グラフィックデザイナーは、広告やポスターのおしゃれなデザインを考えるおしゃれな職業です。
グラフィックデザイナーの作成した魅力的なデザインは、独学で取得するには難しそうな印象を受けてしまいます。
グラフィックデザイナーは独学で目指すことは可能なのでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなグラフィックデザイナーについて以下の内容を紹介していきます。
- グラフィックデザイナーは独学で目指すことができるのか
- グラフィックデザイナーを独学で目指す際に大切なポイントとはなにか
- 独学でも学びたいグラフィックデザイナーのスキルとはなにか
- 独学でグラフィックデザイナーを目指す場合におすすめの勉強方法や本とはなにか
- 独学時におすすめのグラフィックデザイナーに関連する資格とはなにか
- 独学でグラフィックデザイナーを目指す人も知っておきたい有名グラフィックデザイナーとは誰か
- グラフィックデザイナーにおすすめの専門学校やエージェントは何か
この記事を読むことで、ゲームグラフィックデザイナーを独学で目指せるかどうか理解が深まり、自分で勉強するか、専門学校に行くか判断できるようになります。
グラフィックデザイナーは独学で目指すことができる?
グラフィックデザイナーは、独学でもなれます。
実際に独学で勉強し、グラフィックデザイナーとして活動している人も少なくありません。
例えば、独学で勉強して高収入グラフィックデザイナーになった高校2年生のコンドウハルキさんが話題になっています。
17歳のコンドウハルキさんは、グラフィックデザイナー(デザイナー)としてバーの看板やSNSプロフィールを手がける“高校生クリエイター”で、なんと平均月収は約50万円にも及ぶそう。 引用元:コエテコ
ただ、独学で未経験からグラフィックデザイナーを目指すのは簡単ではありません。
求められる知識やスキルは膨大で、会得には時間がかかります。
また未経験者よりも実務経験者の方が評価されることが多いので、実務経験を積む方法を模索しながら学習しないといけません。
独学でグラフィックデザイナーを目指す方は、相当な覚悟が必要です。
グラフィックデザイナー独学時に大切なポイント
グラフィックデザイナーを独学で学習する際のポイントをまとめてみました。
具体的な目標を設定する
グラフィックデザイナーになって何がしたいのかといった具体的な目標を、設定しておきましょう。
目標がある状態で学習をスタートすると、モチベーションの維持にもつながります。
例えば、以下のような目標がいいでしょう。
- ○○新聞や○○出版で活躍したい
- 年収○○円を目指す
- ○○賞を取得する
目標はメモしておき、いつでも見られる場所に掲げておくことをおすすめします。
独学中に気持ちが折れそうになったら、目標のメモを見て初心に戻ってください。
目標達成までのスケジュールを決める
目標が決まったら、達成するまでのスケジュールを決めましょう。
独学は勉強時間が自由に決められる反面、効率が悪くなりがちです。
もし1年後にグラフィックデザイナーになりたいなら、いつまでにどこを学習するかスケジュールを大まかに決めてください。
そその後今週どこまで学習を進めたらいいか、細かいスケジュールを立てます。
スケジュールは適宜見直し、目標に向かっていきましょう。
グラフィックデザイナー業界全体の動向を調べる
業界の動向を知れば、今求められているスキルや知識が分かって学習計画が立てやすいものです。
グラフィックデザイナー業界は大きな変革期を迎えていて、以前と求められているスキルが変わりつつあります。
新聞や雑誌など紙媒体で活躍する機会が多かったグラフィックデザイナーですが、ネット上のグラフィック表現が求められるようになりました。
今後グラフィックデザイナーとして有名になりたいなら、Web広告に対応できるスキルが必要です。
動向は大きく変化することもあるので、業界の情報にアンテナを張っておきましょう。
学んだことを実際に試していく
独学で会得したことは、実際に試してください。
学習したことが理解できているか確認できるうえ、第三者から意見がもらえることもあります。
クラウドソーシングで募集されているデザイン依頼に、応募してみるといいでしょう。
グラフィックデザイナーの実績ができ、グラフィックデザイナーに何が求められているのか理解しやすくなります。
仕事を引き受ける自信がない方は、SNSで自分の制作物を発信してみることもおすすめです。
場数を踏めば、グラフィックデザイナーのスキルも付きやすくなります。
グラフィックデザイナーの独学で学びたいスキル
グラフィックデザイナーの独学で学びたいスキルをご紹介していきます。
グラフィックデザイナー未経験者は、参考にしてみてください。
デザインスキル
デザインスキルは、グラフィックデザイナーに必要なスキルです。
デザインスキルがなければ、仕事になりません。
具体的には、色彩、フォント、レイアウトの学習を進めてください。
クライアントのイメージあったデザインを表現できれば、活躍の機会も増えます。
独学でグラフィックデザイナーを目指す方は、最初にデザインスキルの学習を進めるといいでしょう。
デザインソフト操作技術
グラフィックデザイナーの現場では、デザインソフトが使えて当然です。
デザインソフトの操作ができないと、そもそも仕事になりません。
独学で学習する方は現場で使われていることが多いデザインソフトを調べ、操作できるように勉強してください。
デザインソフトはトレンドがあるので、使われていることが多いソフトから学習を進めると効率的です。
業界動向を調べる際、デザインソフト操作に関連しても動向を調べておきます。
デザインソフト操作技術を磨いておけば、現場ですぐ活躍することも夢ではありません。
グラフィックデザイナーの独学におすすめの勉強方法
独学でグラフィックデザイナーを目指す場合、おすすめの勉強法をご紹介していきます。
本で勉強する
まずは、本を使って学習する方法です。
本を使えば、お財布に優しくグラフィックデザイナーを目指せます。
本で独学する場合は、情報が新しい物を選んでください。
初心者はいきなり専門的なデザインの本では、理解できない可能性があります。
まずは一般の人向けに書かれたでデザイン書を読んで、基本用語を学習すると効率的です。
少しずつ専門的な内容の本に、シフトしてください。
気になる学習本があれば、手に取ってみるといいでしょう。
オンラインスクールで学ぶ
オンラインスクールで学べば、効率的にグラフィックデザイナーを目指せます。
受講料が必要なこともありますが、上手く隙間時間を活用したい人におすすめです。
未経験者は、課題の添削サービス付きのオンラインスクールを選んでください。
スケジュールが立てやすくなって、独学で難しいモチベーション維持にもつながります。
最短でグラフィックデザイナーを目指したい方にも、オンラインスクールはおすすめです。
Youtubeで学ぶ
無料で学習したい方は、Youtubeで学ぶ方法もあります。
Youtubeには数多くの学習動画が用意されていて、勉強しやすいものです。
実際の作り方を解説付きで確認できるので、独学で行き詰まった時に参考になります。
「グラフィックデザイナー 基礎」や「○○ 作り方」などで検索してみてください。
ただ投稿される動画によっては、正確さに欠けるものもあります。
投稿者の身元がはっきりしているか、動画の評価はどうかなどを確認してから学習に利用することがおすすめです。
グラフィックデザイナーの独学におすすめの本4選
ラフィックデザイナーの独学におすすめの本をご紹介していきます。
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉は、現場で活躍しているデザイナーが基礎を分かりやすく伝えていると評判です。
新人デザインナーや一般の方に向けて作成された本で、学習を始めたばかりの人や未経験者におすすめできます。
世界一わかりやすい Illustrator & Photoshop 操作とデザインの教科書
グラフィックデザイナー必須のアプリIllustratorやPhotoshopの使い方が、分かりやすく説明されています。
ソフトの操作方法に関連する基礎を学習したい人に、ぴったりです。
なお「Illustrator」「Photoshop」は、頻繁にアップデートがあります。
実際に手に取る際は、最新版の記載があるかを確かめて手に取ってみてください。
ノンデザイナーズ・デザインブック
ノンデザイナーズ・デザインブックは、20年間読み続けられているデザインの定番書籍です。
わかりやすいレイアウトや読みやすいデザインとは何かについて、この本に詳しく記載されています。
多くのデザイナーのバイブルとして有名な本なので、手に取ってみてください。
ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本
フォントに関して学びたい方は、こちらの書籍を手に取ってみましょう。
フォント選びのセンスが分かって、グラフィックデザインにも活かせます。
フォントを使った使用例も多いので、実践的な学習がしたい時にもおすすめです。
「グラフィックデザイナー 本」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
![](https://pacific-meta.co.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/11/graphic-design-books.jpg)
グラフィックデザイナー独学時におすすめの資格
グラフィックデザイナーは、資格が必須の職業ではありません。
しかし独学で学習する場合、資格の勉強をすることがモチベーションの維持につながります。
資格を取得しておくと、就職時にアピールすることもできるでしょう。
独学学習におすすめの資格をご紹介していきます。
Illustrator(R) クリエイター能力認定試験
Illustrator(R) クリエイター能力認定試験は、Illustratorを使う能力が測定できる試験です。
実践的な試験内容なので、学んだことを実際に試したい人にもおすすめできます。
Photoshop(R) クリエイター能力認定試験
Photoshop(R) クリエイター能力認定試験は、グラフィックツールPhotoshopに関する試験です。
スタンダードとエキスパートの2種類あって、実力に合わせて受験できます。
「グラフィックデザイナー 資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
![](https://pacific-meta.co.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/11/graphic-designer-certificate.jpg)
グラフィックデザイナー独学時にチェックしたい有名グラフィックデザイナー
独学時に作品をチェックしたいおすすめの有名グラフィックデザイナーをご紹介します。
Paul Rand
Paul Rand, original hand-painted Christmas card, ca. 1955. pic.twitter.com/XOqDkUWDCg
— Letterform Archive (@Lett_Arc) December 25, 2021
Paul Randは、アメリカを代表するグラフィックデザイナーです。
ABCテレビやウェスティングハウスなど数多くの有名企業ロゴを作成し、成功を収めました。
Milton Glaser
Milton Glaserは、ニューヨークを代表するロゴを作成しました。
多様なデザインタッチで有名で、グラフィックデザイナーの勉強の参考になります。
Saul Bass
Saul Bassは、コーセー化粧品や京王百貨店などの企業ロゴ、コーポレートアイデンティティを作成しました。
日本のデザイナーにも大きく影響を与えた人物です。
グラフィックデザイナーの勉強なら専門学校もオススメ
独学で学習するのは難しそうと感じたなら、専門学校を利用するといいでしょう。
おすすめの専門学校をご紹介します。
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、デジタルツールの使い方が学べるイラスト科があります。
知識が無くても1年ほどで就職活動ができるカリキュラムが組まれているので、最短でグラフィックデザイナーを目指したい人にぴったりです。
興味があれば、資料請求してみてください。
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
![](https://pacific-meta.co.jp/magazine/wp-content/uploads/2021/07/yoani_school.jpg)
ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
ヒューマンアカデミー ゲームカレッジは、視覚表現が学べるCGデザイナー専攻があります。
担任制かつ少人数制で、ゲームだけでなく、幅広い分野で活躍するグラフィックデザイナーを目指せるコースです。
気になった方は、資料を請求するといいでしょう。
グラフィックデザイナーへの転職におすすめのエージェント2選
グラフィックデザイナーへ転職する場合は、業界に詳しいエージェントを利用してください。
独学で学習した方にとっても、心強い味方になるでしょう。
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターは、IT業界に特化したエージェントです。
転職ノウハウや業界との独自のつながりがあって、豊富な求人数を誇ります。
その他にも、以下のような支援があって心強いです。
- Web・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーのサポートが受けられる
- 履歴書や職務経歴書を第三者の立場で添削してもらえる
- 企業への推薦状を作成してもらえる
- 面接対策が受けられる
- ポートフォリオ作成サービスが利用できる
- 非公開求人の紹介が受けられる
- 企業との条件の調整もお願いできる など
初めてグラフィックデザイナーに転職するので不安という場合も、安心して利用できます。
セミナーやイベントも開催されるので、業界の動向を確認することもできます。
申し込みは無料なので、気軽に相談できる所もおすすめです。
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントは、ゲーム業界でグラフィックデザイナーを目指す場合にぴったりです。
正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、フリーランスなど幅広い働き方を紹介してくれます。
その他にも、以下のような魅力があっておすすめです。
- 業界に詳しいキャリアコンサルタントのサポートが受けられる
- ゲーム企業の求人数が多い
- 大企業だけでなくベンチャー企業の求人もある
- 提供会社の社内にゲーム開発部署があって最新トレンドに詳しい
ゲームに関連するグラフィックデザイナーを目指す場合は、問い合わせてみるといいでしょう。
仕事紹介サービスは無料で利用できるので、ゲーム業界への転職を悩んでいる方も気軽に相談できます。
グラフィックデザイナーとして活躍の場を広げたい時にも利用してみることをおすすめします。
グラフィックデザイナーの独学についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではグラフィックデザイナーの独学について解説してきました。
- グラフィックデザイナーの独学は可能である
- グラフィックデザイナーの独学は具体的な目標を設定し、スケジュールを決めるなど工夫が大切である
- グラフィックデザイナーはデザインスキルやソフトが使えるようになっておく必要がある
- グラフィックデザイナーの独学は本やオンラインスクール、動画で学習する方法がある
- なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉や世界一わかりやすい Illustrator & Photoshop 操作とデザインの教科書などがおすすめである
- Illustrator(R) クリエイター能力認定試験やPhotoshop(R) クリエイター能力認定試験がおすすめである
- Paul Randをはじめとする有名クリエイターは独学時に参考になる
- 独学ではなくグラフィックデザイナーの勉強を専門学校でする方法もおすすめである
- グラフィックデザイナーの転職に強いエージェントに転職相談することもおすすめである
グラフィックデザイナーは、独学でもなれる職業です。
ただし独学の場合は、相当の覚悟と効率の良い勉強法を見つけ出さないといけません。
グラフィックデザイナーを独学で目指す方は、ご紹介した勉強法を試してみるといいでしょう。