アニメ制作の現場において欠かせない存在であるアニメプロデューサー。
そんなアニメプロデューサーになるには、どんな方法があるのでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、アニメプロデューサーになる方法について以下の内容を中心にご紹介します。
- アニメプロデューサーになる道のり
- アニメプロデューサーになりたい人におすすめの専門学校
- アニメプロデューサーに求められるスキル
- アニメプロデューサーとして有名な人物
アニメプロデューサーになる道のりについて詳しく解説していくので、ぜひご覧ください。
アニメプロデューサーになるにはどんな道のりがある?
アニメプロデューサーになるには、どのようなステップを踏んでいけば良いのでしょうか。
その道のりについて説明します。
最初の一歩、アニメ系の専門学校・大学で勉強する
アニメに対する熱意はもちろん重要ですが、それだけでアニメプロデューサーになれる訳ではありません。
まずはアニメ系の専門学校や大学に進学し、アニメ制作に関する知識を身につけましょう。
アニメはどうやって作られているのか、どのようなソフトや技術が使われているのかを学生のうちに学んでおくことで、就職してから現場で即戦力として働ける可能性が広がります。
各種アニメ会社と関連している学校に通えば、勉強はもちろん就職面でも有利になるといえます。
卒業後はアニメ制作会社に就職する
アニメプロデューサーはアニメに関する総合的な知識・技術を有する職業です。
そのため、いきなりアニメプロデューサーになるのは難しいのです。
アニメ制作の経験を積むために、アニメ制作会社に就職してアニメ制作に携わってください。
アニメを完成させるには、アニメの絵を描くのか、音響面の仕事をするのか、実際に動画としてのアニメを作るのかなど、様々な工程をこなす必要があります。
最終的にアニメプロデューサーを目指しているのであれば、どの作業もこなせるようにしておくことをおすすめします。
制作進行として実績を積む
アニメ制作に関わる仕事をこなしていくうちに、今度はアニメ制作進行の仕事をする機会も出てくるでしょう。
自分がこなす仕事以外でも、総合的にアニメに関わるチャンスです。
企画の段階から完成まで、また完成した後のフィードバックが行われる現場で、アニメプロデューサーをサポートします。
現場のノウハウをより身に着けるには持ってこいの仕事です。
晴れてアニメプロデューサーに!
制作進行の仕事に関わっていくうちに、自分の発言やアイディアが認められていけば、アニメプロデューサーとしての地位が確立します。
アニメプロデューサーになるには他のアニメプロデューサーやディレクター、会社の上役、クライアントなど、たくさんの人に認められなければいけません。
長い年月がかかりますし、とても困難を極めることが予想されます。
それでも、自分がアニメに対する情熱を捨てずに頑張れば道は切り開かれるはずです。
地道に自分のスキルを磨いてアニメプロデューサーを目指しましょう❗️
アニメプロデューサーを目指す人にオススメの専門学校!
アニメプロデューサーを目指す人が通うべき専門学校を3つ紹介します✨
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、アニメ・エンタメ・漫画・イラスト・ゲームなどに特化した専門学校です。
全国に10校展開されていて、どの校舎に入学しても同じ水準の授業は受けられるので安心してください。
アニメプロデューサーになるには、アニメ・ゲーム学部のアニメーター科やアニメ監督・演出科を選択しましょう。
実際に有名なアニメを手掛けたアニメーターやアニメプロデューサーが、業界で必要な知識や技術を伝授してくれます。
在学中に各ソフトの使い方を身に着けられるだけでなく、実際にアニメを制作することも可能です。
その他学費や就職面でも手厚く学生をサポートしてくれるので、興味を持たれた方はぜひ資料請求してみてはいかがでしょうか?
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院は、在学中の2年間でプロ顔負けのスキルや実践力を身に着けられるということを謳っています。
実際に確かな就職実績と作品制作数を誇っています。
アミューズメントメディア総合学院と在校生、卒業生が一丸となって作品を作ること、現役プロ講師による授業が受けられること、専任のスタッフが1人1人の力に合わせて学生をサポートしてくれることなどが、その秘訣です。
実際にアニメを制作している企業とアミューズメントメディア総合学院との太いパイプによって、在学中からプロ同様に制作を行うことができます。
アニメーション学科にはアニメーター・監督専攻はもちろん制作・プロデューサー専攻もあるので、よりアニメプロデューサーに関する専門的な授業を受けられる点が魅力的です。
詳しくは、ぜひ無料の資料請求で確かめてください。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
総合学園ヒューマンアカデミー マンガ・イラストカレッジ
総合学園ヒューマンアカデミー マンガ・イラストカレッジは、夢を掴むために頑張る学生をサポートする制度が充実しています。
気になる学科や専攻の授業があれば受けることができるようになっています。
アニメーターとしての知識を身に着けながら、マンガ・イラスト・ゲームなど他の分野のことも学べる点がヒューマンアカデミーの強みです。
また、実際にアニメ制作会社で働けるインターンシップが導入されていて、そのままアニメーターやアシスタントとして就職した人もいます。
アニメーション・映像制作専攻では2D・3D問わず幅広い制作スキルを学んで、自分の表現力を広げることが可能です。
最先端の機材やソフトを使った授業や、アニメ制作会社による特別セミナーなど、充実した内容でアニメプロデューサーを目指したいという方は、お気軽に資料請求することをおすすめします。
専門学校、大学に行かずにアニメプロデューサーになれるの?
アニメプロデューサーになるために必要な資格はありません。
専門学校や大学に行かずに、未経験の状態でもアニメプロデューサーを目指すことができます。
ただ、アニメ制作会社に就職してからアニメ作りのノウハウや各ソフトの使い方を学ぶとなると、かなりの時間を要することが予想されます。
専門学校や大学である程度の知識や技術を習得しておくことが、アニメプロデューサーになる近道です。
アニメプロデューサーの仕事内容とは?
アニメプロデューサーには、主に2つの仕事があります。
それぞれの特徴を紹介します❗️
企画・営業を担当するプロデューサー
アニメ制作に関する企画を立て、様々なアイディアをまとめるという仕事があります。
この段階で今までのアニメにないような画期的なストーリーやキャラクターの案を盛り込みます。
アニメが面白くなるか、人気が出るかどうかは、この段階にかかっていると言っても過言ではありません。
アニメの内容だけでなく、どのくらいのスケジュールや予算で進めるかを打診するのもアニメプロデューサーの仕事です。
制作を担当するプロデューサー
アニメプロデューサーは、現場でアニメ制作の監督のような役割を果たします。
アニメ作りは1人の力では成し遂げることができません。
プロデューサーやディレクター、エンジニア、イラストレーター、スタッフなど様々な人の協力でアニメ制作は進みます。
現場の進行具合をきちんと管理して、それぞれの作業内容を確認しながら放送日に間に合うようにアニメを作るための指示を出します。
アニメプロデューサーに求められるスキルとは?
アニメプロデューサーに求められるスキルを3つ紹介します。
企画力
アニメプロデューサーは、どんなアニメが魅力的か、どのようなアニメが求められているかを分析し、それをもとにアニメを企画します。
ありきたりな内容のアニメはすぐに飽きられてしまいますが、斬新なアイディアであっても視聴者に魅力的に映るようなものにしなければいけません。
双方のバランスを取りながら、面白いアニメを制作するための企画力が必要不可欠です。
コミュニケーションスキル
アニメプロデューサーは様々な人と関わり合いながらアニメ制作を進行します。
自分より上の立場の人もいれば、自分の下について働く人もいるでしょう。
どんな人とも円滑にコミュニケーションをとり、作業を進めてください。
スケジュール管理能力
アニメは政策の段階で綿密にスケジュールが決められています。
1つの仕事が遅れればその他全体の仕事の進行に影響する可能性があり、最悪の場合納期に間に合わなくなるかもしれません。
そうならないよう常に作業の進み具合を確認し、スケジュール通りに進行しているか管理することが重要です。
アニメプロデューサーの労働環境について
アニメプロデューサーは、どのような労働環境で働いているのでしょうか。
実情をお届けします。
労働時間
アニメプロデューサーに限らず、アニメ業界は一般的なサラリーマンに比べ労働時間が長い傾向があります。
9時から17時までのように定時で帰れることは少なく、特に納期が迫っている時は早朝や深夜の作業を行うことも出てくるでしょう。
特にアニメプロデューサーは現場を総括する職業なので、どこか1つの部門の仕事が終われば帰れるという訳ではありません。
労働時間は長いと考えてください?
ただ、近年は労働環境に関する部分が見直されてきて、以前より過酷な状況ではなくなってきています。
これからもアニメ制作が進み、アニメプロデューサーをはじめとしたアニメ製作スタッフの需要が高まれば、労働時間も見直される可能性が高いです。
年収
アニメプロデューサーの年収は、平均すると550万円と言われています。
(引用元:専門学校デジタルアーツ東京)
アニメーターの年収は300万円台が多く、それに比べると高くなっています。
アニメーターとして経験を積んで制作進行の仕事をし、アニメプロデューサーへ昇格していく中で貰える給料も高くなるのでしょう。
有名なアニメ会社のアニメプロデューサーになると、年収1,000万円前後貰っている人もいます。
「アニメーターの給料」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
需要と将来性
日本のアニメは海外でも高い評価を受けています。
そのため、これからもどんどん政策に力を入れていくことが予想されます。
アニメ業界が盛り上がれば、アニメプロデューサーの需要も高まる可能性が高いです。
様々なアニメ制作に携わって、魅力的な作品を作り上げてください。
そうしてどんどんアニメプロデューサーとして有名になることができます。
アニメプロデューサーに向いている人って?
アニメプロデューサーには、以下のような人が向いています。
- アニメが大好きな人
- 体力・精神力に自信がある人
- 上昇志向がある人
- 社交力が高い人
アニメ制作に深く関わる仕事なので、アニメに対する熱い想いは必要不可欠です。
また、労働時間が長く何度も修正をしたり急な指示変更によるやり直しを要求されたりと、過密なスケジュールでアニメを制作しなければならない時もあるでしょう。
乗り越えられる体力・精神力を身に着けてください。
ヒットするアニメを生み出すには、現状に満足せず常に人と意見交換して新しい情報を手に入れたり、人脈を築いたりする必要があります。
そのいずれもこなせる人物がアニメプロデューサーに向いているでしょう✨
有名なアニメプロデューサーを2名紹介!
有名なアニメプロデューサーを2名紹介します✨
竹田青滋
2021年11月現在、株式会社GAORAの常務取締役を務める竹田青滋さん。
「ウルトラマンティガ」をはじめとしたウルトラマンシリーズや、「鋼の錬金術師」「コードギアス 反逆のルルーシュ」「魔法少女まどかマギカ」など、数々の有名作品の企画や制作を手掛けています。
アニメ制作に決して妥協しないという姿勢を貫き、必要であれば様々な要素を盛り込むことも辞さずに企画・制作に携わっています。
樋口弘光
2021年11月現在、バンダイナムコピクチャーズのアニメプロデューサーである樋口弘光さん。
制作管理、制作デスクを経てアニメプロデューサーとして活動しています。
「銀魂」シリーズや「映画 犬夜叉」「かいけつゾロリ」など、数多くのアニメ映画を手掛けています。
アニメプロデューサーのなり方についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、アニメプロデューサーのなり方について以下の内容を中心にご紹介しました。
- アニメプロデューサーになるには、専門学校や大学でスキルを身に着け、アニメ制作会社で実績を積む必要がある
- アニメプロデューサーは企画・営業を進める仕事と制作を進める仕事に分かれる
- アニメプロデューサーに求められるスキルは「企画力」「コミュニケーションスキル」「スケジュール管理能力」
- 労働環境は良いとは言えないが、需要・将来性共に高い仕事だと言える
アニメプロデューサーになるには、まず必要なスキルを専門学校や大学でしっかり習得してからアニメ制作会社に就職することをおすすめします。
すぐにアニメプロデューサーになれる訳でありません。
地道な努力を続けて自分の能力を高め、周囲の人々に認められるようなアニメを制作しましょう。
夢を叶えるために頑張ってください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。