昨今eスポーツがYouTubeをはじめ様々ところで賑わいを見せています。
今では高校生のなりたい職業ランキング8位にゲームクリエイターが挙がるほどです！
そんな高校生の皆さんは大学か専門学校か、学歴は必要なのか、色々と迷っていることでしょう。
今回、Pacific Metaマガジンではゲームクリエイターについて以下の内容で紹介していきます！
- ゲームクリエイターとは
- ゲームクリエイターに学歴は関係ない
- ゲームクリエイターになるには
- 有名ゲームクリエイターの10人の学歴
- ゲームクリエイターになるのに資格は必要？
ゲームクリエイターとは
ゲームクリエイターが学歴が必要かどうかについてお話しする前にそもそもゲームクリエイターとはどんな職業なのかについて説明していきたいと思います。
ゲームクリエイターとは読んで文字のごとくゲームを制作する職業です。
当たり前のことですが、ゲームは1人で作ることはできません。
なのでまずはゲーム制作の流れについて解説します！
まずこれが無くては始まりません、企画です。
企画はこれから作るゲームがどのような内容なのか、そしてこのゲームは売れるのか、またゲームを制作するスケジュールおよび必要な職種について考え仕様書を作成します。
仕様書が完成したら早速制作です。
まずはプロトタイプの制作をします。
ここでは制作したゲームが成立するレベルにまでもっていきます。
次にアルファ版の作成です。
プロトタイプをもとに制作し、ここではゲームとして機能するのはもちろん実際にプレイできるようにします。
次にベータ版の作成です。
アルファ版をもとに細かい点の修正などすべてのコンテンツを完成させます。
最後に製品版の作成です。
ここではデバック作業をしたりと、お客さんにプレイしてもらうものとしてふさわしいものかを確認し、これはプレイしたい！と思える様な広告活動をします。
ざっくりとした説明でしたが大体の流れをつかめたのではないでしょうか。
では主な役職について説明していきます！
ゲームプランナー
こちらはプランナーとあるようにゲームを企画する役職です。
しかしゲームプランナーは企画だけではありません。
プロジェクトの進行から広告に至るまですべての段階で活躍します。
大変責任感のある仕事ですが、とてもやりがいのある役職の一つではないでしょうか。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーとはこれから制作ゲームに登場するキャラクターや背景などプレイしていて見えるものについてデザインする役職です。
こちらはその人自身の能力が非常に重視される役職です。
そのためゲームプランナーと同様にゲームの顔を制作するポジションとしての責任感があります。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーはゲームゲームとして機能するためのすべてを担う役職です。
この役職なくしてゲームは大まかな形すらもできません。
それだけに様々なスキルを必要としお客さんがバグなどで不愉快な思いをしないように気を付けるという意味でやはり責任感がある仕事だと言えるでしょう。
ゲームクリエイターに学歴は関係ない
この記事を見てくださった方々が一番気になっていることでしょう。
学歴についてです。
結論からいいます、見出しにあるように学歴は全く関係ありません。
前項で主な役職について説明しましたが、どれも学歴ではなくその人自身の能力が必要となっている役職ばかりです。
ゲームクリエイターになるには
おそらくゲームクリエイターに学歴は必要ないということを理解してくださったと思います。
次にそれぞれの立場からどのようにしたらゲームクリエイターになれるのかについて説明していきます！
大学からゲームクリエイターになる方法
まず大学からゲームクリエイターになる方法についてですが、こちらはゲーム制作についての実践的な技術を学修するのではなくそれぞれの役職の人たちが必要としている技術の仕組みを理解する場所といったら想像しやすいでしょうか。
そのため、ゲームクリエイターになる方法としては他の会社等に就職する学生と同様に大学在学中にどのようなものを学修・研究したのかを企業にアピールすることになります。
専門学校からゲームクリエイターになる方法
専門学校からゲームクリエイターになる方法についてですが、こちらはゲーム制作についてのかなり実践的な技術を取得します。
専門学校の種類によりますが、様々な役職を夢見る学生と共に実際にゲームを制作したりもします。
こちらのパターンの就職方法ですが、企業に対して自分がどのような能力があるか学生時代にどのようなものを制作したのかをアピールすることになります。
高専からゲームクリエイターになる方法
高専からゲームクリエイターになる方法ですが、こちらは大学から就職するのと大きな違いはありません。
違う点としたら卒業までに5年ありますので、自分が興味を持った分野について長い期間を学修することができるという点でしょう。
高校からゲームクリエイターになる方法
高校からゲームクリエイターになる方法ですが、高校と一口に言っても様々な学科があります。
普通科は大学に進学するということを第1目標と掲げているのに対して美術系などの学科の高校は完全にその学科に対する学修となります。
そのため自分自身のスキルアップするという意味ではよい場所だと言えるでしょう。
スクールからゲームクリエイターになる方法
スクールからゲームクリエイターになる方法ですが、おそらく専門学校と何が違うの？と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いくつか違いはありますが、そもそも形態が全く違います。
専門学校は学校教育法にて明記されている認可をうけた教育機関であるのに対して、スクールは企業が経営している技術だけを身につける場所です。
就職面では大きく変わります。
専門学校は新卒が一般的であるのに対して、スクールでは中途採用などの求人を紹介してもらえることがあります。
転職（中途採用）からゲームクリエイターになる方法
転職からゲームクリエイターになる方法ですが、こちらは単純です。
自分が今働いている企業やこれまでの経験を企業にアピールします。
そしてその企業が今までの実績を評価し、自分の会社に欲しいと思ったら採用となります。
ゲームクリエイターへの転職に興味があるという方は、下記の記事もあわせてご覧ください！
独学からゲームクリエイターになる方法
最後に独学からゲームクリエイターになる方法ですが、これは今まで紹介したゲームクリエイターになる方法の中で最も難しいものと言えるでしょう。
これまでの方法でも技術が必要と言ってきましたが、こちらはその様なレベルではありません。
どこかしらの機関に通っていたり経験がある人達は企業から見てある程度の能力がある前提で評価されます。
しかし、完全独学では自信を評価する材料は技術ただ一つです。
この技術のレベルは他の人よりこんなのもできるというレベルではありません。
企業から見て「何だこの人こんなこともできるのか！？」とびっくりするレベルです。
このレベルに達して初めて企業と対等に就職活動を行えます。
確かに難しい道であることに間違いはありませんが、自分はこの道が好きだ、この道でやっていくという強い信念があれば無理な話ではないでしょう。
ゲームクリエイターに転職するならマイナビクリエイター
これを読んでいる皆さんの中には小さいころゲームを作りたいと思っていた方や、最近になってゲームに強く興味を持ち始め、転職をしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなゲームクリエイターに興味を持っている皆さんにおすすめしたいのが「マイナビクリエイター」です！
マイナビクリエイターではWebクリエイター、ゲームクリエイター専門の無料転職支援サービスとなっています。
登録した人には専任のキャリアアドバイザーが個別カウンセリングをします。
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そうはいっても実際にはどうなの？と思うかもしれません。
Pacific Metaマガジンでは以前にマイナビクリエイターについての記事を作成しています。
合わせてご覧になってみてください！
有名ゲームクリエイターの10人の学歴
以上様々な就職方法について紹介してきましたが、ここからは有名なゲームクリエイターは一体どのような学歴をもっているのかついて紹介していきます！
宮本茂（みやもとしげる）
宮本茂さんは任天堂株式会社代表取締役を務めていらっしゃいます。
有名タイトルでは、「マリオシリーズ」、「ゼルダの伝説シリーズ」、「ドンキーコングシリーズ」の生みの親として知られています。
そんな宮本さんの最終学歴は金沢美術工芸大学です。
ここでは工業デザインを専攻しその後任天堂に就職します。
小島秀夫（こじまひでお）
小島秀夫さんはコナミデジタルエンタテインメントの執行役員副社長を務められていた方です。
有名タイトルでは、「メタルギアソリッドシリーズ」が挙げられます。
そんな小島さんの最終学歴は大学卒業です（大学非公表）
大学では経済学を専攻しコナミに就職します。
横井軍平（よこいぐんぺい）
横井軍平さんは任天堂株式会社のゲームクリエイターです。
有名端末では、「ゲーム＆ウォッチ」、「ゲームボーイ」、バーチャルボーイ」等が挙げられます。
そんな横井さんの最終学歴は同志社大学工学部です。
ここでは電気工学を専攻しその後任天堂に就職します。
野村哲也（のむらてつや）
野村哲也さんはスクウェア・エニックスのゲームクリエイターです。
有名タイトルでは、「ファイナルファンタジーシリーズ」、「キングダムハーツシリーズ」、この他にも「モンスターハンターシリーズ」の一部でデザインを担当しています。
そんな野村さんの最終学歴は専門学校です。
ここでは広告デザインを専攻し、その後スクウェア（現スクウェア・エニックス）に就職します。
堀井雄二（ほりいゆうじ）
堀井雄二さんはアーマープロジェクト代表取締役です。
有名タイトルは超国民的タイトル「ドラゴンクエストシリーズ」です。
そんな堀井さんの最終学歴は早稲田大学第一文学部です。
ここでは漫画研究会に入部し、その後エニックスのコンテストで入賞したのをきっかけに「ドラゴンクエストシリーズ」に関わっていきます。
飯野賢治（いいのけんじ）
飯野賢治さんは株式会社フロムイエローテゥオレンジ代表取締役社長でした。
有名タイトルは「Dの食卓シリーズ」です。
そんな飯野さんの最終学歴は城西大学付属川越高等学校中退です。
その後有限会社インターリンクに入社します。
山本大介（やまもとだいすけ）
山本大介さんはガンホー・オンライン・エンターテイメントに所属するゲームクリエイターです。
有名タイトルは「パズル＆ドラゴンズ」です。
そんな山本さんの最終学歴は高校です。
大学受験に失敗後ブレインドッグに入社します。
桜井政博（さくらいまさひろ）
桜井政博さんは有限会社ソラの代表取締役です。
有名タイトルは「星のカービィシリーズ」、「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」です。
そんな桜井さんの最終学歴は高校です。（高専進学後中退し再入学）
高校在学中ゲームについてひたすら研究をしていた桜井さんはHAL研究所制作の「ガルフォース」を見て高校卒業後同社に入社します。
さくまあきら（佐久間晃）
さくまあきらさんといえばあの有名タイトル「桃太郎電鉄シリーズ」、「牧場物語」が挙げられます。
そんなさくまさんの最終学歴は立教大学です。（劇画村塾出身）
大学卒業後は漫画評論家になりますが、途中で廃業しゲームの世界へと入りました。
日野晃博（ひのあきひろ）
日野晃博さんは、株式会社レベルファイブ代表取締役社長です。
有名タイトルは「イナズマイレブン」、「妖怪ウォッチ」等が挙げられます。
そんな日野さんの最終学歴は専門学校です。
卒業後システムソフトに就職します。
ゲームクリエイターになるのに資格は必要？
ゲームクリエイターに資格が必要かという疑問を持つ方がいると思います。
結論から申しますとなければならないものではないです。
今まで紹介したようにゲームクリエイターの世界は技術が第1です。
ただし、独学で技術を身に着けるために資格の勉強をしたり、自分の実力を客観的に証明する手段としては有効であると言えるでしょう。
ゲームクリエイターの学歴についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンではゲームクリエイターについて幾つかの役職について紹介しながらゲームクリエイターになる方法について紹介しました。
- そもそもゲームクリエイターって何？
- 代表的な役職について紹介
- ゲームクリエイターになるには
- 有名なゲームクリエイターってどんな人が居るの？
- 資格は必要か
もちろん今回紹介した役職以外に役職はありますし、興味を持った方は調べてみてはいかがでしょうか。
役職だけではありません、自分がこれをやるぞ！と思ったら実際に行動しないことには始まりません。
この記事はそんな方の足を踏み出す1歩になれたのなら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました！
