アニメは日本を代表するエンターテイメントですが、アニメ業界はアニメーターと呼ばれる人たちによって支えられています。
アニメーターに就職するためにはどのようにすれば良いのでしょう、今回Pacific Metaマガジンでは以下のことについて説明していきます。
- アニメーターに就職する方法とは
- アニメーターの就職後の仕事内容について
- アニメーターの就職に有利になる資格やスキルとは
- アニメーターの主な就職先について
- 就職後の年収や給料について
- アニメーターに就職するための求人の探し方について
- アニメーターの就職試験の面接について
- アニメーターの就職に必要なポートフォリオについて
上記のことについて説明していきます。
アニメーターに就職する方法は?
アニメーターに就職する方法はいくつかありますが、基本的には求人に募集して採用してもらうことによってアニメーターになる事ができます。
ここではアニメーターに就職する際の疑問について説明します。
未経験でもアニメーターに就職することはできる?
未経験でもアニメーターに就職することは可能です。
そもそも最初から経験者だった人はいないので未経験だからと言って不利になることはありませんが、求人によっては即戦力を求めている場合もあるので経験者でないと応募できないこともあります。
未経験者の場合は経験不問の求人に応募するようにしましょう。
アニメーターへの就職に年齢は関係ない?
アニメーターへの就職自体は年齢は関係はないとされていますが、体力仕事の側面もあるので若くて体力がある方が就職には有利です。
しかし、その年齢のハンデを補えるほどの技術や知識があれば関係なく採用されますが、これも求人によって年齢制限が設けられている場合があるので注意してください。
アニメーターの就職難易度や倍率はどれくらい?
アニメーターの就職難易度や倍率については制作会社によって大きく異なってきます。
例えば世間的にも有名な制作会社や求められている技術力の高い制作会社では倍率や難易度は跳ね上がることになります。
一般的な制作会社では形式上の面接だけがされる場合など制作会社によって様々です。
高卒でアニメーターになるにはどうすればいい?
アニメーターになるのに学歴はそれほど重要ではなく大事なのは画力などと言った実力が必要です。
十分な画力がある場合、年齢や経験不問の求人に応募して自分の実力について認めてもらうことができれば、アニメーターになることができます。
もしも、最終的には大きな制作会社に行きたいのであれば経験を積んでから転職などの手段もあります。
下記のきじでは、アニメーターの転職について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!
アニメーターに就職後はどんな仕事をする?
アニメーターと一言でいっても業務内容は細か分けられており、それぞれに求められているスキルや能力は違ってきます。
原画マンの仕事内容
原画マンとは設定などを読みながら、アニメの幹となるようなキャラクターや背景、小物などを作品の雰囲気が分かるように原画を描くことが主な仕事です。
しかし、原画マンが仕事が遅れれば全体のスケジュールに影響が出てしまうため、スケジュールや納期と相談しながら的確に仕事する能力も求められます。
動画マンの仕事内容
動画マンとは、原画マンが仕上げた原画の清書や原画と原画の間に絵を足していくことによって、最終的にアニメとなった際の動きを滑らかにすることが仕事です。
動画マンの腕が良ければ良いほどアニメ自体の動きの綺麗さなどに繋がっていくだけでなく、1つのアニメを制作する際に必要な絵の枚数も莫大な数となってくるので正確さと速さの両方が求められます。
作画監督の仕事内容
作画監督とは原画マンや動画マンが作成してきた映像などを確認して動きなどに不自然な場所が無いかなどを確認することが仕事です。
作画の確認だけでなくスケジュールを管理して、全体の行程などに遅れがないか注意しながら、原画マンや動画マンに指示を出す必要があるのでコミュニケーション能力も求められます。
アニメーターに就職する時に有利になる資格やスキルはある?
アニメーターに就職する時に少しでも就職を有利にして採用されたいのならば、能力の証明となる資格やスキルを習得することをオススメします。
アニメーターに就職する時に有利になる資格
アニメーターに就職する時に有利になる資格については以下の通りです。
資格名 | 詳細 |
CGクリエイター検定 | CG作品についての基本的な能力 |
アニメーション実技試験 | CGアニメーションを制作する能力 |
アニメーターに就職する時に有利になるスキル
アニメーターに就職する時に有利になるスキルについては以下の通りです。
資格名 | 詳細 |
色彩検定 | 色彩についての基本的な知識 |
illustratorクリエイター能力検定試験 | グラフィックツールの基本的な知識 |
絵の練習をして画力を上げておこう
アニメーターになりたいのならば最低限の画力は必要となってきます。
アニメーターは基本的な仕事は絵を描くことであり、そこの部分の能力が足りなければ資格やスキルを持っていても採用を見送られることも珍しくありません。
画力があれば資格やスキルが無くても採用されることがあります。
なのでアニメーターを目指す場合は画力については普段から意識してください。
下記の記事では、「アニメーターに必要な画力」についてより詳しく紹介しています。
こちらの記事もあわせてご覧ください!
アニメーターの就職先にはどんなところがある?
アニメーターの就職先に関しては様々ですが、今回はその中からいくつかについて紹介していきます。
大手制作会社
アニメーターとして大手制作会社に就職することが目的の人も多いと思います。
以下大手制作会社例です。
- 東映アニメーション株式会社
- 株式会社創通
メリットとしては、大手制作会社では話題作の制作を任されることが多いため、早い段階から大きな仕事に携わることができます。
デメリットとしては、在籍している人数も多いため、自分自身がやりたい仕事ができるようになるまでに長い時間が必要な場合があります。
中小プロダクション
ほとんどのアニメーターが中小企業プロダクションに所属しています。
以下中小プロダクション例です。
- スタジオジブリ
- 京都アニメーション
メリットとしては、中小プロダクションでは精度の高さや人数が少ないので、重要な仕事をすぐに任せてもらえるなどが挙げられます。
デメリットとしては、人数が少ない分実力足りていないと誰かに負担をかけてしまうので、即戦力として活躍する必要があります。
専門スタジオ
専門スタジオではある一点においてのスペシャリスト集団です。
以下専門スタジオ例です。
- すたじおチューリップ
- 株式会社ラークスエンタテイメント
メリットとして、ある一転を突き詰めていくことになるので特定の分野でのスペシャリストになることができます。
デメリットとしては、総合的な能力を持っているアニメーターを目指す人には向いていません。
専門学校など教育現場
就職先として専門学校や教育現場が挙げられます。
以下専門学校など教育現場例です。
- 代々木アニメーション学院
- HAL
専門学校や教育現場に就職できれば、安定した生活を送ることができるのがメリットとなります。
デメリットはアニメ制作の現場で働いているわけではないので、アニメ制作に関わりにくくなる点です。
フリーランス
アニメーターとしてフリーランスでの活動のメリットとして自分自身でやりたい仕事や仕事のする時間を決めれることです。
デメリットしては自分で仕事を取ってくるため営業する必要があるだけでなく実力が無ければ仕事を取るのも難しい点です。
アニメーターへの就職ならマイナビクリエイター
アニメーターへの就職ならマイナビクリエイターに登録するのがオススメです。
マイナイクリエイターでは国内トップクラスの求人数があるので自分の希望に合った企業などについて見つけやすく、1人1人にコーディネーターがついてくれるので困ったことなどがあれば気軽に相談することができます。
就職実績についても国内トップクラスであるため実績を重視する場合などには特にオススメとなっています。
Pacific Metaマガジンでは詳しく説明した記事もあるのでそちらも参考にしてみてください。
アニメーターの就職後の年収や給料はどれくらい?
アニメーターの就職後の年収や給料についてですが、同年代に比較して水準は低くなっています。
例えば20代の平均的な年収ですがアニメーターではおよそ100万円から150万円ほど、全体職業での平均年収がおよそ350万円ほどな点を考えると低い水準となっています。
アニメーターは月収ではおよそ10万円ほどになります。
「アニメーターの給料」についてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
アニメーターの就職の求人はどこで募集している?
アニメーターの就職求人については様々な場所で行われていますが、今回はいくつか具体的に求人の出されている場所について紹介していきます。
募集先 | 特徴 |
求人サイト | 様々な企業が求人募集している。 |
クラウドソーシング | フリーランスでの募集が多い。 |
制作会社の公式サイト | 特定の企業に応募できる。 |
アニメーターの就職試験の面接ではどんなことを聞かれる?
アニメーターの就職試験の面接でよく聞かれる質問については健康面に自信があるか、給料は安いが問題はないか、なぜアニメ業界を志しているのかがよく聞かれる質問です。
アニメーターは場合によって残業なども必要になってくるので健康面も重要な要素となっています。
アニメーターに就職する時はポートフォリオがあると有利
アニメーターに就職したのであればポートフォリオを作成することによって有利になります。
ポートフォリオとは自身がそれまで制作した作品についてまとめたものであり、ポートフォリオを見せることによってどのような作品を制作できるのかアピールできます。
アニメーターの就職についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではアニメーターに就職する方法として以下について紹介しました。
- アニメーターになるためには求人について探す
- アニメーターの業務内容は役割によって異なる
- 有利になる資格やスキル一覧
- アニメーターの就職先一覧について
- アニメーターの年収についての水準
アニメーターは日本が誇るアニメを制作するためには必要不可欠な存在ですが、一口にアニメーターと言っても様々な役割や就職先があります。
自分自身がなりたいアニメーター像を思い描きながら就職先についても探してください。
この記事が少しでも参考になったのなら嬉しいです。