eスポーツを職業とするプロゲーマー。
ゲーム好きの人からしたら、夢のような職業かもしれませんが、一方でその世界で活躍する厳しさや実態が気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、プロゲーマーになるのはやめた方がよいのかということについて、以下の内容を紹介していきます。
- 本当にプロゲーマーになるのはやめた方がよいの?
- 「プロゲーマーになるのはやめとけ」と言われる5つの理由とは?
- プロゲーマーの収入などの実態について
- プロゲーマーが「プロゲーマーになるのはやめとけ」といった事例について
他にも、プロゲーマーの生活なども紹介します!
プロゲーマーになるのはやめた方がよい?
プロゲーマーになることは、一概には「やめておいた方が良い」とは言えません。
プロゲーマーを目指すのであれば、プロゲーマーについてしっかり理解した上で目指すべきです。
プロゲーマーに限らず、どんな職業に就くにしても、その職業や業界についてよく知っておかないと、その世界に飛び込んでから数々の壁にぶつかることでしょう。
例えば、必要な知識やスキルや収入についてなどは事前に把握しておくべきでしょう。
その業界についてしっかり把握したうえで、本当に自分にできるのかどうかを見極める必要もありますね?
したがって、プロゲーマーになりたいと思うのであれば、まず、プロゲーマーについてしっかり理解することが重要です。
「プロゲーマーはやめとけ」と言われる理由とは?
ここでは、「プロゲーマーになるのはやめとけ」といわれる理由について紹介していきます。
ゲームが少し上手というだけでプロにはなれない
今、現役でプロゲーマーとして活躍している人は、他の人よりも何かか秀でています。
これは、プロゲーマーに限らず、プロスポーツ選手などもそうですよね。
つまり、ただゲームが好き、少し上手という程度では到底プロゲーマーになることは難しいです。
トップレベルの人たちと戦えるぐらい秀でているものを持っていないといけません。
プロになることがゴールではない
晴れてプロゲーマーになることが出来たとしても、それで安心できるわけではありません。
プロゲーマーになってから、大会等で結果を残し活躍しなければ、プロゲーミングチームの契約期間満了時に契約解除になってしまったり、さらにはプロゲーミングチームの解体にもつながってしまいます。
そもそも、結果を残さなければ収入を得ることも難しくなります。
したがって、プロゲーマーになることがゴールというわけではないのです。
現役として活躍できる期間が限られている
実際のところ、プロゲーマーとして活躍できる期間は限られています。
現在の現役のプロゲーマーの平均年齢は20~30歳です。
そして、平均引退年齢は、25歳~30歳と言われています。
つまり、それくらいの年齢までしかプロゲーマーとして活躍できないということは、セカンドキャリアについても考えなければならないのです。
引退した後には、プロチームのマネジャーやコーチ、大会の解説、プロストリーマーなどの仕事に就く人が多いようです。
したがって、一生プロゲーマーとして生活していけるわけではありません。
特定のゲームでしかプロゲーマーになれない可能性がある
プロゲーマーは、すべてのゲームに対応しているわけではありません。
対人ゲームでのみプロゲーマーになることが出来ます。
したがって、必ずしも自分自身が好きなゲームでプロゲーマーになることが出来るというわけではないのです。
実際に、eスポーツの競技シーンで使用されているゲームの一例としては、フォートナイト・ハースストーン・ヴァロラントなどがあります。
給料未払いなどの問題が生じる可能性がある
現在、日本ではeスポーツはまだ黎明期であるため、様々な問題が生じています。
特に、給料面の問題は実際に日本でも起こり、問題となりました。
日本のとあるプロゲーミングチームで、所属する選手への給料が支払われず、多くの選手が脱退するといった事件がありました。
プロゲーミングチームには、まだ社会に出たことがなく、金銭面などの知識が浅い若い人も所属していることは珍しくありません。
契約や金銭面に関しての知識がないと問題に巻き込まれてしまう可能性もあります。
日本のeスポーツの浸透度を考えると、チームがまだまだ世間的に名が知られていないことも多いので、大きなニュースにはなりません。
したがって、様々な問題が起こりやすくなってしまいます。
プロゲーマーの実態を紹介
「プロゲーマー」という職業は聞いたことがあるけど、実態は知らないという人も多いのではないでしょうか。
日本のプロゲーマーの人数
日本国内のeスポーツの競技人口について、はっきりとした数字は出ていません。
しかし、日本eスポーツ連盟が発行しているプロライセンスン保持者は約200名です。
アメリカの競技人口は約1万人、中国と韓国は約3000人です。
こう見ると、日本の競技人口は世界と比べてかなり少ないことが分かります。
プロゲーマーの収入源
プロゲーマーの収入源は、主に大会の賞金とスポンサー料です。
賞金の額は、大会の規模により異なりますが、数十万~数百万円です。
海外の大会では、数千万円ほどの賞金を獲得できる大会もあります✨
また、スポンサー料に関しては、金銭面のサポートだけでなく、ゲーミングPC、デバイスなどの協賛も含まれています。
スポーツ選手と同じように、プロゲーマーも、大会などでスポンサー企業のロゴが入ったユニフォームを着ることがあります。
プロゲーマーの生活の例
ゲームにも、試合で勝つためには、スポーツと同様練習が必要です。
アスリートのようにストイックな生活を送っている人も多いと言われています。
試合で活躍するために、新しい戦術を身に付けたり、戦略を練ったりしなければなりません。
もちろん、腕前を落としてはいけません。
そのため、プロゲーマーは、オフの日は6~8時間ほど練習していると言われています。
また、集中力を磨くため、ジムで運動をして集中力を高めてからゲームの練習に入る人もいるようです。
もちろん体力も必要なので、体を動かすこともとても重要なトレーニングの一つなのかもしれませんね。
プロゲーマーが「やめとけ」と言った例もある
実際にプロゲーマーが、プロゲーマーを目指す高校生に対して「やめとけ」と言ったという出来事もあります。
韓国のLoLというチームに所属するプロゲーマーの配信にて、上位50万人に入っていることを示す「プラチナ」という階級の高校生が、「プロゲーマーになるのが夢」と言ったところ、そのプロゲーマーは「高校生でプラチナなら不可能」と返しました。
その高校生は、上位3000人を示す「マスター」に行けばなれるのかと聞くと、そのプロゲーマーは、「チャレンジャー(上位300人)」に到達しないとだめだと答えました。
実際にeスポーツの世界で戦ってきたからこそ、その世界の厳しさを知っており、それゆえに出てきた高校生の夢への否定的な言葉だったのでしょう。
プロゲーマーを目指すなら
プロゲーマーを目指すのであれば、「eSports」に関連する教育を行っている専門学校に通うことも手段の一つです。
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「プロゲーマーになるのはやめた方がよいのか」についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「プロゲーマーになるのはやめたほうがいいのか」というテーマについて、下記の内容を紹介してきました。
- プロゲーマーになるには、しっかりとその職業について理解をしておく必要がある。
- 「プロゲーマーになるのはやめとけ」と言われる理由には様々で、かなりのプロとして活躍するためには努力が必要である。
- 日本ではeスポーツはまだ黎明期であることを考慮すると、安定した職業であるとは言い難いため、プロゲーマーになれたとしても大変である可能性が十分にある。
- プロゲーマー自身もプロゲーマーを目指している人に対して、背中を押すことが難しい現状がある。
プロゲーマーの実態を見てみると、厳しそうな世界だと感じますね…。
しかし、プロゲーマーの世界についてしっかりと理解すれば、あとは自分の努力次第で手が届くかもしれません!
プロゲーマーになることをゴールとせず、プロゲーマーになってからより努力することも重要です。
まだ海外と比べて、日本はeスポーツがそれほど盛んではないので、もしかしたらこの記事を読んでくださっている人の中から、日本のeスポーツ界を背負う人が現れるかもしれないと思うと、とても楽しみですね?