ゲームクリエイターにとってパソコンは無くてはならないものであり、作業の快適さを左右する重要な相棒です。
ゲームクリエイターは、プログラミングや重いアプリの使用、3Dを扱うなどパソコンに負荷のかかる作業が多いです。
そのような負荷のかかる作業を快適に進めるために、どのくらいのスペックが必要なのでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームクリエイターのパソコンについて以下の内容を紹介していきます。
- ゲームクリエイターに最適なパソコンのスペックとは?
- ゲームクリエイターにおすすめのパソコンブランド4選
- ゲームクリエイターにおすすめのパソコン
- ゲームクリエイター向けのパソコンを選ぶメリット
- ゲームクリエイター向けでノートパソコンはあるか?
- ゲームクリエイターを目指す人におすすめの専門学校3選
他にも、パソコンショップの配送スピードやアフターサポートについても紹介します!
ゲームクリエイター、ゲーム開発に最適なパソコンのスペック
ゲームクリエイターが、ゲーム開発するにあたって必要なパソコンのスペックについて紹介します。
それそれのパーツの役割についても解説しますので、あまり詳しくない方も安心して読み進めてください!
CPU
CPUはパソコンを動作させるためのパーツで、パソコンの頭脳となります。
性能が高いCPUを選ぶことで、処理時間が短くなり快適に作業ができるようになります。
性能の低いCPUではフリーズしたり、最悪の場合データが壊れることもあるため作業に適したCPUを選びましょう。
ゲームクリエイターには、Intel Core i7、AMD Ryzen7以上がおすすめです。
ゲームクリエイターは、マルチタスクや負荷の大きいアプリケーションの使用、3Dゲームを扱う場合があります。
その際にもスムーズに作業ができるはずです。
メモリ容量
メモリは読み込んだデータや処理中のデータを一時保存するパーツです。
メモリの容量が大きいと、CPUがメモリ上のデータを一度に高速処理できます。
メモリ容量は、机の上をイメージするとわかりやすいです。
机の上が狭いと作業は少しずつしかできないですが、広いと大きなデータでも一気に片付けることができます。
ゲームクリエイターは一時保存のデータを多く使用するため、16GB以上のメモリがおすすめです。
3Dを扱う場合は、32GB以上のメモリを選びましょう。
ストレージ(SSD・HDD)
ストレージは、ソフトやデータを保存するパーツです。
大きく分けると、SSD(Solid State Drive)とHDD(Hard Disk Drive)の2種類あります。
ゲームクリエイターにはSSDがおすすめです。
容量は最低でも256GBは必要です。
容量を気にしたくない人は、512GB以上の物を購入しましょう。
SSDはデータの読み込みが速く、静音性に優れているため快適な作業ができます。
使用売るモデルにもよりますが、HDDより5〜20倍高速で処理ができます。
また、衝撃に強く故障しづらいため大切なデータの保存にも安心です。
SSDの欠点としては、価格が高いことがあげられます。
価格あたりの容量が小さいため、大きなデータをSSDのみで保存するとなるとかなりコストがかかります。
大容量にストレージが欲しいが、価格が心配な人にはSSDとHDDの併用がおすすめです。
SSDとHDDの特徴をまとめると以下のようになります。
種類 | メリット | デメリット |
SSD |
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HDD |
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グラフィックス(GPU)
グラフィックス(GPU)は、画面を表示したり、CPUの画像処理を手助けするパーツです。
高性能のGPUを搭載することで、4K動画の再生や3Dを表示するなどの作業が可能となります。
ゲームクリエイターには、2万円以上のGPUがおすすめです。
安いGPUでは、3Dの映像処理が滑らかでないこともあります。
2万円以上のモデルであればそのようなストレスはないでしょう。
GPUを搭載するメリットは主に以下の4点があります。
- フルHD以上の高解像度表示が快適
- 高画質で複数ディスプレイに映し出せる
- 動画編集、3DCG 、CADなどの高負荷作業が快適になる
- PCゲームを快適にプレイできる
GPUは、NVIDIAかAMDの2つのメーカーから選ぶことになります。
NVIDIAのGeForceは、GPUで最も普及しています。
3D処理がメインで、ゲームユーザー向けです。
AMDのRADEONは、2Dと3Dのバランスがよくコスパが良いです。
CPUも製造しているため、GPUとの相性もよくなります。
ゲームクリエイターにオススメのパソコンブランド
ゲームクリエイターにおすすめのパソコンブランドは4つあります。
それぞれの特徴について紹介していきます。
GALLERIAシリーズ/ドスパラ
ドスパラはBTOショップです。
BTOショップとは、CPUやメモリ、ストレージなどをカスタマイズができます。
そのため、自分が行う作業に最適なスペックのパソコンを手にすることが可能です。
ドスパラはBTOショップで1番在庫が多く、出荷も速いです。
BTOショップは1〜2週間待たされるのが一般的ですが、ドスパラでは翌日に出荷されます。
当日出荷の記載があるパソコンでは、正午までの注文で当日に届きます。
配送料も2,160円(税込)と業界最安値です。
価格帯もBTOショップの中では1番安く、安さを重視されている方にはかなりおすすめです。
安いですが、性能面も問題ありません。
GALLERIAはドスパラが販売しているゲーミングPCブランドです。
ゲーミングPCではありますが、ゲームクリエイターにとって必要なスペックは備えています。
標準のメモリが8GBであることが多いため、カスタマイズして16GBや32GBに変更しておきましょう。
無料で16GBに変更できるキャンペーンを実施してることもあるため、見逃さないようにしましょう。
GALLERIAには「R」、「X」、「Z」、「U」の4つのシリーズがあります。
Rが初めての人におすすめで、X、Z、Uと上がるにつれてハイズペックになっていきます。
GALLERIAの特徴を以下にまとめました。
おすすめな人 | 何よりコスパを重視する人 |
価格帯 | 10万円〜 |
出荷スピード | 翌日出荷(当日出荷可能な機種もある) |
おすすめ機種 | GALLERIA XA7C-R37 |
raytrekシリーズ/ドスパラ
raytrekは、先ほどのGALLERIAシリーズと同じく、ドスパラのブランドです。
クリエイター向けのブランドとして、展開されています。
クリエイター向けの中で、とにかくこのブランドはコスパがいいです。
また、カスタマイズをしなくても十分に使えます。
キーボードも付属するため、非常にお得です。
高速なデータ処理を行うSSDとDDR4メモリを採用しています。
合計3期の冷却ファンを搭載しているため、熱トラブルを防げます。
おすすめな人 | コスパのいいクリエイター向けパソコンが欲しい人 |
価格帯 | 8万円〜 |
出荷スピード | 翌日出荷(当日出荷可能な機種もある) |
おすすめ機種 | raytrek XV-Ti |
DAIVシリーズ/mouse
mouseは有名なBTOショップです。
CMを見たことがある人もいるでしょう。
mouseは、デスクトップからノートまでラインナップが幅広いのが特徴です。
ノートPCでも色域が広く、薄型でハイスペックな物があります。
サポートも充実しており、24時間365日電話対応しています。
また1年間の無料保証も付いてきます。
DAIVはmouseで販売されているクリエイター向けパソコンです。
DAIVは使用用途に応じて簡単に選ぶことができるため、悩んでしまう人でも購入がスムーズに行えます。
GPUはGeForce GTXシリーズやQuadroから選べます。
Quadroでは、10億6,433万色の色が表現できます。
また、3Dの扱いにも向いています。
Quadroは次に紹介するG-tuneでは選べないため、必要な方はDAIVの購入がおすすめです。
おすすめな人 | Quadro搭載のクリエイター向けPCが欲しい人 |
価格帯 | 10万円〜 |
出荷スピード | 1週間 |
おすすめ機種 | DAIV 4P |
G-tuneシリーズ/mouse
G-tuneは、mouseの販売しているゲーミングPCブランドです。
ゲーミングノートPCの売上では、業界No. 1です。
ラインナップも充実しています。
G-tuneは、第一線で活躍しているプロゲーマーも使用しているなどプロも認めています。
上位機種では、デスクトップと変わらない性能を持つものもあります。
デスクトップを置くスペースがないけど、ハイスペックなパソコンが欲しい人には最適なブランドです。
おすすめな人 | 高性能なノートPCが欲しい人 |
価格帯 | 10万円〜 |
出荷スピード | 1週間 |
おすすめ機種 | G-tune H5 |
ゲームクリエイターにおすすめのパソコン
ゲームクリエイターにおすすめのパソコン機種を紹介します。
購入の参考にしてみてください。
GALLERIA UA9C-R38
価格 | 409,979円(税込) |
CPU | Core i9-12900K |
メモリ | 32GB DDR5 SDRAM |
ストレージ | 1TB Gen4 NVMe SSD、2TB HDD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X |
販売ページ | ドスパラ |
GALLERIA UA9C-R38は、ドスパラの販売するGALLERIAシリーズの機種です。
各スペック申し分なく、カスタマイズなしでも十分に使える機種です。
140mmサイズの冷却ファンを搭載するなど、冷却機能も優秀ですね。
デザインはアルミ主体で、前面にはLEDライトを配置するなどスタイリッシュです。
LEDライトの色の変更も可能となっています。
ASUS TUF Gaming F15 FX506LH
価格 | 129,800円(税込) |
CPU | Core i7-10870H |
メモリ | 16GB DDR4-2933 |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
販売ページ | ASUS |
ASUS TUF Gaming F15 FX506LHは、台湾のメーカーASUSが販売しているノートパソコンです。
ノートパソコンですが、CPUはCore i7を搭載しているためゲームクリエイターでも使える機種です。
米軍の軍用規格のテストをクリアするなど、高音や振動、落下にも非常に強いのが特徴的です。
キーボードのWASDキーが透明になっているため、PCゲームを遊ぶ場合に役立ちます。
GALLERIA XA7C-R37
価格 | 259,980円(税込) |
CPU | Core i7-11700 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
販売ページ | ドスパラ |
GALLERIA XA7C-R37は、ドスパラの販売するGALLERIAシリーズの機種です。
1つ目に紹介したGALLERIA UA9C-R38と比べると、CPU、メモリ数、ストレージなどは劣りますがその分15万円ほど安く購入できます。
コスパの優れた機種です。
ゲームクリエイター向けのパソコンとその他用途パソコンの違い
ゲームクリエイターPCを購入するメリットは何でしょうか?
ここでは、ゲームクリエイターPCとゲーミングPCや一般向けPCとの違いを紹介します。
ゲーミングPCとの違い
クリエイターPCとゲーミングPCとの違いには2つあります。
1つ目が、ディスプレイのリフレッシュ・レートです。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に何回新しい画像を映せるかを指します。
リフレッシュレートが144Hzであれば、1秒間に144回更新できます。
ゲーミングPCでは、このリフレッシュ・レートが144Hzであることが多いです。
PCゲームでは、画面が激しく切り替わることが多いため高めになっています。
クリエイター向けPCでは、60Hzである場合が多いです。
作業で激しく画面が切り替わることはないため、ゲーミングPCよりも低い値になっています。
2つ目が、CPUの性能です。
クリエイター向けPCの方が、CPUのコア数が多く高性能なものであることが多いです。
コア数が多いと、複数の作業を行っても処理速度が落ちにくくなります。
クリエイターのため複数のソフトを動かしても、快適に作業でき利用になっています。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
一般向けPCとの違い
クリエイター向けPCと一般向けPCの違いは、処理速度です。
一般向けPCでは、重いソフトを使うことや、3Dの扱いなどを想定していません。
そのため、処理速度が遅く、なかなか作業が進みません。
クリエイター向けPCはCPUが高性能でGPUも搭載されているため、処理速度は速いです。
処理速度が遅いため、ゲームクリエイターに一般向けPCはおすすめできません。
ゲームクリエイター向けパソコンでノートパソコンはある?
ゲームクリエイター向けのノートパソコンはあります。
ただしデスクトップの方が、性能と値段のバランスがいいです。
同じ性能の場合、デスクトップよりも値段が高くなってしまいます。
ノートパソコンは熱がこもりやすく、性能が抑えられています。
そのため、クリエイター向けソフトを使用すると重くなる可能性があります。
持ち運びがどうしてもしたい人以外は、デスクトップがおすすめです。
ちょっとした資料作りなど、サブPCとしてであればノートパソコンを購入するのがいいでしょう。
ゲームクリエイターを目指す人にオススメの専門学校3選!
ゲームクリエイターを目指す人におすすめの専門学校を3つ紹介します。
気になるところがあれば資料請求してみてください!
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は1978年創立の歴史のある専門学校で、代アニの愛称で呼ばれています。
代アニは、全国8都市9校舎あります。
代アニは声優やアニメのことを学ぶイメージがあると思いますが、ゲームクリエイターになるための学科もあります。
ゲーム関連では、「ゲーム総合科」と「ゲームプログラミング科」の2つがあります。
ゲーム総合科では、1年時に企画書の書き方などについて学びます。
そして2年時に、「ゲームクリエイター科」、「ゲームプランナー科」「ゲームビジネス科」の3つから自分の好みに合わせて選択することが可能です。
「ゲームクリエイター科」では、プログラミングの基礎から学んでいきます。
その後、ゲーム開発に必要な企画力や専門技術・知識などを身につけていきます。
実際にゲームクリエイターとして活躍している講師からの指導が受けられるため、実戦に即した能力が得られるでしょう。
代アニは奨学金や学費免除制度もあるため、学費が心配な人も安心です。
このようなサポートも充実しているため、気になる方は資料を請求してみてください!
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジは、ゲームに特化した専門学校です。
全国14都市に14校舎あるため、通いやすいですね。
さらにフランスにも1つ校舎があるのは驚きです。
ヒューマンアカデミーでは、プログラマー専攻、プランナー専攻、CGデザイナー専攻、アニメータ専攻、e-Sports専攻の5つがあります。
ヒューマンアカデミーは、実践に力を入れているのが特徴です。
ゲーム開発には1つで10ヶ月かかるのが平均ですが、ヒューマンアカデミーでは在籍中に10本作り上げることを目標としています。
他の専攻のメンバーとともにチームを組んで制作するため、実際の仕事に近い形での経験が得られます。
「全国ゲーム合宿」という自分で作ったゲームを企業の人とに見てもらうイベントもあります。
作品が認められれば、その日のうちに内定が出ることもあります。
今なら資料請求をしますと、ゲーム業界のことがわかる「ゲーム制作を学ぶ前に読む本」のプレゼントがあります。
少しでも気になった方は、資料請求してみましょう!
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院は、アニメやマンガ、ゲームなどのついて学べる専門学校です。
校舎は東京にあります。
アミューズメント総合学院には、「ゲームプログラマー学科」、「ゲームクリエイター学科」、「ゲーム・アニメ3DCG学科」の3つのゲームに関わる学科があります。
アミューズメント総合学院の1番の特徴は「産学共同」です。
在学しながらも、市場に作品を出すことができます。
なぜならAMGグループという会社があるためです。
AMGグループと、在校生・卒業生が協力し作品を作り上げます。
ゲーム業界の就職率は94%を誇ります。
就職実績として、ガンホーやカプコン、バンダイナムコなど有名企業も多数あります。
能力があれば、在学中にプロなることも可能です。
気になる方は無料なので、まずは資料請求をしてみてください!
「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームクリエイター向けのパソコンについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームクリエイター向けのパソコンについて以下の内容を中心に紹介しました。
- CPUはIntel Core i7、AMD Ryzen7以上がおすすめ
- メモリは16GB以上のメモリがおすすめ
3Dを扱う場合は、32GB以上のメモリがいい - ストレージはSSDで最低でも256GBは必要
容量を気にしたくない人は512GB以上を選ぶ - GPUは2万円以上がおすすめ
- ドスパラは発送が速い
- GALLERIAはコスパ重視の人におすすめのPC
- raytrekはコスパのいいクリエイター向けPCが欲しい人におすすめ
- DAIVはQuadro搭載のクリエイター向けPCが欲しい人におすすめ
- G-tuneは高性能なノートPCが欲しい人におすすめ
- クリエイター向けPCとゲーミングPCはリフレッシュ・レートとCPUの性能が違う
- クリエイター向けPCと一般向けPCは処理速度が全然違う
- ゲームクリエイター向けのノートPCはあるが、基本的にデスクトップがおすすめ
- ゲームクリエイターを目指すなら代々木アニメーション学院・総合学園ヒューマンアカデミーがおすすめ
ゲームクリエイターといっても、作りたいゲームによって必要なパソコンのスペックは異なります。
自分がどんなゲームを作っていきたいかを考えて、最適なパソコンを手に入れてください!