「CGデザイナーに転職するにはどうすればいいの?」「未経験からでも転職できるの?」
CGデザイナーへの転職を希望する人の中には、このような疑問で頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回Pacific Metaマガジンでは「CGデザイナーの転職について」以下の内容を紹介していきます。
- CGデザイナーの仕事内容
- CGデザイナーに必要なスキルと資格はあるのか
- CGデザイナーになるための勉強方法
- 未経験からCGデザイナーに転職する際のポイント3選
このほかにも、おすすめの転職サイトもチェックしていきます。
CGデザイナーの仕事は?
CGデザイナーの仕事内容は、専用のソフトを使い2D・3DCGで画像や文字のデザインを行うことです。
CGデザイナーの仕事はCGモデルを作るだけでなく、モデルに動きを付けたり、モデルの質感や陰影を付けるなど様々な業務を担当しています。
CGデザインと聞くと映画やアニメなどの映像分野や広告などのエンタメ業界で活躍する職業とイメージする方が多いかと思いますが、映像分野以外の職業でも活躍する職種なんです。
例えば、機械や自動車の設計やカタログに使う静止画CG作成、建築からアパレルまで様々な分野で利用されています。
このようにCGデザイナーは今やアニメ、映画だけでなく自動車や建築など多種多様な分野で活躍しており、今後も需要が高まる職種と考えられます。
CGデザイナーに必要なスキルや資格は?
CGデザイナーになるには必要なスキルや資格などはあるのでしょうか?
CGデザイナーは様々な分野で活躍する職種であるゆえに、どの分野のCGデザイナーになるかによって必要なスキルや資格は異なりますが、どんな分野にも通じる資格やスキルについてそれぞれ紹介していきます。
資格
まずはCGデザイナーに必要な資格について見ていきましょう。
実はCGデザイナーになるために必ず持っておかなければいけない資格はありません。
しかし、資格を保有していることで就職・転職活動時にアピールとなる可能性があります。
ここでは、CGデザイナーになるために持っておくと良い資格を4つ紹介します。
CGクリエイター検定
CGデザイナーとして持っておくと良い資格1つ目は、CGクリエイター検定です。
CGクリエイター検定は2D・3DCGデザインや映像制作についての知識やスキルを問う資格です。
CGデザイナーの実務にも活かせるため取得する人が多い資格の1つでもあります。
ベーシックではCGデザインに関する基礎知識を、エキスパートでは3DCGの映像制作やCGデザインのより専門的な知識や技術を保有していることを証明できます。
画像処理エンジニア検定
CGデザイナーとして持っておくと良い資格2つ目は、画像処理エンジニア検定です。
画像処理エンジニア検定とは医療、ロボットビジョンなど様々な分野のソフトウェア、製品の開発に必要な知識を測る検定です。
画像処理エンジンニア検定を取得することで、様々な分野で開発目標や予算・コストを考慮したソフトウェア・システムなどの製品を開発できる能力を証明できます。
映像制作やロボット開発など幅広い分野で重宝する資格です。
色彩検定
CGデザイナーとして持っておくと良い資格3つ目は、色彩検定です。
色彩検定とは色の組み合わせ方や色の持つ心理的効果など色彩に関する幅広い知識を問う検定です。
現在では色彩検定取得者は業界はファッション、インテリアなどのデザイナーだけでなく、広告、教育、流通などと幅広い分野で広がりを見せており、あらゆる分野で活用される資格となっています。
色彩検定を取得することで配色の効果を活かしたセンスのいいCGデザインができるようになるでしょう。
Adobe認定アソシエイト
CGデザイナーとして持っておくと良い資格4つ目は、Adobe認定アソシエイトです。
Adobe認定アソシエイトとはアドビシステムズ社が提供するIllustratorやPhotoshopなどの製品に関するスキルを測ることができます。
Adobe認定アソシエイトを保有していることで、アドビ製品の基礎的なスキルが身についていることを証明できます。
また、Adobe認定アソシエイトは国際資格となっているため、国内だけでなく海外にもアドビ製品に関する技術を保有しているというアピールにもなります。
スキル
CGデザイナーにはデザインに関するスキルだけでなく、様々なスキルが要求されます。
ではCGデザイナーに必要なスキルにはどんなスキルがあるのでしょうか?
続いてはCGデザイナーに必要なスキルを4つ紹介していきます。
デザイン力
CGデザイナーに必要なスキル1つ目はデザイン力です。
デザイン力とはクライアントやユーザーの意図や求める物を汲み取りデザインするスキルのことを言います。
デザイン力を持たずに作品を作っても、誰にも求められない自己満足の作品となってしまうため、優秀なデザイナーとはいえないでしょう。
デザイン力を磨くためにはクライアント・ユーザー・デザインする製品の3つについての知識や理解を深める必要があり、デザイン力を磨くことでユーザー・クライアントが求めるものをデザインできます。
また、デザインした作品を実際に作りだすためは、配色やデッサン力などの技術も大切です。
デッサン力
CGデザイナーに必要なスキル2つ目はデッサン力です。
デッサン力とはものの形や構造を正確に描写する力のことを言います。
このデッサン力を身に着けることでモノの質感や構造をとらえてCGモデルをデザインすることができるため、よりリアルなCGモデルを作ることが可能になります。
またデザイン力を鍛えることで観察力が身に付き、モノの構造を素早く正確にとらえて書き起こせるようになるため、CGモデル制作スピードも上がります。
CGデザイナーには正確なモデル制作と同時にプロフェクトを円滑に進めるための制作スピードも求められるためデッサン力が欠かせないのです。
表現力
CGデザイナーに必要なスキル3つ目は表現力です。
CGデザイナーは様々なものを作り上げる創造力や表現力が求められる仕事です。
表現力を磨くためにはデッサン力やデザイン力が欠かせませんが、アニメや映画、様々な芸術にふれたり読書をするなど、日頃からアンテナを高くすることが大切と言われています。
表現力は特にアニメーションやゲームの分野では表現力が求められることが多く、作品の世界観作りにも欠かせないスキルといえます。
継続力
CGデザイナーに必要なスキル4つ目は継続力です。
CGデザイナーはデザインした作品が何度も修正をくらい、リテイクすることでようやく納品できるということが日常茶飯事です。
そのため修正依頼を受けても、根気強く修正する継続力は欠かせません。
また、CGデザイナーはユーザーやクライアントのニーズだけでなく、時代の流行も考慮してデザインする必要があるため、最新の流行や技術を常にチェックすることでセンスや技術が磨かれていきます。
このようにCGデザイナーとしてのスキルや知識は一朝一夕では身につくものではなく、継続力が欠かせないのです。
コミュニケーション力
CGデザイナーに必要なスキル5つ目はコミュニケーション力です。
CGデザイナーは基本的にチームでCGを制作していきます。
制作チームではモデルのアニメーションを担当する人もいれば、モデルや背景に陰影を付けるライティングを担当する人もいたりと、それぞれのCGデザイナーが分業して制作を進めています。
そのためチーム内で連携して作業を進めるためにも、コミュニケーション力は欠かせないのです。
CGデザイナーの勉強の仕方
CGデザイナーになりたい人はどのような勉強をすればいいのでしょうか?
続いてCGデザイナーの勉強の仕方を3つ紹介します。
独学で学ぶ
CGデザイナーの勉強の仕方1つ目は、独学で学ぶ方法です。
現在は2DCGや3DCGについての学べるテキストやインターネットにCGデザインに関するノウハウを掲載しているページが多数あるため、独学でも学習することはできます。
勉強を始めるにはテキスト代やMayaや3dsMaxなどのCG制作ソフトを揃えればいいため、比較的費用を抑えられ、自分のペースで学習を進められるというメリットがあります。
一方で、専門的な知識を学びづらかったり、制作したCGへのフィードバックを貰いづらいというデメリットもあります。
アルバイトやインターン生として働く
CGデザイナーの勉強の仕方2つ目は、アルバイトやインターン生として働く方法です。
アルバイトやインターン生という形であっても、CGデザイナーの現場に入って働くことで実践経験や生の知識を身に着けることができます。
もちろんアルバイトとして働きつつ、自分でCGデザイナーに必要なスキルや資格勉強は必要ですが、現場で働いた経験は就職や転職活動にも有利働くでしょう。
また、CGデザイナーの業界では転職は頻繁にあることで、同業他社への転職は比較的しやすいという傾向にあります。
実際に、アルバイトとして入社した会社で正社員になった例やアルバイト経験を生かしてCGデザイナーに転職した例は多数見られますよ。
スクールに通う
CGデザイナーの勉強の仕方3つ目は、スクールに通う方法です。
専門のスクールに通うことでCGデザイナーになるために必要な知識や技術をプロの講師から学べるため、CGデザイナーを目指す方法として最も近道な方法といえます。
また、専門のスクールでは企業との提携によって、インターンや採用枠が用意されていることもあったりと、独学では作るのが難しいコネクションを作れるというメリットもあります。
スクールによっては夜間制のスクールもあるため、社会人として働きながらCGデザイナーになるために必要な勉強ができます。
CGデザイナーに就職するなら代々木アニメーション学院!
CGデザイナーになるためにスクールに通いたいと考えている人の中には、どのスクールに通ったらいいのかわからないと頭を抱えている方もいるでしょう。
Pacific MetaマガジンではCGデザイナーへの転職を希望する方には代々木アニメーション学院をおすすめしています。
代々木アニメーション学院ではゲーム総合科、イラスト科のそれぞれでCGデザイナーを目指すことができます。
まずゲーム総合化ではCGについての基礎知識から2D・3Dゲーム制作を通してそれぞれのCG制作を学ぶことで、ゲームCGデザイナーとして活躍できる人材になれます。
次にイラスト科ではCGデザイナーに欠かせないデッサンスキルを身に着けるカリキュラムやPhotoshop、Illustratorなど現場でも使用されているソフトの使用スキルを身に着けられます。
大学からCGデザイナーを目指すことも可能ではありますが、専門学校はCGデザイナーになるために特化した学校であるため、CGデザイナーとしての知識だけでなく、業界のノウハウなどを身に着けられるというメリットがあります。
また、授業料や学費の面でも、多くの専門学校は4年制大学と比べてコストを抑えられます。
以上の理由からCGデザイナーを目指す方には専門学校に通うこと、なかでもPacific Metaマガジンでは代々木アニメーション学院をおすすめしているのです。
未経験からCGデザイナーに転職するポイント
未経験からCGデザイナーに転職する際のポイントを3つ紹介していきます。
経験でもCGデザイナーにはなれる!
未経験でもCGデザイナーになれるのかと疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか?
CGデザインナーになるためには必須の資格などはないため、未経験からでもなることができるのです。
しかし、その代わりにスキルや実力が求められる職種であるため、CGデザイナーに必要なスキルを示す必要があるでしょう。
前職で培った能力を客観的に説明できるようにする
未経験でもCGデザイナーに転職するには、前職で培った能力を説明する力が必要になります。
例えば、業界未経験でも前職で身に着けた能力をCGデザイナーの仕事にどう活かすか論理的に説明できれば、表現力のある人材というアピールにつながるでしょう。
また、前職が営業職だった場合には、顧客に寄り添った営業活動をしてきた実績をもとにコミュニケーション能力をアピールできます。
なぜCGデザイナーになりたいのか言葉と行動で示す
未経験でもCGデザイナーに転職するには、なぜCGデザイナーになりたいのか言葉と行動で示す必要があります。
単純にCGデザインが好きだからという理由では、他の志望者に埋もれてしまう可能性があるでしょう。
どれくらいCGデザインが好きなのか、なぜCGデザイナーになりたいかなどの熱量を具体的に自分が起こした行動をもとに説明することで説得力が増すでしょう。
例えば、CGデザインのコンテストに毎年応募しているとか、自作ゲームのCGモデルを提供した実績がある場合には強みになります。
CGデザイナーにおすすめの転職サイト
CGデザイナーに転職する方法として転職サイトを活用する方法もあります。
転職サイトと一言に行っても数多くの転職サイトの中からどのサイトを選ぶべきなのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこでここからはCGデザイナーにおすすめの転職サイトを4つ紹介していきます。
マイナビクリエイター
CGデザイナーにおすすめの転職サイト1つ目は、マイナビクリエイターです。
マイナビクリエイターはWebサービス・ゲーム業界専門の転職支援サービスです。
そのため、コンシューマーゲームからスマホゲームまでゲーム業界のCGデザイナーの求人案件が多数あり、ゲームの開発に携わりたい方におすすめの転職サイトといえるでしょう。
また、マイナビクリエイターではWeb・ゲーム業界出身のキャリアアドバイザーが利用者を様々な形でサポートしてくれます。
企業が求めるポートフォリオの作り方のアドバイス、利用者の希望や経験をもとに最適な求人紹介や面接日程の管理などの手厚いサポートが無料で受けられるのです。
以上からマイナビクリエイターはWeb・ゲーム業界への転職におすすめです。
マイナビクリエイターについての評判や口コミが知りたい方は、マイナビクリエイターの評判や口コミを調査したPacific Metaマガジンの記事も読んでみてくださいね。
doda
おすすめの転職サイト2つ目はdodaです。
dodaは自分で求人を探すだけでなく、エージェントサービスやスカウトサービスによって自分にマッチした仕事を教えてくれます。
dodaのエージェントサービスにはキャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当が設置されていて、それぞれのエージェントから異なるサポートが受けられるのです。
キャリアアドバイザーは転職に書類作成に関するアドバイスや利用者の強みなどを教えてくれ、採用プロジェクト担当は求人情報には載っていない案件を教えてくれたり、面接日程の調節などを担当しています。
Green
おすすめの転職サイト3つ目はGreenです。
Greenはゲーム業界からWeb広告業界までたくさんのCGデザイナーの求人が掲載されており、IT業界最大の掲載数を誇る転職サイトです。
Greenにはエージェントサービスはないものの、企業の人事担当から直接スカウトが届いたり、企業と直接連絡が取れるためスムーズにやりとりが行えるメリットもあります。
このようにGreenは気になる企業と直接やりとりをしたい方向けのサービスといえます。
リクナビNEXT
おすすめの転職サイト4つ目はリクナビNEXTです。
リクナビNEXTは日本最大級の求人データベースを持つ転職サイトです。
そのためたくさんの選択肢の中から自分が働きたい仕事を見つけられるでしょう。
また、リクナビNEXTでは「気になる」機能で登録した企業から直接応募のお誘いがくることもあり、スムーズに転職・就職を進められます。
そのほかにもサイト内では自分の強みがわかるグッドポイント診断や転職に関するノウハウを学べるページがあり、転職に役立つ情報を入手できます。
CGデザイナーへの転職まとめ
今回Pacific Metaマガジンでは「CGデザイナーへの転職について」以下のように紹介しました。
- 未経験からCGデザイナーになることは可能ですが、前職に培った能力や技術をCGデザイナーとしてどう活かせるのか説明する力が求められる。
- CGデザイナーを目指す志望動機として、単にCGデザインが好きという理由では他の志望者に埋もれてしまう可能性がある。
これまで自主的にCGデザインがあるなどの実績があると就職・転職活動の強みになる。 - CGデザイナーに転職する方法として、独学で勉強する方法やアルバイトとして働くなどの方法があるが、中でもプロの講師から直接の指導を受けられる専門学校やスクールに通う方法がおすすめ。
CGデザイナーは今後もさらに活躍の場が広がると考えられる職種であり、将来性のある仕事といえるでしょう。
CGデザイナーへ転職を目指す方は今回この記事で紹介したCGデザイナーに必要なスキルや資格を参考にして、転職・就職活動に役立ててくださいね。