小学生のなりたい職業の定番になっている「ゲーム制作」。
そんなゲーム制作を行うのがゲームエンジニアという職業です?
しかし実際にゲームを作るとなっても、どんな仕事をしているのか詳しい仕事内容までは分からないかと思います。
そこで今回Pacific Metaマガジンではゲームエンジニアとはどういった職業なのかについて以下の内容でご紹介していきます✨
- そもそもゲームエンジニアって?
- ゲームエンジニアの中での仕事の種類
- ゲームエンジニアはどんなゲームを作る?
- ゲームエンジニアの仕事内容
- ゲームエンジニアにとって必要なスキル
- ゲームエンジニアになるためにおすすめの専門学校
そのほかゲームエンジニアの平均年収なんかについてもご紹介していきます。
ゲームエンジニアとは?
ゲームエンジニアとはみなさんがイメージするゲーム制作を行う職業です。
しかしゲームを作るのはゲームプログラマーじゃないの?と思われた方もいるかもしれません。
確かにゲームエンジニアとゲームプログラマーは同じゲーム制作を行う職業です。
しかしゲームプログラマーはゲームのプログラムを組むことが主であり、ゲームエンジニアとはプログラムの他にもさまざまなゲーム制作に必要な工程をまとめた総称と言えます。
つまりゲームプログラマーはゲームのプログラムを組む人。
ゲームエンジニアはゲーム制作全般を行う人と考えてもらえると良いでしょう。
ゲームエンジニアの4つの仕事
ゲームエンジニアはゲーム制作におけるさまざまな工程をまとめた総称というお話をしました。
それではゲームエンジニアにはそれぞれどんな工程に分かれて、どんな仕事をしているでしょうか。
続いてはゲームエンジニアの4つの仕事について見ていきましょう。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーはゲーム制作における動きをプログラミングを使って、プログラムする仕事です。
一般的にイメージされるゲームを作っている人というのはこのゲームプログラマーにあたるでしょう。
ゲームプログラマーはすでにあるシナリオに合う動きをいかに再現できるかにかかっています。
プログラミングを習得するのはかなり大変なので難易度は高いですが、自分の手でキャラクター動かしたりできる分かなりやりがいのある仕事であると言えるでしょう。
サウンドプログラマー
サウンドプログラマーはゲームの中でも使われるBGMや歩く時や風の効果音といった音を制作する職業です。
ゲームはサウンドの質がどれだけ高いかによって、作品の臨場感やリアルさの受け取り方が変わってきます。
音一つとっても作品のイメージががらっと変わるので、ゲーム制作にとって欠かせない職業であると言えますね。
グラフィックプログラマー
グラフィックプログラマーはゲーム中に出てくるキャラクターや背景、エフェクトなど全てのグラフィックを担当する職業です。
キャラクターのグラフィックは作品のイメージを決める重要な顔なので、かなり重要な職業です。
グラフィックはただデザインがかっこよければいいというわけではなく、人が使うことを想定したUI/UXを構築しなければなりません。
デザイン面と使い勝手の両面からグラフィックを決めないといけないため、何度も検証を行って作品のクオリティを上げていく必要があるでしょう。
ネットワークプログラマー
今のゲームは通信機能を使って家が離れている友達はもちろん、世界中の人と対戦などができるようになりました。
ネットワークプログラマーとはそんな通信機能を快適に使えるための、ネットワークを構築する職業です。
ネットワークといっても全ての人が同じ環境なわけではなく、さらに使用するデバイスもそれぞれ異なります。
それゆえに問題が発生しやすい分野と言え、それらの隔たりをなくし快適にネットワークを使用できるようにする技術がネットワークプログラマーには求められます。
ゲームエンジニア4つの専門分野
ゲームといってもさまざまな機器があり、それぞれによって求められる知識や技術が異なります。
続いてはゲームエンジニアにとって専門分野である4つをご紹介します。
家庭用ゲーム
インターネットが普及するまで主流だったのが家庭用ゲームです。
家庭用のゲームはコンシューマーゲームとも呼ばれ、専用のハードを用いた高クオリティなゲーム制作が求められます。
開発に必要なプログラミング言語はC++やC言語が使われています。
オンラインゲーム
オンラインゲームはアプリやブラウザ上でインターネットに接続して遊ぶゲームです。
インターネットに繋ぐことで世界中の人と一緒にプレイして楽しむことが可能です。
オフラインのゲームと比べてリリース後にアップデートを行ったり、バグの修正など運用する面でもコストがかかります。
開発に求められるプログラミング言語としては、C言語をはじめJavaScriptなどのスクリプト言語が使われます。
その他にもCocos2d-x、Unityなどのゲームエンジンを使用するケースもあります。
スマホゲーム
日本では家庭用ゲームよりもスマホゲームの方が市場規模が高いこともあり、スマホゲームは生活の一部となっています。
手軽にインストールできて、基本料金が無料で遊べるゲームも多く、普段ゲームをしない層にも遊ばれている印象です。
そんなスマホゲームはオンラインゲームと同じく、リリース後に定期的なアップデートやバグ修正などコストがかかるのが特徴です。
スマホゲームの開発にはSwiftやJavaといったプログラミング言語が使用されるケースが多いでしょう。
先端テクノロジー搭載ゲーム
先端テクノロジーといえば、VRやARといった最新技術です。
これらを導入したゲームは仮想現実の中に自分が実際に入り込んだような没入感を得られるのが特徴です。
必要なプログラミング言語はC言語やJavaScriptですが、そのほかにもVRやARを導入する最新のAI技術が必要となってきます。
こういった現状から、その他のゲームに比べて開発の難易度は上がると言えるでしょう。
ゲームエンジニアの仕事の流れ
ゲームエンジニアはどのようにしてゲームの制作を行っているのでしょうか。
ゲームエンジニアが実際の実務で行う仕事の流れを確認してみましょう。
打ち合わせ
まずはゲームプロデューサーやゲームディレクターと一緒になって制作するゲームの打ち合わせを行います。
ゲームプロデューサーやディレクターはマーケティングや企画、スケジュール管理に関してはプロですが、実際の開発をするステップでは全てを把握しているわけではありません。
そのためゲームエンジニアが技術面から意見を出すために打ち合わせにも参加します。
制作
打ち合わせでゲーム制作の全体像がまとまったら、実際に制作へと入ります。
ゲームエンジニアはサウンドプログラマーやゲームプログラマーなどに分かれてそれぞれ分担作業で一つのゲームを作っていきます。
デバッグ
デバッグとはゲームが設計通りに動くかの確認や不具合が起こったときのバグ修正などのことを指します。
リリースしてからもアップデートで修正を加えられるとはいえ、不完全なものをリリースするわけにはいきません。
最終確認として、全ての動作に問題がないかを根気よくチェックしていきます。
ゲームエンジニアに求められるスキル
ゲームエンジニアを務めるにはどのようなスキルが必要になってくるのでしょうか。
続いてはゲームエンジニアに最低限必要なスキルをご紹介していきます。
プログラミングスキル
まず一番大事なのがプログラミングスキルです。
このスキルがないとゲームのプログラムを組めないので、必ず必要となってきます。
今のゲーム業界だと使えるプログラミング言語を複数求められることが多く、習得するのは大変ですが頑張って身につけておきましょう。
C言語プログラミング能力検定試験など、ゲーム開発でよく使われるC言語のスキルを証明できる資格もあるので挑戦してみるといいでしょう。
「ゲームプログラマー 言語」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームエンジンのスキル
プログラミング言語の他にゲームエンジンのスキルも必要です。
ゲームエンジンとはゲームを一から開発しなくてもいいように、ゲーム制作に必要な機能があらかじめ入れ込まれたソフトウェアです。
数あるゲームエンジンの中でも「Unity」はたくさんのゲーム開発に使用されている定番のゲームエンジンです。
ゲームエンジニアとして最低限Unityを扱えるようになっていると仕事で有利に働くでしょう。
実際にUnityの知識や技術を認めるUnity認定試験というものがあるので、このようなゲームエンジンの資格を取ることも実務で役立つことになるでしょう。
数学・物理の知識
ゲームを開発する上で数学や物理の知識も身につけておく必要があります。
プログラムを組む上で数学を用いた計算は多発するので幅広い数学の知識と、リアルな動きを再現するための物理の知識は最低限頭に入れておくことでクオリティの高いゲームの制作ができるようになります。
語学力
日本のゲームはさまざまな国でシェアされており、海外の企業やスタッフとコミュニケーションを必要とする機会も多くあるでしょう。
そんなときに語学力が堪能なゲームエンジニアは需要が高く、海外の案件など大きな仕事を任せられるチャンスが増えます。
それと英語などができると海外の情報をいち早く入手することができるので、自身の成長にも繋がるでしょう。
語学力を身につけるために英検やTOEICといった資格の勉強をするのもおすすめです。
コミュニケーション能力
ゲーム開発を円満に滞りなく進めるためにはコミュニケーション能力が必要不可欠です。
ゲーム開発はさまざまなスタッフと協力して作り上げるプロジェクトなので、必ず意見交換の場はあります。
それぞれが思い描くゲームを作り上げるためにコミュニケーションをしっかり取ることを心がけるようにしましょう。
ゲームエンジニアはフリーランスでも稼ぐことは可能なのか?
ゲームエンジニアの中にはフリーランスとして会社に勤めずに活躍されている人がいます。
しかしゲームエンジニアは高い技術を求められるのでいきなりフリーランスになるのはおすすめしません。
ゲームプログラマーの仕事の平均年収は約487万円。
引用元:求人ボックス
ゲームプログラマーの平均年収は約487万円というデータがありますが、これは大手の会社か否かや個人によって大きく変わってきます。
フリーランスになるとこの年収を稼ぐのはかなり難しいので、最低でも2年は会社に勤めてスキルの向上や人脈を広げることに努めるのをおすすめします。
「ゲームプログラマー 年収」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームエンジニアを目指すなら専門学校へ行こう
ゲームエンジニアを目指すなら専門学校で学ぶのがおすすめです。
続いてはおすすめの専門学校を紹介していきます。
総合学園ヒューマンアカデミー
最初に紹介する専門学校は総合学園ヒューマンアカデミーです。
総合学園ヒューマンアカデミーのゲームカレッジは業界未経験から業界で通用する人材を作り出すゲームやアニメの専門学校です。
こちらの専門学校では数々のゲーム業界と連携をしており、長期インターシップなどを活用して実際の現場での経験を積むことができます。
その中のゲームプログラマー専攻ではゲーム開発でよく使われるC言語などを使って実際にゲーム制作をしながら学ぶことが可能です。
その他にもJavaやPHP、C++と言ったゲーム開発では欠かせない幅広い言語を学ぶことができるので、卒業後は即戦力としてゲーム業界に飛び込むことができます。
完全未経験からでもOKなので気になる方は資料請求をしてみてくださいね。
アミューズメントメディア総合学院
続いて紹介するのはアミューズメントメディア総合学院です。
アミューズメントメディア総合学院のゲームプログラマー学科ではゲームプログラマーとして即戦力で就職できるスキルを基礎から応用までみっちりと勉強することができます。
ただ勉強するだけでなく実務を経験して実際に現場に飛び込んだときに、迷うことなく就職できるというのがこちらの専門学校の強みです。
卒業生はセガやゲームフリーク、アトラスといった超有名なゲーム会社に就職した実績があります。
在学中にはC言語やJavaといったプログラミング言語はもちろん、数学やAIプログラミングなども学べます。
大手のゲーム会社で開発に携わりたいと言う方はぜひ資料請求からしてみてくださいね。
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームエンジニアとはのまとめ
今回eスポではゲームエンジニアとはということについて紹介してきました。
最後に本記事の内容をまとめてみましょう。
- ゲームエンジニアとはゲームを制作する人
- ゲームエンジニアにもプログラムを組む人、音楽を作る人などさまざまな種類がある
- ゲームエンジニアにはプログラミングやゲームエンジンのスキルが必要になる
ゲーム開発はゲームエンジニアが支えてると言っても過言でないほど、ゲームエンジニアは重要な仕事だということがわかりましたね?
ゲームエンジニアになりたいと思った人は今回紹介したスキルを身につけるところから始めてみるといいでしょう❗