「CGデザイナーの年収ってどれくらいなの?」「日本のCGデザイナーの年収は海外と比べて低いの?」
ゲーム業界の市場規模の拡大に伴い需要が高まりを見せるCGデザイナー。
CGデザイナーを目指している人の中にはこのような疑問を持つ方も多いかと思います。
そこで今回Pacific Metaマガジンでは「CGデザイナーの年収について」以下の内容を紹介していきます。
- CGデザイナーの仕事内容
- CGデザイナーの年収
- フリーランスのCGデザイナーの年収
- 海外と日本のCGデザイナーの年収
- CGデザイナーが年収をアップさせる方法
この記事を読むことでCGデザイナーの年収事情だけでなく、年収を上げるために有効な方法についても知ることができますよ。
CGデザイナーとは?
CGデザイナーとはどのような仕事をする職種なのでしょうか?
CGデザイナーはCG制作ソフトを使い2D、3Dのコンピューターグラフィックのデザインや作成を行う職業を指しています。
CGデザイナーの活躍の場は映画やドラマ、ゲームといった映像系の分野で活躍する人が多いイメージがありますが、中には建築業界やアパレル業界などで働く人もいることから様々な分野で活躍できる職業といえます。
デザイナーが作ったデザインやイメージを元にCGモデルを作る「モデリング」やモデルに動きをつける「モーション」から空間に光を加える「ライティング」など一言にCG作成といっても様々な業務があるのです。
これらの業務をすべて1人で行うのではなく、チームでCGデザインを作成する場合には業務を分担し、CG制作の一部を担当するという仕事スタイルが基本になります。
CGデザイナーの年収は?
様々な分野で活躍の場を広げているCGデザイナーですが、年収はどれくらいもらえるのか気になる人もいるでしょう。
ここからはCGデザイナーの年収について年代別年収と勤務別年収を調査しました。
年代や勤務先によってそれぞれどんな違いが出るのか解説していきます。
CGデザイナーを目指している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
年代別年収
まずはCGデザイナー全体の平均年収から見ていきましょう。
CGデザイナーの平均年収は480万円と言われています。
国税庁が令和元年に行った『民間給与実態統計調査』によると日本人の平均年収は436万円なので、CGデザイナーは日本人の平均年収以上の収入を得ているといえるでしょう。
続いて年代別の平均年収を見ていきましょう。
- 20代:270万円~350万円
- 30代:400万円~420万円
- 40代:502万円~516万円
日本の年代別平均年収と比べてもやや高い程度で大きな差はありません。
しかし、年功序列で年収が上がっていく様子を見るに、年齢が上がるにつれて経験を積み、技術や知識を身に着けることで年収が上がっていくことがわかります。
また、チームのリーダーや役職を持つような立場となれば、さらに昇給をきたいできるでしょう。
以上から、CGデザイナーの年収は個人のスキルや経験に左右される部分があるといえます。
勤務先別年収
続いて勤務先別の年収についても見ていきましょう。
先ほどの年代別の年収額や平均年収はあくまで平均値であって、中には30代で1000万円近い給料をもらっている人もいます。
このように年収を左右するもう1つの要因として勤務先の規模や業績、雇用形態などが関係してきます。
実際に1000万円近い年収を得ている人の話では、会社の業績がよかったことで高額な賞与をもらうことができた人もいたようです。
また、冒頭でも紹介したようにCGデザイナーという職種は映像系から建築業界、アパレル業界など様々な分野に就職できる職業であり、勤務先によって業務内容や求められるスキルが異なります。
そのため、CGデザイナーとして働く際には自分のスキルが活かせる仕事やより高度で専門的な仕事ができる勤務先に就職することで高い収入を得られるでしょう。
以上から、業績の良い勤務先に勤めることで高額な賞与をもらえたり、専門性の高い仕事ができる職場に勤めることで高い収入を得られるようになります。
CGデザイナーのフリーランスの年収は?
CGデザイナーのフリーランスとして働いた場合の年収はどれくらいもらえるのでしょうか?
最近では特定の企業に所属せずにフリーランスとして働くCGデザイナーも増えています。
フリーランスのCGデザイナーの多くは年収250万円から600万円、中には1000万円もの年収を稼ぐ人もいます。
フリーランスとして働く場合は働けば働いたぶんだけ収入を得られるため、このように高収入を得られる人も出てくるのです。
しかし、年収1000万円以上の収入を得るためには、相当な量の作業をしなければいけないため、会社員として働いていた以上の仕事量になることが多くなってしまうこともあります。
海外と比べた日本のCGデザイナーの年収
海外と比べて日本のCGデザイナーの年収は高いのか、それとも低いのか調査してみました。
実は日本のCGデザイナーの年収は海外と比べると低いという傾向にあります。
実際に海外でCGクリエイターとして働く方によると、海外では日本よりも給料が高く、昇給の機会も多いと感じる方が多いようです。
中には海外のスタジオに転職したことで年収が倍になったという体験談もあり、海外と日本とのCGデザイナーの待遇の違いがわかりますね。
また、海外ではプライベートの時間を優先する傾向が強く、残業時間も少ないという労働環境も海外で働くメリットといえます。
このように日本と海外では年収だけでなく、労働環境という面でも大きな違いがあるのです。
CGデザイナーが年収アップする方法
CGデザイナーとして年収アップを目指すには一体どうすればいいのでしょうか。
ここからは年収をアップさせる方法を3つ紹介します。
自身のスキルを高める
CGデザイナーが年収アップする方法1つは自身のスキルを高めるという方法です。
前の項目でも紹介したように、CGデザイナーはスキルや能力次第で高収入を得られる職種ですので、スキルを高めることでより専門的な仕事を任されたりと企業やクライアントから重宝されるようになるでしょう。
具体的な方法として下記の2つの方法があります。
- デッサンスキルや3DCG、デザインに関する知識を深める
- 検定を受け資格を取得する
デッサンスキルはCG制作をする上では欠かせないスキルであり、デッサンスキルを磨くことで物体の質感や構造、陰影を正確にとらえることができ、リアルなCGモデル作れるでしょう。
また、新たなアイデアを生み出すためにもデザインに関する知識や日頃からトレンドを意識すること、デザインツールに関する知識を深めることも求められます。
このようにデザインやデザインツールに関する知識やスキルがっ身についていることを証明するためにも、検定を取るというのも有効な方法といえます。
色に関する知識や技能を図る「色彩検定」やCG制作、映像制作に関する知識、スキルを狩る「CGクリエイター検定」、そのほかにも「Illustratorクリエイター能力認定試験」
「Photoshopクリエイター能力認定試験」などCGデザイナーが使用するツールに関する検定などもあります。
このように、スキルを身に着けることやスキルがあることを証明する検定をとることでより多くの仕事や専門的な仕事を受注でき、年収アップが望めるでしょう。
年収の高い会社に転職する
CGデザイナーが年収アップする方法2つ目は年収の高い会社に転職する方法です。
CGデザイナーは勤務先によっても年収に大きな差があり、高収入を得られる会社は専門的なスキルや経験が必要になります。
年収を上げたい方は経験や実績を積み、スキルを身に着けたら年収の高い会社に転職するのも選択肢の1つとして考えてみるのもいいでしょう。
転職先を探す際には、自分の経験やスキルが活かせる場所かどうか確認するようにしましょう。
また、実力や経験に自身があるという方はフリーランスのCGデザイナーとして活躍できるでしょう。
CGデザイナーの仕事はクラウドソーシングサービスや求人サイトでの案件・求人掲載数も一定数あり需要のある仕事だといえます。
副業を行う
CGデザイナーが年収アップする方法3つ目は副業を行うという方法です。
CGデザイナーとしてのスキルや知識を活かして副業の案件を獲得することで+αの収入を得られるでしょう。
仕事内容としてはゲーム内キャラクターやオブジェクトのCGモデルを作ったり、CGモデルをフィギュアとして販売するという方法などがあります。
クラウドソーシングサービスを使って自分で案件を探して受注する方法もありますが、TwitterなどのSNSに自分の作品を投稿して作品を見た人から評価され、仕事につながったという例も見られました。
このように副業を行うことで会社からの収入とは別の収入源になるだけでなく、様々な制作に関わることができ、スキルアップや実績をつけることにも繋がるでしょう。
副業の経験からフリーランスとして独立を目指すのもいいですね。
CGデザイナーに転職するならマイナビクリエイター
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CGデザイナーの年収まとめ
今回Pacific Metaマガジンでは「CGデザイナーの年収について」以下の内容を紹介しました。
- CGデザイナーの平均年収は日本の平均年収と比べて高いものの、本人のスキルや書k¥属する会社の業績や規模によっては年収1000万円近い高収入を得ることも可能な職種
- 日本と海外ではCGクリエイターの年収に差があり、海外のCGクリエイターは日本よりも高い年収を貰っていることが多い。その理由として昇給の機会や昇給した際の上がり幅も大きいことが言える。
- CGデザイナーとして年収をアップさせるためには、CGクリエイターとしてのスキルを磨く、より待遇のいい会社に転職する、スキルを活かして副業をするなどの方法がある
CGデザイナーは映像系、建築業、アパレルなど様々な分野で活躍できる職種であり、今後もさらに需要が高まる職種です。
現在では会社員としてでなく、フリーランスとして働くなどCGデザイナーを取り巻く労働環境も多様化しているものの、CGデザイナーとして活躍し続けるためにはデザインに関するスキルや知識を学ぶ姿勢が欠かせないでしょう。
CGデザイナーへの転職に興味のある方はぜひ、下記の記事もあわせてご覧ください!