プロゲーマーになってみたいが、引退後が心配という方も多いのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、プロゲーマーの引退後について以下の内容を紹介していきます❗️
- プロゲーマー引退後について
- プロゲーマー引退後のセカンドキャリアの例
- プロゲーマー引退後に居場所がなくなった事例
- プロゲーマーの引退年齢について
- プロゲーマーの将来性について
プロゲーマーが引退したらどうなるの?
プロゲーマーは、スポーツ選手と同じように引退があります?
なぜなら、プロとして勝ち続けるには、動体視力や反応速度、ゲームを長時間集中してプレイするためのスタミナなどが必要とされるからです。
若い人たちと戦っていくには、どうしてもその点が問題になります。
豊富な経験を駆使し肉体的衰えを補い勝ち越している選手もいますが、限界を感じ引退される選手が多数です。
現在78歳でのプロゲーマーの方も世界にはいますが、ほんの一握りの例外です。
生涯をプロゲーマーとして活動するというのは現実的ではないでしょう。
そのため、プロゲーマー引退後のためのセカンドキャリアを考えておく必要があります。
プロゲーマー引退後のセカンドキャリアの例
こちらでは、プロゲーマー引退後のセカンドキャリアの例を紹介します❗️
仕事内容に加えて、実際にこの道を選んだ元プロゲーマーの方も紹介していきます。
配信者(ストリーマー)として活動する
YouTubeなどのライブ配信サービスを利用して、広告収入やメンバーシップ、スーパーチャット、企業案件などの収益を得て配信者(ストリーマー)として活動するケースがあります。
実際に配信者として活動されている方はKUNさんが有名です。
YouTubeをメインに活動するKUNさんは、チャンネル登録者数が120万人を超える人気配信者です✨
FPSゲーム「バトルフィールド」の元プロゲーマーで、プロゲーミングチーム「DetonatioN Gaming」の「BYCM(バイシム)」のリーダーとしてチームを牽引されてきました?
現在では、FPSにこだわらずさまざまなゲームタイトルの実況をされ、配信者としてすばらしい成功を収められています。
KUNさんについて、より詳しく知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください✨
https://pacific-meta.co.jp/magazine/gamer/streamer/11662/プロチームのコーチ/アドバイザーとして経験を活かす
引退後には、プロゲーマーの経験を活かし、プロチームのコーチやアドバイザーとして活躍される方もいます。
コーチやアドバイザーは主に、情報収集や分析、選手のマネジメント、練習メニューの作成などをします。
実際にプロチームのコーチになられている方にQooコーチがいます。
Qooコーチは、ゲームタイトル「League of Legends」において、もともとは「Crest Gaming」でプロゲーマーとして活躍されていましたが、現在はその経験を活かし「Crest Gaming Act」でヘッドコーチをされています。
eSports養成学校などの講師となる
プロゲーマーのセカンドキャリアには、プロゲーマーの知識を活かし学生のさまざまなサポートをするeSports養成学校の講師となる選択肢もあります。
eSports養成学校などの講師になられた方は多くいますが、こちらではXhanZさんを紹介します。
XhanZさんは、もともと「Sengoku Gaming」のPUBG部門のプロゲーマーとして活躍されていました。
現在では「Sengoku Gaming」のストリーマー部門に所属しながら、「福岡デザイン&テクノロジー専門学校」で講師をされています。
下記の記事では、「Xhanz」選手についてより詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひこちらも読んでみてください!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/gamer/streamer/10350/プロゲーミングチームを発足させる
プロゲーマー引退後は、プロゲーミングチームを運営するという選択肢もあります。
実際にプロゲーマーが発足したチームに「忍ism Gaming」があります。
「忍ism Gaming」は、プロゲーマー夫婦であるももち選手とチョコブランカ選手がオーナーのチームです。
2015年に株式会社忍ismを起業され、チームの運営や選手のマネジメント、イベントやWeb番組の企画運営などをされています。
下記の記事では、忍ismのオーナー「ももち選手」について紹介しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください✨
ゲームメイカーに就職する
プロゲーマーの知見を役に立てて、ゲームメイカーに就職するという道もあります。
ゲームメイカーの仕事には、ディレクター、プロデューサー、プランナー、デザイナー、シナリオライターなどさまざまな仕事があります。
元プロゲーマーでゲームメイカーに就職された方にはVader(ベイダー)さんがいます。
Vaderさんは、「サドンアタック」「オーバーウォッチ」のさまざまな大会で優勝された経験のある元プロゲーマーです?
現在は、バンダイナムコオンラインの開発スタッフとして働かれています。
プロゲーマー引退後に居場所がなくなった事例もある
残念ながら、プロゲーマーの引退後にゲーム関係の居場所がなくなってしまった事例もあります?
それは、1998年にブリザード・エンターテイメントから発売されたスタークラフトというゲームタイトルで起こりました。
スタークラフトは、発売されてすぐに韓国で大人気となり、韓国ではゲーム専門放送局の開局がやたくさんのプロチームの参入などがありました。
2000年代には人気絶頂を迎え、特に2004年に釜山(プサン)で開催されたプロリーグ決勝では10万人の観客を集めるなどして、韓国の代表的なeスポーツタイトルとして脚光を浴びます✨
2010年にはスタークラフト2が発売されたのですが、その年にスタークラフト2で違法賭博のためのプロゲーマーの八百長が発覚し、11人のプレイヤーが処分されました。
それイメージダウン以外にも、他ゲームの流行などさまざまな要因が重なり、スタークラフトの人気は見る影もなくなってしまいました。
プロチームの減少などがありながらもプロリーグは継続して行われていたのですが、ついに2016年にそのプロリーグも終了してします。
プロリーグが終了してしまいましたので、ゲーム関係の居場所がなくなってしまうプロゲーマーの方もでてきました。
ソンハクスンさんは、2011年にプロ活動を引退し、引退後は事業の失敗で莫大な借金を背負ってしまいました。
その後、再就職が難しく、なんとか風俗店の営業職を始めたそうです。
その営業のときの画像がネットに出回っており、自身の顔写真とともにeスポーツのプロ活動を記載していることにeスポーツファンからの非難もありました?
現在は、ソンハクスンさんが何をされているかは不明なようです。
ゲーム関係からは居場所がなくなってしまったものの、成功した方もいらっしゃいます。
イムヨハンさんは、スタークラフト引退後、プロのポーカープレイヤーとして活躍されています。
ホンジンホさんは、引退後、韓国のテレビパーソナリティとしてバラエティ番組に出演されたりしています。
プロゲーマーの引退年齢はどれぐらい?
プロゲーマーの引退年齢は、25歳前後と言われています。
動体視力や反応速度はもちろん、ゲームを長時間集中してプレイするためのスタミナも必要となりますので、プロで活躍できる期間は意外と短いです。
しかし、ゲームによって求められるものが違いますので、ゲームタイトルによって引退年齢に違いがあります。
また、現在活躍されているプロゲーマーの方々を見ると、実際にはさまざまな年齢層の方が活躍されています。
若い方ですと、2020年12月にジョセフディーンさんが8歳という若さでプロeスポーツチーム”Team 33″と契約しフォートナイトのプロゲーマーになりました。
高齢のプロゲーマーを紹介しますと、スウェーデンにシニアの方々が集まったSilver SnipersというCS:GOのeプロeスポーツチームもあります。
こちらのチームは65歳から78歳の方で構成されているチームです。
今後プロゲーマーという職種に将来性はある?
【お知らせ】一般社団法人日本 e スポーツ連合(JeSU)は、eスポーツライセンス 認定タイトルとして「リアルタイムバトル将棋」(シルバースタージャパン)を追加したことをお知らせいたします。https://t.co/KastyrqDSj#リアルタイムバトル将棋 #JeSU
— 日本eスポーツ連合(JeSU) (@JeSUofficial) March 1, 2021
現在、日本では「ゲーム=娯楽 / 遊び」という固定観念もまだ残っていますが、かなり改善されてきています。
改善されてきた理由として、近年の日本のeスポーツ界の活動に理由があると思います。
2018年に、JeSU(日本eスポーツ連合)の設立がされ、プロライセンスの発行が開始されました。
JeSUはeスポーツの振興や国民のスポーツ精神の普及なども目指されています。
こういった大きな機関の働きかけは、非常にeスポーツ界に大きな影響を与えているのではないでしょうか。
賞金のある大会の増加や多くのプロゲーミングチームの発足などもあり、eスポーツの世間的な認知度も高くなってきました。
2019年には第74回国民体育大会での文化プログラムに「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」が開催されたりもしています。
2024年のパリ五輪でのオリンピックでの正式採用の検討もされています。
このように、eスポーツの普及に向けてさまざまな方々が奮闘されていますので、将来は明るいのではないかと予想されます✨
プロゲーマーを目指すなら
プロゲーマーを目指すのであれば、「eSports」に関連する教育を行っている専門学校に通うことも手段の一つです。
専門学校の中でも、Pacific Metaマガジンで特におすすめしたいのが「代々木アニメーション学院」の「eスポーツ実況科」です。
eSports業界の勉強に加えて、実況者やストリーマーとしても活躍できるようなスキルを身に着けることができます。
代々木アニメーション学院では、無料にて資料を配布しています。
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プロゲーマーの引退後についてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、プロゲーマーの引退後について紹介してきました。
プロゲーマーは、スポーツ選手と同じように引退がつきものです。
ですので、プロゲーマーを目指されるか悩んでいる方は、セカンドキャリアまで視野に入れて検討してみてください。