「ゲームプランナーはきついって本当?」「ゲームプランナーがきついと言われるのはなんで?」
ゲームプランナーになりたいと考えている方の中には、ゲームプランナーの仕事がきついと言われていることに対してこのような疑問を抱えているのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは「ゲームプランナーはきついのか」について下記の内容を解説していきます。
- ゲームプランナーがきついと言われる理由
- ゲームプランナーのきつい仕事3選
- ゲームプランナーの平均年収とこれからのニーズ
- ゲームプランナーに向いている人とは?
- ゲームプランナーになるにはどうすればいいのか?
この記事を読めば、ゲームプランナーの仕事の実態だけでなく、ゲームプランナーという職種の将来性がわかりますよ。
ゲームプランナーはきつい?
ゲームプランナーはきつい職種なのでしょうか?
結論からいうとゲームプランナーは特別きつい職種というわけではありません。
ゲームプランナーとは新たに制作するゲームを企画、仕様書を作成して他のクリエイターとゲームを開発したり、ゲームの販促用のイベントへの参加など幅広い業務を担当する職種です。
ゲームプランナーは年収的にも他の業種と比べても比較的高く設定されており、月の残業時間も他のゲーム業界の職種と比べて特別多いというわけではないのです。
ゲームプランナーという仕事がきついというイメージを持たれてしまっている要因の1つとして過去にゲームプランナーをしていた人の体験談などが原因だと考えられます。
以前ゲームプランナーとして働いていた方の話によると月に70時間から100時間ほどの残業をすることもあったりと、いかに過酷な労働環境となっていたかがわかります。
残業時間の多いと言われることの多いゲーム業界ですが、近年では働き方改革の影響などもあり過度な残業をする会社は減っています。
それでもなぜ依然としてゲームプランナーという職種がきついと言われているのか、その理由について次の項目で紹介していきます。
ゲームプランナーがきついと言われる理由
ゲームプランナーがきついと言われる理由について調査しました。
この項目では大きく3つにわけてきついと言われる理由を紹介していきます。
理由1:ゲームプランナーの業務範囲の広さ
ゲームプランナーがきついと言われる理由の1つ目は、業務範囲の広さです。
ゲームプランナーって企画とゲームに関する仕様書作りが主な仕事なのでは?と思う方もいるでしょう。
実はゲームプランナーは担当しているタイトルに関する業務は基本的になんでもやる職種なのです。
そのため、企画や仕様書作りといった業務の他にもイベントの企画やゲームのデバッグ作業、さらにはカスタマーサポート対応から、バグや不具合への対応などありとあらゆる業務を担当します。
1つ1つの業務の負荷は高くないものの、多くの業務を並行して進める必要があるため、この業務範囲の広さがきついと言われる原因の1つとしてあげられています。
理由2:迫ってくる納期
ゲームプランナーがきついと言われる理由の2つ目は、迫ってくる納期です。
ゲームを制作する上で納期はリリースから逆算して3か月から6か月先のスケジュールが組まれます。
先ほども紹介したようにゲームプランナーの業務にはデバッグなども含まれており、他のクリエイターの作業が遅れた場合、その影響を受けることになります。
また、他のクリエイターがスケジュール通りに作業が進んでいるかコントロールする役目もあるため業務を先を見据えた働きをしなければいけません。
このように迫ってくる納期に加えて、納期前には各作業での遅れによって非常に多忙になり、残業や長時間労働になるケースが多いのです。
理由3:納品後も問い合わせ対応が必要
ゲームプランナーがきついと言われる理由の3つ目は、納品後も問い合わせ対応が必要な点です。
ゲームが完成したからといって、ゲームプランナーの仕事が終わるわけではありません。
ユーザーによるゲームへの問い合わせが発生した場合には、問い合わせ対応を行うのもゲームプランナーの業務なのです。
問い合わせは新作ゲームのリリース後、アップデートや不具合が生じた際に続出し、通常時の何倍もの問い合わせが集中することもあるため、問い合わせへの対応に追われるでしょう。
このようにゲームプランナーは納品後も問い合わせ対応に追われてしまうため、きついと言われてしまうようです。
ゲームプランナーの中できつい仕事
ゲームプランナーの仕事の中で特にきついと言われる仕事にはどんなものがあるのでしょうか?
ゲームプランナーのきつい仕事と仕事内容、どんな所がきついのかを解説していきます。
この項目を読めば、ゲームプランナーの仕事についてより詳しく知ることができますよ。
きつい仕事1:企画書がなかなか通らないことがある
ゲームプランナーのきつい仕事1つ目は、企画書です。
企画書とはユーザーのニーズ、ゲームのジャンルやコンセプトなどゲーム制作に関するアイ
デアなどをまとめた書類のことを指します。
ゲームを制作する上で設計図と言われるほど重要な役割持つ企画書ですが、この企画書が中々通らないのです。
当然この企画書が通らなければゲーム制作がスタートしないため、企画が通るまで企画書やネタを練り直して、都度提案する必要があります。
多い時には1つの企画で10個以上のネタを使うなんてこともあり、このことからもいかに企画を通すことが困難かわかりますよね。
何回も企画を提案しても通らないときには「ユーザーのニーズに沿っているのか」「ゲームバランスはいいのか」「世界観とマッチしているか」などの点をクリアしているかをチェックするようにしましょう。
このように企画の提案にも多くのネタやアイデアが必要なため、ゲームプランナーは日頃からトレンドやニーズ、ゲーム以外にもアニメや映画などのコンテンツをチェックしたりとアンテナを高く持つことが求められるでしょう。
きつい仕事2:デバッグを行う必要がある
ゲームプランナーのきつい仕事2つ目は、デバッグです。
企画書、仕様書を作成し、ゲーム制作が進みと試作品が完成するとゲームプランナーはこの試作品にバグや不具合がないかのデバッグ作業も担当します。
デバッグ作業にはゲームの動作確認作業のことをいい、ゲーム内音声が正しく流れるのか、キャラクターの挙動が正常に行われるかなど、非常に多くの項目をチェックする必要があります。
ゲーム好きな人からすると「ゲームしてればいいなんて最高じゃん」と思うかもしれませんが、1つのタイトルを長時間プレイすることや、一つ一つのチェックを手作業で行わないといけないことからストレスを感じることもあるでしょう。
また、ただゲームをすればいいのではなく、どんな不具合が起きているのか気づける観察力が必要になります。
このように同じタイトルをバグがないかチェックしながら長時間プレイするデバッグ作業がきつい仕事の1つと言われています。
きつい仕事3:問い合わせ対応がある
ゲームプランナーのきつい仕事3つ目は、問い合わせ対応です。
前の項目でも紹介したようにゲームプランナーはゲーム制作が終わり納品した後でもユーザーからの問い合わせ対応に追われてしまいます。
問い合わせといってもすべてではなく、簡単な問い合わせは仲介会社が請け負い、ゲームの仕様に関する問い合わせやクレームはゲームプランナーが対応に当たります。
クレームの中にはかなりきつい言葉をかけられたり、人にかける言葉とは思えないような罵声を浴びせられることもあり、対応に当たったゲームプランナーは精神的なショックを受けることも多いのです。
クレーム対応を機に離職を検討しようとする人も現れるほどきつい仕事の1つといえます。
ゲームプランナーの年収とニーズ
ゲームプランナーを目指す人にとって年収がどれくらいもらえるのか、これからの時代にゲームプランナーという職種がニーズはあるのかということが気になりますよね。
ここからはゲームプランナーの年収とニーズについて詳しく掘り下げていきます。
ゲームプランナーの平均年収
ゲームプランナーの平均年収はどれくらいなのでしょうか?
求人ボックスが公開した情報によると2021年9月時点では、ゲームプランナーの平均年収は496万円と言われています。
国税庁の民間給与実態統計調査によると日本人の平均年収が令和元年の時点で436万円なので日本の平均年収以上の収入を得られる職種ということがわかりますね。
ただ496万円という金額はあくまでもゲームプランナー全体の平均年収であり、実際には300万円から800万円程の年収を得ている人もいるため、かなり幅が広いのです。
年収に差が生まれる要因としては所属するゲーム会社の規模や経験の差にあり、人気タイトルに携わっていたプランナーであれば市場価値が高く年収も上がります。
ゲームプランナーの平均年収は496万円ですが、実績や実力によっては平均年収以上の収入を得られる職種といえます。
ゲームプランナーのニーズ
ゲームプランナーという職種にニーズはあるのでしょうか?
結論からいうとゲームプランナーは今後もニーズが高く、活躍の場が広がっていくと考えられます。
その理由としてスマホの普及により、家庭用ゲーム機だけでなくスマホゲームやソーシャルゲームをプレイする人口が増え、娯楽としてのゲームの需要が高まっていることが上げられます。
スマホゲームは家庭用ゲーム機などのコンシューマーゲームと比べても開発スパンが短く、日夜新しいタイトルが生まれているため、ゲームプランナーの存在は欠かせないのです。
そのため、ゲームプランナーとして活躍する場はまだまだあるといえるのが現状です。
しかし、反対に数多くのゲームからヒットする作品を生み出すのも困難になっているというのも事実で、ゲーム業界の中での競争は厳しくなっています。
このような過酷な業界でゲームプランナーとしてヒット作を生み出すためにも、ニーズやトレンドに敏感であることが求められるでしょう。
ゲームプランナーに向いている方
ゲームプランナーに向いている人とはどんな人なのでしょうか?
実はゲームプランナーには外交的でコミュニケーション能力の高い人が向いているのです。
ゲームプランナーはプログラマーやグラフィックデザイナーなどチーム内の様々なクリエイターと関わる機会が多く、コミュニケーションを取りながらゲームを制作していかなければなりません。
コミュニケーション不足が生じるとスケジュール通りに制作が進まなかったり、ミスにも繋がります。
そのためゲームプランナーにはコミュニケーション能力は欠かせず、外交的な人が向いているのです。
ゲームプランナーになるには
ゲームプランナーになるには具体的にどうすればいいのでしょうか?
ここからはゲームプランナーになるのにおすすめの方法を2つ紹介します。
ゲームプランナーになるならマイナビクリエイター
ゲームプランナーになるならマイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
マイナビクリエイターとはゲーム・Webサービスを専門とした転職支援サービスで、ゲームプランナーを目指す方にピッタリのサービスといえます。
マイナビクリエイターではコンシューマーゲームからスマホゲームのゲームプランナーの求人まで多数の求人が掲載されているのです。
さらにキャリアアドバイザーに自分の希望や条件を伝えれば、利用者に最適な求人やサイトに掲載されていない特別な求人情報を提供してくれます。
このほかにも、転職や就職活動に欠かせないポートフォリオ作りのアドバイスなど様々なサポートを無料で受けられるのです。
マイナビクリエイターのサービス内容をもっと詳しく知りたい方はPacific Metaマガジンではマイナビクリエイターの記事を掲載していますので、そちらもご覧いただけますと幸いです。
ゲームプランナーの勉強をするなら専門学校!
ゲームプランナーに就職するなら専門学校に通うという方法もおすすめです。
全国に多数ある専門学校の中でもPacific Metaマガジンでは特に代々木アニメーション学院をおすすめします。
ゲームプランナーという職種は四年生大学を卒業した方でも目指せる職種ではありますが、専門学校に通うことでゲームプランナーに必要な知識を身に着け最短でゲームプランナーになれるというメリットがあります。
特に代々木アニメーション学院ではゲームプランナーの主な仕事でもある、企画書、仕様書作り方やプレゼンテーションの仕方をゲーム業界で活躍するプロの講師から直接学べるのです。
また、代々木アニメーション学院の他の学部や学科と共同で本格的なゲーム制作を体験することもできるため、現場で活躍できるゲームプランナーとしての能力が養われるでしょう。
また、学費という面でも4年制大学よりも少ない学費に抑えられるというメリットもあります。
以上からゲームプランナーに就職するなら専門学校がおすすめといえます。
ゲームプランナーはきついのかのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは「ゲームプランナーはきついのか」について以下の内容を紹介しました。
- ゲームプランナーがきついと言われている現状には過酷な労働環境で働いた元ゲームプランナーの体験談や残業や長時間労働になりがちなゲーム業界の仕事という背景がある
- ゲームプランナーがきつい仕事といわれるのは企画書、仕様書作成業務の他にデバッグや問い合わせ対応など業務が多岐にわたることや常に納期に追われる立場にあるという理由がある
- ゲームプランナーのきつい仕事として企画書作成、デバッグ作業、問い合わせ対応があります。企画書を通すのは非常に困難で没になってしまうことも多々あるため、たくさんのアイデアやネタを提供する力が求められます。
このようにゲームプランナーは複数の業務を担当する立場にあったり、時にはクレーム対応をすることもあったりと、きつい人にはきつい仕事といえますが年収を考慮してみれば普通といえるでしょう。
また、スマホのソーシャルゲーム需要が高まっている現在、ゲームプランナーという仕事は非常に需要の高い仕事といえ、将来性もあります。
これからゲームに関係する仕事に就きたいと考えている方はこれからますます活躍の場が広がるであろうゲームプランナーを目指してみてはいかがでしょうか?