仮想現実やVRは、以前よりも身近な存在になってきました。
将来性が高く伸びる可能性のあるVRを取り扱う仕事をしているのが、VRエンジニアです。
ただVRエンジニアの年収はいくらで、どのような仕事内容なのか詳しく知らない方も少なくありません。
さらにVRエンジニアになるにはどうすればいいか気になっている方の中には、新卒や未経験でも目指せるのか興味のある方も多いでしょう。
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなVRエンジニアについて以下の内容を紹介していきます。
- VRエンジニアとは?
- VRエンジニアの仕事内容について
- VRエンジニアの年収と将来性
- VRエンジニアに必要なスキル
- VRエンジニアに向いている人
- 未経験からでもVRエンジニアを目指すことはできる?
- 在宅でもVRエンジニアを目指せる!
また記事の最後では、VRエンジニアに転職する際に求人情報例やおすすめの転職サイトについても解説していきます。
VRエンジニアとは?
VRエンジニアとは、バーチャルリアリティ技術を使う仕事のことです。
バーチャルリアリティは仮想現実とも呼ばれ、注目を集めています。
バーチャルリアリティを利用すれば、今いる世界とは異なるが現実に近い世界に入りこむことが可能です。
VRゴーグルをつけてゲームを楽しんだり、遊んでいる人を見たりした方もいるかもしれません。
VRゴーグルを使ったコンテンツやサービスの開発をしているのが、VRエンジニアです。
VRエンジニアの仕事内容
VRエンジニアの仕事内容は、大きく3つあります。
- 実写映像
- CG
- AR
実写映像とは、医療の現場や不動産の現場などでWebを使ってサービス内容が見られることです。
CGは、ゲームやアミューズメント施設で見られるコンピューターグラフィックの世界に入ったような感覚になるコンテンツを意味します。
ARは実写映像にCGを組み合わせた技術です。近年ではAR技術を身近なスマホゲームで楽しむ人も増えてきました。
VRエンジニアは、これらのコンテンツやサービスを開発する業務をしています。
VRエンジニアの年収と将来性
VRエンジニアの年収は新しい職業なので、平均年収の明確なデータはありません。
しかしVRエンジニアを含むシステム・エンジニアの平均年収が500万円台後半です。
システム・エンジニア569万円
引用元:平均年収.jp
そのため、VRエンジニアの年収も500万円前後だといわれています。
ただし条件の良い会社でVR技術者として活躍すれば、800万円近くの年収も夢ではありません。
また比較的新しい職業であることから、VRエンジニアは年功序列よりも実力報酬という場合も多くなっています。
未経験であっても実力があれば、年収アップも期待できるでしょう。
VRエンジニア業界は比較的新しく、伸びしろも高いといわれています。
今後一般ユーザーがVRに親しみをもち、利用する機会が増えればさらに成長していくでしょう。
VRエンジニアにとっても、自分が制作したコンテンツで多くの人の笑顔が見られるとやりがいも感じやすいものです。
これから転職を目指す人も、努力次第で年収アップややりがいを感じられるでしょう。
VRエンジニアに必要なスキル
VRエンジニアに必要なスキルは、実写分野とゲーム分野に必要に求められます。
それぞれを詳しくまとめてみました。
Unity
Unityとは、C#を使いゲームコンテンツの開発ができるゲームエンジンのことです。
ゲームやその他の業界では、アプリやテクノロジーの開発でUnityを利用しています。
比較的簡単に取り扱えるので、プログラム言語の知識に乏しい個人でもUnityを使ってゲームを制作することが可能です。
ただVRエンジニアを目指す場合は、プログラム言語を理解したうえでUnityを利用することが望ましいでしょう。
Unreal Engine
Unreal Engineは、リアルなグラフィック映像が作成できるリアルタイム3D制作ツールのことです。
最も成功したビデオゲームエンジンとしてギネス記録にもUnreal Engineは掲載されています。
ゲーム業界でも幅広く利用されていて、VRエンジニアは使いこなすスキルが求められるでしょう。
3DCG制作スキル
3DCG制作スキルは、実写で再現不可能なシーンの制作やメタバースの建物の作成などで活用されます。
VRと3DCGの双方を融合させたコンテンツ制作も増えていて、VRエンジニアにも求められるスキルです。
動画撮影・編集スキル
動画撮影や編集スキルは、実写映像を担当するVRエンジニアに求められます。
VRエンジニアが動画撮影から編集まで担当する例も少なくありません。
360度撮影可能なカメラや動画編集ソフトの使い方は、理解しておく必要があります。
プログラミング言語
プログラミング言語の知識は、VRエンジニアの必須のスキルです。
最低限学ぶべきプログラム言語は、5つあります。
- BluePrint
- Ruby
- GO
- C#
- Java Script
言語によって難易度は様々ですが、VRエンジニアになりたいと考えた時点から学習を始めることをおすすめします。
独学での勉強が難しく感じる場合は、スクールや通信教育で学ぶ方法も活用してみてください。
VRエンジニアに向いている人
VRエンジニアに向いている人の特徴をまとめてみました。
- 新しい技術を学ぶことが好きな人
- VR業界を盛り上げたいと考えている人
- UnityやUnreal Engineの情報を集めるのが好きな人
- 英語ができる人
VRエンジニアの仕事はまだ新しく、手探りで仕事をしないといけないこともあります。
マニュアルに掲載されていない困難な仕事に直面することもあるでしょう。
自分がVR業界をけん引するという強い姿勢で取り組むべき仕事です。
業界が盛り上がれば、年収アップも期待できます。
未経験からでもVRエンジニアを目指すことはできる?
未経験からでもVRエンジニアを目指すことが可能です。
ただしVRエンジニアの未経験の求人であっても、即戦力が求められます。
そのためVRエンジニアになりたい場合は、独学かスクールに通い必要なスキルを事前に身に付ける必要があります。
独学がおすすめな方は、以下のような人です。
- 英語が得意で専門書も読める
- 自分のペースで勉強ができる
- VRエンジニアの知識のある人が身近にいる
- なるべく安く勉強したい
一方スクールがおすすめな人は、以下のような方です。
- 効率よく勉強したい
- 困った時にすぐに聞ける相手が欲しい
- プロの講師からフィードバックが欲しい
- 転職や就職のサポートが欲しい
自分は、独学とスクールのどちらが向いているか決めてみてください。
在宅でもVRエンジニアを目指せる!
スクールに通いたいけれど教室が近くないという地方に住んでいる方や外出を避けたいという方は、オンラインスクールの活用がおすすめです。
オンラインスクールを利用すると、在宅でもVRエンジニアを目指せます。
代表的なオンラインスクールを3つまとめてみました。
テックアカデミー
テックアカデミーは、現役のプログラマーから指導を受けられます。
コース | Unityコース |
学習期間 | 4〜16週間 |
受講料金 | 129,000〜299,000円(※入会金は不要) |
運営会社 | キラメックス株式会社 |
サムライエンジニア塾
マンツーマンにこだわっていて、初心者にもおすすめなオンラインスクールです。
コース | デビューコース・エキスパートコース・転職コース |
学習期間 | 4〜48週間 |
受講料金 | 62,820〜1,077,600円(※別途入会金が29,800円かかる) |
運営会社 | 株式会社侍 |
テックスタジアム
テックスタジアムは、無料で就職や転職のサポートも行っています。
コース | XRコース |
学習期間 | 約2ヶ月間 |
受講料金 | 90,000円(※入会金は不要) |
運営会社 | 株式会社LYUS |
東京都内のVRエンジニア求人情報例
求人の一例をまとめてみました。
社名 | InstaVR株式会社 | 合同会社EXNOA | InstaVR株式会社 |
想定年収 | 650~1,200万円 | 650~800万円 | 300~780万円 |
主な仕事内容 | 様々なソフトウェアの開発、保守 | VRでゲームの開発 | ヘッドセット上で動作するアプリの開発 |
VRエンジニアに転職するならレバテックキャリア
VRエンジニアに転職したいと考えているなら、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアはキャリアアドバイザーが企業との間に入り、転職をサポートしてくれます。
キャリアアドバイザーはVRエンジニアをはじめとするITエンジニア転職に精通しており、適格なアドバイスが貰えると人気です。
具体的には、以下のようなサポートが受けられます。
- 経歴やキャリアの志向から求人紹介
- 今後のキャリアについてアドバイス
- 職務経歴書やポートフォリオの添削
- 面接対策
- 年収交渉
- 入社日の調整
利用は無料で行えます。
キャリアアドバイザーとの面談はオンラインでも可能で、外出を避けたい時や地方にお住まいの場合も気軽に利用可能です。
レバテックキャリアは、サイト上では非公開になっている魅力的な求人も多いものです。
自分の条件に合った求人が見つけられないという方は、レバテックキャリアに一度相談してみることをおすすめします。
また入社した後もヒアリングを行ってくれるので、VRエンジニアとしてスタートして不安なことがあればレバテックキャリアに相談できます。
未経験からVRエンジニアを目指す方やスムーズに転職したい方は、レバテックキャリアを活用してみてください。
VRエンジニアの年収についてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、VRエンジニアの年収や仕事内容、将来性について以下の内容をまとめてきました。
- VRエンジニアとはVRを取り扱う仕事をする
- 仕事内容は主に実写映像やCG、ARに関連するコンテンツやサービス
- 年収は500万円前後
- 将来性の高い職業といえる
- VRエンジニアに必要なスキルはプログラミング言語や動画撮影・編集スキルなど
- 新しい技術を学ぶ事が好きな人におすすめ
- 未経験からでもVRエンジニアを目指せる
- 在宅でもVRエンジニアを目指せる
- オンラインスクールを活用する方法がおすすめ
- 魅力的な求人情報がある
- 転職するならレバテックキャリアがおすすめ
VRエンジニアは将来性が高く、頑張り次第で高い年収が期待できる職業です。
自分が業界のリーダーになるつもりで働けば、業界全体が盛り上がるでしょう。
VRエンジニアは未経験でも目指せる反面、プログラミング言語のスキルをはじめとする即戦力が求められます。
独学やスクール、オンラインスクールで知識を身に付け、レバテックキャリアのサポートを受けて転職活動をするといいでしょう。
自分の理想に見合った企業との出会いが期待でき、VRエンジニアとして活躍できます。
今回ご紹介した内容を参考にVRエンジニアについての知識を深めてみてください。