ゲームプログラマーは最近特に人気の職業ですが、その分競争率もなかなかに高いため、新卒でそのまま目指すことを迷っている方もいるのではないでしょうか。
Pacific Metaマガジンでは今回、新卒で目指すゲームプログラマーについて紹介します。
内容は以下の通りです。
- ゲームプログラマーの仕事内容について(前提知識)
- ゲームプログラマーは新卒でもなれるのか(本題)
- 新卒でゲームプログラマーになるために必要なこと
- 新卒ゲームプログラマーを目指すのにおすすめの専門学校を紹介
- 新卒ゲームプログラマーのレベルについて
新卒でゲームプログラマーを目指す方の不安を軽減し、具体的な目標を持ってもらうための記事となっています。
ゲームプログラマーとはどんなことをするのか
ゲームプログラマーは、制作するゲームに合った言語を使ってプログラミングをするのが主な仕事で、他にはデバッグをおこなって不具合の修正をすることも仕事の一部となっています。
会社によっては「ゲームエンジニア」と呼ばれることもありますが、ゲームエンジニアの方がプログラマーよりも仕事範囲を広めにとらえることが多いです。
プログラマーと言えば、PCに向かって黙々と自分の作業をこなしている様子をイメージする方も入ると思いますが、打合せや役割分担などの場面ではコミュニケーション力も必要になります。
ゲームプログラマーは新卒でもなれるのか
いよいよ本題に入ります。
ゲームプログラマーは新卒でも目指せる職種なのかどうか、見ていきましょう。
ゲームプログラマーは新卒でも就職可能
ゲームプログラマーを対象にした新卒採用はほとんどのゲーム会社にありますし、必須資格などはまずないため、応募要件を満たすこと自体はさほど難しくないでしょう。
中途採用であればスキルや実績が最重要項目なりますが、新卒であれば伸びしろも重視されるため、誰にでも就職できる可能性はあります。
求人は東京・大阪などを中心とした大都市・大企業で多いですが、他のところでも採用はありますので、まずは近くの地域から探してみましょう。
ちなみに新卒1年目の給料は、年収250万円~300万円程度が目安です。
参考:ゲームプログラマーの仕事の平均年収は487万円/求人ボックス
「ゲームプログラマー 年収」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
「ゲームプログラマー 資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/game-jobs/47211/ゲームプログラマーが狭き門と言われる理由
プログラマーは就職が難しいという話もよく聞きますが、確かにプログラムに触れたことが無いレベルの未経験だと厳しいです。
普通のIT企業であれば未経験で開発職に採用されることもありますが、ゲーム会社はある程度計算できる戦力を期待している面が強く、面接などの採用試験で成果物の提出を求められることも珍しくありません。
学校もしくは独学で何らかの制作をした経験が無いと、スムーズに就職までこぎつけるのは難しいでしょう。
新卒でゲームプログラマーになるためには
この見出しでは、新卒でゲームプログラマーになるためには何が必要で、就職までにどう学んでいけば良いかを記載していきます。
ゲームプログラマーになるために必要なスキル
ゲームプログラマーになるためには、まず技術的な面でプログラム言語のスキルが必要です。
家庭用ゲームならC++、スマホゲームならJavaといったように得意分野があるので、自分が目指したい方向と照らし合わせて学習するといいでしょう。
また、会社で仕事をする上ではコミュニケーションスキルは絶対に必要です。
チームで制作をした経験があると、就活では大きいアドバンテージとなるでしょう。
プログラミングを学ぶ方法
独学でも本やツールなど、プログラミングを学ぶ手段は充実しているため、ある程度の知識・スキルは身につけられるはずです。
ただ、実践的な内容を習得したり、チーム作業を経験したりするのであれば学校へ行くほうが確実でしょう。
可能な限り、大学で情報系・工学系などの学科へ行くか、専門学校でプログラマーもしくはゲームクリエイター向けのコースに入ることを検討してみてください。
独学での学習は、補助的に他の手段と組み合わせるのがおすすめです。
新卒でゲームプログラマーになるためのおすすめ専門学校
専門学校の話題が少し出たところで、おすすめの専門学校についても紹介しておきます。
総合学園ヒューマンアカデミー
Pacific Metaマガジンがおすすめする専門学校の1つ目は、総合学園ヒューマンアカデミーです。
ゲーム・アニメ・ITといった分野にとても強い専門学校ですが、ゲームプログラマーを目指すのであればゲームカレッジへの入学をおすすめします。
ゲームカレッジにはプログラマー専攻というコースがあり、プログラムを初歩の初歩から学習することができますし、VRなどの最新技術を習得することも可能です。
また、授業は担任制&少人数制を敷いており、サポート体制がとても手厚くなっています。
授業に付いていけるかどうか不安な方も、安心して入学できるはずです。
その他、早期インターンシップの実施などもあり、卒業後の進路まで考えられている制度が盛りだくさんとなっています。
興味のある方は、無料の資料請求を検討してみてください。
アミューズメントメディア総合学院
Pacific Metaマガジンがおすすめする専門学校の2つ目はアミューズメントメディア総合学院です。
ゲームやアニメ、マンガなどのエンタメ分野に強い専門学校として知られており、ゲームプログラマーになりたい方にはゲームクリエイター学科をおすすめします。
ゲームクリエイター学科では入学直後からゲーム制作がスタートして、2年間みっちりと経験を積むことができますし、プログラマー以外の職種についても理解を深めることが可能です。
また、講師は全員が現役のゲームクリエイターという力の入れようなので、実践的な知識・スキルを数多く身につけられるでしょう。
さらに、2019年度卒業生における就職率は95%という高い数字なので、就職後の活躍にも期待できます。
こちらも資料請求は無料なので、まずはカリキュラムの詳細を確認してみてください。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーを新卒で目指す人たちのレベルは?
就活をするにあたって気になるのは、ライバルとなる他の新卒者の存在だと思います。
この見出しでは、ゲーム会社への就職を目指して同じように新卒で就活をしている人のレベルを見ていきましょう。
採用試験で作品を提出する必要がある
採用試験ではポートフォリオとして今までの実績や作品を見せることもありますが、要件に書いていなかったとしても見せる準備はしておいた方が良いでしょう。
見せる内容としてはサンプルプログラムや、それを動作させたときの動画や画像を載せておくことが一般的で、それ以外にも使った言語やツール、かかった期間など、採用者が判断するのに必要な情報を細かく入れておくことが望ましいです。
媒体としてはWebページ上で公開する「WEBポートフォリオ」が最近良く使われます。
さらに印刷用にレイアウトを調整しておけば、どのような状況にも対応できるはずです。
ポートフォリオ作品集を学生作品から紹介
学生が制作したゲームを動画としてYoutubeにアップしているケースも多いです。
以下にいくつか実例を挙げておきます。
ゲームプログラム学生作品 「Material Guardian」
【卒業研究】ゲーム『LEPTY ~果物たちのLet’s party~』
他の人のレベルが気になるという方は、色々調べてみてはいかがでしょうか。
あまり人と比べすぎても良くないですが、参考にできそうな部分は吸収していきましょう。
学歴から見る採用実績
学歴と採用の関係について気になる方も多いでしょう。
任天堂・ソニーといった超大手は相応の学歴も必要とされていますが、偏差値の高い学校でなければ絶対に入れないということはありません。
ゲーム会社の求人は自社のホームページや就活サイトなどに載っており、採用実績のある学校が記載されていることもありますので、気になる企業についてはチェックしておきましょう。
例:カプコン(自社ホームページ)
カプコンI採用情報I新卒採用 (capcom.co.jp)
例:レベルファイブ(リクナビ)
株式会社レベルファイブの採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ2023
→上で紹介したアミューズメントメディア総合学院も記載されています。
ゲームプログラマーの新卒についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、新卒で目指すゲームプログラマーについて紹介してきました。
この記事のポイントを改めておさらいします。
- ゲームプログラマーはゲームエンジニアと呼ばれることもあり、プログラミングやデバッグなどがメインの仕事だが、コミュニケーション力も必要とされる
- 新卒でゲームプログラマーになることは可能だが、プログラムに触れたこともない状態からだと非常に厳しい
- まずは独学でもいいのでプログラム言語に触れ、可能であれば専門学校や大学で体系的に学習をした方がいい
- 専門学校であればPacific Metaマガジンのおすすめは「総合学園ヒューマンアカデミー」と「アミューズメントメディア総合学院」
- 採用試験ではポートフォリオの完成度を高めた方が有利なので、他の人の作品なども参考にしながら制作しておきたい
- 学歴が気になる場合は各企業の採用実績も参考になる
新卒よりも中途の方が、採用までのハードルは確実に高くなります。
限られた時間の中で何をするのか、優先順位をつけて1つずつ行動に移していきましょう。