日本が世界に誇るコンテンツの1つアニメ。
アニメーターを目指す方には「アニメーターを目指せる大学を知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは「アニメーターを目指せる大学について」以下の内容を紹介します。
- アニメーターを目指せる大学7選
- アニメーターとは
- アニメーターになるための勉強方法
- アニメーターを目指す方におすすめの資格3選
その他にもアニメーターに関する基礎知識を紹介します。
アニメーターの勉強ができる大学7選を紹介!
アニメーターの勉強ができる大学を7校紹介します。
それぞれの大学の特徴やカリキュラム内容について調べてみました。
アニメーターの勉強ができる大学へと進学したい方は大学選びの参考にしてみてくださいね。
デジタルハリウッド大学
アニメーターの勉強ができる大学1つ目は、デジタルハリウッド大学です。
デジタルハリウッド大学のデジタルコミュニケーション学部では、3DCGやアニメなどのデジタルコンテンツに関する学習だけでなく、歴史や宗教、英語と幅広い学問を学べるという特徴があります。
アニメーターとしてのデッサン力や基礎的な画力の向上はもちろん、3DCGを使ったアニメ制作をアニメ制作現場で使われているソフトを使って学習できます。
また、アニメの脚本作りやアニメプロデュースに関する授業も行われており、デジタルハリウッド大学ではアニメ制作の幅広い知識を身に着けられるでしょう。
就職支援は面接対策やポートフォリオ指導だけでなく、デジタルハリウッド大学とネットワークのある企業とのインターンシップも開催しています。
実際にアニメ制作現場でのインターンシップも過去に開催されていますよ。
ホームページ:https://www.dhw.ac.jp/
大阪成蹊大学
アニメーターの勉強ができる大学2つ目は、大阪成蹊大学です。
大阪成蹊大学でアニメーターを目指すのなら芸術学部アニメーション・キャラクターデザインコースをおすすめします。
アニメーション・キャラクターデザインコースではアニメーション制作はもちろん、ゲームやアプリなど様々な媒体の表現手法を学習できるカリキュラムが整っています。
資格取得にも力をいれており、色彩検定やIllustrator、Photoshopクリエイター能力認定試験の対策講座や受講料の補助など充実した支援制度が特徴です。
学部ごとに異なる就職部スタッフを配置することで、1人1人に向き合った就職支援が可能となり、就職率は芸術系学部の中でも全国トップクラスを誇っています。
ホームページ:https://univ.osaka-seikei.jp/
東京工芸大学
アニメーターの勉強ができる大学3つ目は、東京工芸大学です。
東京工芸大学では芸術学部アニメーション学科を専攻することでアニメーターを目指せます。
アニメーションの制作分野における基礎から、演出やストーリー構成といった表現技法などアニメーション制作全般について学習することが可能です。
また、アニメーション制作だけでなく、アニメ作品を評価したり、作者や作品への知識や理解を深める研究を行うことで、アニメーション制作における創造力と観察力の両方を身に着けることができます。
就職支援は1年次から始まり、履歴書の書き方講座、ポートフォリオブラッシュアップ講座、就活合宿など充実した企画によるサポートを受けられます。
ホームページ:https://www.t-kougei.ac.jp/
開志専門職大学
アニメーターの勉強ができる大学4つ目は、開志専門職大学です。
開志専門職大学とは2020年に開設された専門職大学です。
アニメ・マンガ学部アニメ・マンガ学科では業界のプロがアニメーターとしての基礎や知識を教えてくれます。
現場で効果が証明されたノウハウを用いた授業が行われるので、基礎力と現場での応用力が身につくでしょう。
在学中には600時間以上に渡る企業内実習の時間があり、アニメ制作現場の実際の仕事を通して最新のアニメ制作知識や技術、現場での実践力を鍛えられますよ。
また、海外研修ではアメリカ・ロサンゼルスのワーナー・ブラザーズスタジオを訪れ、世界のアニメーターの制作現場が見られるプログラムもあります。
以上から開志専門職大学では、現場で活躍できるアニメーターとしての学びを得られる大学といえます。
ホームページ:https://kaishi-pu.ac.jp/
東京工科大学
アニメーターの勉強ができる大学5つ目は、東京工科大学です。
東京工科大学のメディア学部を専攻することでアニメーターを目指せます。
メディア学部では1,2年次はコースにわかれずに、メディア学について様々な分野のカリキュラムを自分で選択するため幅広い知識を身に着けられるのです。
そして3年次にはより専門的な知識を学べるコースにわかれます。
アニメーターを目指す方はメディアコンテンツコースを専攻しましょう。
このコースではアニメ、映像作品などのコンテンツに関する技術や知識を身に着けることができます。
ホームページ:https://www.teu.ac.jp/
大阪芸術大学
アニメーターの勉強ができる大学6つ目は、大阪芸術大学です。
大阪芸術大学の特徴は学部学科問わず日々創作物を発表する機会が設けられている環境です。
そのため日常的に様々な芸術から刺激を受けることができます。
大阪芸術大学でアニメーターを目指すのならキャラクター造形学科を専攻しましょう。
キャラクター造形学科では4年間の在学期間でアニメ制作の基礎から実際の作品作りに加え、アニメのプロデュースに関するカリキュラムも用意されています。
学科内にはアニメ制作で使用するソフトやパソコンが完備された部屋が用意されており、充実した環境のなかで制作できるでしょう。
ホームページ:https://www.osaka-geidai.ac.jp/
京都芸術大学
アニメーターの勉強ができる大学7つ目は、京都芸術大学です。
京都芸術大学は13学科23コースと国内の芸術大学としては最大規模となっています。
学校全体で企業・自治体の課題を学生たちが解決する「社会実装プロジェクト」に取り組んでいて、外部の人との交流する機会が設けられています。
アニメーションが学べるキャラクターデザイン学科では、作画から演出までアニメーション制作を一貫して学ぶことができます。
実際に京都芸術大学出身のアニメーターの中には京都アニメーションや東映アニメーションなど人気アニメ制作会社で活躍するアニメーターもいます。
また、企業案件、コンペへの参加、インターンシップなど実践力を鍛えられる機会が数多く用意されており、プロの現場で役立つ知識やスキルを身に着けられるでしょう。
ホームページ:https://www.kyoto-art.ac.jp/
アニメーターになる方法は?
アニメーターになるには何をすればいいのでしょうか?
実はアニメーターは学歴や資格の有無を問わない職種なのです。
そのため、未経験であってもアニメーターになることは可能ですが、画力やアニメ制作に関する知識などの実力が求められる職種でもあります。
またアニメーターは残業なども多く、過酷な労働環境を耐え抜く力やアニメ制作に対する熱意がかかせません。
アニメーターにの勉強なら代々木アニメーション学院
アニメーターの勉強をしたいなら、大学の他に代々木アニメーション学院がおすすめです。
代々木アニメーション学院のイラスト科では、下記のような幅広く役に立つ授業を行っています。
- 人体デッサンやパース
- キャラクタ―デザイン学といった美術の基礎的なスキルからソフトスキルやデザインシミュレーション
- photo shopイラストといった実際ににイラストレーターとして働く際に役立つ技術
- ポートフォリオ制作や就職対策といった就職に役立つカリキュラム
中でもキャラクタ―デザイン学やソフトスキルは、代々木アニメーション学院が独自に培ったメソッドなので、普通の大学ではこれほど実用的で専門的な知識を手に入れることはできないでしょう。
また、実際にアニメーターとして活躍している方が講師を務めるため、自分のスキルを大いに伸ばせること間違いなしです。
さらに代々木アニメーション学院は全国に10校あるので、地元から通うことが可能です。
興味のある方は、ぜひ資料請求をしてみてください!
代々木アニメーション学院についてもっと知りたい方は、代々木アニメーション学院の評判や口コミを調査したPacific Metaマガジンの記事もぜひ読んでみてくださいね。
アニメーターの仕事内容
アニメーターの仕事内はアニメ制作の作画において、原画、動画を描くことです。
基本的にアニメーターは原画マンと動画マンの2種類に分けられます。
原画マンは作画監督や演出家が描いた絵コンテをもとにラフ画や原画を書き起こし、動画マンは原画マンが描いた原画と原画の間の絵を描き動きのあるアニメになるように仕上げる役割があります。
原画マン、動画マンとして経験やスキルを積むことで作画監督、キャラクターデザイン、アニメ監督などの職種にステップアップできます。
下記の記事では、アニメーターの転職について詳しく紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
アニメーターになるための勉強方法
アニメーターになるための勉強方法は一通りではありません。
アニメーターになるためには、大学や専門学校、独学で勉強の3つの方法があります。
3つの勉強についてそれぞれのメリットについて紹介しますので、勉強方法に悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
大学へ通う
アニメーターになるための勉強方法1つ目は、大学に通うです。
アニメーターについて学べる学校というと専門学校をイメージする方も多いですが、大学や短大でもアニメに関する教育を受けられます。
アニメーション制作に特化した専門学校と比べ、大学ではメディア学や音響に関する授業、美術やデザインなどアニメに関連する幅広い知識を4年間の中でじっくり学習できるのがメリットです。
そのため、卒業後はアニメーター以外の分野に進む人もいます。
専門学校やスクールに通う
アニメーターになるための勉強方法2つ目は、専門学校やスクールに通うです。
専門学校やスクールでは、現役アニメーターの講師による授業が受けられたり、本格的なアニメ制作を行えるなど様々なカリキュラムが用意されています。
学習環境の面でもプロの現場で使われているソフトや機材を使って学習を進められます。
そのため現場で活躍するための技術や知識を身に着け、いち早く現場で活躍できる人材へと成長できるでしょう。
実際に専門学校やスクールでは人気アニメ制作会社のアニメーターを数多く輩出しています。
独学で勉強する
アニメーターになるための勉強方法3つ目は、独学で勉強する方法です。
アニメーターには学歴や資格は求められないため、独学であってもアニメーターになることはできます。
独学で勉強する方法は画材や教材費だけにコストを抑えられるというメリットがあります。
しかし、独学で勉強する方法は他社からの評価やアドバイスが受けづらく、自分の課題を見つけたり改善に繋がらず自己満足してしまう恐れがあります。
独学でアニメーターを目指す方は、自分の得意なものだけでなく苦手なものを描く練習をすること、自分の作品を客観的に見てもらう機会を作るようにしましょう。
アニメーターになるためのおすすめの資格
アニメーターになるために必要な資格はありませんが、資格をとっておくことで就職を活動するうえで企業へのアピールに繋がるできるでしょう。
ここではアニメーターになるためにおすすめの資格を3つに絞って紹介していきます。
アニメーション実技試験
アニメーターになるためにおすすめな資格1つ目は、アニメーション実技試験です。
アニメーション実技試験とはCGアニメーションの制作能力や絵コンテから指示を読み取る力を測る学生向けの試験です。
受験者は課題となる絵コンテをもとにCGアニメーションを制作します。
提出した課題に対して、受験者内のランキングやアドバイスなどのフィードバックが受けられます。
課題の完成度によっては企業から「いいね!」を貰うことができ、アニメーターとしての自分の作品の強みを知ることにも役立つでしょう。
CGクリエイター検定
アニメーターになるためにおすすめな資格2つ目は、CGクリエイター検定です。
CGクリエイター検定とは、2DCG、3DCGの基礎知識や制作手法に加えて、映像制作の知識を測る検定です。
CGクリエイター検定はベーシックとエキスパートの2つのレベルが設定されています。
ベーシックでは2DCG、3DCGの基礎知識やデザインについて、エキスパートでは3DCGや映像制作に関するより専門的な知識と知識の応用力が求められます。
検定は毎年7月と11月の2回開催されるため、アニメーターを目指す方はそれぞれ異なる難易度で挑戦してみるのもいいですね。
色彩検定
アニメーターになるためにおすすめの資格3つ目は、色彩検定です。
色彩検定とは色の組み合わせ方や色彩に関する幅広い知識を測る検定で、3級から1級まであります。
色彩検定を保有することで、色が持つ効果や法則に則ったセンスのいい配色ができたり、色を使いこなしたデザインができるようになったりとアニメーターとしても役立つ資格といえるでしょう。
検定の勉強には色彩検定協会公認のテキストや過去問、通信講座などを受けてみるのもいいですね。
アニメーターの大学についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは「アニメーターを目指せる大学」について下記の内容を紹介しました。
- アニメーターになるには大学、専門学校やスクール、独学で学ぶ方法がある。それぞれの方法にメリットがある。アニメーション制作に特化した学部をもつ大学や専門学校に通う方法はカリキュラムの面だけでなく、就職支援などのサポートも受けられる。
- アニメーターの勉強ができる大学は数多く、学校によってカリキュラムや就職支援制度がことなる。今回紹介した大学には国公立大学はなかったものの、全部で7つの大学を紹介した。
- アニメーターになるには資格は必要ないものの、アニメーターへの就職の際に有利に働く資格はある。
現在ではアニメーターを目指せる大学も多数あり、アニメーターを志望する人にとっては選択肢の幅が広がりました。
アニメーターを目指すステップは一通りではないため、自分にとってピッタリな勉強方法を見つけてみてくださいね。