eスポーツは海外だけでなく日本でも流行ってきており、ゲームを知らない人たちにも認知されつつあります。
その影響もあって、ここ近年ではゲーム業界が大きく発展してきている傾向も見られます。
そんなゲーム業界が発展してきていることもあり、最近ではゲームクリエイターを目指す人も増えてきています。
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、下記の内容について紹介していきます。
- 日本でのゲームクリエイターの人口は多いの?
- ゲームクリエイターとして将来やっていくことは可能なの?
- ゲームクリエイターの仕事だけで稼いでいくことはできるの?
その他にもゲームクリエイターに関係する資格やおすすめの本などについても紹介していきます。
ゲームクリエイターとは?
ゲームクリエイターとは、コンピューターゲームのソフトやスマホのアプリなどの制作を行う仕事です。
ゲームクリエイターと言っても、その肩書や人員構成は勤めている企業によっても異なってきます。
大きく分けると企画・プログラミング・グラフィック・サウンドの4つの分野に大きく分かれており、各分野ごとにそれぞれの役割があります。
各分野それぞれが役割を果たしたうえで、最終的に1つのゲームが完成します。
ゲームクリエイター業界の人口は?
ゲームクリエイター業界に勤めている人口は下記の一覧通りです。
平均年齢などから見ても、若いうちから経験を積んだベテランの人が中心に働いていることが分かり、ゲームクリエイターとして有名な人もいます。
勤めている地域によって倍率も大きく異なってきますが、主に東京などの都心部に勤めている人が多い傾向にあり、ゲームクリエイターの人数は年々増加しています。
全国 | 東京都 | |
就業者数 | 24万3,990人 | 47,230人 |
有効求人倍率 | 0.32 | 0.28 |
平均年齢 | 41.5歳 | 39.4歳 |
引用:ゲームクリエーター
ゲームクリエイターの将来性
現在ゲーム業界は、世界的にも大きな発展が期待できる状況にあります。
PS4やPS5などの家庭用ゲーム機だけでなく、スマートフォンのアプリといった携帯ゲームも数多くの新作ゲームが発売されています。
このことから、ゲーム業界は今後もさらなる進化や発展を遂げる可能性が高いと言えます。
また、最近ではVRを活用したゲームも注目を集めてきています。
現状、VR対応のゲームはまだまだ少ないですが、人間の五感に大きく影響をもたらすゲームとして将来的にも期待できます。
まだ問題点もありますが、ゲーム業界の開発に関わっているゲームクリエイターの将来性は十分にあります。
今後のゲームクリエイターは、今よりも社会的な地位が高まっていると考えられます。
ゲームクリエイターの平均年収はいくらぐらい?
ゲームクリエイターへの就職や転職を考えている人は大勢いますが、現実問題として生活できる程の収入を貰えるのか不安に思っている人もいます。
そんな気になるゲームクリエイターの平均年収は497万円です。
派遣社員やアルバイトの時給で見た場合、それぞれ1,877円と1,051円となっています。
才能があったり、有名な人物であれば、平均年収を大きく上回っている人もいます。
勤めている勤務先や企業、自身の経験によっても変わってきますが、将来ゲームクリエイターとして生活することは十分可能です。
引用:ゲームクリエーターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
「ゲームクリエイター 年収」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームクリエイターに就業したい人におすすめの資格
ゲームクリエイターを目指している人が取得していると便利な資格があります。
ここでは取得しておくことをおすすめする資格を紹介します。
色彩検定
色彩検定協会が認定している資格であり、ランクとしては1~3級まであります。
主に、グラフィックデザイナーなどがより高度な色彩設計を行う際に活用できる資格です。
色に関する知識やスキルを上手く活用できることを証明できます。
オラクルマスター
日本オラクル社が認定する資格であり、データベース管理者、アプリケーション開発者など各分野ごとに資格が分けられています。
ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナというレベルがあり、シルバー以上は世界共通の技術者としての国際認定されます。
各分野に応じた知識やスキルが認められ、高い認知度も強みであるIT関連の資格です。
CGクリエイター検定
CG-ARTS協会が主催・認定しており、試験にはベーシックとエキスパートの2種類があります。
CGクリエイター検定の主な内容として、2DCG(2次元コンピュータグラフィックス)の基礎から3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)制作の手法などが学べます。
CGに関する知識やスキルを身に付けることができ、合格すればグラフィックデザイナーの持ち主であることを証明できる資格です。
情報処理技術者試験
情報処理関連で、経済産業省が認定する唯一の国家試験です。
情報処理技術者としての知識やスキルを兼ね備えていることを認められるため、取得すると非常に強みになります。
試験は全部で13分野に分かれており、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などのプログラマーが取得を目指している試験もあります。
C言語プログラミング能力認定試験
プログラミングをする際に必要なコンピュータ言語に関する能力認定試験であり、サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催・認定しています。
試験は1~3級まであり、2・3級は筆記試験、1級はパソコンを使用した実技試験で行われます。
プログラマーとして働いている人のスキル保持を認定する試験であるため、取得すればゲームクリエイターにとっても強みになります。
「ゲームクリエイター 資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームクリエイターを目指す人が読むべき本5選
ゲームクリエイターを目指す人が読むべき本を5冊紹介します。
安藤・岩野のこれからこうなるーゲームプロデューサーの仕事術
大手ゲーム企業であるスクウェア・エニックスのゲームプロデューサーとして勤めていた安藤武博氏と岩野弘明氏による仕事術が書かれた本です。
徐々に発展してきており競争の激しいゲーム業界にて、仕事のノウハウやヒット作を出すための条件などが語られています。
値段は1,760円で、ゲームプロデューサーやゲーム業界に関わりたい人におすすめです。
デジタルゲームの教科書 知っておくべきゲーム業界最新トレンド
デジタルゲームの教科書制作委員会により制作されたゲーム業界の各分野に詳しい18人によるゲーム教養のような本です。
全24章の構成であり、ゲーム業界の話やeスポーツの今後の可能性など、ゲームに関する様々な内容が書かれています。
値段は3,980円と、ゲームの教科書とも言えるようなボリュームです。
ゲームクリエイターを目指している人にとっては、非常にためになる本です。
ゲームを動かす技術と発想 R
現ロジカルビートの堂前嘉樹氏が書いた本であり、ゲームプログラマーやゲームデザイナー、アーティストなど多くの分野で役立つ内容になっています。
ゲームに関する内容以外にも数学や物理の解説も記されており、イラスト付きで分かりやすいです。
値段は2,970円となっており、ゲームプログラマーやグラフィックデザイナーなどにおすすめです。
ゲームプランナー入門 アイデア・企画書・仕様書の技術から就職まで
ゲームプランナーを目指している人のために現役の専門学校教師である吉冨賢介氏が書いた本です。
ゲームプランナーに必要な知識やゲーム開発に役立つ発想法、仕様書作成のコツなどが紹介されています。
値段は2,600円ほどで、とにかくゲームプランナーを目指している人におすすめです。
ゲーマーズブレイン-UXと神経科学におけるゲームデザインの原則
心理学博士とゲームデザイナーという2つの分野で活躍しているセリア・ホデント氏による本です。
脳の仕組みを解説したうえで、ゲームによってどのような影響を受けるのたといった内容が書かれています。
その他にもゲームに関する知識や、セリア・ホデント氏による心理学に基づいた考えなどが書いてあり、非常に参考になります。
値段は4,950円で、ゲームデザイナーを目指す人におすすめです。
ゲームクリエイターに転職するならマイナビクリエイター!
マイナビクリエイターはWebやゲームに関連した企業が数多く揃っている転職支援サービスであり、他の転職サイトと比較しても、その数は圧倒的です。
転職を考えている人の大半が苦労しているのがポートフォリオの作成です。
そんなポートフォリオ作成も現役のアドバイザーが丁寧に指導してくれるため、質の高い内容で完成させることができます。
運営しているのが大手企業というのも大きな特徴であり、大勢の転職者を全力でサポートしてくれます。
ゲーム業界に特化しているため、ゲームクリエイターへの転職支援にも役立ちます。
また、マイナビクリエイターではポートフォリオを無料で作成できるMATCH BOXというサービスがあります。
このMATCH BOXは誰でも無料で登録することができ、PCとスマホの両方で利用できるという便利なサービスです。
PCを持っていない人にも簡単に利用でき、過去の実績があれば簡単にポートフォリオに掲載できます。
様々なサポートを行ってくれるマイナビクリエイターの詳細を知りたい人は、是非とも公式サイトをチェックしてみて下さい。
「ゲームクリエイター 転職」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームクリエイター業界の人口についてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームクリエイターの人口について紹介してきました。
- 日本でのゲームクリエイターの人口は増加してきている
- ゲームクリエイターとしての将来性は十分にある
- ゲームクリエイターの仕事で稼いでいくことは可能である
世界中でゲーム業界が大きく発展してきていることもあり、ゲーム業界の需要も徐々に高まってきています。
そのため、開発に関わるゲームクリエイターの人口も増加傾向が見られます。
現状で言うと日本は発展途上段階ですが、ゲームクリエイターの今後の活躍により大きな期待が持てます。
ゲーム業界の発展により、eスポーツ業界も大きな盛り上がりを見せることを願っています!