「どんな資格を取得すればアートディレクターに有利なのか」「どんな資質を伸ばせばアートディレクターに活かせるのか」悩んでいる方も多いと思います。
将来アートディレクターのキャリアを狙っている方に向けた専門性がある、養成講座もあります。
こちらでは、アートディレクターの養成講座について以下の内容をメインで解説していきます。
- アートディレクターの職業について
- アートディレクターを目指せる養成講座を3選紹介
- アートディレクター養成講座の選び方を解説!
- アートディレクターになるためにおすすめの資格は?
- アートディレクターになるために身につけるべきスキルは?
- アートディレクターの雇用体系・働き方について
- アートディレクターの転職におすすめのマイナビクリエイターを紹介
- アートディレクターにおすすめの専門学校2選紹介
アートディレクターの前提知識の解説と、労働時形態や平均年収も紹介していきます。
アートディレクターってどんな職業なの?
こちらでは、アートディレクターとデザイナーズの違い、アートディレクターとクリエイティブディレクターの違いなどの前提知識を説明しておきます。
アートディレクターとデザイナーの違い
アートディレクターはビジュアル表現に携わる人で、デザイナーとの大きな違いは仕事の幅です。
アートディレクターはプロジェクト進捗管理する仕事で、ビジュアルデザインの方針を元に、現場のデザイナーをまとめあげます。
デザイナーはアートディレクターの指示の元、CGソフトを使いデザインを制作して進めていく現場の仕事と言えるでしょう。
アートディレクターの分野は幅も広く、ゲーム、Web、UI/UX、アプリ、グラフィックデザイン、イラスト、広告と様々な分野で活躍しています?
アートディレクターとクリエイティブディレクターの違い
アートディレクターとクリエイティブディレクターはどちらもディレクター職ですが、大きな違いは、監督する幅です。
クリエイティブディレクターはクライアントの意向を元に、広告戦略からプロジェクト進行までの全体を管理するのが特徴です。
アートディレクターと違い、デザイン、コピーライター、プランナー、マーケッターのクリエイティブ作業全体をまとめ上げます。
作品のクオリティ全般とプロジェクト管理・責任を持つのが、クリエイティブディレクターの役割です。
クライアントの課題を一から論理的に解決するプロフェッショナルと言えるでしょう✨
即戦力で活躍できるアートディレクターを目指せるおススメの養成講座を紹介!!
こちらではアートディレクターを目指せるオススメの養成講座を3選紹介していきます。
- 宣伝会議
- 東京デザインコンプレックス研究所
- バンタンデザイン研究所
学科や学費を表で一覧にしています。
講義を修了すれば即戦力で活躍できるアートディレクター養成所ばかりです。
宣伝会議
学科・コース名 | アートディレクター養成講座(ARTS) |
学費 | 160,000円(税込み:17,600円) ※申込金100,00円(税込み:11,000円を含む) |
ホームページ | 宣伝会議のアートディレクター(ARTS) |
特徴 | 考える力・判断する力・伝える3つの力を養うことができる。 |
これまで2,000名以上の受講者を育ている実績がある。 | |
受講生の声 |
受講者が真剣に課題を取り組んでいて刺激が得られる。 |
大手企業で活躍している講師の講義がタメになる。 |
宣伝会議のアートディレクター養成講座(ARTS)のオススメポイントは1つの講座で、アートディレクションの学べる分野が幅広い点です。
デザイン分野以外のマーケティング関連も学べることから、あらゆるビジネス環境に適用できるでしょう✨
毎週課題製作が講師から提示されるので、ハードスケジュールは覚悟してください。
しかし、裏を返せば講師陣が本気であるということで、デメリットではありません。
事実、現役トップクラスのアーティストから課題製作のフィードバックを貰え、デザイナーのマインドセットも構築できます。
また、宣伝会議を受講する生徒は各企業の現場でバリバリ活躍しているエリートが集まるので、感性を刺激し合える点も受講するメリットです?
自分の実力に限界を感じている、自分で問題を解決したい方は、宣伝会議のARTSを受講してみてはいかがでしょうか?
東京デザインプレックス研究所
学科・コース名 | アートディレクター総合コース |
学費 | 入学金:30,000円(税込33,000円) 受講料:645,000円(税込709,500円) 教材費・実習費:50000円(税込55,000円) 学費総計:725,000円 |
ホームページ | 東京デザインインプレックス研究所 アートディレクター総合コース |
特徴 | 有名クリエイターによる「プレックスプログラム」が2年間無料で受講できる。 |
対面授業の少人数制のクラス。中間部・夜間有り | |
受講生の声 |
表現の幅が広がり仕事にとても役に立っている。 |
自分のスキルに自信が付く |
「大人のための本格的なデザインの学校を創る」をコンセプトに掲げているのが、東京デザインコンプレックス研究所です。
中でも、「グラフィック/DTP専攻」のアートディレクター総合コースは、クライアントの要望をデザイン化するスキルを学びます。
デザイン企画からアイデア発想、着地までアウトプットできるスキルを会得できるでしょう✨
1クラス十数名の少人数制なので、置いて行かれることがほぼありません。
対面授業がメインなので分からない点があればプロから直接フィードバックを貰えます。
未経験の方も独学でデザインを学ぶより、挫折せずアートディレクターの立ち回りを学べまるでしょう。
アートディレクター総合コースの夜間部では、土or日の週2からの受講も可能なので、キャリアチェンジを目指す社会人のデザイナーも利用できます。
バンタンデザイン研究所
学科・コース名 | WSデザイン&イラスト専攻 |
学費 | 入学金:学部全共通 10,000円 年間設備充当費:36万円 年間受講費:70万円 年間授業:30万円 合計:136万円 |
ホームページ | バンタンデザイン研究所 WSデザイン&イラスト専攻! |
特徴 | 速習の週3日カリキュラムで働きながら通うことが可能 |
クリエイティブ業界の就職率92.5%の実績がある | |
受講生の声 |
WSはアルバイトとの両立が可能で通いやすい。 |
様々な学部の人がいるので普段から刺激を貰える。 |
バンタンデザイン研究所はファッションとデザインに特化した養成所です。
今回紹介するWSデザイン&イラスト専攻は、グラフィックデザインとイラストレーションスキルを養います。
バンタンのWSコースの受講メリットは、通い方を選べる点です?
週5日、週3日以外にも、夜間だけのコースもあるため、アルバイトしながら通う人もいます。
バンタンのオススメポイントは充実したカリキュラム。
デザインワークの基本授業から、専門分野の生徒とのセッションワークでチーム制作を実践し、産学共同プログラムでビジネスとしてのデザイン力を鍛え上げられるでしょう。
就職しても即戦力で活躍できるカリキュラムが特徴ですね。
アートディレクター養成講座の選び方は?
アートディレクター養成講座の選び方は学費も重要ですが、第一に「授業内容」「授業方式」「授業レベル」が自分のニーズに合っているか確認しましょう。
たとえば、
- カリキュラムの授業内容
- デザイン未経験も授業を進められるか
- 講師陣は実績があるか
- 対面かオンラインか
- 卒業後のサポート体制は充実か
デザイナーからのキャリアアップを目指している方は、仕事と二足の草鞋を履いて、養成講座に通おうと考えている人も多いことでしょう。
そういう方は夜間部があるかどうか、週1~2日の土日で通えるかどうかもチェックしてください?
アートディレクターになるために取得すべき資格は?
こちらではアートディレクターになるために取得べき資格を3選紹介していきます。
アドビ認定プロフェッショナル
アドビ認定プロフェッショナルはAdobe社認定の国際資格。
世界標準で使われているIllustratorとPhotoshopとPremiere Proの実技、デザイン全般の知識を問われます。
アドビ認定プロフェッショナルを取得することで得られる大きなメリットは、公的証明書として使える、「デジタル認定証」が授与されるのが特徴です。
デジタル認定証があれば、卒業経歴のように客観的な指標になるので、就職・転職でも大きなアドバンテージになるでしょう?
Adobeが世界共通認識で使用できるソフトのため、どんなデザイン現場に参画したとしても、イラスト、ロゴ、パッケージ、チラシデザインを誰よりも早く制作し、即戦力でスキルを揮えます。
Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshop・Illustratorクリエイター能力認定試験は、サーティファイが主催しているクリエイター向けの民間資格です。
スタンダードとエキスパートの難易度に分かれています。
学術的な分野ではなく、デザインの現場で、デザインソフトを使えるか測る資格です。
たとえば、「指示に従い制作物を再現できるか」「Photoshop・Illustratorの操作スキルは熟知しているか」の試験で、クリエイターの能力が問われるでしょう✨
右脳で考え問題解決をして、デザインソフトに落とし込めるスキルも養えます。
また、デザインワークを日々こなしている企業なら、応募資格に必ず、Photoshop・Illustratoの使用経験or実務経験の有無が記載されています。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定は厚生労働省指定試験機関を受け、「インターネットスキル認定普及協会」が主催する国家資格です。
Webクリエイター向けの資格で、
- インターネットの概念
- WWW(ワールドワイドウェブ)の知識
- Web標準のデザイン制作
- モバイルコンツ制作
- ウェブ設計の技術力
が問われます。
ウェブデザイン技能検定は3~1級まで存在し、「学科試験」と「実技試験」の2つに分かれているのが特徴です。
2022年の求人・転職サイトの求人は、Web業界が大半を占められています。
ウェブデザイン技能検定を合格し、晴れて合格証書を取得することで、アートディレクターとしての仕事の幅が広がります?
「クリエイター 資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アートディレクターになるために身につけるべきスキルは?
アートディレクターになるためには、直接的なデザインスキル以外にも、コミュニケーション能力とマネジメント能力のヒューマンスキルがいります。
こちらではアートディレクターになるために身に付けるべきスキルを紹介していきます。
デザインに関する専門知識
アートディレクターは、クライアントの意向を元に、デザインコンセプトを決め、プロジェクトの進捗管理をします。
そして、デザイナーから上がってきた制作物を評価し、リテイク作業をこなし、クオリティアップを図ることもあるでしょう。
デザインコンセプトを決定し、デザイナーの制作物をリテイクする根本的スキルは、デザインソフトを使いこなし、デザインに関する深い専門知識がなければこなせません。
アートディレクターには、Web・色彩・写真・映像・DTP・UIの幅広い知識が必要不可欠です。
コミュニケーション能力
アートディレクターはクリエイティブディレクター、現場ディレクターと様々なメンバーと情報共有しなければいけません。
ロジカルシンキングが重要です。
上司・部下・顧客、デザイナーではない人など、相手の立場に立ち、イメージを適切に相手に伝える、コミュニケーション能力がいります。
アートディレクターにとって最大の鬼門がクライアントへのプレゼンテーション❗
制作チームのデザイン案がクライアントに対し、どのように問題解決するのか、説得しなければいけません。
社内メンバー以外にもクライアントとのコミュニケーション能力が必要です。
マネジメント能力
アートディレクターは、各デザイナーにできることと、やれないことを明確に分けて仕事を割り振ります。
現場レベルのスケジュール管理には、進捗管理表を利用しながら、期日以内に仕事を終わらせなければいけません。
遅れている作業には指示を出し、進行を調整する必要にも迫られるでしょう❗
アートディレクターは現場デザイナーを進捗管理する仕事でもあるため、プロジェクトメンバーをまとめてゴールを目指す、マネジメント能力も必要です。
アートディレクターの雇用形態・働き方
アートディレクターの雇用形態・働き方は、残業時間削減のフレックスタイム制を導入しているところも多く、結構自由ですね。
一日の勤務時間は7.5hが平均で、コアタイムの10時~19時の間に、出勤するパターンが多く見受けられます。
休日は完全週休二日制の企業が多く、ざっくり計算すると、年間125日が休日になっています。
ただ、クライアントとの間で入稿日が決められている企業は、期日までに仕上げなければいけませんので、残業時間が多くなるようです?
アートディレクターの平均年収は高く388万円~552万円でした。
引用元:マイナビクリエイター
「アートディレクター 年収」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アートディレクターに転職するならマイナビクリエイター
マイナビクリエイターはWeb・IT・ゲーム関連に強い転職エージェントです。
アートディレクターのステップアップを目指したい方は、エージェントのサービスが充実しているマイナビクリエイターがオススメです?
マイナビクリエイターを利用するメリットは、類まれなる業界知識と目利きで、転職希望者をサポートしてくれるエージェントが付くことでしょう。
エージェントは、
- 採用者の目に留まりやすい履歴書・ポートフォリオのアドバイス
- 推薦状の作成と個別面接対策サポート
- 選考・面接スケジュールの管理
- 企業と条件交渉の調整
転職者としては至れり尽くせりのサポートをしてくれます。
エージェントが優秀なので、やる気のある方がマイナビクリエイターで転職活動をすると、1ヶ月程度のスピード内定も可能です。
アートディレクターになる際にオススメな専門学校
アートディレクターは、デザイン事務所の現場デザイナーとして数年間キャリアを積み、デザインに関する専門知識を得てから、キャリアパスするのが一般的です。
こちらでは、アートディレクターのキャリアアップに一役買う専門学校と、土台になる学科を紹介していきます。
代々木アニメーション学院
代々木アニメーションでアートディレクターを目指す際に適しているのは、クリエイター学部のイラスト科です。
イラスト科ではデッサンや作画スキルをメインに学ぶ学科です。
実際に代アニに寄せられたクライアントを想定に、キャラクターデザインを制作する授業もあるので、制作現場の立ち回り・空気をリアルに感じ取れるでしょう。
代アニの授業はアートディレクターのキャリアの土台になります。
卒業生の中には実際にアニメ会社に勤め、アートディレクターとしてキャリアアップした人も多いようですね✨
代々木アニメーション学院についてもっと知りたい方は資料請求してみてください。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院で、アートディレクターの資質を鍛え上げるには、キャラクターデザイン学科が適しているでしょう。
キャラクターデザイン学科ではデッサン、2DCG、イラストレーション、Webデザインがカリキュラムに組み込まれています。
これらの技術はアートディレクターになくなてはならない資質です。
AMGのキャラクターデザイン学科の魅力は94%と高い就職率にあります。
「現場実践教育」と「産学共同システム」によって、現場とほぼ変わらない空気感で実践を積めるので、企業に就職しても即戦力で戦えるわけです✨
AMGはアートディレクターになるための環境は整っていると言えるでしょう。
アミューズメントメディア総合についてもっと知りたいと思った方は資料請求をしてみてください。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アートディレクター養成講座についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではアートディレクター養成講座について紹介してきました。
- アートディレクターはデザイナーの進捗管理をする管理職
- 養成講座は夜間部があるかどうか、週1~2日の土日で通えるの講座がオススメ!
- 資格を取得すると転職や面接でアドバンテージになる
- アートディレクターは資格以外にも身に付けるべきヒューマンスキルがある
- アートディレクターの雇用形態は制約範囲内では自由
アートディレクターにキャリアアップするには、相応の専門スキルとデザイナーの現場知識が求められます。
養成講座のアートディレクター総合コースではアートディレクターになるためのカリキュラムが戦略的に組み込まれています。
将来アートディレクターを目指す方は養成講座の入学も考えてみてください。