の中へとなりました。
そんなゲームが日本を代表するサブカルチャーである漫画と融合し、現在様々なeスポーツがテーマの漫画が書店やネットショップで購読できます。
今回Pacific Metaマガジンではeスポーツを題材にした漫画を紹介しましたが、これらを純粋に娯楽として楽しむのもありですし、自分の好きなゲームや体験したことを漫画で表現するのもいいかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。