「ゲームデザイナーとして働きたいけど、平均年収っていくらぐらいだろう?」
「年収って上げられるんだろうか?』
ゲームデザイナーを目指していて、このような疑問を抱えている人は多い思います。
給料は生きていく上で必要ですし、どうせなら多くもらえる会社で働きたいですよね。
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームデザイナーの年収の平均、年収を上げる方法や転職先について、以下の内容を紹介していきます。
- ゲームデザイナーとは
- ゲームデザイナーの平均年収
- ゲームデザイナーが年収を上げる方法
- ゲームデザイナーになるには
- ゲームデザイナーの転職先
- ゲームデザイナーの転職にはマイナビクリエイター
ゲーム会社別の具体的な年収についても紹介します。
ゲームデザイナーとは
ゲームデザイナーとは、ゲームの企画を行う仕事です。
ストーリー、音楽、システムなどゲームに関わるあらゆる企画を担当します。
会社によっては、ゲームプランナーとも呼ばれます。
ゲームデザイナーは、ゲームの世界観大きく左右する重要な仕事です。
ゲーム業界の最近の流行を追いかけることや、これから流行りそうなものをキャッチする感性が重要です。
また他の職種の人とのやりとりが多いため、コミュニケーション能力が必要となってきます。
ちなみに「Yahoo!知恵袋」の検索窓で「ゲームデザイナー」と入れると、670件もヒットします。
このことからも、注目されている職業であることがわかります。」
ゲームデザイナーの平均年収
ゲームデザイナーの初任給、月収やボーナスの平均について紹介します。
ゲームデザイナーの初任給
ゲームデザイナーの初任給の平均は23万円です。
一般的な会社員と同じぐらいの金額になります。
年収に換算すると300〜400万円です。
中小企業の場合は低くなり、大企業では高くなる傾向があります。
大企業でなくてもヒット作を出している会社の場合は、初任給から多くもらえる可能性があります。
日本のゲーム会社で最も有名な「任天堂」の初任給は、高専・専門卒で21万1,500円、大卒で23万3,000円です。
「パズドラ」で有名な「ガンホー」は、新卒採用を行なっていません。参考までに、20〜24歳の平均月収が29万円です。
実力次第で変わるため、一概には言えませんが高めの初任給ですね。
有名なゲーム会社の初任給がこちらです。
会社名 | 短大・高専・専門卒 | 大卒(4年制) |
任天堂 | 21万1,500円 | 23万3,000円 |
ガンホー | 29万円(実力次第で変動) | |
コナミ | 22万0,000円 | 24万円 |
バンダイナムコ | 21万3,000円(3年制)20万4,000円(2年制) | 22万2,000円 |
Cygames | 年俸345万円+インセンティブ | 年俸345万円+インセンティブ |
ゲームデザイナーの月収とボーナス
ゲームデザイナーの平均月収は42万円です。
ゲームデザイナーの平均年収は499万円となっています。
年収の幅は336〜790万円と幅広くなっており、会社によって大きく変わります。
また実力主義であるため、スキルが上がって結果を残せば収入も上がっていきます。
ボーナスは会社によって変わるため一概には言えませんが、年に2回のところが多いです。
制作したゲームがヒットした場合に臨時ボーナスが出る会社もあります。
ゲーム会社別の平均年収がこちらです。
会社名 | 平均年収 | ボーナス |
任天堂 | 577万円 | 年2回 |
ガンホー | 462万円 | 年2回 |
コナミ | 609万円 | 年2回 |
バンダイナムコ | 490万円 | 年2回 |
Cygames | 581万円 | 年2回 |
ゲームデザイナーが年収を上げる方法
ゲームデザイナーが年収を上げる方法を3つ紹介します。
実績を重ねる
1つ目が、実績を重ねることです。
ゲームデザイナーは、実力主義です。
スキルをアップし、ゲームの売り上げに貢献したなど実績を重ねることで年収がアップします。
あなたにしかないようなセールスポイントがあることも重要です。
ゲームの世界ではレア度が高いモンスターがよく使われるように、現実世界でもレア度が高いと重宝されます。
社内で「これなら誰にも負けない」というセールスポイントを身につけましょう。
実力を身につけることで、独立してフリーランスとして働くという選択肢も出てきます。
役職に就く
2つ目が、役職に就くことです。
一般の会社と同じく役職に就くことで年収は上がります。
ゲームデザイナーの場合ですと、ゲームディレクターやゲームプロデューサーになることで年収が上がっていきます。
ゲームディレクターとは、開発現場のリーダーです。
ゲームデザイナーの1つ上のポジションとなります。
スタッフへのアドバイスや、作業のスケジュール管理を行います。
不具合が生じた時の、指示出しなども担当します。
平均年収は約528万円です。
ゲームプロデューサーとは、ゲーム制作全体の指揮官です。
ゲームディレクターの1つ上のポジションとなります。
開発の現場からは離れ、全体のスケジュール管理、予算の管理・確保などを行います。
平均年収は約547万円です。
キャリアアップの流れを整理しますと以下の通りです。
- ゲームデザイナー
- ゲームディレクター
- ゲームプロデューサー
ゲームデザイナーの平均年収が約499万円であるため、ディレクター、プロデューサーへとなることで年収が上がっていきます。
転職する
3つ目が、転職することです。
転職をおすすめするのは、ゲーム会社の規模によって年収は大きく変わるからです。
大企業に転職できれば、大幅に年収がアップする可能性が高いです。
しかし、大企業は人気が高いため入社のハードルは高いです。
そこでおすすめなのが、今伸びている企業への転職です。
ゲームの売り上げが好調な企業の場合、大企業でなくても年収が高い場合があります。
そのような勢いのあるベンチャー企業へ転職してみるのもいいかもしれません。
ゲームデザイナーに転職するならマイナビクリエイター
ゲームデザイナーへの転職には、マイナビクリエイターがおすすめです。
マイナビクリエイターとは、Web職・ゲーム業界に特化した転職支援サービスです。
SEGAなど有名なゲーム会社の求人もあります。
ゲーム業界で働いていたキャリアアドバイザーがいるため、困ったことがあっても安心です。
また、専用のポートフォリオ作成ツールが用意されているため、見栄えのいいポートフォリオが簡単に作成できます。
マイナビクリエイターの評判や口コミなどは、こちらの記事にまとめてあります。
気になる方は確認してみてください。
ゲームデザイナーの主な転職先は?
ゲームデザイナーを経験していると、その他の業界への転職がしやすくなります。
ゲームデザイナーの主な転職先を4つ紹介します。
WEB業界
WEB業界はゲーム業界と同じく成長を続けているため、おすすめの転職先です。
主にWEBサイトの制作や運営を行います。
WEB業界にはゲームデザイナーと似た職種で、WEBプランナーがあります。
WEBプランナーとは、WEB制作の企画を行う仕事です。
ゲームデザイナーで企画を行った経験を活かすことができるため、仕事に慣れるのもスムーズです。
WEBプランナーの平均年収は450万円です。
システム開発系
ゲームデザイナーでプログラミングスキルがある人は、システム開発系への転職ができます。
システム開発系では、開発や運用を行うエンジニアだけでなく、プロジェクトの方針やメンバーの管理を行う職種もあります。
エンジニアの平均年収は542万円です。
実力次第で大幅な昇給も可能です。
映像業界
ゲームデザイナーはCGスキルがあるため、映像業界への転職がおすすめです。
映像業界では、テレビ、映画、広告など様々なメディアがあります。
技術系でCGを扱うこともできますし、企画系で企画をしたり方向性を決めることもできます。
映像制作の場合、平均年収は447万円です。
スクールの講師
ゲーム業界を希望する人は多いため、スクールの講師もおすすめです。
スクールの講師は、ゲーム制作の流れ、画像処理やプログラミングなどを教えます。
スキルはすでにあるため、すぐに働くことが可能です。
また、ゲームデザイナーとしての経験があるため、生徒へ有益な情報を提供できるはずです。
人に教えることが好きな人にとっては、おすすめの職業です。
ゲーム分野も扱っている専門学校「HAL東京」講師の年収は400〜700万円です。
ゲームデザイナーへの転職に興味がある方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
ゲームデザイナーになるには?
ゲームデザイナーは、スキルがあればなれます。
資格はなくても大丈夫です。
英語も国内企業であれば、必要ないことがほとんどです。
しかし、身につけなければならないスキルがたくさんあります。
こちらが主に必要なスキルです。
- CGスキル
- Photoshop
- Illustrator
- デッサン力
- プログラミング
- コミュニケーション能力
大学や短大、専門学校で上記のようなスキルを学んでから、ゲーム会社に就職する人が多いです。
なかには独学でゲームデザイナーになった人もいますが、かなり険しい道のりです。
また面接時にはポートフォリオが必要となるため、ゲームデザイナーにスキルは必須です。
ゲームデザイナーの年収についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「ゲームデザイナーの年収」について、下記の内容を紹介してきました。
- ゲームデザイナーとは、ゲームの企画をする仕事。
- ゲームデザイナーの初任給の平均は23万円。
- ゲームデザイナーの平均月収は42万円、年収は499万円。
- ゲームデザイナーの年収は、能力次第で大きく変わる。
- ゲームデザイナーが年収を上げる方法は「実績をあげる」、「役職に就く」、「転職する」の3つ。
- ゲームデザイナーの転職先は、『WEB業界」、「システム開発系」、「映像業界」、「スクールの講師」など豊富にある。
- ゲームデザイナーはスキルがあればなれる。
ゲームデザイナーは、能力や会社次第で年収が大きく変化することがお分かりいただけたと思います。
「自分の力を試したい!」など向上心のある人にとっては、おすすめの職種です。
スキルを磨き、年収が多くもらえる企業への転職を狙ってみてください。