「アートディレクターになるには資格が必要？」
「就職活動で有利なスキルってなにがあるの？」
アートディレクターを目指す人にとってこのような疑問を抱く方は多いのではないでしょうか？
今回Pacific Metaマガジンではアートディレクターになるために必要なことについて以下のことを解説します。
- アートディレクターとはどんな仕事か
- アートディレクターになるためにやるべきこと
- アートディレクターになるのにオススメな専門学校2選
- アートディレクターに必要な資格・スキル
- アートディレクターの仕事内容
- アートディレクターの年収
- アートディレクターの仕事のやりがい
アートディレクターとは一体どんな仕事なのかといった基礎的なことから、実際にアートディレクターを目指す人が今から何をすべきかがわかる内容となっています。
ぜひ最後までご覧くださいね！
アートディレクターとは？
アートディレクターとはどんな職種なのか解説していきますね。
アートディレクターとは一般的には広告やパッケージなどのビジュアルデザインの分野でチームを指揮する責任者のことを指しています。
一企業の広告宣伝部や広告代理店、さらには出版社などで多く見られる職種なのです。
もちろんゲーム業界にもアートディレクターという職種は存在しています。
ゲームに登場するキャラクターからキャラクターの設定やアイテム素材などを作成したり、その他のデザイナーが作成した制作物をチェックする職種です。
アートディレクター自身が作業を行う場合もありますが、基本的には他のデザイナーやイラストレーターに指示を出し、広告、アニメ、ゲームといった作品を完成に導く役割を担っています。
アートディレクターになるためにやるべきことは？
アートディレクターになるためにやるべきことは一体どんなことがあるのでしょうか？
アートディレクターを目指すために踏むべき2つのステップを紹介します。
アートディレクターとして活躍することを夢見ている方は参考にしてみてくださいね。
専門学校や美術大学でデザインを学ぶ
アートディレクターになるためにやるべきことの1つ目は、専門学校や美術大学でデザインを学ぶことです。
アートディレクターとは先ほども紹介した通り、多くのデザイナーやイラストレーターを指揮して1つの作品を作り上げる仕事、そのためデザインのスペシャリストである必要があります。
スペシャリストとなるためには専門学校や美術大学に通い業界のプロから指導を受けるのが近道なのです。
専門学校の多くはデザイナーとして必要な基礎的な知識から実践形式の授業など様々なカリキュラムが用意されています。
また、専門学校や美術大学ではデザイナーとして活躍するために必要なIllustratorやPhotoshopといったソフトを使った授業も受けられるため、現場で活躍するのに必要な技術を磨けるでしょう。
アートディレクターを目指すのにおすすめの専門学校については後ほど紹介しますね！
現場で経験を積む
アートディレクターになるためにやるべきことの2つ目は、現場で経験を積むことです。
専門学校や美術大学を卒業したからといってすぐにアートディレクターとして働けるわけではありません。
デザイナーやゲーム業界であればゲームデザイナーとしての経験を積み、イラストや写真、デザインの知識を身に着けたり、制作全般を把握できるようになることでアートディレクターにステップアップできます。
デザインに関することだけでなく、クライアントの要望を把握したり、多くのスタッフに的確な指示を出すといったディレクション能力やコミュニケーション能力も現場での経験を通して培っていくのです。
以上のように、まずはグラフィックデザイナー、ゲームデザイナーとして現場経験を積むことがアートディレクターへの近道になります。
アートディレクターに転職するならマイナビクリエイター
アートディレクターに転職するならマイナビクリエイターを利用するのがおすすめです。
マイナビクリエイターとはゲーム、Webサービスの転職活動支援を専門に提供しているサービスで、ゲーム業界から紙媒体のクリエイティブ職まで多数のアートディレクターの求人が掲載されています。
さらにマイナビクリエイターではサイト内の求人情報には載っていない未公開の求人を紹介してくれることもあります。
マイナビクリエイターではゲーム業界からWebサービスの転職活動のスペシャリストが利用者の希望や能力に合わせて最適な求人を紹介してくれる他、企業が求めるポートフォリオ作りや面接のアドバイスなど転職活動を様々な形でサポートしてくれるのです。
このようなサポートを受けることでアートディレクターへの転職活動を安心して進められるでしょう。
マイナビクリエイターでは、WEB業界やゲーム関連の業界に特化した専任アドバイザーに転職について無料にてご相談いただけます。
気になった方はぜひ、会員登録の検討をしてみてください。
Pacific Metaマガジンでは今回紹介したマイナビクリエイターの評判や口コミを調査した記事も掲載しているので、マイナビクリエイターについてもっと詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね！
アートディレクターになる際にオススメな専門学校
アートディレクターを目指すのにオススメな専門学校について紹介します。
今回はアニメやゲーム業界で活躍するアートディレクターになるのに必要な知識や技術が学べる２つの専門学校について解説していきます。
それぞれの専門学校のカリキュラムの特徴や就職支援に焦点を当てて紹介していますので、専門学校選びに迷っている方は参考にしてみてくださいね。
代々木アニメーション学院
アートディレクターになる際にオススメな専門学校1校目は、代々木アニメーション学院です。
代々木アニメーション学院のクリエイター学部イラスト科ではアニメ、ゲーム業界のアートディレクターになるのに必要なスキルや知識を学ぶことができます。
Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIOなどの「ソフトスキル」といった基礎知識から、クライアントからの依頼を想定したデザインシミュレーションなどの実戦的な授業まで多種多様なカリキュラムが用意されており、現場で活躍できる人材に成長できるでしょう。
実際に代々木アニメーション学院クリエイター学部イラスト科の卒業生の中にはアニメ会社でアートディレクターを務めた人もいますよ。
知識やテクニックだけでなく、卒業後の進路についても講師によるサポートを受けられたり、業界関連企業による年間500枠の就職機会が提供されるなど就職支援の面でも手厚いサポート体制が整っています。
このように充実したカリキュラムや就職サポートを受けられるため、代々木アニメーション学院はアートディレクターを目指す方にオススメの専門学校なのです。
また、代々木アニメーション学院では、無料にて入学案内書を配布しています。
代アニへの入学を検討したい、学費や寮制度について知りたい、カリキュラムについて詳しく知りたいという方はぜひ、資料請求の検討をしてみてください。
ここで紹介した代々木アニメーション学院についての情報はほんの一部です。
学科や学費、評判などさらに詳しく知りたい方は、代々木アニメーション学院について調査したこちらの記事も読んでみてくださいね。
アミューズメントメディア総合学院
アートディレクターになる際にオススメな専門学校2校目は、アミューズメントメディア総合学院です。
アミューズメントメディア総合学院の中でもゲーム・アニメ3DCG学科がアートディレクターを目指すのに最適といわれています。
ゲーム・アニメ3DCG学科ではアニメ、ゲーム業界で活躍するために必要な最新の知識や技術など基礎からアニメ制作、ゲーム制作などの実戦的なカリキュラムまでを学び、業界で活躍できる3DCGクリエイターのプロフェッショナルになれます。
アミューズメントメディア総合学院の強みは実戦的なカリキュラムだけでなく、業界就職率の高さもあります。
アミューズメントメディア総合学院のゲーム、アニメ業界の就職率は2020年では94％と生徒のほとんどが卒業後もゲーム、アニメの業界で活躍していることがわかりますね。
上記のような業界就職率の高さからもアミューズメントメディア総合学院がアートディレクターを目指す人にオススメだと言えるでしょう。
アミューズメントメディア総合学院では、無料にてパンフレットを配布しております。
各学科の紹介や卒業後のデビュー・就職実績、独自の生活サポート体制など知りたいという方は、ぜひ資料請求の検討をしてみてください。
Pacific Metaマガジンではアミューズメントメディア総合学院の評判や他の学科、現在活躍している卒業生などについてさらに詳しく紹介した記事もあります！
気になった方はぜひチェックしてください！
アートディレクターになるために資格は必要？
アートディレクターになるためには資格が必要なのではないか？と気になる方も多いのではないでしょうか？
実はアートディレクターになるのに必須な資格は特にないのです。
というのもアートディレクターに問われるのは制作現場で身に着けた技術や実績、センスといったもので資格の有無は重視されないためです。
それでは資格を取っても無駄なのではないか？と言われるとそうでもありません。
資格を取ることでどれくらいできるのかというスキルの指標になるため、就職、転職活動の場で実力を証明できます。
下記はおすすめの資格です。
| アドビ認定エキスパート（ACE） | Photoshop、Illustrator、Acrobatといったアドビ製品の専門知識を持っていることを証明できる資格 |
| Photoshopクリエイター能力認定試験 | Photoshopの知識、技術が身についていることを証明できる資格。 アートディレクターを志望するならエキスパートを取得するのがおすすめ |
| Illustratorクリエイター能力認定試験 | Illustratorを活用してコンテンツをさくせいできることを証明できる資格。 エキスパートはクライアントのニーズにそったものが作れるかどうかが求められる |
また、下記の記事では「ゲームクリエイターの資格」について紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
アートディレクターに必要なスキルは？
アートディレクターに必要な資格はないことがわかりましたが、実際にどんなスキルがあると有利に働くのでしょうか？
ここからはアートディレクターに必要なスキルを2つ紹介しますね。
デザインの知識
アートディレクターに必要なスキル1つ目はデザインの知識です。
冒頭でも紹介したようにアートディレクターとはデザイナーやイラストレーターといったクリエイターを指揮して1つの作品を作り上げる職種ですから、デザインセンスや知識が必要になります。
デザインに関する知識は専門学校や美術大学、そして何より現場で制作に関わることで身に着けられるでしょう。
多くのデザイナーを指揮するリーダーという立場として、自分の得意な分野だけでなく映像写真、イラストなど幅広い知識を持つことが必須といえます。
また時代の流行やクライアントのニーズに合わせて柔軟に対応することが求められるため、流行や世の中について好奇心を持って吸収できる人が重宝されますので、日頃からいろいろなことに敏感にアンテナを張るスキルが大切です。
コミュニケーション能力
アートディレクターに必要なスキル2つ目はコミュニケーション能力です。
ディレクターとしていい作品を作るためにはクライアントの要望をうまく聞き出すことや制作に関わる多くのスタッフに的確な指示を出したり、時にはスタッフからアイデアを引き出すといったコミュニケーション能力が求められます。
アートディレクターはスタッフとコミュニケーションを図りいい関係性を築き、チームが円滑に制作を進められるように立ち回る潤滑油のような存在と言えるでしょう。
このように制作チームのメンバーだけでなく、クライアントや社外の人など多くの人とやり取りをする機会が多いため、アートディレクターにコミュニケーション能力は必須です。
また多くのスタッフが1つの作品を作り上げるため、どの工程にどれだけ時間をかけられるかなどスケジュールを管理し調整する能力も必要になるでしょう。
アートディレクターの仕事内容は？
アートディレクターの仕事内容について改めて解説します。
アートディレクターの仕事内容はクライアントの要望をもとにデザイナー、イラストレーターなどで組織したチームに指示を出したり、コスト、スケジュール管理を行うディレクション業です。
デザイナーから上がってきたものをチェックして修正の指示を出したりと、基本的に自分が手を動かすことはありませんが、中には自らデザインする人もいます。
ちなみにアートディレクターとよく似ているといわれる職種として、クリエイティブディレクターがありますが、両社は異なる職種です。
クリエイティブディレクターとはアニメやゲームの企画から制作まですべてを統括する監督であり、アートディレクターの上司にあたる職種となります。
現場によってはクリエイティブディレクターがアートディレクターを兼任することもありますが、基本的には別の職種です。
下記の記事では、ゲームクリエイターの仕事内容に紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
アートディレクターの年収は？
アートディレクターの年収はいくらなのでしょうか？
アートディレクター平均年収は約499万円と言われています。
令和2年に厚生労働省が行った調査によると459万円ですので、アートディレクターは平均よりも高い給料をもらえることがわかります。
この数値はあくまで平均ですので、実際には450万円から650万円と幅があり、大手広告代理店のアートディレクターともなれば1,000万円を超えることもあるそうです。
またデューダが行った調査によると年齢別でも大きな幅があることがわかりますね。
| 年齢 | 年収 |
| 20代 | 387万円 |
| 30代 | 506万円 |
| 40代 | 605万円 |
| 50代以降 | 682万円 |
アートディレクターの仕事のやりがいとは？
アートディレクターの仕事にどんなやりがいを感じるのでしょうか？
アートディレクターのやりがいは、制作チームのリーダーとして1つの作品を作り上げることです。
制作チームのリーダーとしてチームに的確な指示を出したり、時にはデザイナーからアイデアを引き出したりとチームが一丸となって1つの作品を作り上げた時の喜びはひとしおでしょう。
また自分がリーダとなり作った作品によって、多くの人を感動させたり、クライアントの売り上げに貢献した時には多くの達成感や充実感を得られるでしょう。
制作チームをまとめ上げるという責任の大きい職種ですが、その分1つの作品を作り上げた時に感じる喜びはアートディレクターでなければ感じられないものといえます。
アートディレクターになるために必要なことについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではアートディレクターになるために必要なことを紹介しました。
アートディレクターになるのに必要な資格はありませんが、幅広いデザインの知識や制作チームをまとめられるコミュニケーション能力が必要になります。
必要なスキルについては専門学校などで学べますが、制作現場で下積み経験を積むことが一番の近道と言えます。
アートディレクターを目指す上で今回記事内で紹介した専門学校、転職支援サービスの利用を検討してみてくださいね！
