企業では同じように、ものづくりに関わる仕事をおこなっているクリエイターとデザイナー。
クリエイターとデザイナーは、イメージ的になんだか同じように思えて、しっかりとした違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
しかし違いがわからないままでいると、どこかで不都合が生じてしまいます?
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、こうしたクリエイターとデザイナーの違いについて以下の内容を紹介していきます。
- クリエイターとデザイナーのそれぞれの意味
- クリエイターとデザイナーの違いについて
- WebクリエイターとWebデザイナーの違いについて
- アーティストとの違いについて
- クリエイター・デザイナーの種類一覧
- クリエイター・デザイナーになるには
- クリエイター・デザイナーにおすすめの資格一覧
また記事の最後では、クリエイターやデザイナーを目指している方におすすめの専門教育機関ついても詳しくご紹介しています。
クリエイターとデザイナーの違いとは?
それではクリエイターとデザイナーの違いについて、まずはそれぞれの具体的な定義から確認していきましょう❗️
クリエイターとは
クリエイターはものづくりに携わる全ての職業を意味しています。
クリエイターと呼ばれる職業の幅はとても広く、デザイナー・漫画家・編集者・アニメーター・シンガーソングライター・CGクリエイター・家具職人・画家・陶芸家など、非常に多くの職業がクリエイターに当てはまります?
1つの職業ではなく、自分の力で何か作品を生み出し、それを仕事としている人のことと覚えておきましょう。
デザイナーとは
デザイナーは、モノ・コンテンツのデザインに携わる全ての職業を意味しています。
ファッションデザイナー・グラフィックデザイナー・Webデザイナー・CGデザイナー・UIデザイナー・UXデザイナー・DTPデザイナーなど、デザイナーにも分野ごとに色々な種類があり、単にデザイナーという場合はこれら全ての職業の人が当てはまります?
こちらはモノ・コンテンツのデザインを仕事にしている人のことと覚えておきましょう。
クリエイターとデザイナーの違いは?
クリエイターとデザイナーは、それぞれ別々の職業というわけではなく、デザイナーはクリエイターの一種です。
クリエイターはデザイナーよりも意味の範囲が広く、ものづくりを仕事にしている全ての職業を表しており、同じくものづくりを仕事としているデザイナーは、クリエイターとも呼ぶことができます。
デザイン業に携わっている方は、デザイナーでありクリエイターでもあるということですね。
クリエイターとデザイナーは、それぞれ指し示している職業が違い、クリエイターはデザイナーを含む、より広い範囲の職業を指していると覚えておきましょう✨
WEBデザイナーとWEBクリエイターの違いは?
Webデザイナー・Webクリエイターの違いについても確認していきましょう。
こちらもクリエイター・デザイナーの違いと同じく、それぞれ別の職業というわけではなく、Webクリエイターの中にWebデザイナーという職業があります?
WebクリエイターはWebを使用したコンテンツ制作を行う職業全般を指しています。
対してWebデザイナーは、Webクリエイターの中でもWebのデザインを担当する専門職です。
このためWebデザイナーという職業に就いている方は、場合によってWebクリエイターと呼ばれることもあります。
WebデザイナーはWebクリエイターの一種と覚えておきましょう。
クリエイター・デザイナーとアーティストとの違いとは?
つづいてクリエイター・デザイナーと、アーティストとの違いについてもご紹介していきます。
アーティストは一般に芸術家・美術家・演奏家・歌手・俳優などを表し、自身の芸術活動を仕事としている人を指しています。
こちらもものづくりに関わる職業ということで、クリエイターの一種と言えますね。
デザイナーとアーティストは似ているようで異なり、アーティストは自分の思いを表現した芸術作品を提供する人を表すのに対し、デザイナーはモノ・コンテンツをクライアント・ユーザーが求める形にデザインする人を表しています?
アーティストもモノ・コンテンツをデザインすることがありますが、クライアントやユーザーではなく自分の思いを表現するためにデザインをおこないます。
アーティスト・デザイナーは混同してしまいがちな言葉のため、注意して覚えておきましょう。
クリエイター・デザイナーにあたる仕事の種類一覧
ここからはクリエイター・デザイナーに当てはまる仕事の種類について、いくつかご紹介していきます❗️
Webデザイナー
WebデザイナーはWeb上のデザインを担当する職業です。
主な仕事内容は、個人・企業などのクライアントの要望に従い、ユーザーにとって使いやすいWebサイトをデザインすることとなっています。
WebデザイナーはWebサイトのビジュアルデザインだけでなく、UIのデザインに関しても担当します?
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは一般的に雑誌広告・ポスター・商品パッケージなど、主に商品広告系のデザインを担当する職業です。
クライアントからの依頼を受け、人を惹き付ける広告デザインを制作していきます。
またグラフィックデザイナーはゲーム業界においては、キャラクター・背景等のデザインを担当する職業を指します?
同名ではあるものの、それぞれ全く別の仕事内容となっているため注意しましょう。
UI/UXデザイナー
UIデザイナーは、UI(ユーザーインタフェース)のデザインを担当する職業です。
ソフトウェア・Webサイト・アプリケーションにおける操作を、ユーザーが使いやすいものに作り上げていきます。
UXデザイナーはUX(ユーザー体験)のデザインを行う職業です。
こちらはWebサイト・アプリケーションをユーザーが利用した際に得られる体験に注目し、よりユーザーが使っていて楽しいもの・使いやすいものにデザインすることが仕事内容となります。
CGデザイナー
CGデザイナーはコンピュータグラフィックスを用いて、2Dまたは3Dのデザインを制作する職業です。
アニメーション・映画・ゲーム・CMなど幅広い分野で活躍しており、デザイナー職の中でも人気の職種となっています✨
CGデザイナーの仕事内容について詳しく知りたいという方は、こちらもあわせてご覧ください!
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーは服飾の分野において、デザインを担当する専門職です。
クライアント・ユーザーの要望や流行にあわせて、衣服・バッグ・靴など服飾品のデザインを手掛けていきます✨
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーは、ゲームの企画を考え、制作チームが企画の意図に沿ったゲームを制作することができるよう、指示を出していくプロフェッショナルです。
ゲームデザイナーは名前からゲームの背景・キャラクターなどデザインを担当する職業と思われてしまいがちですが、そうした仕事はグラフィックデザイナーが担当しています?
ゲーム制作チームの中で、誰よりも企画の魅力・意図を知り、企画通りのゲームをデザインするのがゲームデザイナーです。
ゲームデザイナーの仕事内容についてより詳しく知りたいという方は、こちらもあわせてご覧ください!
エディトリアルデザイナー
エディトリアルデザイナーは、雑誌・本・カタログといった印刷物の全体のデザインを手掛ける職業です。
タイトル・見出し・本文を上手くレイアウトしていき、印刷物全体の見た目の良さ・読みやすさを整えていきます?
下記の記事では、エディトリアルデザイナーの仕事内容について紹介しています!
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
DTPデザイナー
DTPデザイナーは、雑誌・新聞・ポスター等のデザインをデスクトップ(PC)上で行い、それを紙媒体に印刷し制作していく職業です。
DTPは、Desk Top Publishingの意味で、デスクトップ上での出版を指しています。
Illustrator・Photoshop・InDesignといったソフトウェアを使用し、紙媒体の印刷物の制作をおこなっていきます✨
デザイナーやクリエイターになるには?
ここからはデザイナー・クリエイターになる方法について、簡単にご紹介していきます。
デザイナー・クリエイターになるには、まずは専門知識を身につける必要があります。
デザイナーであればデザインに関する知識、クリエイターであれば目指しているものづくりの専門職に関する知識がそれぞれ必要ですね。
こうした専門知識は、専門学校・大学・スクール等に通うことで学ぶことができます?
まずはデザイン系・クリエイター系の指導をおこなっている学校を探していきましょう。
学校で専門知識を身につけ、業界に必要とされている能力を得た後は、それぞれデザイナー系の企業・クリエイター系の企業に就職を目指していきます。
デザイナー・クリエイターは、基本的にはこういった道のりを経てキャリアを始めていきます。
デザイナー・クリエイター職に必要なスキルや適性について詳しく知りたいという方は、こちらの記事も合わせてご覧ください!
クリエイターやデザイナーの勉強なら代々木アニメーション学院!
クリエイター・デザイナーを目指しているという方は、代々木アニメーション学院への入学もおすすめです。
代々木アニメーション学院は、アニメ・イラスト・マンガ・ゲーム・声優といった最新のエンタメコンテンツに関わる教育に力を入れている専門教育機関です。
衣装デザイン学科・アニメーター学科を始めとして、クリエイター・デザイナー系の学科は大学と比較しても多く、デザイナー・クリエイターを目指している方にもぴったりとなっています✨
講師陣には実際にデザイナー・クリエイターとして活躍している方が在籍しており、実践的な知識・経験を学ぶことが可能です。
これからデザイナー・クリエイターを目指していきたいと考えている方は、代々木アニメーション学院への入学も検討していきましょう。
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
クリエイター・デザイナーにおすすめの資格
ここからはクリエイター・デザイナーを目指している方におすすめの検定資格について、いくつかご紹介していきます❗️
色彩検定
色彩検定は色彩検定協会がおこなっている、色に関する専門知識・技術を測る試験です。
色それぞれの特徴・効果、配色のルールといった知識が求められる試験となっており、デザイナー業の方に広く活用されている検定資格となっています。
アドビ認定エキスパート
アドビ認定エキスパートは、Adobe社が提供しているソフトウェアの活用能力を測る試験です。
「Photoshop」・「Illustrator」といったデザイナー業・クリエイター業で広く利用されているソフトの活用能力を測る試験となっており、こうしたソフトウェアの技術力を示すことができる資格となっています。
Illustratorクリエイター能力検定試験
Illustratorクリエイター能力検定試験は、Adobe社の「Illustrator」に関する専門知識・技術力を測る試験です。
こちらは「Illustrator」の活用能力を示すことができる試験となっており、こうしたソフトウェアを業務上よく利用するデザイナー業・クリエイター業において広く利用されています。
Photoshopクリエイター能力検定試験
Photoshopクリエイター能力検定試験は、Adobe社の「Photoshop」に関する専門知識・技術力を測る試験です。
こちらは「Photoshop」の活用能力を示すことができる試験となっており、Photoshopを業務に頻繁に利用するデザイナー業・クリエイター業において広く利用されています。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定はインターネットスキル認定普及協会が主催する、Webサイト制作に関わる専門知識・技術力を測る試験です。
Webデザイナー業に必要な能力が問われる試験となっており、Webデザイナーを目指しているという方におすすめの検定資格となっています。
WEBクリエイター能力認定試験
WEBクリエイター能力認定試験は、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する、Webサイトのデザイン・コーディング能力を測る試験です。
Webサイト制作に関する幅広い専門知識が問われる試験となっており、Webデザイナー・Webディレクター・Webプログラマーといった、Webクリエイターを目指している方におすすめの検定資格となっています。
CGクリエイター検定
CGクリエイター検定はCG-ARTS協会主催の、CG(コンピュータグラフィックス)を用いた制作手法・表現方法の専門知識を測る試験です。
CGデザイナー業に必要な専門知識・技術力が問われる試験となっており、こちらはCGデザイナーを目指している方におすすめ検定資格となっています。
クリエイターとデザイナーの違いについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、クリエイター・デザイナーの違いについての解説を中心として、クリエイター・デザイナーという職業について以下の内容をご紹介してきました!
- クリエイター・デザイナーは別々の職業というわけではなくデザイナーはクリエイターの一種
- WebデザイナーはWebクリエイターの一種
- アーティストはクリエイターでありデザイナーとは違った職種
- クリエイター・デザイナーの職業はWebデザイナー・グラフィックデザイナー・UI/UXデザイナーなど
- クリエイター・デザイナーになるには学校で専門知識を学び企業に就職する
- クリエイター・デザイナーにおすすめの資格は色彩検定・アドビ認定エキスパートなど
- クリエイター・デザイナーを目指すなら代々木アニメーション学院もおすすめ
クリエイター・デザイナーというと、別々の職業のようにも聞こえてしまいますが、デザイナーはクリエイターの一種といえる職種です。
デザイン系の仕事をしていてデザイナーとして働いている方も、企業によってはデザイナーではなくクリエイターと呼ばれることもあります。
この機会にしっかりと覚えておきましょう✨
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。