今注目の若手グラフィックデザイナーは？出身大学・専門学校や目指し方を紹介！

グラフィックデザイナーは若手の方の活躍も目立ち、人気の職業の一つとなっています✨

今回Pacific Metaマガジンでは若手のグラフィックデザイナーについて以下の内容をお伝えします。

グラフィックデザイナーとは

グラフィックデザイナーとは、ポスターや商品パッケージ、看板などのデザインを行う職業です。
グラフィックが視覚に訴えかける表現全般を意味するため、それらのデザイン制作を行うグラフィックデザイナーの仕事内容は多岐にわたります✨

ゲーム業界などでは、キャラクターや背景などを制作する職業としてグラフィックデザイナーが活躍しています。
最近ではこうしたゲームや映画などの制作に興味を持ってこの職業を目指さす方も増えているみたいですね。

グラフィックデザイナーはどんな仕事をするの？

グラフィックデザイナーの仕事内容はとても幅広いです。
先程少し紹介したゲーム内のキャラクターや背景を制作することもその一つですが、企業のポスターや商品のパッケージ制作、看板や広告をのデザインを作成することなども含まれます。

簡単にいうと、広告系グラフィックデザイナーかゲーム系グラフィックデザイナーかに分類されますね?

グラフィックデザイナーに必要なスキルとは？

グラフィックデザイナーになるために必要なスキルを紹介します。

• デザインスキル
  デザイナーである以上はデザインのスキルは必須でしょう。
  基礎画力はもちろん、色彩のセンスも必要ですね。
  ほかにも、最新のトレンドにもアンテナを張りリサーチするスキルも必要です。
• アプリケーションスキル
  グラフィックデザインを行う際にはソフトを使うことが一般的なので、こうしたソフトを使いこなす能力も必要です。
  制作するものによって使用するソフトは様々なので、いろんなソフトを使いこなせるスキルがあるといいですね。
• コミュニケーションスキル
  グラフィックデザイナーは、クライアントから依頼された条件に沿ったデザインを作り上げていくお仕事です。
  クライアントが要望する企画案やコンセプトに応えつつ、ターゲット層にマッチするようなデザインを考案することが大切です。
  相手の言っていることはもちろん、相手が言語化できていないけど伝えたいことを読み取ってビジュアル化しなければいけないので、こうしたことがくみ取れるコミュニケーションスキルは必要です。

グラフィックデザイナーとアートディレクターの違い

グラフィックデザイナーと混同されがちなアートディレクターですが、仕事内容は大きく異なります。

アートディレクターの主な仕事内容は、グラフィックデザイナーたちの仕事内容をチェックしたりアドバイスをしたりします。

グラフィックデザイナーで得た数多くの経験を生かしてアートディレクターとしてステップアップするという流れが一般的です✨

実際にデザインを制作するというよりは、管理職としてのお仕事がメインになるため、多くの人と適切なコミュニケーションが取れる人格が必要ですね?

今注目の若手グラフィックデザイナー

今注目されている若手のグラフィックデザイナーの方たちを紹介します?

加瀬 透（かせ とおる）

加瀬透さんは、埼玉県出身のグラフィックデザイナーで、桑沢デザイン研究所という専門学校を卒業、制作会社の勤務を経て2015年に独立されました。

もともとは経営学部に通学されていたそうですが、在学中にアートの世界に興味を持たれ、ダブルスクールを経験されたそうです。

これまでに制作ポスターや写真集のブックデザイン、音楽レコードのジャケットデザイン、さらには書店内フェアを想定したグッズや空間構成など、その多彩な分野で活躍されています✨

川尻 竜一（かわじり りゅういち）

川尻 竜一さんは北海道留萌生まれで、札幌在住のグラフィックデザイナーです。
現在はデザ院株式会社に所属し、広告等のアートディレクションおよびデザインを手掛けています。

彼の作品を見た審査員の方から北海道らしいと評価をもらうことも多く、大自然の中で生まれるデザインが魅力となっています✨

窪田 新（くぼた あらた）

窪田 新さんは山梨県出身のグラフィックデザイナーです。
2006年多摩美術大学グラフィックデザイン学科を卒業され、同年電通へ入社されました。
グラフィックデザインを基軸に企業のロゴマーク、広告、パッケージや書籍のデザインを手がけており、主な仕事にキリン/ハートランドビールなどがあります✨

佐々木 俊（ささき しゅん）

佐々木 俊さんは東京都在住のグラフィックデザイナーで、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業された後にgritzdesignに所属されています。
デザイナーとして働く傍ら、たまにラッパーとしても活動されているという独特の経歴をお持ちです?

田中 せり（たなか せり）

田中 せりさんは茨城県出身のグラフィックデザイナーで2010年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業し、同年電通へ入社されました。
主に企業のCI、ブランディング、ポスター、パッケージ、プロジェクトなどを手掛けており、100年残るロゴをという依頼で『仙禽』のロゴの制作を行ったことが今の活動の転機になっていると話されています✨

西川 友美（にしかわ ともみ）

西川 友美さんは、青森県八戸出身のグラフィックデザイナーで2011年、10inc.に入社されました✨
グラフィックデザインを軸にしながら、西川©友美（にしかわ・ちょも・ともみ）としてアーティスト活動もされており、『いま めが あったよね？』を代表として絵本のイラストも手掛けておられます。

赤沼 夏希（あかぬま なつき）

赤沼 夏希さんは、香川県出身のグラフィックデザイナーです。
2015年東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業し、同年博報堂へ入社されました。
自然体を意識した作品が多く、鉢と皿が一体になって楽しめる鉢植えブランド「8ya Tokyo」を設立されています?

岡崎 智弘（おかざき ともひろ）

岡崎 智弘さんは、神奈川県出身のグラフィックデザイナーです。
東京造形大学デザイン学科を卒業され、広告代理店、デザイン事務所勤務を経て、2011年9月よりデザインスタジオSWIMMINGを設立されました✨

グラフィックデザインの思考を基軸に、印刷物／映像／展覧会など視覚伝達を中心とした領域を繋ぎながら、文化と経済の両輪でデザインの仕事に取り組んでおられます。

有名なグラフィックデザイナーになるには？

これまでに紹介してきたグラフィックデザイナーの方々のようになるにはどうすればいいのでしょうか。

皆さんに共通していたことの一つにグラフィックデザイナー専門の学校を卒業されていることがありましたね。
その他、数々の賞を受賞されていることもポイントでした。

それを踏まえて有名なグラフィックデザイナーになるための方法をまとめました✨

グラフィックデザイナーになるにはどんな学校がある？

グラフィックデザイナーになることができる学校には専門学校と大学があります。

• 専門学校一覧
  東京デザイナー学院　グラフィックデザイン学科
  モード学院　グラフィック学科
  日本デザイナー学院　グラフィックデザイン科
• 大学一覧
  神戸芸術工科大学　ビジュアルデザイン学科
  東京造形大学　デザイン学科
  京都精華大学　イラスト学科　ビジュアルデザイン学科

ここで紹介した学校はほんの一例で、全国各地に多くの学校が存在します。

グラフィックデザイナーのお仕事は多岐にわたるため、どういったデザインを行いたいかというところを考慮してその部分に特化した学校を選ぶといいですね✨

グラフィックデザイナーになるにはどんな資格が必要？

グラフィックデザイナーになるために持っていないといけない資格は特にありません。
しかし、持っていると就職の際に客観的な判断材料になる資格というのはあります。

こうした資格は、就職するにあたって有利になることもあるので、可能であれば資格を取ってみるといいですね。

• Photoshopクリエイター能力認定試験
• Illustratorクリエイター能力認定試験
• 色彩検定
• Adobe認定プロフェッショナル

こうした資格は先程紹介したような学校の在学中に試験を受けることができる場合もあります。
資格試験の助成を行っているところもあるので、学校選びの一つの参考にしてみてください?

グラフィックデザイナーとして箔のつくコンテストは？

コンテストに応募することで客観的な評価を受けたという実績が付きます。
そのコンテストが知名度の高いものの場合は特に箔がつくでしょう?

• 文化庁メディア芸術祭
  アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に分かれており、プロ・アマ、自主作品・商業作品問わず応募できます。
  グラフィックアートやゲーム、アニメーション、マンガなどに興味がある学生におすすめです。
• Tokyo Midtown Award
  若い才能を発掘するためのコンペのため、受賞者は作品の発表の場が設けられたり商品化されるなどサポートを受けることができます。
  デザインコンペとアートコンペの2種類に分かれており、デザイナーを目指す学生にとって、自分の作品が世界中から注目されるチャンスになるコンペです。
• Tokyo Illustrators Society 公募
  イラストレーションのさらなる可能性を模索し、発展を目指すために、展覧会の開催、後進の育成を目的とした公募や、出版、研究会等積極的に活動を行っています。
  有名企業の賛助も受けており知名度の高いコンテストの一つです。

有名な若手グラフィックデザイナーの出身大学や専門学校／卒業後

有名な若手グラフィックデザイナーの出身大学や専門学校についてまとめてみました。
進学の参考の一つにしてみてください✨

小林 一毅（こばやし かずき）

金井 あき（かない あき）

花原 正基（はなはら まさき）

須藤 史貴（すどう ふみたか）

城下 沙緒里（しろした さおり）

上西 祐理（うえにし ゆり）

未経験から独学でグラフィックデザイナーになるには？

独学でグラフィックデザイナーを目指す方法について紹介します✨

本で学ぶ

未経験でもわかりやすく解説してくれているおすすめの本をまとめてみました✨

• あるあるデザイン
  合計270点ものポスターやチラシや広告などのデザインが掲載されており、レイアウトの「型」を学ぶのに最適です。
• ほんとに、フォント
  デザインに欠かせないフォントの種類や配色がどのようなデザインへの影響を与えるのかをわかりやすくまとめている一冊です。
  こちらも基礎的な知識を学ぶのに必須のアイテムですね。
• ロゴデザインの教科書
  グラフィックデザイナーの代表的な仕事の一つであるロゴデザインの制作について知ることができる一冊です。
  こうしたデザインを作りたいという人は、まずはこの本から始めてみるといいですよ。

動画で学ぶ

動画で学ぶのに最適な方法としてはAdobeラーニングか、YouTubeの動画があります。
Adobeラーニングは学びたい内容に応じ、さまざまなトレーニングを提供してくれます。
データ、創造性、コンテンツを集結して、強力なデジタル体験を創り出す方法なども学ぶことができますよ?

とても身近な動画サイトの一つであるYouTubeからもグラフィックデザイナーを目指すための動画があります。

アトオシとデザイン

アトオシとデザインさんの動画は、グラフィックデザイナーの方が独学でデザインを学びたい方やスキルアップを目指したい方向けの動画を上げています✨

428:ぱちぱちデザインChannel

そもそも、グラフィックデザイナーを独学で学びたいと思っても、どうやって進めていけばいいかわからないという人も多いと思います。

こちらのチャンネルでは、そんな方のために勉強の進め方を教えてくれます。
投稿者の方自身もグラフィックデザイナーとして活動されているからこそわかる現実的な話も織り交ぜてくれるのも魅力です?

オンライン講座で学ぶ

グラフィックデザイナーを目指すための講座をオンラインで受けることもできます?

• ヒューマンアカデミー
  ヒューマンアカデミーは全国に学校があるデザイナーの専門学校です。
  社会人向けの夜間専門の学科など、ライフスタイルに合った学び方ができることで有名ですが、自宅から通えるオンラインでの講義も行えます。
• デジハリONLINE
  デジハリONLINEは、デジタルハリウッド20年のクリエイター養成ノウハウを活かし、未経験者でもスムーズに学習できる充実したシステムとサポートを自宅にいながら得ることができます。

若手グラフィックデザイナーの登竜門 JAGDAの活動

グラフィックデザイナーを目指すものが必ずと言っていいほど通るのがJAGDAです。
JAGDAとは、日本グラフィックデザイン協会と言い、グラフィックデザインの力で、コミュニケーション環境を革新していくということをモットーとして活動しています。

その活動の一つとして、質の高い新鮮な作品をつくりだしている39歳以下のJAGDA会員にJAGDA新人賞を授与しています。

賞を授与されたクリエイターは作品展を行うことができるため、デザイン界における若手クリエイターの登竜門として広く認知されています?
その他の活動を一部箇条書きにて紹介します。

• JAGDA ONE DAY SCHOOL
• 企画展
• ヒロシマ・アピールズ
• 東京ミッドタウン・デザインハブ

• 創作保全　　など

若手グラフィックデザイナーの求人／収入は

ここからは若手グラフィックデザイナーの年収や就職先について紹介します✨

就職先はどのようなところがある？

グラフィックデザイナーは様々な分野で活躍ができる職業です✨
就職先の一例を紹介します。

• 広告代理店
• 広告制作会社
• 企業内の広告宣伝部
• デザイン事務所や制作プロダクション
• 印刷会社
• ゲーム会社
• スマホアプリの開発企業
• 映画、アニメ制作会社

グラフィックデザイナーの収入はどれくらい？

若手のグラフィックデザイナーの平均年収は約330万円です。
務めている会社や個人事業主なのかといった点で変動があります。

フリーランスで活動されている方も多いですが、フリーランスは当人のスキルによるところが大きく、突出したスキルが無い限り高年収にたどり着くのは難しいようです?

グラフィックデザイナーで経験を積んだあとはアートディレクターとして活躍することもできます。
アートディレクターの場合の平均年収は約498万円です。

代々木アニメーション学院でデザインを学ぶ！

代々木アニメーション学院のクリエイター学部イラスト科では、人体描写力とデザイン力、そしてPC彩色の技術を身につけて業界で活躍できるクリエイターを目指したカリキュラムが組まれています。

初心者でも一年間でで業界就職活動ができるようになるカリキュラムで専門のスキルを真ばぬほか、全国10校舎で学んでいる生徒たちの優秀作品を共有することができるため、在学中から多くの作品に触れることが可能です?

気になる方はぜひ一度資料請求をしてみてくださいね。

若手グラフィックデザイナーのまとめ

今回Pacific Metaマガジンでは若手グラフィックデザイナーについて以下の内容をお伝えしました。

• グラフィックデザイナーとは
• 今注目の若手グラフィックデザイナー
• 有名なグラフィックデザイナーになるには？
• 有名な若手グラフィックデザイナーの出身大学や専門学校／卒業後
• 未経験から独学でグラフィックデザイナーになるには？
• 若手グラフィックデザイナーの登竜門　JAGDAの活動
• 若手グラフィックデザイナーの求人／収入は
• 代々木アニメーション学院でデザインを学ぶ！

グラフィックデザイナーは、様々な分野で活躍できる職種で多様な働き方が可能です。
若手の方の活躍も多く、魅力的な職業です。

初心者の方でもオンライン講座や動画などでスキルを磨くことができるので、興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。