「VTuberになってみたいけど、キャラクターイラストはどこから依頼すればいいの?」「そもそもVTuberになるには何が必要なのか良く分からない」
このような疑問を持っている方も多いでしょう。
今回Pacific Metaマガジンでは以下の内容で、イラスト関連を中心にVTuberとなるための様々な疑問に答えていきます。
- VTuberになぜイラストレーターが必要なのか
- モデル制作の依頼・購入方法を紹介
- VTuberになるために必要なもの
- イラストレーターはVTuberのママ?
- VTuberをやっているイラストレーターについて
- 自分でイラストを描きたいなら
活動できそうなWebサイトやツールなどを具体的に紹介しながら説明しますので、漠然としたイメージしか無い方にもおすすめの記事です。
Vtuberとは?
この記事を見ている方がVTuberを全く知らないということは無いと思いますが、VTuberは2Dあるいは3Dのアバターを使って配信・動画投稿をおこなう存在です。
そのため、配信者の分身となるモデルや元になるキャラクターイラストを制作する必要があります。
キャラクターを描く絵心に加え、配信でVTuberとして使うためにはモデリングと呼ばれる作業も必須。
経験の無い人が1からスキルを習得するには、非常に時間がかかります。
現時点でVTuberのモデル制作スキルを持った方は一握りだと思いますので、ここからはモデリング技術を持ったイラストレーターの探し方を見ていきましょう。
モデル制作の依頼・購入サイト
これから、VTuber用のモデル制作を依頼出来るサイトを3つ紹介しますが、その前に注意事項を軽く記載します。
まず、依頼したモデルの著作権についてはよく確認するようにしてください。
商用利用・改変・再配布などのルールは案件ごとに異なりますので、都度確認が必要です。
続いて、VTuberのモデルを依頼する場合の流れですが、制作済みのモデルを選んで購入するパターンと、注文後にオーダーメイドで制作するパターンとがあります。
当然、オーダーメイドの方が値は張ります。
制作済みのモデルを購入するパターンにおいては、同じモデルを1人にしか売らないスタイルが一般的ですが、複数の人に同じモデルを販売する案件も存在します。
この場合、モデルの値段は極めて安いことが多いですが、色々な人が同じモデルを使って配信活動をおこなうことが考えられるので、リスクもあります。
あくまで個人の趣味として楽しむのか、がっつり収益化を狙って活動するのか。
目的によって使い分けを意識するようにしてください。
ココナラ
スキルマーケットとして、あらゆるジャンルの作業依頼があふれているココナラ。
イラストに特化したサイトではありませんが案件数は非常に多いので、迷ったらこのサイトから始めてみるのがおすすめです。
今回紹介している中では支払い方法も一番豊富(クレジットカードやコンビニ決済に加えキャリア決済なども可能)なので、手軽に使いやすいサイトとなっています。
サイトでは「VTuber」と検索するだけでも、モデリングを含めたキャラクター制作案件が数え切れないほどヒットします。
人気のあるクリエイターであれば、モデリングを含めた費用は3万円~といったところ。
安いところでは1万円程度でおこなっているところもありますが、クリエイターの評価にも注意して選ぶようにしましょう。
SKIMA
SKIMAはイラストがメインとなっているマーケットサービス。
VTuberに関する案件も多く、やや専門的な内容の依頼でも安心して任せられます。
案件を見るとモデリング・イラストのほか「立ち絵」「パーツ分け」「ロゴ」「サムネ」といったワードでも数多くヒットするため、VTuber活動に関する様々な場面で活用が出来そうです。
モデリングに関する値段の相場はココナラと大きく変わらない印象。
VTuber活動で細かいところにまでこだわりたいという方は、こちらを選ぶといいでしょう。
nizima
最後に紹介するのはnizima。
現時点で多くのVTuberを動かしているソフト「Live2D」でのモデル作成に特化したサイトです。
まさに「VTuberのためのサイト」と言ってもいいぐらいモデル制作に特化したサイトであり、完成品のモデルを複数人に配布するタイプの案件も多く存在しています。
早く・手軽にVTuberになりたい方にはおすすめのサイトですが、3Dのモデリングは扱っていないため、ご注意ください。
イラストレーターのSNSなどから直接依頼
上で紹介したマーケット型サイトのほかに、直接依頼をする方法も存在します。
契約に関する書類を用意する必要があるなど、依頼までのハードルはかなり高めですが、利用手数料を嫌がって直接契約をメインに活動しているイラストレーターも存在するため、SNSなどでアカウントを探してみる価値は十分あります。
例えばTwitterであれば、ほとんどの場合プロフィール欄に「お仕事の依頼は○○まで」といった文言が書かれているため、仕事を募集しているかどうかはそこで判断できます。
逆に仕事の受付に関する文言がない場合は諦めた方が無難です。
プロフィールの内容や最近の発信内容も確認した上で、依頼をおこないましょう。
Vtuberになるために必要なもの
ここでは、VTuberになるために必要な機材・ソフトをざっくりとおさらいします。
モデル以外にもそれなりにお金がかかりますので、ご注意ください。
パソコン
スマホを使ったVTuber配信もやり方によっては不可能ではないですが、スペックを考えた際にはパソコンがほぼ必須です。
配信内容にもよりますが、ゲーム配信であればゲームプレイ+キャプチャーソフト+VTuberの動作ソフトを同時に動かすだけのスペックが必要になりますので、ハイスペックなゲーミングPCと同等かそれ以上の性能が欲しいところです。
参考として、VTuberを動かすのによく用いられるソフト、Live2Dの推奨スペックは以下の通りとなっています。
- OS: Windows 10
- CPU: Intel® Core™ i7シリーズ
- メモリ: 16GB以上
- GPU: NVIDIA GeForce GTX 850M 相当以上
マイク
軽視されやすい部分ですが、マイクはかなり重要ポイントです。
特に個人レベルのVTuberは口の動きや表情のリンクが弱いため、声がはっきり聴こえないと何を言っているのか分からなくなります。
せめて雑音・ノイズが入らないレベルのものを選びましょう。
Webカメラ
顔を認識させるためにWebカメラは必須ですが、最終的に画面に映るのはアバターであるため、そこまで性能にこだわる必要はありません。
あまり予算を使わなくても問題は無いでしょう。
キャプチャーソフト
VTuberの配信をよく見る方ならOBSという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
OBSは無料で利用可能なキャプチャーソフト(録画・配信ソフト)として広く用いられており、VTuberのモデルとゲーム画面を合成して配信にのせることが可能になります。
特にYouTubeをメインとするVTuberには必須のツールですね。
animaze
聞き慣れないかもしれませんが、animazeはWebカメラから表情などの動きを読み取り、アバターへ反映させるためのソフト。
VTuberの配信においては核となるような重要ソフトです。
使い方を配信で説明しているVTuberもいます。
興味のある方は覗いてみてください。
(お絵かき講座魔王として活動するディープブリザードさんです)
これで安心!Animaze超入門講座【FaceRigからの移行・Editor操作】
Vtuberにママがいる?
話題は少し変わりますが、VTuber界では自身のイラストを担当してくれた方をママと呼ぶ文化が存在します。
生みの親という意味で使われるものですが、イラストレーターによっては生み出したVTuberと積極的にコミュニケーションをおこない、本当の家族のように仲良くなっているケースもあります。
リスナーからも同様に親しまれることが多いVTuberのイラストレーターは、この世界において非常に大きな存在です。
Vtuberもやってるイラストレーターも!
自ら生み出したキャラクターを使ってVTuber活動をおこなうイラストレーターも存在します。
何人か例を挙げると、しぐれういさん、伊東ライフさん、蒼彩なびさんなど。
得意のイラストを活かした配信をおこないつつも、ゲーム配信などの分野でも高い人気を得ています。
また、しぐれういさんはホロライブ所属のVTuberである大空スバルさん、伊東ライフさんはにじさんじ所属のVTuberである愛園愛美さんのイラストも手掛けていますが、それぞれVTuberとしての親子コラボも実現済み。
当たり前ですが顔や雰囲気も似ているので、まるで本当の親子のように錯覚しそうになります。
イラストレーターに転職するならマイナビクリエイター
自分自身がイラストレーターになりたい、という方にはマイナビクリエイターがおすすめ。
マイナビクリエイターはWeb・ゲーム・IT業界専門に特化した転職エージェントで、分野はゲーム業界に偏ってはいるものの、イラストレーターの求人も数多く存在しています。
マイナビクリエイターの大きな特長は、専任のキャリアアドバイザーが付いてくれること。
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イラストレーターを目指すなら、マイナビクリエイターを一度は利用してみましょう。
マイナビクリエイターについては、Pacific Metaマガジンでも評判や口コミを調査した記事を掲載中。
こちらのページもぜひ参考にしてみてください。
Vtuberとイラストレーターのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、VTuberとイラストレーターについて紹介しました。
VTuberとして活動するためには色々な準備が必要ですが、アバターとなるイラスト・モデルの制作は特に重要。
VTuberとしてのアイデンティティーを決める1つの要素になるため、真剣に活動をされるのであれば、妥協の無いようにこだわり抜きましょう。