イラストレーターの中には、事務所に所属して活動している方もいます。
今回Pacific Metaマガジンでは、イラストレーターの事務所に関して以下の内容を中心にご紹介します。
- イラストレーターとは?
- イラストレーターの事務所
- イラストレーターの会社
- イラストレーターが事務所に所属するメリット・デメリットについて
人気のイラストレーターになるため、収入を増やすためには事務所に入るべきか否か、その点を詳しく解説していくのでぜひご覧ください。
イラストレーターの仕事内容
イラストレーターは、クライアントの希望に沿ったイラストを描くことが1番の仕事です。
チラシや雑誌の広告、看板、Webサイトなど、載せる媒体は様々です。
自分が所属する会社や事務所によって担当する仕事は異なります。
また、フリーランスのイラストレーターであればジャンル問わず幅広いジャンルを手掛けることになるでしょう。
反対に、専門分野のみのイラストを描く仕事もあるため、働き方も多様性を極めています。
アナログで手掛けることもありますが、現在はデジタル作画が主流になっています。
「イラストレーターの仕事内容」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
イラストレーターが所属できるデザイン事務所
デザイン事務所に所属して、イラストレーターとして活動する方法があります。
有名なデザイン事務所は以下の4つです。
AQUA(アクア)
AQUAは企画からデザイン、印刷、製本など、出品物に関わるサービスに対応している事務所です。
「デザインを通じて社会に貢献する」というコンセプトのもと活動しています。
バッジやキーホルダー、タオル、Tシャツのデザインからオリジナルイラストの制作など、イラストレーターの仕事内容は様々です。
依頼者のリクエストを実現するために尽力するので、とてもやりがいがある仕事に携われるでしょう。
GROW UP(グロウアップ)
GLOW UPはフリーランスのデザイナーのためのデザイン事務所です。
フリーランスのデザイナーやイラストレーターに仕事を紹介するのはもちろん、お互いにサポートする体制が整っているので、依頼する側もされる側も仕事に取り組みやすくなっています。
Webやパッケージのデザインを始め、ロゴの制作やイラスト、ムービー制作、コピーライティングなど、多様な依頼に対応しています。
イラスト制作に関しては、分野の専門家が必ず在籍している訳ではありません。
しかし、どんなタッチやテイストのイラストが依頼されても対応できるよう、GLOW UPに所属するイラストレーターは日々自分の能力を磨いています。
スキルアップにも繋がる点がおすすめです。
EX-DESIGN(エクスデザイン)
「愛されるコンテンツを製造する」という目標を掲げているEX-DESIGNは、4つの事業部で仕事を展開しています。
イラストレーション、スプライトアニメーション、EX-Lab、コンテンツクリエイションです。
イラストレーターはイラストレーションに所属します。
イラストレーション事業部はソーシャルゲームを中心に、既に7年以上の活動実績があるため、ゲームのキャラクターに限らず武器やアイテム、背景のイラストも手掛けるため、自分の幅を広げるのに最適だと言えます。
NEXT DESIGN LAB(ネクストデザインラボ)
NEXT DESIGN LABは、良い広告を造るために設立された小規模事務所です。
自社のデザイナーやイラストレーターで仕事を完成させることで、高品質なデザインとコストパフォーマンスを両立することに成功しています。
デザインやイラストを作るだけでなくマーケティングにも特化しているので、より効果的な広告を完成させることができます。
企画に携わり他の職種と連携することで、イラストレーターとしての能力の向上はもちろん、仕事を効率よく進める方法や仕事の流れなど、数多くのことが身に着くでしょう。
イラストレーターが所属できるゲーム会社
イラストレーターの会社としておすすめなのはゲーム会社です。
キャラクターやアイテム、背景、インターネット上に載せるバナーのデザインを手掛けます。
主なゲーム会社を4つ紹介します。
Cygames(サイゲームス)
「ウマ娘」「グランブルファンタジー」といった数々の人気ゲームを生み出しているCygames。
みんなにゲームを楽しんで欲しいという想いから、社員一丸となって最高のコンテンツを作り上げることを目標に掲げています。
東京を拠点に大阪、佐賀、韓国、台湾に会社を置き、福利厚生も充実しています。
イラストレーターとして、キャラクターや原画、アニメ、色彩など細かく役割分担をして作業を進め、1つの作品を作り上げるのです。
コロプラ
「白猫プロジェクト」など、主に国内外向けのスマートフォンアプリを開発しているコロプラ。
近年はVR事業にも着手しており、「ゲーム」「360度動画」「投資(VR特化型ファンド)」の3領域において事業の展開をしています。
その他にも投資など様々な内容を取り扱っていて、多面的に成長している会社です。
イラストレーターとしてコロプラに所属すれば、魅力的なキャラクターのデザインなどを手掛けるチャンスが回ってくるでしょう。
社内の育成制度にも力を入れているため、1人1人がスキルアップするために力を注いでいます。
applibot(アプリボット)
「世界震撼」をビジョンにし、表現力と技術力を両立させることでユーザーから愛されるサービスづくりを目的とするapplibot。
それぞれのプラットフォームに合わせた経営戦略を編み出し、インターネットサービスの発展に寄与していくことを目指しています。
applibot内で手掛けるサービスのキャラクターや衣装、武器、モンスターなど細かい部分の作製を担当します。
常に向上心を持ち、仕事に取り組む人材が求められています。
Cynra
CynraはGRAPHIC、MEDIA、DEVELOPMENT、HUMAN RESORSEの4つに分かれています。
クリエイティブ制作を幅広く取り扱っているため、イラストレーターとしてはゲーム、アニメ、エンターテイメントなど、あらゆる分野の仕事が舞い込んできます。
1つ1つ着実に取り組み、独創性と高いデッサン力をもって要望通りのイラストを完成させなければいけません。
とはいえ、経験豊富なスタッフが制作をきちんとサポートしてくれるので、新卒や経験が浅い人も安心してください。
イラストレーターが事務所に所属するメリット
イラストレーターが事務所に所属するメリットやデメリットは何なのでしょうか。
メリットとして、以下の点があげられます。
安定した仕事量と収入
事務所に所属することで、事務所に来た依頼の中から仕事を割り振られます。
そのため、仕事が来ないので収入が得られないという心配はほぼありません。
1つ仕事をこなせばまた新たな仕事にしていけば、収入が安定して満足のいく年収に繋がることも。
駆け出しのころは事務所に所属して実績を積むことをおすすめします。
そうすればイラストレーターの社員になって、どんどん新しい仕事に取り組める機会が増えていきます。
イラストレーターの年収について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
先輩や同僚からアドバイスが貰える
仕事に行き詰った時、先輩や同僚に意見を聞けます。
そうすることで、自分だけでは気づかなかった部分も目が行くようになり、良いデザインに仕上がるでしょう。
同じように仲間と協力し合うことでお互いの能力を高め、イラストレーターとして多くのものを吸収できます。
良い仕事環境を提供してもらえる
仕事に必要な道具などが揃っているケースが多いので、整った環境で仕事を始められます。
自分ですべて用意しようとすると相当な出費になってしまうことが考えられます。
また、安く済ませようと海外製の製品を購入したら、想像と違うものが届いたり英語で書かれていて説明書が分かりづらかったりと、思わぬトラブルに見舞われることもあるでしょう。
福利厚生など保障が充実している
住宅手当や通勤手当など、各種福利厚生が充実しています。
仕事面だけでなく、生活面をサポートしてもらえる点は大きいです。
イラストレーターが事務所に所属するデメリット
事務所に所属することは良い面ばかりではありません。
このようなデメリットもあります?
自分の好みではない絵も描かなければいけない
事務所に所属する以上、最初は特に仕事を選ぶことができません。
描きたい分野のイラストがあったとしても、その仕事ではなく好みではない・苦手なタイプの絵を描かなければいけないこともあるかと思います。
スキルアップには繋がるものの、楽しく仕事ができないこともあるでしょう。
人間関係の構築
イラストレーターとして事務所に所属するのであれば、皆で協力して作業するのが一般的です。
仕事を円滑に進めるため、同じ職場に属する先輩・同僚・後輩と良好な人間関係を築く必要があります。
人づきあいが苦手でも、自分と合わないタイプの人がいても、良い製品を作り上げるためにきちんとコミュニケーションをとり、時には自分から歩み寄らなければならない場面にも直面するでしょう。
仕事以外の面でもある程度気を遣っていくことが重要です。
時間が拘束される
特に納期が短い仕事や急に舞い込んできた仕事のせいで、早く帰れるはずの日が帰れなくなってしまったり、残業が続いたりすることが考えられます。
自分が働きたい分だけ働くことはできないので、体力・精神力ともに削りながらイラストを仕上げなければいけません。
所属する事務所の現場によっては、過酷な労働をこなさなければならない時もあることを覚えておいてください。
イラストレーターが過酷であると言われる理由についてはこちらで詳しく解説しています!
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マイナビクリエイターに関しては、以下の記事で詳しい評判や口コミなどを調査してまとめているのでそちらも合わせてご覧ください。
イラストレーターになるには?
イラストレーターになるために、特別必要な資格はありません。
しかし、高い画力と絵を描くスピード、目を引くような個性的なデザインや色合いの組み合わせなどを考える必要があります。
そのため、大学や専門学校で美術やイラストレーターについて学んでおくことをおすすめします。
ある程度の技術を身に着けたら、イラストレーターの求人に応募してください。
アルバイトや契約社員として下積みを重ねていくことで、有名なイラストレーターを目指しましょう。
「イラストレーターになる方法」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
イラストレーターの事務所についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、イラストレーターの事務所について以下の内容を中心にご紹介しました。
- イラストレーターは依頼内容に合わせて適切なイラストを作成する仕事
- デザイン事務所やゲーム会社などに所属して働く方法もある
- イラストレーターが事務所に所属するメリットは「安定した仕事量と収入」「先輩や同僚からアドバイスが貰える」「良い仕事環境を提供してもらえる」「福利厚生など保障が充実している」
- イラストレーターが事務所に所属するデメリットは「自分の好みではない絵も描かなければいけない」「人間関係の構築」「時間が拘束される」
イラストレーターとして活動していくうえで、事務所に所属することはメリットもデメリットもあると言えます。
イラストレーターの経験がないうちは、求人を探して事務所や会社に所属し、色々な経験を積んだ方が将来的に自分ができることの幅は広がります。
それから事務所・会社に所属し続けるか、フリーランスなど働き方を変えるか、メリットとデメリットを比較し、自分の経歴ややりたい仕事内容、働き方などに合わせて選んでください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。