クリエイティブな職業の代表格でもあるグラフィックデザイナーは、壁に貼られているポスターや商品のパッケージなど、日常と密接に関わっている職業の一つです。
どうすればグラフィックデザイナーになれるのでしょうか?
どのような資格が必要なのでしょうか?
そこで今回、Pacific Metaマガジンではグラフィックデザイナーについて以下の内容をご紹介します。
- グラフィックデザイナーに必須資格はある?
- グラフィックデザイナーにおすすめの資格と求められるスキル
- グラフィックデザイナーにおすすめの資格の勉強法
- グラフィックデザイナーになるために資格を取得するメリットは?
- グラフィックデザイナーは資格の有無で収入は変わる?
- グラフィックデザイナーとは?
- グラフィックデザイナーになるための道のり
- グラフィックデザイナーの就職先と活躍できる場所
- グラフィックデザイナーに転職するならマイナビクリエイター
- グラフィックデザイナーに向いている人
- グラフィックデザイナーの平均年収
- グラフィックデザイナーの需要と将来性
少しでもグラフィックデザイナーに興味を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- グラフィックデザイナーに必要な資格はある?
- グラフィックデザイナーにおすすめの資格は?
- グラフィックデザイナーにおすすめの資格の勉強法
- グラフィックデザイナーになるために資格を取得するメリットは?
- グラフィックデザイナーは資格の有無で収入は変わる?
- グラフィックデザイナーの主な仕事内容とは?
- グラフィックデザイナーとWebデザイナーとの違いとは?
- グラフィックデザイナーになるための道のり
- グラフィックデザイナーに資格以外で求められるスキルは?
- グラフィックデザイナーに向いている人
- グラフィックデザイナーの就職先と活躍できる場所
- グラフィックデザイナーとして活躍するならマイナビクリエイター
- グラフィックデザイナーの平均年収
- グラフィックデザイナーの需要と将来性
- グラフィックデザイナーの資格についてのまとめ
グラフィックデザイナーに必要な資格はある?
グラフィックデザイナーになるために必須の資格や免許などはありません。
無資格でもなることが出来るのです。
クリエイティブな職業であるため、やはり企業が目を引くような実績が必要になってきます。
実績に少し乏しい方の場合は、資格を持っていることで自己アピールになるため、さまざまな資格を持っている方が有利になることは間違いないでしょう。
グラフィックデザイナーにおすすめの資格は?
グラフィックデザイナーの就職や転職において、有利になる資格や求められるスキルについてご紹介します。
これらの資格を取得したりスキルを身に付けることが、グラフィックデザイナーになるための近道です。
Photoshopクリエイター能力認定試験
グラフィック業界でよく使われている写真編集ソフト「Photoshop」
このPhotoshopを使用しグラフィックコンテンツを制作する能力を測るのが、Photoshopクリエイター能力認定試験になります。
グラフィックデザイナーになるには最低限必要な資格の一つです。
Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopと同様によく使用されるグラフィック制作ソフトの「Illustrator」
Webサイトなどのグラフィックに関する作成スキルが問われる試験です。
この資格についても、グラフィックデザイナーとして働くうえで、欠かせない資格になっています。
アドビ認定アソシエイト
上記に挙げたPhotoshopやIllustratorなどの基本スキルに関する試験です。
内容は非常に基礎的なもので、未経験や初心者の方がグラフィックデザイナーを目指すために、最初に取るべき資格になります。
DTPエキスパート認証試験
PCを使用して、デザインの編集や製版、印刷や加工に関する知識などに試験です。
DTPとは、ポスターなどの印刷物をPC上で作業し、プリンターで出力することを言います。
このDTPエキスパート認証試験は、DTPに関する試験の中で最も古く人気のある試験です。
2年ごとに有料での更新をする必要がありますが、この資格を取得すればグラフィックデザイナーの就職に非常に有利に働きます。
色彩検定
色の基礎や配色などの色彩に関する知識や能力が必要な試験になります。
グラフィックデザイナーとして非常に役立つ知識を得ることが出来るため、是が非でも取得するべき資格の一つです。
グラフィックデザイナーにおすすめの資格の勉強法
資格の取得や勉強のために、さまざまな書籍やツールがあります。
ぜひ、参考にしてみてください。
参考書や問題集で学ぶ
初心者がデザインを学ぶためにおすすめなのが、「あるあるデザイン」です。
レイアウトやデザインについて分かりやすく学ぶことが出来ます。
270点ものデザインが掲載されており、楽しみながら学ぶことができる一冊です。
Photoshopを勉強したいという方にはぜひ「Photoshopレタッチ」を手に取って見てください。
Photoshopでの写真合成やレタッチについて解説されており、初心者から上級者まで幅広く学ぶことができる本になっています。
Illustratorの使い方について学ぶことができる「Illustrator パーフェクトマスター」
Illustratorの基礎知識についてわかりやすく解説されており、これからIllustratorを始めたいという人や、独学で勉強している人におすすめです。
デザインにはフォントも重要になってきます。
フォントについてわかりやすく説明してくれているのが「ほんとに、フォント」です。
レイアウトの仕方などが詳しく解説されているため、初心者でも理解しやすい一冊になっています。
実際にツールを使用して学ぶ
PhotoshopやIllustratorなどのツールは、グラフィックデザイナーにとっては必要不可欠なものになります。
本などで学んだ使い方を実際に使用することも、非常に有効な学習方法です。
グラフィックデザイナーになるために資格を取得するメリットは?
資格を持っていると、面接官や企業に対して自分のスキルを証明する手段の一つになります。
自分の実績を披露することもアピールになりますが、資格を持っていることで更なるアピールになるのです。
また、就職後に関しても資格を持っていることで、資格手当や職能手当がもらえるというケースもあります。
もちろん勤める企業によりますが、持っていてマイナスになることはありません。
グラフィックデザイナーは資格の有無で収入は変わる?
グラフィックデザイナーは資格の有無によって、収入は変わってくると言われています。
資格を所持していることで職能手当や資格手当がつき、収入が上がるというケースがあります。
また、資格を持っていると相対的にクライアントや上司からの評価が高くなり、その結果昇給につながることもあるでしょう。
グラフィックデザイナーの主な仕事内容とは?
主な仕事内容は、ポスターや商品パッケージ、看板などのデザインを作成します。
購買意欲をそそられるようなデザインを作成することで、その商品の宣伝を行うことが主な目的なのです。
グラフィックデザイナーとWebデザイナーとの違いとは?
似ている名称のグラフィックデザイナーとWebデザイナー。
しかし、仕事内容はそれぞれ違ってきます。
グラフィックデザイナーは、紙媒体へのデザインを作成することが求められます。
主にポスターや商品のパッケージなどです。
それに対してWebデザイナーは、ホームページやメディアサイトなどのインターネット上のコンテンツに対してデザインをすることが、仕事内容となっています。
グラフィックデザイナーになるための道のり
グラフィックデザイナーの技術を取得するためには、さまざまな学習方法があります。
学習にかけられるお金や時間は、それぞれ違います。
それぞれの方に適した選択肢を選び、技術を取得していくことが、非常に重要になってくるでしょう。
大学で学ぶ
お金も時間も費やすことができる環境であれば、大学に通うことが非常に有効な選択肢となるでしょう。
大学ではデザインの技術はもちろんのこと、一般教養など社会に出るためには非常に重要な知識を学ぶことが出来るのです。
希望する就職先においてはデザインのスキルに追加して、このような一般教養を求められるというケースも多々あります。
専門学校で学ぶ
専門学校は大学に比べて期間も短く安価で通うことができる、オススメの選択肢の一つです。
大学に通うよりも早くに現場に出て経験を積むことができます。
ただし、大学で学ぶ内容に比べると専門学校で学べる内容は薄いため、就職後も日々勉強をし学び続ける必要があるでしょう。
専門のスクールで学ぶ
専門のスクールは、比較的に安い値段で通うことができます。
また夜間のクラスがある学校が多いので、働きながらグラフィックデザイナーを目指して通うことが可能です。
独学で勉強する
最も安価で自由に取り組むことができる選択肢です。
ユーキャンなどの通信講座を使用して学んでいきます。
しかし、一人で勉強をするので、やはり孤独に耐えなければなりません。
モチベーションの維持が非常に難しいと言えるでしょう。
また、専門学校などと違い実際に現場で働いたことがあるという先生もいないため、最新のグラフィックデザイナーの動向を知ることが難しくなります。
グラフィックデザイナーに資格以外で求められるスキルは?
デザイナーの職業は絵が上手に描ければいいと思っている方もいるのではないでしょうか?
もちろん絵が描けることが最低条件ですが、それ以外でもさまざまなスキルが求められるのです。
デザインセンス
グラフィックデザイナーを目指すうえで、最も重要なスキルであるデザインセンス。
この能力が低ければ、グラフィックデザイナーとして働くのが困難になってきます。
センスと言えば生まれ持ったものだと思いがちですが、デザインセンスに関しては後からでも向上することが可能です。
日頃から美しい物を見たり、さまざまなことを考える。
そうすることで、色彩的な完成が磨かれデザインスキルの向上につながっていくのです。
発想力
デザインセンスと同様にグラフィックデザイナーとしては必要不可欠なスキルである発想力。
人々の購買力をそそるようなデザインを作成するためには、物事を発想して形にする能力が問われます。
こちらも自己鍛錬により磨くことが可能です。
しっかりと日頃から感性を磨き発想力を鍛えていく必要があります。
情報収集能力
人々の興味を惹いたり買ってもらうためのデザインを作成するためには、人々の嗜好を知る必要があります。
また、トレンドなどによって嗜好も変化していくため、日頃からしっかりと情報収集を行い、今何が求められているかなどを把握しておかなければなりません。
Webマーケティング能力
インターネットやスマートフォンの普及により、より重要になったWebマーケティング能力。
インターネット上でもいかに商品を売り出せるかというマーケティング能力は、グラフィックデザイナーにも求められるスキルの一つになります。
コミュニケーション能力
グラフィックデザイナーは一人で黙々と作業するだけではなく、しっかりと他職種と連携を取る必要があります。
また、クライアントととも密にコミュニケーションを取り、どのようなデザインがいいのかなどのクライアントの意図を知ることが重要なのです。
クライアントとしっかりと意思疎通することが、デザインをスムーズに作成することにつながっていきます。
グラフィックデザイナーに向いている人
グラフィックデザイナーはクリエイティブな業種であるため、向いている人・向いていない人がいます。
ここでは、自分がどちらに該当するかを見ていきましょう。
美的センスのある人
デザインの仕事であるため、美的センスに関しては必要不可欠になってきます。
色彩感覚などは日常で磨くことができるため。
日頃から意識して鍛えていくと良いでしょう。
粘り強い人
時にはクライアントから完成した作品に対して、さまざまなダメ出しを出されることもあります。
その場合は、しっかりとクライアントの意図をくみ取り、何度も修正しなければならないということもあるのです。
粘り強い人でなければ、そのようなクライアントに対応するのは困難になるでしょう。
自己スケジュール管理能力の高い人
依頼された仕事には、納期が設けられています。
納期をしっかりと守らなければ、クライアントや上司からの評価・信頼を落とすことになります。
また、独立しフリーランスとして働くのであれば、なおさら自分のスケジュールを管理しなければなりません。
無理な納期での仕事の受注や、受注した仕事の量が多すぎてこなせないという状況になれば、仕事を失うという危険性も考えられます。
コミュニケーション能力のある人
コミュニケーション能力も必須になります。
デザイナー職の仕事では、ディレクターやコピーライターなど、さまざまな職種との共同作業が必須です。
つまり、チームで一体となって、作品を作り上げなければなりません。
また、クライアントともしっかりとコミュニケーションを取り、どのような作品を求めているのかなど、クライアントの意図をしっかりと知る必要があるのです。
グラフィックデザイナーの就職先と活躍できる場所
グラフィックデザイナーは、さまざまな場所で働くことができます。
主に挙げられるのが広告代理店や広告制作会社、デザイン事務所や制作プロダクションなどです。
商品のパッケージであれば、企業の商品開発部などもありますし、経験を積んだ後にフリーランスとして働くことも可能です。
このように働き手として、さまざまな選択肢がある点も、魅力的な点の一つと言えるでしょう。
グラフィックデザイナーとして活躍するならマイナビクリエイター
グラフィックデザイナーへの転職をするなら、Pacific Metaマガジンでは「マイナビクリエイター」をおすすめします。
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そこでPacific Metaマガジンでは、「マイナビクリエイター」を利用することでのメリットやデメリットについて調べてみました。
その内容については以下をご覧ください。
グラフィックデザイナーの平均年収
グラフィックデザイナーの平均年収は約337万円です(2018年DODA発表)。
その他のクリエイティブ職の平均年収が379万円であるため、やや水準を下回る結果となっています。
グラフィックデザイナーの需要と将来性
インターネットやスマートフォンの普及により、紙媒体が減少傾向です。
グラフィックデザイナーの主戦場である雑誌なども発行部数が削減しています。
また景気の悪化に伴い、企業は広告費を削減している傾向にあります。
そういった点を踏まえれば、需要はWebデザイナーの方に傾きつつあるのかもしれません。
しかし、紙媒体は減少傾向とはいえ、一定の規模は必ず残ると見られています。
そのため、まだまだグラフィックデザイナーとしての需要はあると言えるでしょう。
グラフィックデザイナーの資格についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「グラフィックデザイナーの資格について」というテーマで、以下の内容を紹介してきました。
- グラフィックデザイナーは資格があればあるほど、就職や転職が有利になる。
- グラフィックデザイナーには、さまざまなスキルが求められる。
- グラフィックデザイナーは紙媒体へのデザインを行い、Webデザイナーはインターネット上のデザインを行う仕事。
- グラフィックデザイナーには向き不向きがある。
- 紙媒体が減少傾向にあるが、グラフィックデザイナーは一定の需要がある。
そこまで高収入の仕事ではありません。
しかし、腕があればあるほど収入の増加につながります。
そのためには日々勉強に励み資格を取得し、自分の能力を周りの人にアピールする必要があるでしょう。
グラフィックデザイナーを目指している方は、ぜひさまざまな資格を取得してスキルアップを行い、デザイン業界で有名になって活躍することを願っています。