今回Pacific Metaマガジンでは、VPNサービスの1つであるNordVPNの概要についてメリット・使い方・料金・評判などを紹介していきます。
「NordVPNが良いと聞いたけどどういうサービスなの?」
「そもそもVPNってどういうものなの?使うのは難しくない?」
という方は、この記事をお読みいただくことで疑問が解決するはずです。
内容は以下の通りとなっています。
- そもそもVPNとは何をするもの?
- VPNを使用するメリットは?
- NordVPNのおすすめポイントを紹介
- NordVPNの使い方
- NordVPNの料金・価格は?
- NordVPNの評判について
業界ではExpressVPN、surfsharkなどと並んでメジャーなVPNサービスであるNordVPN。
サービス紹介と共に、NordVPNをおすすめする理由についてレビューを入れつつお届けします。
そもそもVPNとは?
まずVPNという言葉の説明ですが、Virtual Private Network(仮想専用ネットワーク)の略です。
そう言われてもピンと来ないと思いますので、1つ簡単に例え話をします。
普段私達が意識せずに使っているインターネット接続はVPNと違い、大勢の人が乗り合う電車で目的地に向かっているようなものと考えてください。
人がたくさん居る目的地(アクセスが集中するページ)へ行こうとすれば、満員電車で他の人とぶつかるほど距離が近くなることもあり、持っているスマホの画面を見られてしまうこともあるでしょう。
それに対して、VPNはタクシーに乗って一直線に目的地へ向かってもらうイメージです。
周りには他の車も走っていますが、車内のスペースが他の人に干渉されることはありません。
このあたりが「専用ネットワーク」と呼ばれている意味合いです。
それを実現するための技術的な話については割愛しますが、VPNは外部からアクセスできない経路を作ることで、様々なメリットを生み出しています。
VPNを使用するメリットは?
この見出しでは一般的なVPNのメリットを紹介します。
NordVPNのメリットが知りたい方は、もう一つ後の見出しをご覧ください。
セキュリティの確保
一般的にVPN接続をするときは、セキュリティの確保が一番の目的です。
特に企業向けのVPNでは、どれだけ完全に近いセキュリティを担保できるかが最も重視されるポイントとなります。
VPNを経由した通信は特殊な技術で暗号化されているため、外部から干渉することができず、通信内容を盗み見たり改ざんすることができないようになっています。
ちなみに、VPN接続をすると通常はPC全体の通信が制御されますが、使い方によってはブラウザからの通信のみをVPN接続にすることも可能です。
Chrome, Firefoxなどブラウザの拡張アプリを入れることでそういった動きをさせることができ、今回の主役であるNordVPNを使った拡張アプリも存在します。
物理的な距離は影響しない
VPNのもう一つの特徴として、接続元・先の物理的な距離はほぼ影響しないというものが挙げられます。
企業であれば拠点間通信などに活かされ、海外とのデータのやり取りでも意識せず作業をすることが可能です。
個人で利用する際には、海外から日本のサービスを利用したり、逆に日本から海外のサービスを利用したい場合に活かされるメリットとなります。
VPNを使用するならNordVPN!
ここからは、いよいよNordVPNの紹介に入ります。
NordVPNとはどのようなサービスなのか、おすすめする理由と共に紹介していきます。
セキュリティの高さがトップクラス
VPN接続がそもそもセキュリティの高い仕組みであることは冒頭でも紹介した通りですが、NordVPNはそれに加えて、接続中のログを一切作らないノーログポリシーを掲げています。
通信中のログを作らない → どこにアクセスして何をしていたのか他の人が分からない
ということなので、匿名性や安全性が非常に高いことが分かります。
NordVPNを利用していたら知らない間に個人情報が渡っていた、という危険性はまず無いでしょう。
以下のリンクは、ノーログポリシーの監査についての結果報告です。
※英語ですが、気になる方は確認してみてください。
NordVPN’s no-logs policy aces test again | NordVPN
通信速度がトップだったという調査結果も
ドイツの会社が製品テストをした際には、NordVPNがVPNサービスの中で最速だったいう調査結果も出ています。
こちらも英語ですが、気になる方はリンク先をご確認ください。
It’s official — NordVPN is the fastest VPN on the market | NordVPN
特に利用者が多いサービスでは、通信が遅くなることはVPN接続の課題としてよく挙げられますが、NordVPNはそのストレスが限りなく小さいと言えるでしょう。
上手く使えば、オンラインゲームのラグを低減させたりする効果も期待できるはずです。
日本の動画配信サイトが海外から視聴できる
こちらは、海外に住む日本人にとってかなり大きいメリットです。
NordVPNで日本のサーバーに接続すれば、日本の動画配信サイトを海外から視聴できます。
そもそも普通にインターネットに繋ぐと、その国用のコンテンツしか見れないのが通常です。
一方、VPNサービスを使えば海外のサーバーに接続して外国のサービスを使えますが、動画配信サイトなどではVPN経由でのアクセスをブロックされることも多くなっています。
ただ、NordVPNは現状でほぼ全ての動画配信サイトが利用できるようになっており、Youtubeはもちろん、Netflix、アマゾンプライムビデオ、huluなどが楽しめます。
Amazon Fire TVを使えばテレビで見ることもできるため、海外に住んでいても日本と同じように動画コンテンツを利用することが可能です。
サーバー設置国数が多い
NordVPNの拠点サーバーは、60ヶ国に計5465台(2022年4月現在)設置されており、当然日本にもあります。
設置されている国の数が多いということは、それだけ海外のサービスを利用できる範囲が広がるということ。
台数の多さは、多くの人が利用しても混み合わず、通信速度を保ったまま接続できる可能性が高くなることを示します。
NordVPNの使い方
続いては、NordVPNの使い方を簡単に説明します。
今回はWindows版での操作を、画像と共に記載しました。
他にもPCならMac版、スマホならiPhoneとAndroid版があるので利用環境によって使い分けが可能です。
今回はソフトウェアをインストールした後の操作を紹介しますが、その前の手順をざっくりと説明すると、公式ページから料金プランを決めて支払い手続きをすると、利用するためのコードが発行されてアプリのダウンロードページへ案内されます。
あとは、ダウンロードしたアプリをインストールして起動すれば、準備完了です。
ちなみに、NordVPNのWindows版は2021年に日本語対応しており、現在は日本語化等の処理をする必要はなくなっています。
ログイン
アプリを起動すると、ログインを求められます。
ログイン方法はいくつかありますが、Googleアカウントが最も楽ではないかと思います。
メールアドレスとパスワードを入れればログイン完了です。
ちなみに、最初からGoogleアカウントにログインしていれば、自動的にそのままNordVPNにもログインされます。
接続するサーバーの国名を選択
ログイン直後が上の画面です。
左には接続先として選べる国名がズラーっと並んでおり、この時点ではまだどこにも接続してないため右下の案内には「保護されていません」の文字が表示されています。
今回は接続先として日本サーバーを選択しました。
文字が「接続中」となります。
メッセージに書かれている「#556」というのはサーバーの通し番号で、自動的に最適なサーバーが選択されるようになっています。
日本はサーバー数がかなり豊富に用意されていることが分かりますね。
接続後に調子が悪い場合は、接続し直せば別の番号になって改善することもあります。
接続に成功すると「保護済み」という表示になります。
あとはこのままPCを使用するだけです。
接続を終了する場合は、「切断」のところをクリックするだけです。
各種設定について
今回は初期設定のまま接続を試しましたが、セキュリティ設定を追加することも可能です。
サイトブロックや広告ブロック機能などをオンにすることができます。
詳細設定もアプリからカスタマイズできます。
- 一般(スクショの内容)
- 自動接続
- キルスイッチ
- スプリットトンネリング
- 詳細設定
- マイアカウント
などの設定ができます。
言語を日本語にしていれば、説明も分かりやすいですね。
NordVPNの料金・価格は?
ここでは、2022年4月時点での価格表を紹介します。
料金 | 1ヶ月あたりの料金 | |
1ヶ月プラン | 1,370円 | 1,370円 |
1年プラン | 16,440円 (最初の1年間は6,840円) |
1,370円 (最初の1年間は570円) |
2年プラン | 32,880円 (最初の2年間は11,040円) |
1,370円 (最初の2年間は460円) |
長期的なコスパを考えれば最安値は2年プランです。
最初の契約は値段がかなり割引されるため、月額400円台という破格の安さで利用ができます。
無料で使うことはできませんが、30日間はお試しの無料トライアル(厳密には無料期間ではなく返金保証付きの対応)なので、使い勝手はそこで確認が可能です。
また、別途セールやクーポンコードの発行で割引していることもあるので、それらの情報は見逃さないようにしましょう。
支払い方法はクレジットカード、GooglePay、AmazonPay、仮想通貨などが対応しています。
ちなみに、自動契約更新を停止すれば、次回更新のタイミングでそのまま解約(退会)へと進めます。
サポートにリクエストメールを送れば、返金・アカウント削除の対応なども受付をしています。
NordVPNの評判
最後に、NordVPNの評判としてユーザーからの声を紹介します。
良い口コミと悪い口コミに分けて、代表的な意見をいくつかご覧ください。
良い口コミ
(確か) ヨーロピアンさんが紹介されてて存在を知り、その後僕が愛用してるNord VPNがでかい調達してユニコーン企業になってたらしい。そんなにデカかったんか。
NordVPN、接続めっちゃ安定してるのでおススメです。引用:Twitter
ポジティブな意見としては、以下のような口コミがありました。
- 接続が安定して使える
- 速度もほとんど落ちることが無い
- 海外から動画サイトを見るのに使っている
一気に2年分契約したという声も、ちらほら見かけました。
悪い口コミ
firetvstickを使いたくて、nordVPN契約したけど全く繋がらない?
中国では繋がらないのかなーExpressVPNもクレジットカード払いでエラーがでて支払いができない???
みなさんfiretvstickには、
どのVPN使われてますか?引用:Twitter
ネガティブな意見としては「繋がらない」「接続できない」「ログインできない」「遅い」 「起動しない」といったつぶやきがありました。
PCや環境の問題だったり一時的なエラーだったりすることも多いと思われますが、接続が安定しなかったり、検閲の厳しい中国からでは上手くいかなかったりする場合もある様子です。
NordVPNについてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、NordVPNの概要について紹介しました。
改めてこの記事のポイントをおさらいします。
- VPNは仮想専用ネットワークの略で、外部からアクセスできない経路を作ることでメリットを生み出している
- VPNの最も大きなメリットはセキュリティの確保
- NordVPNは通常のセキュリティ構築に加えてノーログポリシーを掲げており、業界でも屈指の安全性が確保される
- 通信速度も業界トップで、ストレスをほとんど感じないレベル
- 日本の動画配信サイトが海外から見れることも大きなメリット
- サーバー設置国数が多いため世界各地で安定したサービスを展開できる
- NordVPNは料金プランを決めてアプリをインストールすればすぐに使える
- セキュリティ等の設定を後から変更することも可能
- 無料での利用はできないが、30日間は返金対応可
- 2年プランなら月額約460円で利用ができる
他にも数多くのVPNサービスはありますが、性能と価格を総合的に見てNordVPNは非常におすすめのサービスです。