XRPの保有と運用を手がけるトレジャリー(財務管理)企業のエバーノースは、特別買収目的会社(SPAC)のアルマダ・アクイジション・コープIIとの事業統合を完了しました。同社は統合完了時点で約4億7,300万XRP(約1,041億円相当)を保有しており、データサイトのコインゲッコーの集計においても上場するXRP特化型トレジャリー企業として世界最大規模となります。統合後の株式はティッカーシンボル「XRPN」として、10月12日に米ナスダック市場で取引が始まる予定です。機関投資家向けのブロックチェーン金融が発展する中、ナスダック上場企業の統治基準を保ちながらXRP経済圏へ資本を投じる役割を担うと見られます。
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機関投資家向け資本の供給とエコシステム拡大戦略
エバーノースは今回のナスダック上場を通じて、機関投資家向けのブロックチェーン金融の成長を支援する資金の出し手となる方針を掲げています。同社は、トークン化資産(現実資産などをブロックチェーン上で発行したトークン)やオンチェーン上の信用市場、決済基盤が規模を拡大するためには大規模な資本が必要になると認識しています。
これに対し、エバーノースはナスダック上場企業として求められる厳格な報告、統治、開示の基準に則って運営を行いながら、集めた資本をXRP経済圏に投入していく考えです。同社のアシーシュ・バーラCEOは、インフラやユースケースの拡大を支援しつつ、1株あたりのXRP保有量を増やす運用戦略を推進していく意向を示しています。
有力暗号資産ファンドからの資金確保と上場スキーム
今回の株式公開にあたり、エバーノースはアリントンXRPキャピタル・ファンドLPがスポンサーを務める特別買収目的会社(SPAC)のアルマダとの統合を選択しました。本取引により、取引費用の控除前で約3億ドルの現金を調達しています。
出資者にはデジタル資産分野の主要企業や機関投資家が名を連ねています。具体的には、2億ドルの出資を行ったSBIグループをはじめ、リップル、パンテラキャピタル、アリントンキャピタル、クラーケン、GSRなどから資本を確保しました。大手金融機関や暗号資産ファンドの支援を背景に、世界的な投資家基盤を整えた体制で市場デビューを迎えることになります。
ポイント
- エバーノースがSPACのアルマダとの事業統合を完了し、10月12日にティッカーシンボル「XRPN」で米ナスダック市場へ上場する予定です。
- 統合完了時点で約4億7,300万XRP(約1,041億円相当)を保有し、上場するXRP特化のトレジャリー企業として世界最大規模となります。
- 取引費用控除前で約3億ドルの現金を調達し、SBIグループ(2億ドル出資)やリップル社、パンテラキャピタルなど有力投資家が資本を拠出しています。
- 上場企業基準の透明性や統治を維持しながら、トークン化資産や決済基盤といったXRP経済圏のインフラへ資本を投じる点で業界から重要視されます。
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