ゲーム業界で非常に重要な職業であるサウンドクリエイター。
ストーリーや内容だけでなく、BGMやテーマ曲が素晴らしいと評判のゲームもたくさんありますよね。
音楽については未経験だけれど、サウンドクリエイターになりたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、未経験でもサウンドクリエイターになれるのかということについて、以下の内容を紹介していきます。
- 未経験でもサウンドクリエイターになれるのか
- 未経験者でも求人はあるのか
- サウンドクリエイターの仕事内容について
- サウンドクリエイターの年収について
- 未経験からサウンドクリエイターになる方法
- サウンドクリエイターになる際に役立つ資格について
- 有名なサウンドクリエイターの紹介
サウンドクリエイターになる方法や実際にどのくらい稼げるのか、よく分からないという方も多いかと思います。
本記事では、サウンドクリエイターになるための学校や仕事内容、年収についても紹介していきます。
未経験でもサウンドクリエイターになれるの?求人はあるの?
完全に未経験の状態でサウンドクリエイターになるのは難しいですが可能です。
サウンドクリエイター自体、未経験歓迎の求人が少ない職業で、フリーランスなどに外注する企業も増えてきています。
しかし、音楽に対する情熱と高い技術を身につければ、未経験でもサウンドクリエイターへの転職は不可能ではありません。
求人は少ないものの、サウンドクリエイターの需要がないわけではありません。
特に、スマホゲームやオンラインゲームのサウンド制作は需要が高まってきています。
競争の激しい世界ですが、未経験でも転職できる可能性はあります。
やりがいもある仕事なので、やってみたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。
サウンドクリエーターの仕事内容は?
サウンドクリエイターは、ゲーム内で使われるテーマ曲やBGM、効果音などを作成します。
プロデューサーやプランナーなどと話し合い、求められるイメージに合ったサウンドを作成していきます。
また、音響コントロールも重要な仕事内容の1つです。
音響コントロールは、ゲーム中に複数の音が重なりお互いの音を打ち消し合わないように微調整する作業です。
詳しい仕事内容についてはこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください!
サウンドクリエイターの年収はどれぐらい?
正社員のサウンドクリエイターの年収は、400~600万円とされています。
アルバイトや契約社員である場合はもう少し低くなりますが、フリーランスで1000万円以上稼いでいる方もいます。
雇用形態によって、サウンドクリエイターの年収には幅があります。
未経験からサウンドクリエイターになる方法
未経験からサウンドクリエイターになるためには何をすれば良いのかということについて紹介します。
専門学校や音楽大学、独学で音楽を勉強する
サウンドクリエイターになるためには、まず必要最低限の知識や技術を身につけなければなりません。
勉強方法は、主に専門学校や音楽大学に通う方法と独学で学ぶ方法の2種類です。
専門学校や音楽大学に通えば、費用はかかりますが効率的に必要な勉強をすることができます。
時間や金銭的な余裕がある方は、学校に通って勉強するのが良いでしょう。
仕事をしていて時間が取れない方は、独学で勉強することもできます。
本やオンライン学習などを使えば、学校に通うより費用も抑えられます。
自分のライフスタイルに合わせて勉強方法を選びましょう。
サウンドクリエイターの勉強ができる大学について詳しく知りたいという方は、こちらも合わせてご覧ください!
デモテープを制作して音楽制作会社に持ち込む
基礎的な知識や技術が身についたら、デモテープを制作します。
サウンドクリエイターの採用にデモテープの審査をする企業が多いので、自分の作った楽曲の中で出来の良いものをデモテープに集めておくのがオススメです。
初めから質の良いものを作ろうとするのではなく、とにかくたくさんの楽曲を作成してみましょう。
数をこなすことで、技術の向上にもつながります。
デモテープの他に、音楽配信サイトにアップロードしてアピールするのも効果的です。
未経験からサウンドクリエイターになるならマイナビクリエイター
未経験からサウンドクリエイターを目指すなら、マイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
マイナビクリエイターなら、ゲーム業界に特化した転職支援サービスを受けることができます。
業界トップの求人保有数の転職支援サービスで、WEB・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーに満足いくまで無料で相談することができます。
Pacific Metaマガジンでは、マイナビクリエイターの「評判」や「よい点・悪い点」を徹底的に調べました。
調査結果の内容は下の記事をご覧ください?
未経験からサウンドクリエーターになる際に役立つ資格
サウンドクリエイターに転職する際、資格をもっておくと有利になる場合があります。
ここではサウンドクリエイターになる際に役立つ資格を2つ紹介します。
Pro Tools技術認定
Pro Tools技術認定は、「一般社団法人日本音楽スタジオ協会」の資格です。
多くのサウンドクリエーターが使用しているソフト「Pro Tools」のスキルを証明することができます。
この資格を持っていれば、Pro Toolsをメインに使っている企業から興味をもってもらえる可能性があります。
Pro Toolsに関する基礎知識だけでなく、録音・編集・ミキシングなどの知識も身につけられます。
サウンドレコーディング技術認定
サウンドレコーディング技術認定も、「一般社団法人日本音楽スタジオ協会」が運営する資格です。
音・音響・音響機器の基礎理解やデジタル技術に加え、著作権やレコーディングについての知識も評価されます。
音響に関する技術はもちろん、著作権などの知識ももっていることをアピールすることができます。
合否のある試験ではなく、点数によってA~Eのランク付けをされる方式です。
その他のクリエイター職に必要なスキルや適性について詳しく知りたいという方は、こちらの記事も合わせてご覧ください!
有名なサウンドクリエイター2名を紹介!
実際にゲーム業界で活躍しているサウンドクリエイターを紹介します。
岩垂徳行
岩垂徳行(いわだれのりゆき)さんは、ゲーム「逆転裁判」や東京ディズニーリゾートの音楽制作で有名なサウンドクリエイターです。
大学在学中にほぼ独学で作曲について学び、4年間のバンド活動を経て、サウンドクリエイターとして主にゲーム音楽の作曲をされています。
サウンドクリエイターとしてだけでなく、指揮者としても有名な方です。
坂本英城
坂本英城(さかもとひでき)さんは、株式会社ノイジークロークの代表取締役で、「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「龍が如く」といったゲーム音楽に携わっています。
両親の影響で幼いころから音楽に興味をもっていた坂本さん。
中学校2年生の時にテレビで見た「ドラゴンクエスト」を見て、3つの音だけで音楽として成り立っていることに衝撃を受け、ゲーム業界を目指すきっかけになったそうです。
早稲田大学では西洋文化専修で哲学を専攻していたそうですが、その内容が楽曲制作に影響を与えているそうです。
サウンドクリエイターは未経験でもなれるのかについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「未経験でもサウンドクリエイターになれるのか」というテーマについて、以下の内容を紹介してきました。
- 求人が少なく難しいが、未経験でもサウンドクリエイターになることができる
- サウンドクリエイターの仕事は、主に音楽制作と音響コントロール
- 正社員のサウンドクリエイターの年収は400~600万円くらい
- 学校に通ったり独学で勉強したりして、基本的な知識を身につけることが重要
- デモテープを作成しておくと転職に役立つ
- Pro Tools技術認定やサウンドレコーディング技術認定といった資格をもっておくと良い
- マイナビクリエイターに登録することで、さまざまなサポートを受けることができる
- ゲーム業界では、岩垂徳行さんや坂本英城さんといった有名なサウンドクリエイターが活躍している
競争率の激しいサウンドクリエイターですが、今後も需要が高まっていく職業の1つです✨
未経験でも目指すことができますので、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。