ゲームの開発や映画の撮影の仕事に大きく関わるスクリプターは、大変重要な役目となっています。
将来はスクリプターとしての仕事をやっていきたいという人もいるでしょう。
ですが、スクリプターになるためには一体どうしたらいいのでしょか?
そこで今回は、スクリプターに関する下記の内容について紹介していきます。
- スクリプターとはどんな仕事?
- どうしたらスクリプターになれるの?
- スクリプターになるのは難しいの?
その他にも、スクリプターになるための必要なスキルや年収についても紹介していきます。
スクリプターとは?
スクリプターというのは、本来は日本語で「記録」という意味を持ちます。
映画の撮影現場においては撮影の様子や内容を記録したり管理するといった役目が、スクリプターとしての主な仕事です。
ゲーム業界でのスクリプターは、スクリプト言語というものを使って、ゲーム内のキャラクターに動きをつけたり動作設定を行う仕事になっています。
あまり聞き慣れていない仕事かもしれませんが、アルバイトの求人でも募集していたりと、スクリプターの仕事はそれなりに幅広く存在しています。
スクリプターの仕事内容はこちらの記事にまとめられています。
また、スクリプター以外にもゲーム業界特有の職業はたくさんあります。
気になる方はこちらの記事も参考にしてください!
スクリプターになるにはどうしたらよい?
では、スクリプターを目指すためには一体どうしたらいいのでしょうか?
実は、スクリプターになるための特別な条件というものは特にありません。
ですが、将来的にやりたい仕事であるのなら、ある程度のスキルは身に付けていないと不安になるでしょう。
スクリプターに関するスキルを身に付けるには、学校で専門分野を学んだりアルバイトしたりなど、選択肢は多く存在しています。
ここでは、それぞれの選択肢について詳しく紹介していきましょう。
大学へ通う
スクリプターを目指す方法として大学で専門分野を学ぶという選択肢があります。
東京造形大学などといった映画や映像のついて学べる大学があるので、その辺りの大学を視野に入れておきましょう。
学科でいったら映画製作科や映像学科、放送芸術科というものがあります。
映画や映像関連の科目、日本文学や文芸学といったものをスクリプターを目指すうえで学んでいくといいです。
専門学校へ通う
大学へ行かなくても専門学校でスキルを身に付けるという選択肢もあります。
専門学校にも、大学と同様で映画や映像といったスクリプターに大きく関わる内容を学べるところが多く存在します。
また、ゲームスクリプターを目指す人なんかは、スクリプト言語というものを学ぶ必要があります。
スクリプト言語を学ぶには、専門学校のほうが詳しく学べるところもあったりするでしょう。
大学に進学しないと目指せないというわけではないので、専門学校に通うのも選択肢として入れておくといいでしょう。
専門のスクールへ通う
専門学校と似ていますが、専門スクールに通ってスクリプターを目指すという選択肢もあります。
専門スクールでもゲームやアニメ、映画や映像に関するスキルを身に付けることはできます。
また、専門スクールであれば、授業頻度や時間帯なども自分の都合に合わせて調整できたりすることも可能だったりします。
普段は他の仕事やアルバイトなどをやっていて忙しいという人でも自分の好きな時間に行って学べるという利点があります。
なかなか時間が取れないという人は専門スクールに行くのもいいでしょう。
独学で学ぶ
選択肢としては難しいかもしれませんが、独学でスクリプターについて勉強する人もいます。
ゲームスクリプターを目指すのであればスクリプト言語について勉強していく必要があります。
ある程度のプログラミング知識がある人が、独学で身に付けていたりもします。
とはいえ、専門的なことで難しいのは間違いないので、できることなら身近にいるスクリプターの仕事をしている人に教わるのがいいでしょう。
自分なら1人でもやれるという自信がある人は独学で頑張ってみるのも選択肢の1つに入れておきましょう。
アルバイトとして入り現場で学ぶ
学校には行ってないけど、アルバイトとしてスクラプターの仕事に関わるという方法もあります。
インターネットの求人などにもスクリプターの仕事をアルバイトで募集しています。
また、求人のなかには未経験者OKの企業も多いので、経験のない人でも安心して応募できます。
一流のプログラマーを目指しているという人も、最初のうちはアルバイトからスクリプターを始めて、そこから上を目指すという方法もあります。
学校に通えないという人はアルバイトからスクリプターの仕事を始めるのをオススメします。
スクリプターになるならマイナビクリエイター
スクリプターを目指している人にはマイナビクリエイターを利用することをオススメします。
マイナビクリエイターはWebやゲーム関連を専門とする転職支援サービスです。
支援サービス業界のなかでは珍しいと言われているキャリアアドバイザーも存在しており、ポートフォリオや履歴書の作成も可能です。
そんなマイナビクリエイターに関する情報が詳しく書かれている記事がありますので、是非とも参考にして下さい!
スクリプターになるために必要なスキル
スクリプターになるための特別な資格というものは特にありません。
ですが、身に付けておいたほうがいいスキルなどは多少存在しています。
ここではスクリプターを目指すにおいて比較的あったほうがいいスキルを紹介していきます。
スクリプト言語に関する知識や経験
スクリプト言語はプログラミング言語のなかでも比較的簡単に身に付きやすい言語です。
ゲームスクリプターを目指す人は、このスクリプト言語が必要になってくるので身に付けておいて損はないでしょう。
プログラミングに関する知識や経験
キャラクターの動きや設定といった動作はスクリプト言語を用いれば実行可能です。
そのため、他のプログラミングに関する知識は無くても大丈夫ではあります。
ですが、プログラミングの知識があれば有利であることは間違いないです。
スクリプターから始めてゲーム開発に深く関わっていきたいのであれば、プログラミングのスキルを身に付けていたほうがいいでしょう。
PCの基本的操作と知識
ゲームスクリプターとなると、当然ながらPCの基本操作は必須になってきます。
企業によっては、未経験者に対してPCの基本操作も教えてくれたりします。
ですが、そのぶん手間をかけさせてしまうので、PCの基本操作は必要最低限覚えておきましょう。
高い集中力と判断力
スクリプターはスクリプト言語を使って行う仕事です。
長時間のデスクワークでの作業なので集中力がない人は続かないでしょう。
また、キャラクターの動きや設定を行う仕事なので「このキャラにはこういう動きが合っているだろうか?」といった判断力も必要になってきます。
スクリプターを目指すのであれば集中力と判断力も重要になってくるでしょう。
英語力
海外の企業とやり取りを行う際に英語で話す必要があったりします。
そのため、相手との会話の際に英語が分かっているとスムーズに打ち合わせができるでしょう。
コミュニケーション能力
スクリプターに限った話ではありませんが、関連部署とのやり取りをスムーズに行うため、普段からのコミュニケーションは必須です。
コミュニケーションが上手く取れていないと、お互いの行き違いが起こりやすくトラブルになりかねません。
そういったことを避けるためにもコミュニケーション能力はあったほうがいいでしょう。
スクリプターに向いている人の特徴は?
スクリプターに向いている人にはどのような人いるのでしょうか?
主な特徴としては下記の通りです。
- コミュニケーション能力が高い人
- 常に向上心がある人
- 集中力・発想力の高い人
- ゲームに興味がある人
他にも色々ありますが、これらが主な特徴です。
スクリプターを目指している人は参考にしてみて下さい!
スクリプターの平均年収
スクリプターの平均年収は200万~300万と言われています。
一般サラリーマンと大体同じぐらいの年収です。
もちろん勤務地や経験によっても大きく変わってきますので、参考程度にお願いします!
スクリプターになる方法についてまとめ
今回はスクリプターになる方法について紹介していきました。
- スクリプターはゲーム開発にも深く関わる仕事
- スクリプターは未経験者でも目指せる
- スクリプターに特別な資格は必要ない
専門的な分野であるスクリプターですが、未経験からでも十分に目指すことは可能です。
将来的にゲーム開発者として上を目指していきたいという人も、まずはスクリプターから始めてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んでくれたみなさんが、立派なスクリプターになれることを願っています!