ゲーム業界には沢山のサウンドクリエイターが仕事として働いており、例えば、任天堂のサウンドクリエイターにも沢山の有名人がいる職業です。
そんなサウンドクリエイターとして音楽を使って自分も作品に関わりたい、でもどうやったらサウンドクリエイターになれるのかわかりにくいですよね。
サウンドクリエイターとして働く際の企業として、関東や関西を中心として沢山の企業がサウンドクリエイターとして募集をかけていることが多くあります。
- サウンドクリエイターを学べる大学
- サウンドクリエイターを学ぶために大学を選ぶメリット・デメリット
- 大学進学以外でサウンドクリエイターになるにはどうすればいいか
- サウンドクリエイターを目指すなら専門学校がオススメ
- サウンドクリエイターとしての就職するためにはどうすればいいか
今回Pacific Metaマガジンでは未経験でも、新卒として最初からサウンドクリエイターとして就職するために何が必要か、そもそもサウンドクリエイターとしての求人はあるのか、その方法もご紹介します❗
サウンドクリエイターを目指せる大学一覧
サウンドクリエイターを目指せる大学はいくつかあります。
主に芸術系や、デジタル系の学科がある大学が多く音作りだけでなく様々な芸術的観点、情報観点から学ぶことが多くなります。
東京工芸大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | 芸術学部・インタラクティブメディア学科 |
偏差値 | 42.5 |
所在地 | 東京都 |
有名な卒業生 | 小野英希(3DCGアニメーター) |
カリキュラムとして1・2年次にCG、Web、インタラクティブアート、サウンドといった4つの分野の基礎表現を学びます。
そして、3・4年次にそれぞれの専門的分野のゼミに所属し深く学んでいきます。
キャンパス内には録音ブースや最新音楽機器があるだけでなく、ライブやパフォーマンスで音楽を披露する事ができる実習もあるのが特徴的です。
多摩美術大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | 情報デザイン学科・メディア学術コース |
偏差値 | 47.5~45.0 |
所在地 | 東京都 |
有名な卒業生 | 浅沼晋太郎(声優)、小室等(歌手)など |
デジタルによる最新鋭の制作を使って学ぶことに力をいれているのが大きな特徴になります。
1年次に基礎となる知識や技術を学び、2年次に演習課題を行い3年次にそれぞれのテーマにそった作品の制作を行い独自の表現を学んでいきます。
また、情報デザイン科があるフロアでは、映像音響、デバイス・プログラミング、クラフトが三位一体となっており、その他にも音響スタジオ、撮影スタジオも備えています。
資格として中学校や高等学校のそれぞれの美術の教師免許の資格も取得ができます。
帝京平成大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | 人文社会学部・人間文化学科・メディア文化コース(※2022年度より名称変更) |
偏差値 | 50.0~45.0 |
所在地 | 東京 |
有名な卒業生 | 一反田拓三(プロゴルファー) |
学科の科目の特徴として、芸術のみだけでなく歴史や文化、社会学や自然科学等多彩な講座を通して1つのことにこだわらず幅広い知識や興味に向けた勉強を行っています。
授業の中にデジタルデザイン基礎演習というものがあり、デジタルツールを使用しての基本的な技術が学べます。
また、そのデジタルな技術を学ぶ前に手作業、アナログ的な絵描きなどの基礎から始め、1人1人の表現力や長所を伸ばしながら段階的に学んでいきます。
城西国際大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | メディア学部・ニューメディアコース |
偏差値 | 45.0~42.5 |
所在地 | 千葉県 |
有名な卒業生 | 佐久間大介(アイドル、俳優) |
この大学では様々な制作にかかわる技術者を育てるため、それぞれの科目をメディアアーツ・メディアテクノロジー・メディアデザインの3つの分野に分けてそれぞれ学んでいきます。
その中でもメディアアーツ分野では、映像や音の基本を学び音楽や録音等最新技術を用いて作品を制作します。
施設として、録音ブースやミキサーブースを備えたサウンドスタジオやそのほかの教室もVRの制作や音作りに特化した教室など充実しています。
大阪芸術大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | 芸術学部・音楽学科 |
偏差値 | 37.2 |
所在地 | 大阪府 |
有名な卒業生 | 高田耕至(作曲家) |
音楽学科と聞いて、昔から音楽をやっていないと難しいのかと思われがちですが、この大学では初心者でも3か月後で作曲ができる丁寧な指導を行っています。
また、音楽のジャンルも1つにとどめておらず幅広い音楽業界に必要な知識を学ぶことができ、そのほかにも音楽を売る際には避けては通れない著作権など音楽ビジネスへの対策も講義で学べるのが特徴です。
サウンドクリエイターとして音楽を基礎から学ぶにはとてもオススメの大学です。
神奈川工科大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | 情報学部・サウンドコミニケーションコース |
偏差値 | 45.0 |
所在地 | 神奈川県 |
有名な卒業生 | 水口大輔(エッチ・ケー・エス 代表取締役社長)、田中賢治(テセック 代表取締役社長)など |
この大学では音楽を情報技術としてみて、サウンドコンテンツ制作にかかわる技術を伝える講義を行っているのが特徴です。
その授業内容も独特で物理現象としての音に対する理解を学ぶものや、聴覚の特性を数式による理論とパソコン面での実用面から学ぶ方法などがあります。
音についてより視点を深めて多角的に学びたい目標があればオススメです。
京都精華大学
学校種別 | 私立 |
おすすめの学部・学科・コース | メディア表現学部・メディア表現学科・音楽表現専攻 |
偏差値 | 35.0 |
所在地 | 京都府 |
有名な卒業生 | 大島直人(ゲームクリエイター)、石田裕康(アニメイター)など |
この大学の特徴として、メディアでの表現に対して自身の持つ技術とデザイン的思考を、社会の中で多様性を通じ協同して課題解決できる力を育成することを方針としています。
学科内容としては1年次にプログラミングやコンテンツ制作の基礎を学んだあとに、2年次には企業等でのインターシップを通して社会の現状を体験します。
そして、3年次に社会課題解決プロジェクトを通して社会的なことを学ぶなど教育内容からも社会を課題としてそこで新しいコンテンツの価値を生み出せるかを中心としています。
サウンドクリエイターを目指すのに大学に通うメリット・デメリット
サウンドクリエイターを目指すために大学へ通うメリットとデメリットはそれぞれあります。
大学に通うと学問として幅広く学べる点はありますが、その分負担もあることを意識して選ぶのが大事です。
大学へ通うメリット
大学へ通うメリットとして大きく4つの点があります。
どれも、サウンドクリエイターとしてだけでなく、一般的に大学に通う際にも選ばれやすい理由です。
四大卒の学歴がつく
大学をしっかりと卒業することによって四大卒の学歴がつきます。
大卒でないと、入職できない会社もあったり、給料が変わることもあるため四大卒の学歴があることによって基本不利になることはないので、取れるべきなら学歴として大卒は持っておくべきでしょう。
一般教養も学べる
大学に通うならば、サウンドクリエイターだけの勉強だけでなく、一般教養も必須科目として習得しなければなりません。
そのため、大学に通うことで一般教養も学ぶことができサウンドクエイリターとして音を作る際にもより大きな視点から作ることができます。
仲間と切磋琢磨して高めあえる
大学では大体ゼミがあり、一人ではなく複数人で協力して学ぶことも多く、仲間と切磋琢磨して高めあえます。
1人で学ぶよりも、より多くの知識を吸収できたり、仲間が先に進んでいると感化されより自身のモチベーションもあがりやすくなります。
就職先の幅が広がる
専門的な知識のみでなく、他の一般的な教養を学ぶため、いざ卒業する時にサウンドクリエイター以外の道を選ぶことになったとしても就職がしやすいです。
大学としても就職率を上げたいため専門的なことだけでなく、他の就職にも使える資格を取得できる場面も多いためいざというときの保険にもなります。
大学へ通うデメリット
大学へ通う際のデメリットとしては大きく2つの点があります。
どちらも専門的なことだけでなく、大学として大きなくくりのため避けては通れないものです。
学費がかかる
大学への入学にも入学費、それ以外にも学費、また4年間通うためさらにその分費用がかかることを意識しましょう。
ただし、場合によっては奨学金などの制度を使うこともできるため確認することは大事です。
専門科目以外も学ばなければならない
どこの大学でも大体は専門科目だけ学ぶのではなく、専門科目と他の科目を勉強することが必要になってきます。
そのため、専門科目以外を勉強する時間も取られるためその分時間がかかります。
ただし、専門科目以外を学うぶことによってより大きな視点から音を作る観点が得られるという利点もあります。
大学進学以外でサウンドクリエイターになるには?
大学進学以外にもサウンドクリエイターとして学べる場所は多くあります。
それぞれ特色があるため自分にあった方法を選ぶといいでしょう。
専門学校へ通う
専門学校へ通ってサウンドクリエイターとして必要な知識を学んで卒業するという方法です。
専門学校での講師はだいたいその道のプロが講師が多く、サウンドクリエイターとして現場にいた講師陣より直接的に学ぶことができます。
専門的なことを中心としてカリキュラムが組まれているため、大抵どこの専門学校も大学に通うよりは短い期間で集中して学ぶことができます。
専門のスクールへ通う
専門のスクールに通う方法もあります。専門学校よりもさらに短期間何日間で集中して学ぶタイプと週1回程度の授業を少し期間をかけて行うタイプが主流です。
専門学校と違い、自身の今の生活スタイルからどこに時間をかけられるかでスクールを選びやすく、現在社会人の方や学生生活のみを長いことは行えない人などにはおすすめです。
独学で学ぶ
現在、サウンドクリエイターに向けた教習本や、インターネット上でも音の作り方などを説明しているものを多く独学で学ぶことも可能です。
実際にDTMを使いながら、学んでいくという方法もあります。
ただし、独学でする分時間がかかりすぎたり、途中で挫折しやすいとうことは頭においておかねばなりません。
サウンドクリエイターに就職するなら専門学校もおすすめ!
代々木アニメーション学院でサウンドクリエイターを目指すなら、アニメ音響科がオススメです。
アニメ音響と名前がついているのでアニメの音だけしか勉強しないのではないかと思いがちですが、アニメにかかわらず音の基礎として、音の性質について学ぶことなどもできます。
また、どの音作りにも必要になりやすいDTMの基礎知識、DTMを使っての楽曲制作の授業もあります。
資格にも強く、就職に必要とされる音響関連3つの検定の資格取得の授業もあり、合格までのサポートもばっちり整っています。
アニメ音響科の卒業生にはアニメ音響を担当している人だけでなく、音響エンジニア、アニメーションプロデーュサー等そこから派生して業界に進出しています。
また学院際で学生自身が作ったオリジナル効果音のCDの販売などもできるため在学中でも自身の作品について発表できる場があるのも強みです。
在学中にもプロの声優と仕事ができるチャンスがあり、確かな実力と実践を考えた技術を学ぶことができます。
代々木アニメーション学院についての詳しい情報は、無料の資料請求にて送付されるパンフレットにてご確認ください!
下記の記事では「代々木アニメーション学院」について詳しく紹介しています。
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サウンドクリエイターとしての就職ってどんな感じ?
サウンドクリエイターとして就職する際には、制作会社等にサウンドクリエイターとして契約する方法が一般的です。
その他にもフリーで経験を積みながら、会社に就職するという方法もあります。
主な就職先
ゲーム関連会社や映像作りなどの制作の場面に音も必要とする制作会社に就職することが多いです。
また実績を積んでからフリーでサウンドクリエイターとして働いている人も多いです。
就職活動のやり方
新卒であるならば、各会社の新卒採用に応募するというの方法が一般的になります。
ただし、そのままサウンドクリエイターとして就職するのではなく他の制作部門に入ってから後からサウンド部門に行くということも多いです。
また、求人があっても倍率が高いことが多く技術が足りなければ採用が難しいこともあります。
そのため、すぐ目的の会社に勤めるのではなく他の会社で経験を積んでから転職するという方法もあります。
下記の記事では「サウンドクリエイターになる方法」について詳しく解説しています。
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主な仕事内容
その務めている会社によってさまざまです、BGMを作ったり、コンペで作曲編曲をだしたりします。
例えばゲーム会社ならば、SEの音を作ったりゲーム内での細かい音の調整を行うことが多いです。
会社によっては自分が作りたい音楽とは関係のないことを任されることも多いのである程度できることは多いに越したことがありません。
平均年収
サウンドクリエイターの年収相場は400万円。月給は33万円ほどです。
引用元:【2021年版】サウンドクリエイターの給料・年収 | サウンドクリエイターの仕事・なり方・年収・資格を解説 | キャリアガーデン
平均で大体約400万のことが多く、そこからどれだけ給料を上げられるかは腕次第です。
給与面も会社と契約しているのなら一般のサラリーマンと同じように固定報酬制、逆にどれだけ仕事をするかによって変わる出来高制で分かれます。
そのため、固定報酬制ではどれだけ腕があがっても給料があがらないということもよくあります。
下記の記事では「サウンドクリエイターの年収」についてより詳しく解説しています。
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持っていると有利な資格
音楽をどれだけ作れるか、その知識があるかがとくにサウンドクリエイターには求められるため音楽関係の資格は持っていて損はありません。
また、ゲーム音楽関連の資格として電子音楽をどれだけ知っているかまた使えるかを試すMIDI検定があります、興味がある人はこちらの資格に挑戦してみるのをお勧めします。
サウンドクリエイターの大学についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、サウンドクリエイターになるために大学進学やそれ以外にも専門学校等色々な方法をご紹介しました。
- サウンドクリエイターになるために大学への進学は幅広く学べる。
- 専門学校でサウンドクリエイターとして学べば、集中してサウンドクリエイターとしての技術が身に付きやすい
- サウンドクリエイターとしての就職は難しい
音楽を作るという難しさに一般的な創造力だけでなく音楽理論など細かい基礎知識や覚えることは沢山ありますが、自分が作った音が作品の中で流れる瞬間は達成感があります。
そのため、なんとなくで不安な方は大学への進学、必ずサウンドクリエイターになるという意思があるならば専門学校等色んな方法があるため自分に合った方を選びたいですね。