「ゲームクリエイターは激務と効くけど勤務時間はどれくらいなの?」「残業は毎月どれくらいあるのか気になる」
ゲームクリエイターになりたいと考えていても勤務時間や労働環境について心配な人も多いのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンではゲームクリエイターの勤務時間について以下の内容を紹介します。
- ゲームクリエイターの勤務時間について
- ゲームクリエイターの一日のタイムスケジュール
- フレックスタイム制について
- 裁量労働制について
- ゲームクリエイターの残業について
- ゲームクリエイターの休日
- ゲームクリエイターの給料
この記事を読めばゲームクリエイターの勤務時間や残業などの労働環境について知ることができますよ。
ゲームクリエイターの勤務時間は?
ゲームクリエイターの勤務時間はどうなっているのでしょうか?
ゲームクリエイターと聞くと激務というイメージを持つ人や残業が多い仕事とイメージする人もいるのでしょう。
ここからはそんなゲームクリエイターの勤務時間について、実際にゲームクリエイターとして働く人の1日を元にしたタイムスケジュールから、知られざる勤務形態について解説していきます。
それではまずは1日のタイムスケジュールから見ていきましょう。
1日のタイムスケジュール
ゲームクリエイターの1日のタイムスケジュールはどうなっているのでしょうか?
ゲームクリエイターとして働く方の情報を元に1日のタイムスケジュールを作成してみました。
9:00~10:00
出社 |
ゲームクリエイターは一般企業と比べて業務開始時間が遅い傾向にあります。
出勤時の服装は自由でカジュアルな私服で出社する人もいます。 例外として、外部の人と打ち合わせをしたり接触の多いプロデューサーなどの職種の人はスーツを着ていることもあるようです。 |
10:00
業務開始 |
出社して最初の業務には会議が予定されていることが多く、ゲームの企画会議や仕様書に関する会議などゲームの方針を決めるための重要な会議が行われています。
会議にはプロデューサー、ディレクター、グラフィックデザイナーなど各職種のリーダーが参加し、質疑応答やアイデアを出しながらゲームの構想やキャラクターデザインなどをブラッシュアップします。 この会議は11時に行われる会社もありますが、基本的にどの会社も昼休憩前には一度会議を行うようにタイムスケジュールが組まれているのです。 |
12:00
昼休憩 |
各自作業の進捗状況を見て休憩に入ります。
一般の会社員と同じようにランチに出かける人もいれば、コンビニで昼食を買う人、弁当を持参する人もいます。 繁忙期には仕事をしながら昼食を取ることもあるそうです。 |
13:00~15:00
各自業務再開 |
1時間の昼休憩を取った後は各職種毎の業務が再開します。
職種によって作業内容が異なり、プログラマーであればゲームプランナーが作った仕様書を元にプログラミングをしたり、グラフィックデザイナーであればゲーム内のキャラクターやオブジェクトのモデリングなどを行います。 |
15:00
小休憩 |
作業の合間を見て適度に休憩をはさみます。
疲れとともに作業効率が落ちるので、作業効率を高めるためにも会社の近くのコンビニに足を運んだり、同僚や仲間たちと談笑します。 |
16:00
会議 |
2回目の会議をします。
ゲーム業界では午後から出社したり稼働する人も多いため、午後や夕方に会議が予定されることも多々あるのです。 この会議では各職種の進捗状況の確認や作成した成果物に対して修正やフィードバックを受け、意見交換やゲームの方針を話し合います。 ゲームの方針やチーム内での意見交換など頻繁な会議を重ねることでゲームのできもよくなるでしょう。 この会議は必ずしも各職種のリーダーが参加するわけではなく、プロデューサーやディレクターなどの一部だけが会議を行ったり、最近では退社後にリモートで自宅から参加する人もいます。 |
19:00
小休憩 |
納期が近い時期や繁忙期の場合には一度休憩を挟み、コンビニなどで夕食の買出しに出かけます。
各クリエイター毎の業務を行ったり、急に入った業務やトラブルの対応にあたる場合もあります。 |
21:00
退社 |
1日の業務を終え退社の時間になりました。
納期が近い時期には深夜まで残業することもあるそうです。 |
以上のゲームクリエイターの1日のスケジュールを紹介しました。
実際にゲームクリエイターとして働く人のスケジュールを元に作成しましたが、時期や会社の勤労体系によっても、スケジュールは違ってくるため入社前によく調べておくといいでしょう。
フレックスタイム制
上記のタイムスケジュールのよう、ゲームクリエイターという職業は一般企業とは勤務時間が大きく異なっており、そのため多くのゲーム会社がフレックスタイム制を採用しています。
フレックスタイム制ってよく聞くけどどんな労働形態なのかよくわからないという方に改めてフレックスタイム制について解説していきます。
フレックスタイム制とは会社が定めた出勤しなければいけない時間(コアタイム)に出勤していれば出社時間や退社時間をフレキシブルタイムの中で自由に調整できるという制度です。
例えば、コアタイムを10:00から15:00まで、フレキシブルタイムで始業時間が6:00から10:00、終業時間が15:00から19:00と定められている場合には午前7:00に出社して15:00に退勤するという働き方も可能になります。
時期や職種によって仕事量も大きく変わりやすい仕事であるため、フレックスタイム制がピッタリの職業といえます。
裁量労働制
ゲーム会社ではフレックスタイム制に加えて、裁量労働制を採用している会社も数多くあります。
裁量労働制とはあらかじめみなし労働時間が設定され、働いた時間に関わらずみなし労働時間分の労働とする制度です。
裁量労働制のメリットとして例え4時間などの短い時間の労働であっても、みなし労働時間が8時間であれば8時間分の労働になり、仕事の進め方や働き方の自由度が高くなることにあります。
一方で、残業してしまったり、スケジュール管理があまく長時間働いてもみなし労働時間分の労働とみなされてしまうというデメリットもあるのです。
ゲームクリエイターの中でも特にゲームディレクターやプロデューサーといった職種が裁量労働制の対象となることが多く、これらの職種の方は自由な働き方が許される半面、しっかりした管理能力も求められます。
残業
ゲームクリエイターの残業事情についても気になる方が多いのではないでしょうか?
ゲームクリエイターは一般的な会社員と異なりゲームクリエイターは1日8時間以上の労働をしなければいけないこともあります。
2018年に行われたdodaの調査によるとゲーム業界の残業時間は月45.3時間と残業の多い職種のなかでもトップクラスの残業時間となっており、一般的な会社に比べて残業が多いことがあきらかですね。
しかし、長時間労働や泊まり込みの業務をしなければいけないのはゲーム制作が大詰めの時期であったり繁忙期にあたる時期だけで、ゲームの開発が完了してから次の企画書作成や仕様書が完成するまでの間は遅くまで残って働くこともありません。
ゲームクリエイターの休日のスケジュールは?
ゲームクリエイターの休日のスケジュールはどのような1日を過ごしているのでしょうか?
ゲーム会社の休日は基本的に土日祝日を休暇としている会社が多く、夏季休暇や年末年始もしっかり休める会社もあるため、休暇に関しては一般的な会社と大きな差はないと言えるでしょう。
一方、ゲーム制作はチームで行われるため、納期間際の繁忙期には休日を返上して出社しなければいけなかったり、オンラインゲームやソーシャルゲームを制作する会社の場合にはバグなど不具合が起きたときに休暇中でも出社しなければいけないこともあります。
ゲーム制作が一段落したり、アプリのリリース後には時間が合えば有給休暇を取得することもできるため、休暇はしっかりとれると思っていいでしょう。
求人情報サイトでは年間休日が120日以上の会社や産休、育児休暇を取得できる会社も多数ありますよ。
ゲームクリエイターの給料・収入は?
ゲームクリエイターの給料や収入はどれくらいもらっているのでしょうか?
ゲームクリエイターの収入について簡単に紹介します。(※Pacific Metaマガジン独自調査によるもの)
平均年収 | 524万円 |
平均月収 | 44万円 |
ボーナス | 約40万円 |
初任給 | 18万円~24万円 |
有給 | 業務に支障をきたさなければ基本的に取得可能 |
ゲームクリエイターの収入や給料に関しては会社の規模や職種によって左右される部分も大きく、年収600万円から1000万円の収入を得ている人もいます。
ボーナスに関しても会社の業績やヒット作が生まれた際にもらえることもあるそうです。
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マイナビクリエイターについてもっと詳しく知りたい方は、Pacific Metaマガジンではマイナビクリエイターについての記事も掲載していますので、こちらも読んでみてくださいね。
ゲームクリエイターの勉強をするなら専門学校!
ゲームクリエイターに転職するのであれば専門学校に通うことをおすすめします。
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また、ゲーム制作の現場でも使われているUnityやUnreal Engineを使ってゲーム制作ができたり、ゲーミングPC、VIVE ProEyeなど充実した設備環境の中で学ぶことができるため現場でも活躍できる技術や知識を身に着けられます。
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また、代々木アニメーション専門学校では関連企業との交渉によって各業界の就職枠が設けられているため、希望するゲーム業界への就職も有利に進められます。
ゲームクリエイターの勤務時間についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではゲームクリエイターの勤務時間について紹介しました。
- ゲームクリエイターという職業は一般企業と比べても残業が多く長時間労働になりやすいが、繁忙期や納期間際以外は比較的穏やかに過ごせる。
- ゲームクリエイターは勤務時間が定められていないことが多く、フレックスタイム制や裁量労働制を採用している会社も多く自由な働き方ができる。
- 休日は基本的に土日祝となっている会社が多く、一般企業と大差はない。繁忙期以外であれば有給休暇も取得できるが、トラブルや納期が近くなると休日返上で仕事に行くこともある。
ゲーム業界は独特なスケジュール感があるため、一般企業から転職した時には慣れるのが大変かもしれませんね!
ゲーム業界はフレックスタイムや裁量労働制を採用した働き方が自由な会社も多く、スケジュールの動きになれれば早めに帰宅できるようになる上、大好きなゲームに携われる魅力的な仕事といえるでしょう。
下記の記事では、ゲームクリエイターの転職について徹底解説しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください!