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「eスポーツ×自治体」による地域活性化の実例7選を紹介!

eスポーツ×自治体による地域活性化の例を紹介! ゲーム基礎知識

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旅行先でもeスポーツを存分に楽しみたい!
eスポーツが盛んな場所に引っ越したい!

ゲーム好きの方であれば、eスポーツを全力で楽しむことのできる場所を求めているという方は多いのではないでしょうか。

今回Pacific Metaマガジンでは、eスポーツに力を入れている自治体について以下の内容を紹介していきます。

  • なぜ自治体がeスポーツに注目しているのか
  • 自治体によって開催されるイベントについて
  • 自治体のeスポーツの改善点について
  • 自治体のeスポーツを支援する企業について
  • eスポーツを取り入れた自治体の成功例

この記事では自治体のeスポーツの情報を網羅していきます。

さくら
さくら
最後まで読んでもらえると嬉しいです!
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eスポーツに注目している自治体が急増中

eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、電子機器を使用した娯楽、競技、スポーツ全般のことを指す言葉として定義されています。

いま世界中でeスポーツの人気は年々増加しています。

そして最近では、eスポーツに焦点をあてたイベントや様々な企画をする自治体が急増しています。

つい最近までは国内でのeスポーツイベントの数は少なく、あったとしてもとても規模の大きなイベントが首都圏の外で行われるということはあまりありませんでした。

しかし、そのような状況を変えたのは、2019年に開催された「いきいき茨城ゆめ国体」(通称、「茨城国体」)でした。

「茨城国体」では、国内で初となるeスポーツ大会が開かれ、約600人が参加し、観覧者を含めた来場者は約2,500人ととても注目度の高いイベントとなりました。

このイベントの開催の反響は大きく、約130社取材のメディア関係者が取材に訪れました

結果として、「茨城国体」自体の知名度が上がり、eスポーツの魅力をより多くの人々に伝えることに成功しました。

「茨城国体」以降、eスポーツに興味を持つ自治体の数は急増し、今では多くの自治体がeスポーツを通じて、地域の活性化をしていこうという動きが見られます。

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eスポーツイベントを自治体が支援するメリット

なぜ今、多くの自治体がそろってeスポーツイベントを導入しているのでしょうか。

ここではeスポーツイベントの開催によって、自治体が得られるメリットを紹介していきます。

地方創生につながる

多くの地方自治体が抱える課題として、人口減少や少子高齢化による労働力不足があります。
そのため地方自治体の多くが、地方創世のためのよい方法を探しています。

そして、いま特に地方自治体の期待となっているのはeスポーツです。

たくさんの人を集めることができる集客力があり、なおかつ若い世代が中心となるeスポーツは、地方自治体にとってはとても魅力的な手段となっています。

老若男女、障がいのある人も「同じステージ」に立てる

また、eスポーツのもう一つの大きなメリットとして、年齢や性別に関係がなく、また障がいのある人でも参加することができるということがあります。

身体的なスポーツでは参加者の年齢や性別にある程度の制限があったり、制限がなかった場合でも身体的な特徴によって有利不利が決まってしまう場合がほとんどです。

eスポーツは、比較的に幅広い層の人たちが平等に楽しむことができるスポーツです。
多様性のある層にアプローチすることができるという面でも、eスポーツの魅力に自治体は目が離せないのではないでしょうか。

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eスポーツで地域活性化に積極的な自治体の取り組み

自治体によって開催されるeスポーツイベントは様々な種類のものがありますが、どの自治体にとってもキーワードとなるのは、地域活性化です。

eスポーツイベントをきっかけに、ほとんどの自治体が地域の特産や名物を紹介し、地域の魅力を発信していこうとしています。

eスポーツと地域の伝統を重ね合わせたイベントは多くのゲームファンの心を掴んでいるようです。

自治体によって開催されたeスポーツイベントの実例を紹介していきます。

【富山】地域色豊かな小・中規模のeスポーツイベントを多数開催

富山県では県全体が一丸となってeスポーツイベントの開催に力を入れています。

自治体はもちろん、地元企業やテレビ局、競技団体が力を合わせ、eスポーツイベントを開催しています。

2019年9月には、「Toyama Gamers Day 2019/5G COLISEUM」が高岡市で開催され、2日間で参加者、入場者が約3500人が集まる比較的に規模の大きなイベントとなりました。

このイベントが開催された高岡市は、優勝トロフィーを地域特産の「高岡銅器」で作成するなど、eスポーツイベントが地域に大きく貢献していることがよくわかります。

2019年5月には、東京で行われたeスポーツイベントで富山県八尾町の伝統文化である「おわら風の盆」の踊りが披露されました。

また、八尾町では県内外のeスポーツチームを招いて、空き家となった古民家を使用して合宿が行われました。

合宿の合間には、地域の観光ツアーがあり、ゲームのみでなく地域の魅力も全面的にアピールしています。

【北海道・群馬】eスポーツ施設で人や情報を集めて地域交流

北海道と群馬では、eスポーツ施設が作られ、高まるeスポーツの人気に応えようとしています。

施設には最新のハイスペックなゲーム環境が設置されているので、自宅に環境を整えるのが難しいという人でも、気軽に利用できるのがポイントです。

北海道では、さまざまな種類のeスポーツ施設が登場しています。
とくに興味深いのは、eスポーツカフェやeスポーツバーという施設です。

文字通り、eスポーツを楽しむことのできるカフェやバーのことですが、設置されているのはハイスペックなパソコン環境で、カフェやバー感覚で気軽に体験できるということで利用者の中でもとても好評です。

また、クオリティの高いドリンクや食事が利用できるということも多くの人を魅了する理由の一つではないでしょうか。

群馬では、県内初となる常設型eスポーツ施設「Gunma e Sports」が2021年1月にオープンされました。

eスポーツのみならず、人々がさまざまな目的で利用し、情報交換ができる地域の交流場となることがこの施設の目的です。

会員登録さえすれば利用することができ、これから県内大会も開催されるなど、強い盛り上がりを見せるeスポーツ施設となっています。

【沖縄】eスポーツ×旅体験で新しい付加価値をプラス

eスポーツ分野での施設やイベントを開催し、より多くの観光客を招こうとする動きが沖縄で始まっています。

「アジアeスポーツツーリズム2020inOKINAWA」と呼ばれる沖縄開催のeスポーツイベントは、その名の通りeスポーツと観光を組み合わせることで、参加者は今までにない新たな体験をすることができる内容となっています。

企業や地域団体、メディアが協力してイベントを進めていて、地域が一体となってeスポーツを盛り上げようとしていることがわかります。

また、多くのゲーム好きにとっても、eスポーツだけでなく観光も存分に楽しめるとなれば沖縄はかなり魅力的な場所と言えるでしょう。

【京都】サミットで地域とeスポーツ業界を活性化

京都では、eスポーツを新しい文化として向かい入れる動きが広まっています。

eスポーツの拠点として巨大なサンガスタジアムにeスポーツエリアをオープンし、大規模な大会を誘致、開催しています。

そして、地域産業の活性化につながる施策として、「京都eスポーツサミット」が開催されています。

パネルディスカッションでeスポーツと企業の未来について話し合ったり、プロゲーマーによるゲームアワードなどを通じて、新しい文化としてのeスポーツを盛り上げるためのさまざまな施策が行われています。

また、京都府知事である西脇隆俊知事が最先端のeスポーツを体験し、その体験をメディアが報道するなど、行政と民間が協力してeスポーツの発展を後押ししている様子がうかがえます。

【別府】ゲームに疲れたら足湯⁉親子で楽しめる温泉LAN

泉地として有名な別府では、地域らしさを生かしたユニークなeスポーツイベントが開催され、地域の盛り上げに貢献しています。

eスポーツと別府ならではの温泉や美食を一緒に楽しむことのできる「別府おんせんLAN」は、別府市の城島高原ホテルで2020年9月からはじまりました。

自治体や企業の協賛のもと勧められたこのイベントでは、参加者はゲームを楽しむことはもちろん、足湯につかってくつろぐこともできます

それに加えて、特製ランチや限定宿泊プランも用意されていて、eスポーツと別府の魅力を思う存分味わい尽くすことのできるため、親子で楽しめるイベントとなっています。

eスポーツイベントであるものの、別府の名物の魅力を全面的に押し出していることも、「別府おんせんLAN」が注目されている理由の一つです。

【横須賀】「サブカル」で集客を視野にeスポーツ部設立を支援

横須賀では、eスポーツを活用した地域活性化と、福祉医療教育事業が進められています

音楽・スポーツ・エンターテイメント都市を目指している横須賀市は、eスポーツを取り入れて観光業の後押しをしようとしています。

NTT e-Sportsなどの企業と協力して、将来的には世界大会の誘致も視野に入れているとのことです。

また、コミュニティスペースとしてeスポーツを楽しめる場所を設けたり、高校のeスポーツ部の支援をするなど、サブカルチャーを地域の新たな文化として向かい入れる動きがみられます。

都市計画事業としてのみでなく、ゲーム等のコンテンツ産業の促進も目指していて、横須賀は全力でeスポーツイベントを進めていこうしているようです。

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自治体のeスポーツイベントに見える今後の課題点

これまで、eスポーツイベントの魅力を紹介してきましたが、すべての自治体のeスポーツイベントが成功しているというわけではありません。

eスポーツイベントはまだまだ発展途上の分野です。
それでは、自治体のeスポーツイベントにおける今後の改善点を2つ紹介していきます。

1回切りにならないための体制づくり

eスポーツの認知度は増加中ですが、海外と比べてまだまだ国内での人気は少ないといえます。

だからこそeスポーツイベントは継続して行われなければ、ゲームファンの人にさえ見逃されてしまいます。

自治体には1回切りのイベントしないための対策が求められます。

高齢者は「ゲーム」にネガティブ

eスポーツは年齢や性別に制限がなく、誰でも環境さえあれば楽しむことのできるスポーツです。

しかし、実際にプレーヤーの層は若者世代が中心となっていて、高齢者におけるeスポーツの認知度はあまり高くありません

中にはeスポーツに対して、「外に出て遊ぶ機会が減る」、「人との交流が少なくなる」などネガティブな印象をもつ人もいます。

高齢者に向けて、eスポーツのポジティブな魅力を発信していくことは、自治体のみではなく、これからのeスポーツ界全体の課題でもあります。

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自治体のeスポーツイベントを支援する企業も

どれほど魅力的なイベントを開催しても、自治体のみでは大規模な人数を集客したり、継続してイベントを行うことは難しいのが現状です。

そのため、eスポーツイベントを成功させるには、企業からの支援が大切です。

また、日本国内のeスポーツ市場規模は年々増加の傾向にあり、2020年の時点で66.8億円に達しています。

爆発的な成長を見せるeスポーツ事業に目を向ける企業の数や事業の種類もどんどん増えています。

ここでは、自治体のeスポーツイベントを支援する企業と、その内容について紹介していきます。

NTT e-Sports

eスポーツによって、新たな体験やつながりを生み出し、地域社会や経済の発展に貢献することを目標としている企業がNTT e-Sportsです。

NTT e-Sportsはさまざまな方法でeスポーツを促進する事業を行っていて、施設の整備やニーズに合ったイベントの開催支援はもちろん、学校や自治体と協力した教育事業にも力を入れています

地域に人を呼び込む町おこしを推奨しているNTT e-Sportsは、多くの自治体と協力して、eスポーツのみならず、地域の魅力も同時に発信することのできるサービスを提供しています。

この記事で紹介のある横須賀市はNTT e-Sportsとタッグを組んで、地域活性化と観光業の促進につながる街づくりに取り組んでいます。

RIZeST

eスポーツエンターテイメント会社であるRIZeSTの目標は、eスポーツの感動を人々と共有、魅了していく事です。

RIZeSTは、地域活性化を目指した自治体のeスポーツイベントの導入を促進しています。

とくに、自治体や企業、教育機関に向けて講習やセミナーを開催していて、これからますます注目が期待される自治体とeスポーツを組み合わせた事業の後押しをしています。

取り組みの一つとして、都内の中学校で行われたセーフティ教室では、生徒に向けてオンラインゲームとの正しい向き合い方についての講座をRIZeSTが講師として行うということがありました。

若い世代のプレイヤーが劇的に増えているオンラインゲームでは、プレイヤーが楽しく安全に楽しんでもらえるような環境を作ることが第一です。

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eスポーツイベントで「大成功」した海外の街はある?

ポーランドには毎年、世界中からゲーマーが集まってくるカトヴィツェという市があります

カトヴィツェでは、eスポーツ大会の中でも最も有名な大会の一つである「Intel Extreme Masters」が開催されます。

2019年には、集まったプレイヤーと観客の合計が約17万4000人という超巨大イベントとなりました。

まさにeスポーツの聖地とも呼べるカトヴィツェは、eスポーツイベントによる町おこしの大成功例といえるでしょう。

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eスポーツに携わるならマイナビクリエイター

マイナビクリエイターPacific Metaマガジンは、ゲーム関係の仕事をしたい人を応援しています。

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eスポーツの自治体の取り組みについてのまとめ

今回Pacific Metaマガジンでは、eスポーツに力を入れている自治体について以下の内容を紹介してきました。

  • 誰でも楽しめ、地方活性につながるため、多くの自治体がeスポーツにちゅうもくしている。
  • 地域の特性を生かした多種多様なeスポーツイベントが開催されている。
  • 自治体のeスポーツイベントはまだ発展途上のためこれからの改善が求められている。
  • たくさんの企業が自治体のeスポーツイベントを後押ししている。
  • 海外にはeスポーツイベントで大成功した例がある。

どのイベントもとても魅力的なものばかりでしたね。

これからも自治体によって開催されるeスポーツイベントはどんどん増えていくことが予想されます。
日本のどこかにeスポーツの聖地と称されるような場所がでてくるのももはや時間の問題かもしれません。

これからの日本でのeスポーツイベントの発展に目が離せません!

さくら
さくら
最後まで読んでくれてありがとうございました!

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、DeFi、ブロックチェーン、GameFi、メタバースなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。

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