CGアニメーターは、CGで制作されたキャラクター・グラフィックにリアルで迫力のある動きをつけていくスペシャリストです。
最近はCG映像を駆使した映画・ゲーム・アニメ・CMも増えており、CGアニメーターという職業もどんどん身近な職業になってきていますね。
そんなCGアニメーターですが、一体その年収はどれほどなのでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなCGアニメーターという職業について以下の内容を紹介していきます。
- CGアニメーターの主な仕事内容について
- CGアニメーターの平均年収一覧
- CGアニメーターとして年収を上げる方法
- CGアニメーターへの転職を考えている方におすすめの転職サイト
- CGアニメーターの年収を上げるのに効果的なおすすめの資格
- CGアニメーターとCGデザイナーの違いについて
また記事の最後では、CGアニメーターになるための具体的な方法についても紹介しています。
CGアニメーターの主な仕事内容
まずはCGアニメーターの主な仕事内容について、簡単にご紹介していきます。
CGアニメーターは3DCGで制作されたゲーム・アニメなどにおいて、キャラクターの動きをデザインしていくプロフェッショナルです。
キャラクターの個性・感情をしっかり表現し、よりリアルで迫力のある映像を作りあげるにはCGアニメーターの存在が欠かせません✨
CGアニメーターには、3DCGソフトの高度な技術に加えて、体の自然な動かし方・構造について深い知識と理解が必要となっています。
近年では3DCG技術はゲーム・アニメだけでなく、建築・工業デザイン・医療など幅広い分野に応用されており、需要が高まっている職業の一つです。
CGアニメーターの平均年収はどれくらい?
ここからはCGアニメーターの平均年収について詳しくご紹介していきます❗️
年代別の平均年収・給与
CGアニメーターの平均年収は300〜500万円程度となっています。
大手企業に勤める30代の平均年収が400〜500万円程度、中小規模ではここから少し下がり30代では200〜300万円程度、20代前半では200万未満とかなり低いこともあるようです。
2019年の日本の平均年収が「432万」であることを考えると、年収の面では現状かなり困難がありそうですね。
一般に下請け会社では年収が大きく下がることが多いようです。
一部ですが600〜700万円、1000万円以上の収入を得ている方もおり、CGアニメーターは企業・スキル・実績によって年収が大きく変動する職業と覚えておきましょう?
フリーランスの平均年収・給与
フリーランスの場合の平均年収はかなり振れ幅が大きく、200万円未満とアルバイト程度の収入しか稼ぐことができない方がいる一方、1000万円以上の高額な収入を得る方もいます。
フリーランスは個人のスキル・実績の有無によって収入が変動しやすく、高額な案件を多く受け持つことができる方ほど高収入になっていきますね?
フリーランスの平均年収は200万円未満〜1000万円以上です。
CGアニメーターとして年収を上げる方法とは?
ここからはCGアニメーターとして年収を上げる方法について、いくつかご紹介していきます❗️
昇進する
CGアニメーターとして長く働いた人の中には、その後監督役としてステップアップを果たした方も居ます。
こうした形で昇進していくことも、年収を上げるひとつの方法です✨
しかし昇進するには個人のスキル・実績の豊富さはもちろんですが、企業側の対応に左右される面もありますね。
こうした点を見ると、年収を上げるために昇進を目指すことは困難となっている点に注意しましょう。
大手企業に転職する
年収を上げるために、大手企業へと転職するという方法もあります。
中小企業の場合にはかなり平均年収の低いCGアニメーターですが、大手企業の場合にはぐっと平均年収が高くなっています。
すでに業界で多くの実績をあげ、高いスキルを持っている方は、こうした大手企業への転職も目指していきましょう✨
独立する
すでに十分なスキル・実績をもっている方は、独立するというのも一つの手段となります。
CGアニメーターは何よりもスキル・実績が重要な職業のため、独立し自分自身で仕事を作り収入を得ていくことも可能です。
頭打ちの収入ではなくなるため、より高収入を得やすいメリットがあります。
またフリーランスとして働く場合には、スキル・実績のあることが企業側に認められているとスムーズに案件を受け取りやすくなります?
すでに企業勤めを経験している方は、そうした経験・伝手を活かすことができ、フリーランスとしても安定して収入を得ることができます。
これから年収を上げていきたいという方は、こうした手段も検討していきましょう。
下記の記事では、アニメーターへの転職方法や、アニメーターから他の職種に転職する方法について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
CGアニメーターの年収UPならマイナビクリエイター
別企業へと転職し、CGアニメーターとしての年収を上げたいと考えている方は「マイナビクリエイター」の利用がおすすめです。
マイナビクリエイターはIT・Web・ゲーム業界の求人数トップを誇っている転職サイトで、CGアニメーター向けの求人についても多く取り扱っています。
また転職までの手続きについては、業界での実務経験のあるキャリアアドバイザーが丁寧にサポートをおこなってくれるため、初めて転職する方でもスムーズに転職活動を始めることができます。
CGアニメーターへの転職を考えていて、求人探しに困っているという方は、こうしたマイナビクリエイターの利用を検討していきましょう✨
下記記事ではマイナビクリエイターの口コミ・評判について、詳しく紹介をおこなっています?
興味のある方はこちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。
CGアニメーターの年収アップにオススメの資格
ここからはCGアニメーターとして年収を上げるのに効果的な資格についてご紹介していきます❗️
アニメーション実技試験
アニメーション実技試験は、将来アニメーターを目指そうと志している学生に向けた、CG-ARTS主催の試験です。
CGアニメーションを制作する技術力を測る試験となっており、こちらはCGアニメーターとしての実力を示すために有効な試験のひとつです。
試験後CGプロダクション5社が審査を行い採点、受験者の全国順位を発表する形式となっており、自分の現在の実力を測るのにもぴったりですね✨
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定はCG-ARTS主催、画像処理に関わる開発・設計の知識・技術力を測る検定試験です。
画像処理に関する専門的な知識が課題となっており、こちらの検定資格を取得することで、ソフトウェア・ハードウェアに関する深い理解とシステム開発能力を示すことができます。
画像処理技術に関する専門的な理解を深めていきたい方は、こちらの検定試験についても取得を目指していきましょう✨
色彩検定
色彩検定は色彩検定協会が主催している、色に関する幅広い知識・技術を測る検定試験です。
色それぞれが人に与える影響、配色の技法などを学ぶことができる試験となっており、デザイン分野で多く活用されている検定資格となっています?
CGアニメーターの分野においても、人の感情を強く動かすために色の配分は重要となっており、こうした資格を取得することで能力の高さを示すことができます。
CGアニメーターとCGデザイナーの違いとは?
CGアニメーターとCGデザイナーは混同してしまいがちな、よく似た職業ですが、どういった違いがあるのでしょうか?
CGアニメーターは3DCGで作成されたキャラクターに動きをつけていく職業です。
対してCGデザイナーはコンピュータグラフィックスを用いてCG映像・CGイラストを作成する仕事全般のことを指します?
こうした点を見ても分かるようにCGアニメーターとCGデザイナーは、それぞれが別々の職種というわけではなく、CGアニメーターはCGデザイナーの内に含められる職種ということになります。
CGアニメーターはCGデザイナーの中でも、特にキャラクターの動作に絞って作品を制作する専門職です。
CGアニメーターになるには?
ここからはCGアニメーターになる具体的な方法について、いくつかご紹介していきます❗️
大学へ通う
CGアニメーターになるには「大学」へ通う方法が一般的です。
大学の学部の中には、CGアニメーションの制作技術を指導・教育しているところもあり、こうした大学に通うことでCGアニメーターとしての知識・技術を学ぶことができます。
大学は卒業後、大卒(学士号)の資格を得ることもできるため就職先の幅も広く、大手企業への就職も視野に入れることが可能です。
「アニメーターにオススメの大学」についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
専門学校や専門のスクールへ通う
CGアニメーターになるには、専門学校・専門スクールに通うという方法もあります。
現在専門学校・専門スクールにはCGアニメーションの教育をおこなっている所も多くあり、こうした学校に通うことでもCGアニメーターに必要な知識・技術を学ぶことが可能です✨
専門学校では就職先をCGアニメーターに絞って教育をおこなっている所も多く、大学以上に専門的な知識の学習に多くの時間を割くことができます。
大学・専門学校・専門スクールでの学習は、それぞれメリット・デメリットが異なるため、注意して選択していきましょう。
独学で学ぶ
CGアニメーターになるには独学で学び、企業への就職を目指していくという方法もあります。
現在はCGアニメーターを目指す方に向けた教本も数多く出版されており、またYoutube上ではCGアニメーション制作ソフトの分かりやすい解説動画などが多く投稿されています。
こうした教本・動画などを活用して、独学でCGアニメーターに必要な知識・技術を学び、企業への就職を目指すことも可能です。
フリーランスで働く
CGアニメーターとしてのスキルをある程度持っている方は、フリーランスとして実際に働き、実力・実績を身につけていくという方法もあります。
企業の案件をクラウドソーシングサイトなどを活用して受注し、実際にCGアニメーターの仕事をこなしながら、経験を積んでいきます?
労働を通して知識・経験を得ていくため、実践力を身につけやすく、また案件をこなしていくことでCGアニメーターとしての実績も得ていくことができます。
CGアニメーターの年収についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、CGアニメーターという職業について、その平均年収を中心として以下の内容を紹介していきました❗️
- CGアニメーターは3DCGで制作されたキャラクターにリアルな動きをつけていく専門家
- CGアニメーターの平均年収は300〜500万円程度が多い
- CGアニメーターとして年収を上げるなら昇進・大企業への転職・独立を目指すことが大切
- CGアニメーターへの転職ならマイナビクリエイターがおすすめ
- CGアニメーター向けの資格はアニメーション実技試験・画像処理エンジニア検定など
- CGアニメーターはCGデザイナーの中でも動き(アニメーション)に特化した専門家
- CGアニメーターになる方法は大学・専門学校・スクール・独学など
CGアニメーターは、下請け企業の場合は収入が低くなりやすく、厳しい面があります。
しかし一方で大手企業に勤めている場合や、フリーランスとして有名になった方の場合、年収1000万を超す方も多く、スキル・実績の有無次第でかなり収入は変わってくる職業のようでした?
CGアニメーターは夢のある職業ですが、実力が重視される世界のため、常にスキルアップを目指していくことが大切です。
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。